詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "スイゼンジナ"
66件中 1-20の結果を表示しています
  • 篠宮 邦彦
    日本調理科学会誌
    2019年 52 巻 5 号 361-363
    発行日: 2019/10/05
    公開日: 2019/10/11
    ジャーナル フリー
  • 只野 武, 根本 幸夫
    日本補完代替医療学会誌
    2021年 18 巻 1 号 43-45
    発行日: 2021/07/12
    公開日: 2021/07/15
    ジャーナル フリー
  • 清水 康弘, 今田 隆文, 大野 友道, 張 慧利, 下村 講一郎
    日本食品科学工学会誌
    2010年 57 巻 12 号 539-545
    発行日: 2010/12/15
    公開日: 2011/01/31
    ジャーナル フリー
    今回の検討で,
    スイゼンジナ
    色素はアントシアニン色素の中でも,極めて耐光性・耐熱性に優れた色素であり,一般にアントシアニン色素の退色が著しい中性に近いpH域においても高い安定性を示す色素であることが明らかになった.また,実際の飲料に応用した際にも高い安定性を示した.これまでにもセイヨウアサガオ,キキョウなどに高度にアシル化され,安定性に優れたアントシアニンが含まれていることが報告されているが10) ,これらは食経験の無い花弁に含まれているものである.一方,
    スイゼンジナ
    は本邦において古くから伝統野菜として食されており,さらに今回示したように復帰突然変異原性を持たないことから,安全でイメージの良い食用天然色素として利用できる可能性が高いものと考えられる.
    スイゼンジナ
    色素の色調はアカキャベツ色素およびムラサキイモ色素に比較的近いものであった.2009年の食品添加物の国内市場において,アントシアニン色素に占めるアカキャベツ色素の割合は約27%,ムラサキイモ色素は約16%である15) .市場において大きな割合を占める両色素に近い色調を有することから,新規食用天然色素として大きな可能性が期待できる.
    以上のように,
    スイゼンジナ
    は優れたアントシアニン色素の原料植物として利用できることが示唆された.しかしながら,
    スイゼンジナ
    は本研究で比較対象としたアカキャベツ等に比べて色素含量が低いという問題がある.この課題の解決に向けて,著者らは
    スイゼンジナ
    アントシアニンの生合成に関与する遺伝子解析にも着手している16) 17) .これによって,
    スイゼンジナ
    のアントシアニン産生メカニズムを解明し,効率的な
    スイゼンジナ
    アントシアニンの蓄積を達成することで,本色素の産業利用が可能となることが期待される.
  • *小川 滋之
    日本地理学会発表要旨集
    2015年 2015a 巻 614
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/10/05
    会議録・要旨集 フリー
    研究の背景と目的
    スイゼンジナ
    Gynura bicolor)はキク科ギヌラ属草本植物であり,インドネシア,モロッカ諸島が原産であると考えられている.東アジアでは伝統野菜として古くから食されてきたが,市場に流通することは少なかった.しかし近年の研究成果により,ポリフェノール含有量が高い健康野菜として注目されるようになった.今後,健康野菜として普及する中では,地域ごとの個体の特徴を明らかにすることが重要になると考えられる.以上のことを踏まえて,
    スイゼンジナ
    の葉形態の違いについて報告する.

    スイゼンジナ
    の産地分布
    インターネット(Google)を用いて学名を検索し,個体の写真が掲載されているサイト,なおかつ写真撮影地域が特定できるサイトを対象に集計する調査を行った.インターネット上にみられる言語数そのものが影響している可能性は高いが,日本や中国,台湾などの東アジア地域が大半を占め,原産地のインドネシアを含む東南アジア地域の産地が少ない傾向がみられた.地域名では,水前寺菜(日本・熊本),金時草(日本・石川),紫背菜(中国・広東),红凤菜(台湾・台北),Okinawan spinach(アメリカ),ハンダマ(琉球),ว่านท้องใบม่วง(タイ・チェンマイ)などがみられた.

    産地ごとの
    スイゼンジナ
    葉形態の比較
    調査用の個体サンプルには,各産地から入手し,千葉県松戸市内の圃場において同条件下で栽培して苗を用いた.東日本地域産など全体的に北方系産地ほど長細い葉であることがわかった.他には,表面に羽毛があり鋸歯葉の先島地域(石垣島)産,葉裏の紫色が濃い中国広東省産など地域ごとに特有の形態がみられた.

    スイゼンジナ
    の葉形態が異なる要因
    スイゼンジナ
    は,地域ごとに意図的に品種改良を行った報告はない.日本に伝わったのは18世紀であり,苗生産には挿し芽が用いられている.こうしたことから各々の産地の自然環境に適応して地理的変異が起こったとは考えにくい.地域の人々の食文化などに合わせて,求められる形態へと変異したのではないかと考察した.
  • *小川 滋之
    日本地理学会発表要旨集
    2016年 2016a 巻 103
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/11/09
    会議録・要旨集 フリー
    研究の背景と目的
    スイゼンジナ
    Gynura bicolor)は,キク科サンシチソウ属の多年生の草本植物である.日本,中国,台湾などの東アジアを中心とした広い地域で伝統野菜として古くから食されてきた.しかし,市場に流通することは少なかったため,産地の広がりや各産地の事情はあまり知られていない.原産地もインドネシアのモルッカ諸島や中国南部,タイ北部など諸説あり定かではない.地産地消が叫ばれる現在において,伝統野菜の普及を進める中では産地の事情を明らかにすることが重要である.以上のことを踏まえて,本研究では
    スイゼンジナ
    の産地分布と地域名を報告した.

    調査方法
    インターネット(Google)を用いて学名を検索し,個体の写真が掲載されているサイト,なおかつ写真撮影地域が特定できるサイトを対象に集計した.現地調査では,産地の分布,販売の形態と地域名を直接確認した.

    スイゼンジナ
    の産地分布
    この調査では,インターネット上にみられる言語数そのものが影響している可能性は高い.しかし,日本や中国,台湾などの東アジア地域が大半を占め,原産地のインドネシアを含む東南アジア地域の産地が少ない傾向がみられた.
    現地調査では,東アジアの中でも日本の南西諸島や台湾中部以北,中国南部の一部地域では農産物直売所や屋外市場で多く販売されており,人々に日常的に食されていた.東南アジアではタイ北部の植木市場や少数民族の集落にみられる程度で少なかった.これらの流通量からみると,原産地はインドネシアではなく中国南部からタイ北部の地域が有力であると考えられた.

    スイゼンジナ
    の地域名
    日本では標準和名の
    スイゼンジナ
    が,地域名としては水前寺菜(熊本県),金時草(石川県),式部草(愛知),ハンダマ(南西諸島)がみられた.他では,地域あるいは企業が商標登録をしている事例として水前寺菜「御船川」(熊本県御船町),ガラシャ菜(京都府長岡京市),ふじ美草(群馬県藤岡市), 金時草「伊達むらさき」(宮城県山元町)がみられた.
    日本以外では,紅鳳菜(台湾),観音菜(中国上海市),紫背菜(中国広東省,雲南省,四川省),แป๊ะตำปึง(タイ北部)がみられた.東南アジアでは
    スイゼンジナ
    の近縁種(Gynura procumbens)のほうが多く,タイ北部(แป๊ะตำปึง)やマレーシア,クアラルンプール(Sambung nyawa)では名称に混同がみられた.近縁種については,沖縄島の沖縄市や読谷村においても緑ハンダマという名称で販売されていた.このように
    スイゼンジナ
    は,地域ごとに様々な名称があり伝統野菜となっていることが明らかになった.
  • 山川 結衣
    日本科学教育学会研究会研究報告
    2023年 38 巻 2 号 291-294
    発行日: 2023/12/09
    公開日: 2023/12/07
    研究報告書・技術報告書 フリー

    本研究では,沖縄の生徒が理科の授業で学ぶものは身近ではないという潜在意識があることが課題であるとし,沖縄の文化に関連した理科の授業を行うことで,生徒の学習意欲に変化がみられるのではないかと考えた.授業づくりにおいて,沖縄の自然や文化に関する題材を用いることで,生徒の興味・関心を引き,理科と日常生活との関連性への気づきが得られることや,実践意欲が高まることが分かった.また,生徒自身で学習内容を応用し,科学的な根拠に基づき,新しい考え方へと発展させることができると実感できた.

  • 大谷 基泰, 長谷田 望, 瀧平 路明, 大原 隆明, 神戸 敏成
    北陸作物学会報
    2021年 56 巻 65-68
    発行日: 2021/03/16
    公開日: 2022/05/09
    ジャーナル フリー
    日本で食用として利用されている2種のギヌラ属植物(
    スイゼンジナ
    とミドリハンダマ)の葉片から植物体再 分化に及ぼす植物成長調節物質の効果について検討した.
    スイゼンジナ
    とミドリハンダマの両種共に葉片からの 不定芽の再分化にはNAAとTDZの併用が有効であった.不定芽を形成した葉片の割合が最も高かった培地は,
    スイゼンジナ
    ではNAA 0.2 ㎎ /lとTDZ 0.2 ㎎ /lを添加した培地で,85.5±20.5(標準偏差)%の葉片から不定 芽が再分化し,ミドリハンダマではNAA 2 ㎎ /lとTDZ 2 ㎎ /lを添加した培地で,56.7±18.9(標準偏差)%の 葉片から不定芽が再分化した.再分化した不定芽は植物成長調節物質を含まないLS培地に移植することによっ て容易に発根して完全な幼植物体になった.
  • 小川 滋之
    熱帯農業研究
    2018年 11 巻 1 号 15-20
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/10/25
    ジャーナル フリー
  • 會澤 雅夫, 玉代勢 優奈, 安次富 厚, 大城 篤
    日本植物病理学会報
    2022年 88 巻 1 号 31-34
    発行日: 2022/02/25
    公開日: 2022/03/26
    ジャーナル フリー

    Sooty blotch was found on Gynura bicolor seedlings in Okinawa Prefecture in 2017. Fungal-like isolates, mainly obtained from the lower leaves, caused similar symptoms on plants sprayed with individual isolates, which were identified as Zasmidium gynurae based on morphological characteristics and sequences of rDNA ITS regions. This is the first report of a disease of G. bicolor caused by Z. gynurae in Japan, and we propose the Japanese name “susuhan-byou” (sooty blotch) of Gynura bicolor.

  • *小川 滋之
    日本地理学会発表要旨集
    2019年 2019a 巻 311
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/09/24
    会議録・要旨集 フリー

    はじめに 

    スイゼンジナ
    Gynura bicolor)は,熱帯アジアの山岳地域が原産とされている葉菜である.日本には江戸時代中期に中国から伝来した.熊本県の伝統野菜「水前寺菜」,石川県金沢市の伝統野菜「金時草」,沖縄県の伝統的農産物「ハンダマ」として有名である.近年,ポリフェノール成分が豊富に含まれ,健康的な野菜であることが注目され,安価に通年生産できる強みから,葉菜が品薄になる時期の出荷が期待されている.日本以外でも,タイの山岳地域を中心にモン族が伝統的に用いているほか,中国南部や台湾でも紫背菜や観音菜,紅鳳菜などの名前で古くから食されている.東南アジア,東アジアとしてみても伝統的な野菜といえる.

    分布や葉形態の特徴については,断片的な報告ながら日本の各産地ごとに形態が異なることが指摘されてきた.北限型(宮城産など),東西日本型(石川,熊本産など),北中琉球型(屋久島,奄美大島など),南琉球型(宮古島,石垣島など)などに分類された.しかしアジア地域を広くみると,その全容は明らかになっていない.同属の近縁種と混同されている事例も多く,植物種としても不確かである.広く研究することが種としての特徴を明らかにすることになるほか,東南アジアから日本に至る食文化のつながりを解明にもつながるといえる.

    以上のことを踏まえて,日本と周辺アジア地域における

    スイゼンジナ
    の分布と形態的な特徴を明らかにし,各地域で流通する個体について考察する.

    試料の解析 海外における栽培実験,試料移動の不可を想定して,正確に容易に結果が得られる方法を検討した.国内16産地の個体を埼玉,千葉,静岡などで栽培実験(期間1〜4年)をして形態変異を観察したほか,それを試料として葉形態と遺伝子型の解析方法を比較した.栽培環境や期間により生育差は生まれるものの,形態変異は起こらないこと,二つの解析方法ではほぼ同様の結果が得られることが明らかになった.

    中国および台湾 中国5地域(上海,重慶など)と台湾5地域(台北,台中など)のスーパーマーケットや屋外市場では,一般的な葉菜として流通していた.各地域で約200gの試料の葉形態を解析したところ,中国産の葉がやや細長く鋸歯の発達が顕著なこと,台湾産の葉の色素が濃いことが特徴としてみられたが,産地間の差は小さかった.集約栽培が進み,高品質で均一な特徴を持つ個体が選抜され流通していることが要因として考えられる.

    東南アジア タイ北部やラオスの屋外市場やモン族の集落などでみられる個体の葉形態を解析したところ,

    スイゼンジナ
    2型が見つかった.ミャンマー,ベトナム,インド北東部でも分布情報を得たが,自家消費用で流通する個体はなかった.
    スイゼンジナ
    として混同される種や同様に利用される種G. procunbens, G. divaricata, G. nepalensis, G.cusimbuaが,種不明Gyunura属1種がみられた.

    結論 

    スイゼンジナ
    の分布をみると,原産地とみられる熱帯アジアでは種として定かでないものもみられたが,中国や台湾,日本では種として定かであり,市場への流通量も多かった.また,今回の葉形態を解析については,試料数が少ないながらも産地ごとつながりや利用,伝播経路を解析する方法として期待できる結果が得られた.

  • *小川 滋之
    日本地理学会発表要旨集
    2018年 2018a 巻 618
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/12/01
    会議録・要旨集 フリー
    スイゼンジナ
    Gynura bicolor)とは 
    タイからインドにかけての山岳地域が原産とされており,アジア各地域で食される葉菜である.日本では江戸時代中期に中国から伝来し,熊本県で栽培されたのが始まりとされている.熊本県の伝統野菜「くまもとふるさと野菜,水前寺菜」のほか,石川県金沢市の伝統野菜「加賀野菜,金時草」,沖縄県の伝統的農産物「島野菜,ハンダマ」としても有名である.近年,ポリフェノール成分が豊富に含まれ,健康的な野菜であるということが注目されている.安価に通年生産できる強みから,葉菜が品薄になる時期の出荷が期待されている.

    研究の背景と目的 これまでの研究(小川2018)では,日本国内における産地は宮城県山元町から南西諸島まで広く分布していること,伝統野菜としての自治体認定や特産化を目指している産地(京都府長岡京市など)があることなどが明らかにされた.しかし,伝来経路や産地間の交流については十分とはいえない.基本的な情報を明らかにしていくことが伝統野菜としての生産の維持や普及拡大につながるといえる.

    本報告では,日本にみられる
    スイゼンジナ
    の伝播経路を明らかにすることを目的にした.
    スイゼンジナ
    は個体変異が大きいものの,1属1品種であり明確に品種改良された事例はない.しかし,産地ごとに形態の違いがあることに着目して研究を進めた.

    材料および方法 国内にみられる16産地と対照として台湾1産地の計17産地を対象にした.生産される個体の起源や生産方法を,各産地において聞き取りした.これに加えて,千葉県の同一条件下で3年間生育させた各産地の個体を用いて形態比較を行った.

    伝播に関する各産地の情報 各地に古い地域名や栽培方法が記された文献,南西諸島の呉継志「質問本草」(1837)があることから,19世紀までには全国的に栽培が広がった.しかし生産が途絶えた地域も多く,現在に至る産地は石川県金沢市,熊本県,南西諸島(各島嶼)に限られた.これらの地域が元祖となり,昭和時代以降の産地となったとみられる.たとえば,熊本県御船町から京都府長岡京市,金沢市から愛知県豊橋市や群馬県藤岡市に伝えられた.また苗は挿し芽により生産されており,石川県金沢市内と熊本県内ではいくつかの生産元に特定できた.南西諸島内は,栽培に関する情報が乏しいことから不明であった.

    形態的な地理変異 産地ごとの葉の偏平率,鋸歯の深さ,厚み,羽毛の有無に着目した.日本にみられる
    スイゼンジナ
    は,北限型(宮城県山元町など3産地),東西日本型(石川県金沢市,熊本県御船町など6産地),北中琉球型(屋久島,沖縄島など4産地),南琉球型(石垣島など3産地)に分類することができた.

    葉形態からは,金沢市と熊本県との違いはほとんど見られないものの,宮城県山元町などの北限型とは明確に異なった.北限型は,台湾型や南琉球型と形態的に近く,かつてこれらの地域から導入された可能性がある.南西諸島にみられる北中琉球型と南琉球型は,他産地とは違いが大きく,中国からの伝来経路そのものが異なる可能性が考えられた.



    〈引用文献〉
    小川滋之2018. 日本国内における
    スイゼンジナ
    の産地分布と地域名,生産と流通の特徴.熱帯農業研究11,p15-20.
  • 山口 典子, 大場 和彦, 生駒 泰基
    日本土壌肥料学会講演要旨集
    2007年 53 巻 30
    発行日: 2007/08/22
    公開日: 2017/06/24
    会議録・要旨集 フリー
  • 加治 俊幸
    日本土壌肥料学会講演要旨集
    2007年 53 巻 29
    発行日: 2007/08/22
    公開日: 2017/06/24
    会議録・要旨集 フリー
  • 〓山 幹司, 郡司掛 則昭
    日本土壌肥料学会講演要旨集
    2007年 53 巻 28
    発行日: 2007/08/22
    公開日: 2017/06/24
    会議録・要旨集 フリー
  • 多々良 明夫, 天野 善規, 杉山 恵太郎
    関西病虫害研究会報
    2008年 50 巻 141-142
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/06/23
    ジャーナル フリー
  • 九州病害虫研究会
    九州病害虫研究会報
    2018年 64 巻 89-92
    発行日: 2018/11/28
    公開日: 2019/06/01
    ジャーナル フリー
  • 2018年 九州沖縄地域における主な病害虫の発生概況
    九州病害虫研究会報
    2019年 65 巻 118-119
    発行日: 2019/11/30
    公開日: 2020/06/10
    ジャーナル フリー
  • 植松 繁, 神崎 菜摘, 水久保 隆之
    日本線虫学会誌
    2016年 46 巻 2 号 83-86
    発行日: 2016/12/20
    公開日: 2017/05/10
    ジャーナル フリー

    2015 年2 月に石川県金沢市末町の育苗ビニルハウスに発生した萎縮症状を示す

    スイゼンジナ
    の幼株の根から夥しい量のネグサレセンチュウが分離された。後日、この苗を植えた金沢市樫見町の本圃でも同じネグサレセンチュウの発生が確認された。形態形質に基づく同定により、本種はキタネグサレセンチュウやニセミナミネグサレセンチュウから区別される未知のネグサレセンチュウであると判明した。本種は唇部体環が2 または3 に見え、食道腺の腸との重複が比較的長く(43–68 μm)、後部子宮枝が相対的に長く痕跡的卵巣をとどめていた。リボソームRNA のSSU、ITS1,ITS2、D2-D3 LSU の全配列の決定を試みたが、PCR による直接配列決定では明確な分子配列を得られなかった。

  • 林 美央, 岩下 恵子, 勝部 直美, 八巻 幸二, 小堀 真珠子
    日本食品科学工学会誌
    2002年 49 巻 8 号 519-526
    発行日: 2002/08/15
    公開日: 2010/01/20
    ジャーナル フリー
    金時草(
    スイゼンジナ
    )より調製した赤紫色素を含む熱水抽出物は,HL60ヒト白血病細胞の増殖抑制効果を示した.金時草熱水抽出画分をSepPakC18カラムで分画して得られた吸着画分は,アントシアニンを含み,熱水抽出画分より高いHL60細胞増殖抑制効果及びDPPHラジカル消去能を示した.既知のアントシアニジンであるperalgonidin, delphinidin及びmalvidin及びmalvidin 3-glucoside (oenin)がHL60細胞増殖抑制効果を示したため,金時草SepPakC18カラム吸着画分及びこれらのアントシアニジンのアポトーシス誘導効果を検討した結果,SepPakC18カラム吸着画分及びアントシアニジンは,HL60細胞において,アポトーシス小体の形成及びDNAの断片化を誘導し,アポトーシスを誘導することが明らかになった.金時草SepPakC18カラム吸着画分をSephadex LH20カラムで分画して得られた画分は,アントシアニン含量の高い画分においても,ポリフェノール含量が高くかつアントシアニン含量の低い画分においても,HL60細胞アポトーシス誘導効果が認められた.SepPakC18カラム吸着画分は金時草の持つ機能性を高く維持したまま,天然着色料として利用できる有用な画分であるといえる.
  • 宮武 頼夫
    やどりが
    2008年 2008 巻 216 号 50-51
    発行日: 2008/03/31
    公開日: 2017/08/19
    ジャーナル フリー
feedback
Top