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クエリ検索: "スヌーズレン"
105件中 1-20の結果を表示しています
  • 藤澤 憲
    発育発達研究
    2021年 2021 巻 90 号 37-45
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/07/02
    ジャーナル フリー

    In this paper, we examined the impact of watching a bubble tube, a type of Snoezelen device, on physiological indices of both students with intellectual disabilities and healthy students in multisensory environments, noting the significance of developmental support in multisensory environments. Psychological statistics showed that heart rate is significantly lower at the 5% level at 5 and 10 minutes after starting class a dark environment than in a brightly-lit environment, for both students with intellectual disabilities and healthy students. There was no significant difference in percutaneous arterial oxygen saturation (SpO2) prior to starting, or at 5 minutes and 10 minutes after starting, suggesting that the tube affects cardiopulmonary function more than respiratory function. Among students with intellectual disabilities, behavioral changes such as stabilization of emotions and sleepiness were observed. In this study, it was suggested that a dim multisensory environment helps both children with intellectual disabilities and healthy students to control visual stimuli, leading to psychological stability.

  • 柳本 雄次, 大崎 博史, 西村 知哉
    リハビリテーション・エンジニアリング
    2018年 33 巻 3 号 105-106
    発行日: 2018/08/01
    公開日: 2019/11/01
    ジャーナル フリー
  • −心拍変動と自発的行動による検討-
    北川 かほる, 岩永 誠
    日本重症心身障害学会誌
    2013年 38 巻 3 号 501-506
    発行日: 2013年
    公開日: 2021/08/25
    ジャーナル フリー
    本研究は、感覚刺激に好みの違いが見られる重症心身障害者を対象として、
    スヌーズレン
    環境における反応を、心拍変動と自発的行動の側面から検討した。対象は、サイドグローに対する興味が強い1名と弱い1名の在宅重症心身障害者2名である。薄暗い
    スヌーズレン
    室と明るい多目的活動室でのサイドグローに対する反応の再現性を見るために2期にわたって観察した。活動中の心電図を測定し心拍変動解析を行い、自発的行動はビデオに録画して分析した。その結果、事例1の心拍変動解析では、
    スヌーズレン
    室は多目的活動室に比し交感神経系活動が高くなったが、事例2では交感神経系活動と副交感神経系活動に有意差は認められなかった。また、心拍数と自発的行動時間は、事例1では1期と2期で結果に再現性を認めたが、事例2では1期と2期で異なる結果となった。これらの結果から、①個々の重症心身障害児(者)の活動で
    スヌーズレン
    室に興味をもつ感覚刺激機器があれば、ポジティブな生理的覚醒を引き起こすこと、②心拍変動(HF、LF/HF)は応答・能動的行動が乏しい重症心身障害児(者)の客観的評価として有用であることが示唆された。
  • 姉崎 弘
    特殊教育学研究
    2013年 51 巻 4 号 369-379
    発行日: 2013年
    公開日: 2015/03/19
    ジャーナル フリー
    近年、わが国の肢体不自由特別支援学校に在籍する重度・重複障害児の教育を中心に、
    スヌーズレン
    (Snoezelen)を自立活動の授業に取り入れる学校が増えている。しかし、わが国では
    スヌーズレン
    は教育法ではない、との見方もあることから、本稿では、まず
    スヌーズレン
    に関する国内外の学術書・研究論文を対象として
    スヌーズレン
    の概念に関する研究動向を分析し、
    スヌーズレン
    には「レジャー」のほかに「教育」や「セラピー」としての側面があることを明らかにした。したがって、
    スヌーズレン
    は教育活動であるといえる。次に、
    スヌーズレン
    教育を定義し、感覚教育法等における位置づけや重度・重複障害児教育の現場への導入の意義を考察し、今後の展望について論じた。特に、
    スヌーズレン
    による授業は、重度・重複障害児の発達を支援する新しい教育方法として注目されるばかりか、発達障害児や不登校児などにも有効であることが示唆された。
  • 西尾 幸一郎, 秋本 俊, 田中 祐作, 松原 斎樹
    デザイン学研究
    2012年 59 巻 2 号 2_57-2_62
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/09/20
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は、若年者に対する
    スヌーズレン
    空間の効果について心理的・生理的側面から検討し、建築デザインの中で
    スヌーズレン
    空間をリラクセーションの場として取り入れる上での基礎的知見を得ることである。T高専の健康な学生 20名を対象とし、
    スヌーズレン空間外とスヌーズレン
    空間における被験者の反応を比較した。その結果、以下のことが明らかになった。
    スヌーズレン
    空間で過ごすことは、総合的な気分を改善させる効果があり、とりわけ緊張感や抑うつ、疲労感を緩和させるという気分の改善効果が期待できる。一方で、気分に及ぼす効果は
    スヌーズレン
    空間の環境条件によって異なり、活気を下げるというマイナスの効果が生じることもある。また、
    スヌーズレン
    空間の視覚刺激系の設備・機器を操作し、環境条件を変化させることで、空間の印象に及ぼす心理的効果が大きく異なる。以上より、若年者に対する
    スヌーズレン
    空間の効果の一端が明らかになった。
  • デザインとの協働に向けたHPSからの提案
    沼野 博子, 住吉 智子
    デザイン学研究特集号
    2016年 24 巻 1 号 2-5
    発行日: 2016/11/30
    公開日: 2021/04/16
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 鯵坂 誠之, 池田 友美, 郷間 英世, 鎌倉 義雄, 武田 雅代
    日本重症心身障害学会誌
    2018年 43 巻 2 号 315
    発行日: 2018年
    公開日: 2021/01/21
    ジャーナル フリー
    目的 近年、外部環境からの刺激を与える方法の一つとして「
    スヌーズレン
    」と呼ばれる支援が行われている。そこでは主に「視覚」「聴覚」「嗅覚」「触角」などの感覚を刺激する設備機器が設けられていることが多い。本研究では視覚刺激と聴覚刺激を同時に発生させ、その効果を比較することで重症心身障害児の自発的行動の傾向を明らかにすることを目的とする。 方法 N地区における重症心身障害児の放課後等デイサービス施設に、施設の一室を
    スヌーズレン
    空間にするための装置を設置する。調査は被験者となる重要心身障害児6名(S1〜S6)に対して、調査A:視覚刺激のみの場合、調査B:視覚刺激と聴覚刺激を同時に発生させた場合、の二回に分けて20分間ずつ行う。また
    スヌーズレン
    実施に先立ち、平常時の状況も記録する。調査中は被験者のことを日常的によく知る介護者が付き添い、表情・動作・発語・意識・その他の様子を記録してもらい、
    スヌーズレン
    実施後にヒアリングを行う。分析ではヒアリング内容を時系列で整理し、質的帰納的に意味解釈を行う。 結果 平常時と
    スヌーズレン
    利用時のいずれの場合も、調査開始時は各被験者に緊張が見られるが、
    スヌーズレン
    利用時は5分程度経過すると落ち着きだす様子が確認された。平常時には頭を動かすしぐさや眼球の動きが行動として現れたが、平常時より
    スヌーズレン
    利用時の方が自発的な行動(たとえば被験者S1については嬉しいときや楽しいときのみに行う胸の前で手を合わせるポーズなど)が見られた。また、調査Aよりも調査Bのほうが
    スヌーズレン
    への興味を示す行動時間が長くなった。特に調査Aでは15分経過後に眠くなる被験者が多かったが、調査Bでは20分経過するまで自発的な動きが継続された。 考察
    スヌーズレン
    の利用は平常時よりも自発的行動が促されるとともに、視覚刺激に加えて聴覚刺激が合わさると、その自発的行動が継続される傾向が明らかとなった。
  • −児と過ごす空間・時間を提供して−
    間島 真紀子, 阿部 綾子, 佐藤 純子, 土井 恵子
    日本重症心身障害学会誌
    2017年 42 巻 2 号 209
    発行日: 2017年
    公開日: 2019/06/01
    ジャーナル フリー
    目的 当院の重症心身障がい児病床では、構造上ベッドサイドでの家族面会が主であり、医療機器の操作音等の雑音は避けられない。そこで
    スヌーズレン
    を導入、プレイルームで母親と児が落ち着いて過ごす空間・時間を提供し、母親の心境がどのように変化するのか調査した。 方法 1.期間:2015年8月〜12月 2.対象:長期入院中の重症心身障がい児(3〜16歳)7名の母親 3.方法:障害児を育てる親のストレスが測定できるQRS簡易版(稲浪他1994)を用い、
    スヌーズレン
    施行前後の各尺度得点(0〜10点)を測定し比較検討した。
    スヌーズレン
    は1人1時間以上で4回施行した。 結果 7名の母親における
    スヌーズレン
    施行前後の各尺度の差はすべて1点以下であり、大きな差はみられなかった。しかし、
    スヌーズレン
    施行後のアンケートでは、児の成長を実感し、隣で寝ることへの幸福感や、目の動き・空腹感等の小さな変化を感じ、また、重症心身障がい児となった経緯を同胞が興味を持つ等、母親の心境に変化が見られた。 考察 
    スヌーズレン
    施行前後で大きな差がみられなかったのは、出生時からの母子分離や将来への不安、在宅療養が出来ない心理的葛藤、同胞との絆・関係性等、長年抱えているストレスが強く関与しているものと推測された。 
    スヌーズレン
    施行後の母親の感想から、隣で寝ることで、わが子を身近に思い、成長を実感し、幸福感を得られたのではないかと考える。また家族も一緒に過ごすことで、児との絆が深まり、家族の一員として認識できるきっかけになったと思われる。このような母親の心境変化は、落ち着いた環境の中でこそ得られた感覚であり、
    スヌーズレン
    の導入が、母子にとって貴重な時間と空間になったものと推測された。 結論 
    スヌーズレン
    施行前後の母親のストレスに大きな差はなかった。しかし、母親と児が落ち着いて過ごす空間・時間を提供することは、母親の心境変化や、家族機能の構築にも好影響を及ぼすことが示唆された。
  • −スヌーズレンルームを活用して−
    北山 真奈美, 長谷川 亮子, 西澤 悦子
    日本重症心身障害学会誌
    2011年 36 巻 2 号 360
    発行日: 2011年
    公開日: 2023/11/23
    ジャーナル フリー
    はじめに 当院は4病棟160名の重症心身障害児(者)の患者様が入所されている。高齢化・重症化が進み個別支援プログラムにより、保育士が取り組む療育活動内容も変化してきた。近年、ムーブメント・音楽療法・
    スヌーズレン
    といった理念に基づく療育が盛んになっている。今回、17年度より取り組んできた
    スヌーズレン
    活動において、感覚刺激そのものを楽しむための物理的環境をどのように工夫すれば対象者が楽しみ安らげるのかを検討し実践したので報告する。 目的
    スヌーズレン活動の中でも特にスヌーズレン
    ルームを活用して対象者に最適な感覚刺激を提供、対象者にとっての楽しみや安らぎの体験を模索する。 対象者 A氏 男性 31歳 低酸素性虚血性脳症・脳性麻痺・精神発達遅滞・てんかん 大島分類5 期間 平成23年4月5日〜6月14日 毎週火曜日 方法 環境構成にはミラーボール・ファイバーグロー・バブルユニット・カーテンライトスター等の機器とリラックス効果のある音楽とシダーウッドのアロマオイルを使用。発声・手なめ・自傷・あくび・軽眠・非経皮的酸素飽和度・心拍数の回数チェックを行い評価する。 結果
    スヌーズレン
    の理念では「効果を求めない」「評価しない」と言われているが、対象者の日常的な行動特性や非経皮的酸素飽和度・心拍数から
    スヌーズレン
    ルームで過ごす活動が対象者に癒しやリラクゼーションをもたらすということが考えられた。 まとめ スヌーレンルームでの活動中に対象者のご家族が参加される機会が得られ、活動終了後「いつもと違うAちゃんの落ち着いた様子を見てとてもびっくりしました。」「個別支援プログラムの中に
    スヌーズレン
    という内容がありましたが、一緒に参加して初めて内容が理解できました。」という感想を頂いた。A氏の行動特性に加えて非経皮的酸素飽和度・心拍数にも着目して検証したが、明らかに
    スヌーズレン
    中の自傷・手なめは減少していたことが確認できた。
  • −QOLの向上を目指して−
    大路 初美, 西澤 悦子, 北山 真奈美, 河本 亮子
    日本重症心身障害学会誌
    2012年 37 巻 2 号 328
    発行日: 2012年
    公開日: 2022/06/29
    ジャーナル フリー
    目的 当院では、入所者の高齢化・重症化が進み、対象者自身の身体状況や生活環境も変化してきた。今回、
    スヌーズレン
    ルームを活用し対象者に物理的環境を整え、快い感覚刺激を提供することで楽しみや安らぎの体験となり、
    スヌーズレン
    が日常生活の楽しみにつながることを目的として実践したので報告する。 対象者 A氏 女性 39歳 脳性麻痺 精神発達遅滞 てんかん 大島分類1 行動特性 筋緊張 個別支援 1)心身のリラクゼーションを図る 2)興味関心の幅を広げる 期間 平成24年2月13日〜5月1日 毎週1回 計10回実施 方法 環境構成にはミラーボール・ファイバーグロー・バブルユニット・カーテンライトスター等の機器と音楽・アロマオイルを使用。リラックスできるポジショニングとエアーマットを温めて使用。緊張・発声・笑顔・あくび・軽眠・追視・注視・SpO2・心拍数の回数チェックを行い評価する。 結果・考察 1)緊張はほぼ見られず、発声・笑顔の表出回数は保育士の声掛けによる開始終了時に多く、軽眠回数も前半に多い。追視・注視回数は後半増加したことから、活動を予測し楽しみにしていると考えた。 2)心拍数について10回中7回減少したことからリラックスできたと考える。数値が一定しなかった3回については、外部の声、室温が低い、援助者の違いが緊張を誘発する要因になった。3)SpO2の数値は開始時より変動なしもしくは、上昇傾向が見られた。 まとめ
    スヌーズレン
    は、対象者が楽しむことが目的であり評価しない効果を求めないと言われるが、今回の実践結果より対象者が
    スヌーズレン
    ルームにおいてリラックスし非日常的癒しの空間を楽しめたことが確認できた。
    スヌーズレン
    は誰もが体験できる活動であるが、個々の対象者のニードに合った環境を工夫することが大事である。今後も
    スヌーズレン
    を活動や生活の楽しみにつなげていきたい。
  • 森近 利寿
    人間生活文化研究
    2018年 2018 巻 28 号 815-823
    発行日: 2018/01/01
    公開日: 2019/07/26
    ジャーナル フリー

     文部科学省は指導要領の改訂に伴い,道徳が教科となり特別な教科道徳となった.道徳を教科化した目的には生きるための考え方の礎になるべき道徳を教育内容の中心になるように位置づけ,決して軽んじられることなく行われないといけないとして教科化したものである.しかし,学校は,決して軽んじたわけでも,地域性をもって忌避的なイメージをもっていたわけでもない.道徳の教科性として授業を実践するのに,とても困難で,教科担任というわけにはいかず,学級担任になれば,必然的に道徳を担当することになり,学級担任としての業務もあり,道徳の果てしない教材研究が追い付かないのが現状であると考えられる.文部科学省の読書資料は道徳内容の準拠で使いやすいが,生徒の生活実態として理解することが困難なものもあるかもしれないと考えられる.そこで,本稿ではまず,ある図書館の漫画の蔵書の中で道徳の教材資料として採用できそうなものを提示する.次に,道徳内容に従った教材研究の方向性及び生徒により浸透しやすく理解しやすい道徳内容の教材資料を示し,教材資料の選定の一提案とするものである.

  • 森近 利寿
    人間生活文化研究
    2018年 2018 巻 28 号 801-814
    発行日: 2018/01/01
    公開日: 2019/07/26
    ジャーナル フリー

     新指導要領に掲げられてるアクティブ・ラーニングはいつの世にも,自発的学習ということで文部科学省が形を変えて方針を指導要領の中で示したものである. この中で,「主体的な学び」「深い学び」「対話的な学び」ということになるためにアクティブ・ラーニングを用いることはとても大切であると述べられている. そこで,課題解決学習を行うことにより,この3つの条件を満たすような学びを行っていきたいと考えている. 課題解決学習には,「深い学び」と「対話的な学び」はできるが,「主体的な学び」がないと自分自身で課題を見つけていかないと課題解決学習には至らない. そこで,「深い学び」になるようにし,課題解決学習に至らなければならない. 学校では日頃より一斉授業により知識の押し付けになりがちであり,自分たちが課題をもちその課題を解決しようとする主体的な学びにかけたところがあるように思われる. また,主体的な学びを得るような課題解決学習を行えば,アクティブラーニングを行うことができると考えられる. 本稿ではアクティブ・ラーニングを行う上で,「教科理科」の授業を取り上げ,主体的な学びになるように課題解決学習を行い,それらの実践例を報告する.

  • ―5つの事例を通して―
    森近 利寿
    人間生活文化研究
    2018年 2018 巻 28 号 578-585
    発行日: 2018/01/01
    公開日: 2019/07/26
    ジャーナル フリー

     これまでの不登校に関する先行研究を見ると,比較的長期間に渡り,支援者が不登校児に関わり,改善した例が多く見受けられる.本稿では,長期化・慢性化して学校に行かないことがルーチン化した不登校児童に対して,過去に筆者が関わり,数多くの不登校経験の施設入所した児童をすべて登校に導きくことができた.その中でも比較的長期化した事例や家庭的に課題を抱えている事例を基に,不登校から登校へと導くことができた事例を取り上げた.具体的には,不登校経験のある児童を登校に導くためにそれぞれの事例を通して,登校するまでに取り組んだ内容を報告し,不登校再発防止に向けた観点から不登校指導において大切にしていきたい留意点について言及することを目的とした.一般的に「登校刺激」をすると,さらに状況が悪化して不登校児童は不登校を堅持するとされている.しかし,学校に行かず,慢性化してルーチン化したメリハリのない生活を過ごさせるよりも,環境を変え,不登校になったという経験を取り除きリセットして,登校させることが大切であると考えられる.

  • ―短期間で不登校から登校に至った中学生Aの事例を通して―
    森近 利寿
    人間生活文化研究
    2018年 2018 巻 28 号 560-568
    発行日: 2018/01/01
    公開日: 2019/07/26
    ジャーナル フリー

     これまでの不登校に関する先行研究を見ると,比較的長期間に渡り,支援者が不登校児に関わり,改善した例が多く見受けられる.本稿では,筆者が関わった不登校事例の中から比較的短期間において,不登校から登校へと導くことができた事例を取り上げた.具体的には,中学校へ入学して不登校になり,登校するまでの経過を報告し,不登校指導において大切にしていきたい留意点について言及することを目的とした.一般的に「登校刺激」をすると,さらに状況が悪化して不登校児童生徒は不登校を堅持するとされている.しかし,学校に行かず,慢性化してルーチン化したメリハリのない生活を過ごさせるよりも,不登校になり比較的早い段階で生活を変革する意思をもたせるように,不登校になった課題を早々に聞き取り,丁寧に関わって解決することにより,長期化することを防ぎ,短期間での解決につながっていくものと考えられる.

  • 藤澤 憲
    発育発達研究
    2023年 2023 巻 95 号 82-91
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/10/20
    ジャーナル フリー

    The present study compared the effects of support using the bubble tube visual stimuli in a dimly lit environment on physiological indicators over time for each of Prader-Willi syndrome, Down syndrome, Autism Spectrum Disorder, and healthy students, and noted the usefulness of developmental support. As a result, no change in transcutaneous arterial blood oxygen saturation (SpO2) was observed in any of the students. However, heart rate was lower (p<0.01) 5 and 10 minutes after the students with Prader-Willi syndrome, Down syndrome, and Autism Spectrum Disorder were placed in a dimly lit environment than in a brightly lit environment before the start of the support, indicating a relaxing effect that led to emotional stability. The developmental usefulness of this study suggests that the acceptance of visual stimuli of the bubble tube in a dimly lit environment has a modifying effect that lowers the threshold of response and increases the responsiveness of the autonomic nervous system. Future work is needed to examine the effects of color and illumination changes under different conditions and to investigate sensory aspects other than visual factors.

  • ―重度・重複障害児の主体的な追視や手の動きに着目して―
    藤澤 憲
    人間生活文化研究
    2018年 2018 巻 28 号 517-524
    発行日: 2018/01/01
    公開日: 2019/07/26
    ジャーナル フリー
  • −肢体不自由特別支援学校への全国調査を手がかりに−
    姉崎 弘
    日本重症心身障害学会誌
    2020年 45 巻 1 号 181-189
    発行日: 2020年
    公開日: 2022/08/03
    ジャーナル フリー
    既刊雑誌の論文取り下げのお知らせ  以下の論文について著者から取り下げの希望がだされ、編集委員会にて承認されたためお知らせいたします。 記 日本重症心身障害学会雑誌第45巻1号掲載 論策 「重度・重複障害児の
    スヌーズレン
    の授業で使用する器材・用具および音楽に関する一考察 −肢体不自由特別支援学校への全国調査を手がかりに−」  姉崎  弘 日本重症心身障害学会雑誌45:181−9.2020. 取り下げ理由  論文が掲載されたのちに引用されている複数のデータに誤りがあり、結果に不正確さが見られることに著者が気づき、正確な論文を作成し再投稿したいという申し出があったため、取り下げを受理した。 2021年3月
  • 姉崎 弘
    特殊教育学研究
    2019年 56 巻 5 号 281-292
    発行日: 2019/02/28
    公開日: 2020/03/10
    ジャーナル フリー

    著者からの申し出により、本論文は撤回されました。

  • 藤澤 憲, 林 芙久子
    人間生活文化研究
    2019年 2019 巻 29 号 806-818
    発行日: 2019/01/01
    公開日: 2020/01/24
    ジャーナル フリー
  • *藤澤 憲
    岡山心理学会 大会発表論文集
    2021年 68 巻
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/03/31
    会議録・要旨集 オープンアクセス
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