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クエリ検索: "チャイブ"
32件中 1-20の結果を表示しています
  • 肖 靖, 嬉野 健次, 細矢 美穂, 大久保 敬, 壽松木 章
    Journal of the Japanese Society for Horticultural Science
    2010年 79 巻 3 号 282-286
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル オープンアクセス
    チャイブ
    Allium schoenoprasum)は春から夏にかけて分げつを繰り返し,生育は遅くなるが,冬にも成長を続ける.
    チャイブ
    は,夏季に明瞭な鱗茎を生産しないが,アサツキは鱗茎を生産する.本研究では,
    チャイブ
    ×アサツキの F1 個体および F1 個体にアサツキを戻し交雑して得られた BC1 個体について,鱗茎形成の有無を調査した.すべての F1 個体は鱗茎を形成しなかった.鱗茎肥大率(球径/葉鞘径)に基づく分類で,BC1 個体の鱗茎形成は,非結球型および結球型の 2 つのタイプに分かれた.しかしながら,鱗茎肥大率による分類では,これらの変異は連続的であるため結球型と非結球型とを区別するのは困難であった.そこで,鱗茎内の最大鱗葉厚に基づいて分類したところ,結球型,中間型および非結球型に明瞭に区別された.これらの結果より,
    チャイブ
    における鱗茎形成には,少なくとも 2 つ以上の劣性遺伝子が関与していることが示唆された.
  • タイ北部イン川流域の事例研究
    *ラオハ
    チャイブ
    ン  スパワット, 竹田 晋也
    日本森林学会大会発表データベース
    2005年 116 巻 3B31
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/03/03
    会議録・要旨集 フリー
  • 森田 琴子, 市之瀨 玲美, 柴田 葵, 吉澤 祐太朗, 荒金 眞佐子, 鍵和田 聡, 石川 成寿, 堀江 博道
    関東東山病害虫研究会報
    2015年 2015 巻 62 号 93-96
    発行日: 2015/12/01
    公開日: 2017/02/13
    ジャーナル フリー

    In June and July 2013, Southern blight symptoms were observed on St John's wort, Japanese valerian, common verbena, fairy bells and chives in Kodaira, Japan. From each symptom, one fungus was isolated. Koch’s postulates were conducted by inoculating these healthy plants with the isolated fungi and indicated that the isolated fungi have pathogenicity to the plants. Based on detail morphological examination and ITS homology test, the pathogens were identified as Sclerotium rolfsii Saccardo. To our knowledge, this is the first report of S. rolfsii causing this blight on the five plants in Japan.

  • ―タイ南部のアブラヤシ栽培と人々の生活世界―
    藤田 渡
    東南アジア研究
    2018年 55 巻 2 号 346-366
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/02/09
    ジャーナル フリー

    This article examines the role played by oil palm cultivation in transforming the living world of farmers in a village in Southern Thailand, based on the interaction between villagers’ actions and reactions by the environment. The mode of living in the research site had been self-sufficient in terms of paddy cultivation and utilization of surrounding natural resources. However, the introduction of a modern style of rubber cultivation in the 1970s, followed by oil palm cultivation in the 1980s, completely changed the village’s socio-ecological order. These two crops cover the entire village besides residences. The villagers purchase all food materials and even drinking water, and they enjoy a modern way of living fully equipped with electrical appliances and cars. The elders in the village still remember—and somehow miss—the past life, while the youth, mostly college graduates, have lost their ties with the natural environment in daily life.

    Oil palm, in spite of its smaller cultivation area, has played a more vital role than rubber in transforming the living world of the village, because harvesting and selling the fruit are outsourced to middlemen’s labor. Some villagers employ labor for rubber tapping and harvesting. This system enables the villagers to be “white-collar” farmers. Although there are attempts by some villagers to reduce their living costs and secure food safety by cultivating upland rice and vegetables for self-consumption, it is difficult for them to drastically change their livelihoods and become completely self-sufficient. What appears at first glance to be a rich village is in fact vulnerable to both natural and market conditions.

  • 齊藤 光, 酒井 彩衣, 東 優花, 富永 貴哉, 上中 弘典
    根の研究
    2024年 33 巻 3 号 77-83
    発行日: 2024/09/20
    公開日: 2024/09/24
    ジャーナル オープンアクセス

    アーバスキュラー菌根 (AM) 菌は陸上植物の約7割と根において共生できる糸状菌であり,相利共生により植物に対して土壌中のリン酸を供給する.そのため,AM菌接種により貧リン酸条件でも効率的なリン酸の利用と植物生育の改善が期待できる.先行研究において,リンドウ科植物のセコイリドイド配糖体にAM菌の菌糸分岐促進能が備わっており,その処理によりAM菌の感染が促進されることを明らかにしている.本研究では,リンドウ科植物由来のセコイリドイド配糖体の機能を利用した農業資材開発を目的に,低コスト化のためにリンドウ科の生薬から調製した抽出液が化学的純品を代替できるかについて検討した.リンドウ科の生薬リュウタンの熱水抽出液を調製し,HPLCを用いて測定したセコイリドイド配糖体含有量をもとに,以後の試験を行った.AM菌を用いたバイオアッセイの結果,生薬抽出液には化学的純品に相当する菌糸分岐促進能が認められた.また,生薬抽出液を処理することで,

    チャイブ
    とトマトにおいてAM菌の感染が有意に高まった.一方で,トマトにおける共生のマーカー遺伝子の発現解析では,生薬抽出液の処理による変化は認められなかった.植物の生育に対する影響が認められなかったことも合わせて考えると,リンドウ科植物由来のセコイリドイド配糖体が備えるAM菌の菌糸分岐促進能を発揮させる目的で,生薬を基源とする抽出液が利用可能であると考えられる.

  • TODGA を用いたTRU分離プロセスにおけるZrの抽出挙動
    *須郷 由美, 佐々木 祐二, 鈴木 英哉, アピ
    チャイブ
    コル アンピカ, 木村 貴海
    日本原子力学会 年会・大会予稿集
    2003年 2003f 巻 I42
    発行日: 2003年
    公開日: 2003/12/17
    会議録・要旨集 フリー
    現在開発中のARTISTプロセスにおけるTODGAを用いた全TRU分離プロセス抽出工程でTRUと共に抽出されてくるZrについて,その抽出挙動を詳細に検討した。Zrの抽出分配比は硝酸濃度が高いほど増加し,また水相にシュウ酸を添加すると高酸濃度でのZrの抽出が抑えられることが明らかになった。
  • 笠原 順三, Annakaisa KORJA
    地学雑誌
    2006年 115 巻 4 号 Plate1-Plate2
    発行日: 2006/08/25
    公開日: 2009/11/12
    ジャーナル フリー
  • 弦間 洋
    熱帯農業研究
    2013年 6 巻 2 号 97-98
    発行日: 2013年
    公開日: 2015/08/04
    ジャーナル フリー
  • JSTnews
    2025年 2024 巻 2025.3 号 12-
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/03/04
    ジャーナル フリー

    社会実装につながる研究開発現場を紹介する「イノベ見て歩き」。第19回は、植物と土壌中の菌類との共生関係である菌根共生に着目し、植物の二次代謝物質を利用した菌根菌の感染を促進できる農業資材を世界で初めて開発した鳥取大学農学部生命環境農学科の上中弘典准教授に話を聞いた。同資材は、2025年1月に販売を開始している。

  • 藤江 歩巳, 久保田 真紀, 梅村 芳樹, 大羽 和子
    日本調理科学会誌
    2001年 34 巻 4 号 380-389
    発行日: 2001/11/20
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    The vitamin C content of 12 species of fresh herbs was 45∼170 mg/100g fr. wt., this being 2∼6 times higher than that of spinach.22 species of fresh herbs, especially those of the Labiatae, contained very high 1,1-diphenyl-2-picrylhydrazyl (DPPH) radical-scavenging activity and polyphenol content. The highest values for the radical-scavenging activity and polyphenol content of fresh herbs were respectively 76 and 44 times higher than those of spinach. The radical-scavenging activity of fresh herbs was positively correlated with the polyphenol content (R2=0.958, n=27), but not with the vitamin C content (R2=0.031, n=16). Both the radical-scavenging activity and polyphenol content of fresh herbs were increased by boiling in a 2% sodium chloride solution. The polyphenol content of fresh herbs would account for their radical-scavenging activity.
  • *古賀 章彦, *プラコンチープ オーン, *
    チャイブ
    ラセルチ ナンペ, *平井 百合子, *平井 啓久
    霊長類研究 Supplement
    2014年 30 巻 B14
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/08/28
    会議録・要旨集 フリー
    前演題で示した細胞および染色体レベルでの現象を、分子レベルで、すなわちDNAの塩基配列の観点から追求している。ヨザル属は、多くの染色体が端部に、大量の構成的ヘテロクロマチンをもつ。そのDNA成分は、187 bpを単位とする大規模な縦列反復配列である。この反復配列は切れやすいと推測される形状をなしている。この切れやすさが染色体変異の原因である可能性を、本演題で提示する。
    この反復配列をOwlRepとよぶ。OwlRepはつぎのような特性をもつ。(1) 染色体の端部に大量に存在し、染色体の内部には小規模にしかみられない。(2) ゲノム内での総量は、セントロメアのDNA成分であるアルファサテライト DNA に匹敵するほどの多さである。(3) 187 bpの反復単位の中に多数の小さな反復が存在するという複雑な構造となっている。(4) ヨザル属以外の新世界ザルに、調べた限り OwlRep は見つからない。
    以上の特性のうち (3) は、DNAの複製の障害になるものと推測される。一方の鎖を鋳型にしてDNAポリメラーゼがもう一方の鎖を伸長させる際に、鋳型が形成する部分的な2本鎖に頻繁に出会うためである。この障害のために複製が完了しなかった場合は、DNA、ひいては染色体の切断につながりやすいと考えられる。この状態が (2) に示す規模で連続している。そして実際に切れやすいとすると、染色体の内部で切断が起こる方が、端部で起こるより影響は深刻であろう。これは (1) の特性と合致する。前演題で示した染色体変異がヨザル属に特有であることは、OwlRepの (4) の特性と矛盾がない。
    以上から、OwlRepの存在および切れやすさが染色体変異の原因である可能性が示唆され、これが本演題の結論である。これが正しい場合、なぜヨザル属でOwlRepが大規模に増幅したかの説明が必要になる。ヨザル属は夜行性であり、OwlRepが夜行性への適応に関与した可能性を、現在検討している。
  • 守中 正
    関東東山病害虫研究会年報
    1985年 1985 巻 32 号 115-116
    発行日: 1985/11/01
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • 高樹 英明
    園芸学会雑誌
    1987年 56 巻 1 号 60-69
    発行日: 1987年
    公開日: 2007/07/05
    ジャーナル フリー
    アサツキの生育の様相及び葉と根の生長力の季節的変動について検討した.
    アサツキ鱗茎の根の自発休眠は7月上旬ごろに, 葉のそれは8月上旬ごろに終了したが, 25°C以上の高温条件は発根•発芽を著しく遅延させ, 露地植えのアサツキの鱗茎の発根は8月上旬以降に, 発芽は8月下旬以降に起こった.
    発根後の根の生長適温は21~25°Cで, 発芽後の葉の生長適温は17~25°Cであった.
    自発休眠終了後, 根の生長力-発根力と発根後の生長力を総合したもの-と葉の生長力は漸次上昇し, 前者は8月下旬に, 後者は9月中旬に夏秋期の最高に達し, アサツキは気温が生長適温に近い9月上旬~10月上旬におう盛な生長を示した.
    生長力は最高に達して後に漸次低下し, 根の生長力は10月中•下旬~11月中•下旬に, 葉の生長力は11月中•下旬~12月中•下旬に, 夏期休眠期を除く全生育期を通じて最低になり, 晩秋にはアサツキの生長は休止した. 12~1月以降生長力は漸次上昇したが, 低温のため早春まで外観的には強制休眠の状態にあった. しかし, 植物体内部では1月下旬ごろから貯蔵葉原基 (側球原基) の形成が徐々に進行した. 根の生長力は2月ごろに, 葉の生長力は3月中旬に全生育期を通じて最高になったが, 根が生長を再開したのは3月下旬以降で, 葉が生長を再開したのは3月上•中旬であった. ただし, 葉の生長が著しくなったのは根雪融雪後の4月初め以降であった.
    発根力は4月中旬に消失し, 根量の増加は4月中旬で終了した. 葉の生長力は5月下旬ごろにほとんど消失し, 地上部の増大生長は5月下旬ごろに終了した.
    貯蔵葉原基は4月中旬までにすべてが形成され, 4月中旬以降急速に発達•肥大した. 6月中旬ごろから地上部の黄変と根の枯死が急速に進み, 貯蔵葉の肥大も衰え, 6月下旬には地上部はほとんど枯死した.
    以上のように, 夏期休眠期を除く全生育期を通じて葉と根の生長力は月単位でかなり大きく変動し, 晩秋~初冬期に生長力が1か月強の期間著しく低下し, この期間中は9~25°Cのどの温度下でも生長がほとんどみられなかった. これは明らかに自発休眠の状態であり, アサツキでは夏期と晩秋•初冬期の二つの季節に自発休眠に入ることが示された. また, 晩秋•初冬期の自発休眠は10月ごろの涼温条件によって誘起されることが示された.
  • P.J. VELASCO, J.R. WHITAKER, A. CHEN, J.R. HITAKER
    食品と低温
    1982年 8 巻 2-3 号 85-92
    発行日: 1982/09/25
    公開日: 2011/05/20
    ジャーナル フリー
    ブランチングは野菜凍結の重要な前処理工程となっているが, これについての基礎的知識はまだ十分でないように思われる。今回これに関する次の3つの資料を訳出紹介する。
    (1) パーオキシダーゼ-その熱変性と再生について-
    (2) 食品中のカタラーゼ
    (3) 野菜ブランチングの必要性
    アメリカ冷凍食品協会 (AFFI) では, カリフォルニア大学デイビス分校 (U.C.D.) のJ.WHITAKER博士らに, 1980年9月来野菜のブランチングについて研究を委託している。その目的は, この問題に関与する酵素系についての知識を深め, 不活性化にもっとも適した方法を開発し, また酵素再活性化の重要さを知ることにあるという。
    ここに訳出した資料中, (1) および (2) は上記プロジェクトの一環としてAFFIに提出された報告である。
    また (3) は, 野菜のノーブランチング凍結について, かつてQ.F.F.誌上に解説されたもので, 興味ある関係資料として併せて要点を訳出したものである。
    大方の参考になれば幸いである。
  • 奥村 正敏, 東田 修司, 山神 正弘, 下野 勝昭
    日本土壌肥料学雑誌
    1994年 65 巻 3 号 274-281
    発行日: 1994/06/05
    公開日: 2017/06/28
    ジャーナル フリー
    インゲン連作土壌を充填したポット条件下で.52作物種の作付が後作インゲンの根腐病発生におよぼす影響を検討し,以下の結果を得た.1)野菜,緑肥,ハープ,花き等の作物種を栽培後,作物体を搬出した処理では,全作物種が根褐変を抑制した.根褐変指数の低下率が20%以下にとどまったのは供試作物全体の約44%であり,これらの根腐病抑制効果は小さいと考えられ,21〜30%の低下率を示した作物種は,ニンジン,ナガネギ,ハツカダイコン,マリーゴールドなど全体の33%,低下率が31%以上で大きい抑制効果を示した作物種は,ニラ,チンゲンサイ,ペルコ,アルファルファ,スペアミント,コカブなど全体の23%であった.抑制効果の科間差は認められなかった.2)インゲン根腐病に対する抑制効果と緑肥類を除く作物根のメタノールの抽出物の病原菌(F. solaniとF.oxysporum)に対する抗菌活性との間には,ミツバ,ニンジン,シュンギク,ニラなど数種の作物で正の対応関係が存在したが,全体的にみると,両者の間には一定の対応関係が認められなかった.3)緑肥類10種については,作物体の搬出処理のほかにすき込み処理も設けた.その結果,アルファルファ,ペルコ,マリーゴールドではいずれの処理系列でもインゲン根腐病に対する抑制効果が大きかった.搬出処理に比べてすき込み処理で効果が大きい作物はアカクローバ,トウモロコシ,ソルゴーであった.他の作物でもすき込みによって効果が高まったが,その程度は小さかった.なおインゲンの残渣物すき込み処理でも抑制効果が認められた.4)インゲン根腐病を抑制した緑肥作物種のなかでは,病原菌に対する抗菌活性が(1)アカクローバ,アルファルファのように強いもの,(2)マリーゴールド,レバナ,エンバクのように中庸なもの,(3)トウモロコシ,ペルコ,ソルゴーのように弱いものに分類された.
  • 日本食品工業学会誌
    1984年 31 巻 5 号 A32-A39
    発行日: 1984/05/15
    公開日: 2009/04/21
    ジャーナル オープンアクセス
  • 伊東 正
    日本土壌肥料学会講演要旨集
    1990年 36 巻
    発行日: 1990/03/25
    公開日: 2017/06/27
    会議録・要旨集 フリー
  • 林 徹
    食品照射
    1996年 31 巻 1-2 号 19-21
    発行日: 1996/09/30
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 田中 良高
    熱帯農業
    2000年 44 巻 3 号 217-219
    発行日: 2000/09/01
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
  • 水野 貴行, 中根 理沙, 貝塚 隆史, 石川(高野) 祐子, 立澤 文見, 井上 栄一, 岩科 司
    園芸学研究
    2020年 19 巻 3 号 237-245
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/09/30
    ジャーナル フリー

    赤ネギ品種 ‘ひたち紅っこ’(Allium fistulosum ‘Hitachi-benikko’)は地下部の葉鞘が鮮やかな赤色を呈する長ネギで,茨城県北 部城里町(旧桂村)圷(あくつ)地区で栽培される地方野菜から育成された.本研究では,赤ネギ品種 ‘ひたち紅っこ’ において,地下部のアントシアニンとフラボノールを同定するとともに,総ポリフェノール量と抗酸化能を測定し,抗酸化食品としての有用性を調査した.その結果として,赤ネギ品種 ‘ひたち紅っこ’ のアントシアニンとフラボノールについては,1種類の新規化合物(Cyanidin 3-O-(3″-O-acetyl-6″-O-malonyl)-glucoside)を含む4種類のアントシアニンと5種類のフラボノールを単離し,化学および分光分析により同定した.新規のアントシアニンは ‘ひたち紅っこ’ の地下部における主要アントシアニンであった.フラボノールについては,単離した4種類がいずれもQuercetinを基本骨格としていた.また,総ポリフェノール量と抗酸化能を測定した結果,赤色の地下部は,‘ひたち紅っこ’ の地上部や,白ネギ品種の地上部および地下部と比べて,高い総ポリフェノール量と抗酸化能(H-ORAC)の値を示した.これらの結果は赤ネギ品種 ‘ひたち紅っこ’ において,食品の機能性の面から付加価値を与えると考えられる.

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