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クエリ検索: "ヒアルロニダーゼ"
1,012件中 1-20の結果を表示しています
  • 堀越 清三
    日本東洋醫學會誌
    1962年 13 巻 2 号 65-70
    発行日: 1962/09/10
    公開日: 2010/10/21
    ジャーナル フリー
  • 山元 裕太, 大薗 紅葉, 大石 智博, 大島 賢治, 満生 慎二, 柿原 秀己, 迎 勝也
    日本食品科学工学会誌
    2016年 63 巻 11 号 545-549
    発行日: 2016/11/15
    公開日: 2016/12/23
    ジャーナル オープンアクセス

    養殖ヒトエグサから得られた硫酸化多糖であるラムナン硫酸の

    ヒアルロニダーゼ
    阻害活性を,異なる濃度(0.1〜0.2mg/mL)のラムナン硫酸を用いて調べた.その結果,ラムナン硫酸は
    ヒアルロニダーゼ
    阻害活性を示し,その阻害率は濃度上昇と共に増加した.さらに,他の
    ヒアルロニダーゼ
    阻害試験により,硫酸化多糖であるフコイダン,ポルフィラン,κ-カラギーナン,λ-カラギーナンおよびラムナン硫酸の硫酸基含有率と
    ヒアルロニダーゼ
    阻害率の関係を調べた.
    ヒアルロニダーゼ
    阻害活性率は硫酸化多糖の硫酸基含有率の上昇に伴い増加する傾向を示し,
    ヒアルロニダーゼ
    阻害活性と硫酸化多糖の硫酸基との間に強い関連性があることが示唆された.

  • 山元 裕太, 佐田 宏子, 森 健二, 大島 賢治, 高橋 芳弘, 満生 慎二, 柿原 秀己, 迎 勝也
    日本食品科学工学会誌
    2017年 64 巻 8 号 429-436
    発行日: 2017/08/15
    公開日: 2017/09/12
    ジャーナル オープンアクセス

    熊本県産養殖ヒトエグサ由来ラムナン硫酸の硫酸基が

    ヒアルロニダーゼ
    阻害活性に及ぼす影響およびその阻害機構を検討した.硫酸基含有率20% (w/w)のラムナン硫酸を用い,ラインウィーバー=バーク式から
    ヒアルロニダーゼ
    阻害様式は酵素の活性部位に直接作用する拮抗阻害であることが確認された.ラムナン硫酸の硫酸基含有率が
    ヒアルロニダーゼ
    阻害活性に及ぼす影響を調べるために,硫酸基含有率20% (w/w)のラムナン硫酸の脱硫酸処理,過硫酸化処理により,硫酸基含有率が0.5,7,41% (w/w)のラムナン硫酸を調製し,硫酸基含有率20% (w/w)のラムナン硫酸を含め,各ラムナン硫酸の濃度を変えて,
    ヒアルロニダーゼ
    阻害試験を行った.その結果,ラムナン硫酸の
    ヒアルロニダーゼ
    阻害率は硫酸基含有率の増加と共に高くなった.ラムナン硫酸と
    ヒアルロニダーゼ
    の混合により生成した白濁物質について,そのIR分析および1H-NMR分析結果から,この白濁物質はラムナン硫酸と
    ヒアルロニダーゼ
    の複合体であり,ラムナン硫酸中の硫酸基の負電荷と
    ヒアルロニダーゼ
    のリジン残基の正電荷のイオン相互作用により複合体が生成していることが示唆された.硫酸基含有率の高いラムナン硫酸ほど複合体生成率は上昇し,複合体を除去したろ液のヒアルロン酸分解率は低下した.すなわち,ラムナン硫酸は
    ヒアルロニダーゼ
    とイオン相互作用により水に不溶な複合体を生成し,
    ヒアルロニダーゼ
    を不活性化することで,ラムナン硫酸の
    ヒアルロニダーゼ
    阻害が発現していることが推察された.

  • *芦部 詩織, 入澤 奏, 宮本 留衣, 熊谷 朋香, アチ ラト, 長尾 慶和
    日本繁殖生物学会 講演要旨集
    2018年 111 巻 P-33
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/09/21
    会議録・要旨集 フリー

    【目的】ICSIでは,精子注入のために卵子の可視化が必要不可欠である。そのため,操作に先立って卵丘細胞の除去を行う。この際,卵丘細胞を効率的かつ完全に除去することを目的に,精巣由来酵素である

    ヒアルロニダーゼ
    を用いることが多い。しかしながら,
    ヒアルロニダーゼ
    は卵子の変性や単為発生を誘発する可能性がある。そこで本研究では,卵丘細胞除去時の
    ヒアルロニダーゼ
    がIVFおよびICSI後のウシ胚の初期発生に及ぼす影響について検討した。【材料と方法】ウシと体由来卵巣より卵丘卵子複合体(COC)を採取し,ホルモン添加したmedium199で21時間成熟培養した。成熟培養後,卵丘細胞の除去を行った。卵丘細胞の除去は,コニカルチューブ内の
    ヒアルロニダーゼ
    1 mg/ml(添加区)または無添加(無添加区)のmedium199中にCOCを浸漬し,ボルテックスによる振とう処理により行った。その後,凍結融解精子を用いてIVFおよびICSIに供試し,発生培養7日目に卵割率および胚盤胞発生率を評価した。[実験1]
    ヒアルロニダーゼ
    がIVF後の卵割率および胚盤胞発生率に及ぼす影響を検討した。[実験2]
    ヒアルロニダーゼ
    がICSI後の卵割率および胚盤胞発生率に及ぼす影響を検討した。【結果と考察】実験1および実験2のいずれにおいても,
    ヒアルロニダーゼ
    無添加区で添加区と比べて胚盤胞発生率が高かった(P<0.05)。卵割率には差がみられなかった。以上より,卵丘細胞除去時の
    ヒアルロニダーゼ
    は,ウシ卵子の初期発生能を低下させることが示唆された。その機序として,単為発生や細胞膜および透明帯損傷の可能性が考えられる。

  • 釜田 悟, 高橋 響, 嘉屋 元博, 宮原 和郎, 石井 利明
    動物臨床医学
    2021年 30 巻 2 号 40-45
    発行日: 2021/06/25
    公開日: 2022/06/25
    ジャーナル フリー

    牛精巣由来

    ヒアルロニダーゼ
    (牛t-HAase)の1,10,100,1,000 U/discを犬の正常椎間板内に投与し,その髄核融解作用および手技確立について基礎検討を行った。その結果,椎間板に何ら変化は認められず,HAase活性の阻害が疑われた。原因として,投与時に使用するX線造影剤に着眼し,in vitroでヒアルロン酸基質と造影剤を添加した牛t-HAaseとの酵素反応実験を行い,HAase活性を調べた。その結果,造影剤,オムニパーク(イオヘキソール)の濃度が0,9.4,20.3,40.5,50%の時に,HAase活性残存率はそれぞれ100,87.1,64.4,43.7,50.4%であった。また,7薬剤(4種類)の造影剤全てにHAase活性阻害が認められ,ヨード含有量に相関する傾向がみられた。以上より,X線透視などで造影剤と酵素を併用する場合は,その酵素活性を事前に確認することが必要である。

  • 西岡 保
    Archivum histologicum japonicum
    1957年 12 巻 3 号 397-409
    発行日: 1957/06/20
    公開日: 2009/02/19
    ジャーナル フリー
    正常家兎と高度肝臓障害を起した家兎の間の血清中
    ヒアルロニダーゼ
    抑制物質の関係を調べた. 或個体では明らかに肝蔵障害により
    ヒアルロニダーゼ
    抑制物質が減少したが, 余り差の認められない個体もあった. 背部皮下結合織細胞は肝臓障害により形態的に萎縮した像が認められた.
  • 藤村 敬之
    日本耳鼻咽喉科学会会報
    1965年 68 巻 5 号 628-656
    発行日: 1965年
    公開日: 2007/06/29
    ジャーナル フリー
    In the patients with focal chronic tonsillitis, the titer of HD extracted from palatine tonsils was higher than in those with simple chronic tonsillitis.
    In group of focal chronic tonsillitis high titer of HD (exceeded the overlimit of mean value of simple chronic tonsillitis.) was seen in 80-100% of cases by intradermal spreading method and in 40-100% of cases by turbidity reducing method.
    High titer of HD was generally seen in the heavy inflammatory cases.
    The serum HI titer before tonsillectomy had intimate relation with HD titer by turbidity reducing method.
    The serum HI before tonsillectomy showed high titer in focal group and to have some tendency to parallel with pathological changes of systemic disease.
    It was confirmed that serum HI had close relation to hypophyseal-adrenocortiticalsystem in mechanism of its fluctuation.
    In systemic disease with focal chronic tonsillitis, serum HI titer was decreased after tonsillectomy and paralleled with the course of systemic disease.
    In the cases of slight fever, serum HI titer was increased in parallel with body temperatiure rised after provocations with tonsil massage and HD-massage.
    From the facts mentioned above it was surmised that HD was accentuated by provocation in palatine tonsils and spread into humoral fluid with pathologic substances.
  • 平良 豊, 比嘉 康敏, 加治佐 淳一, 仲宗根 しのぶ
    日本臨床麻酔学会誌
    2014年 34 巻 2 号 302-306
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/04/30
    ジャーナル フリー
      われわれは6例の慢性難治性腰下肢痛に対してエピドラスコピーによる機械的癒着剥離後にウシ由来
    ヒアルロニダーゼ
    (エイチラーゼ®)を硬膜外腔に投与した.6例中4例でVAS値が著明に低下し,その効果は3ヵ月以上持続した.この薬剤による有害事象はなかった.
    ヒアルロニダーゼ
    はエピドラスコピーの効果を増強させることが期待される.
  • 浜田 驍, 下里 常弘, 保志 信雄
    口腔外科学会雑誌
    1957年 3 巻 1 号 47-49
    発行日: 1957/04/01
    公開日: 2011/07/25
    ジャーナル フリー
  • 一般市販該製品の檢定
    齋藤 豐一
    日本泌尿器科學會雑誌
    1954年 45 巻 3 号 165-167
    発行日: 1954年
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
  • バルーラ フローリン, 堀西 朝子, 原田 直樹, 山地 亮一, 榎本 俊樹, 鈴木 信孝, 前中 久行, 中野 長久, 乾 博
    日本補完代替医療学会誌
    2010年 7 巻 2 号 129-133
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/10/15
    ジャーナル フリー
    アカギ葉抽出物には
    ヒアルロニダーゼ
    ,コラゲナーゼ,チロシナーゼ,ウレアーゼに対する阻害活性が存在し,機能性食品や薬用化粧品の活性成分としての有用性が示唆された.特に,
    ヒアルロニダーゼ
    とウレアーゼにはそれぞれの強い阻害剤であるジソジウムクロモグリケイトとアセトヒドロキサム酸と同等の阻害が見られた.
  • 中沢 昭三, 尾松 徳五郎, 三上 定清
    The Journal of Antibiotics, Series B
    1953年 6 巻 5 号 254-255
    発行日: 1953/06/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    先に我々はStreptomycin皮下注射後の家兎血中濃度に及ぼすHyaluronidaseの影響について研究し, その結果, Hyaluronidaseを併用して皮下注射したStreptomycinの血中濃度が速やかに上昇し, 且つ比較的高濃度を保つのを知つたが, 今回はPenicillinを使用し更に多くの角度からPenicillinの経皮吸収並びに皮膚透過に及ぼすHyaluronidaseの作用を研究したので, 茲に成績を報告する。
  • 野口 登志子
    日本皮膚科学会雑誌
    1961年 71 巻 10 号 1073-
    発行日: 1961年
    公開日: 2014/08/29
    ジャーナル 認証あり
    1928年,Duran-Reynals次いでMcClean等により睾丸抽出液中に組織の透過性を高める作用のある物質の存在する事が証明された.この物質即ち拡散因子(spreading factor)はその後睾丸のみならず種々の細菌及び蛇毒中にも見出されてきたが,一方別に1987年Meyar等は肺炎双球菌が
    ヒアルロニダーゼ
    を有する事を見出し,更に1940年Clain及びDuthieが前記拡散因子と
    ヒアルロニダーゼ
    とが同一物質であると発表するに至つて,所謂拡散現象の物理的,化学的変化が明らかになり,又細菌感染の機序の解明にも一進歩をもたらした.皮膚或いはその他の結合組織の基質の重要な構成成分であるヒアルロン酸を解重合する酵素としてヒアルダーゼが皮膚病理学上重要な意義を持つものであることは云うまでもないが,一方それに対して抑制的に作用するものとして生体に於いてはそれぞれの細菌或いは睾丸組織等の
    ヒアルロニダーゼ
    に特異的な抗体が産生される事が知られており,更に哺乳動物血清,血漿中には種々な
    ヒアルロニダーゼ
    を非特異的に抑制する因子の存在する事も証明されている.この非特異的抑制物質の本質については,或いは之を一種の酵素とし(Haas),或いは多糖類とし(Hechter等),或いは蛋白質(Dorfmann等)としているが,未だ定説なく,その意義についても未だ明らかであるとは云えない.然しながら之が種々疾患に際し変動する点については種々検討が加えられており,即ち各種炎症性疾患(Glick等,榊原,佐野),惡性腫瘍(Hakanson等,尾崎,佐野),リウマチ(Good等,古市),又種々の肝,腎疾患(Glick等)等に際しての本物質の増加が証明されている.一方皮膚科領域に於いては,Grais及びGlick(1948)は,比粘法(viscosimetry)により,諸種皮膚疾患につき
    ヒアルロニダーゼ
    抑制物質を測定し特に急性エリテマトーデス,天疱瘡,結節性紅斑,膿痂疹,丹毒等若干の疾患で著明に増加すると述べ,又本邦に於いては野口(義)他はMucin-clot-prevention testに依つて7例の皮膚疾患患者中,滲出性変化を伴なつたエリテマトーデス,皮膚筋炎に増加を認め,膿痂疹,エリテマトーデス,腫瘍では増加を認めなかつたと報じて居り,又佐野(栄)等も同様の方法で諸種皮膚疾患について測定した成績を報告している.然しながら之等の成績は必ずしも一致せず,皮膚疾患に於ける
    ヒアルロニダーゼ
    抑制物質の意義の解明の為には更に広汎に亘つて,詳細に検討する必要があると考えられる.ここに於いて著者は皮膚疾患全般に亘りなるべく多数症例について血清
    ヒアルロニダーゼ
    抑制物質を測定し,それの変動と各疾患との,或いはその病変の程度との関連を明らかにする事により本物質の意義の解明に寄与する事あらんと志した次第である.
  • 高橋 茂孝
    日本畜産学会報
    1952年 23 巻 1 号 11-12
    発行日: 1952年
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    A procedure has been detailed for the Preparation of high activity enzyme hyaluronidase from bovin testes under this laborasoryr's conditions. By refraction of the preliminary fractional precipitate which was fractionated between 30% and 70% of saturation with anmonium sulfate, a comparatively voluminous amounts of 16, 000V. R. U. enzyme was obtained between 36% and 60% of saturation with ammonium sulfate.
  • 古橋 孝祐, 後藤 栄, 橋本 洋美, 松本 由紀子, 苔口 昭次, 塩谷 雅英
    Journal of Mammalian Ova Research
    2010年 27 巻 2 号 61-64
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/06/09
    ジャーナル フリー
    ICSI前処理に用いるリコンビナント
    ヒアルロニダーゼはウシ由来ヒアルロニダーゼ
    と比較し,ウィルス感染の危険性がない等の利点が報告されている.卵子裸化処理にウシ由来及びリコンビナント
    ヒアルロニダーゼ
    を使用し前方視的に成績を比較検討した.2008年8~12月に卵子が4個以上回収でき,ICSIを行った39症例,376個の卵子を対象とした.対象症例の卵子を2群に分け,A群はウシ由来,B群はリコンビナントの
    ヒアルロニダーゼ
    を使用した.裸化時間においてB群(67.3秒/個)はA群(59.9秒/個)と比べ長い傾向(P = 0.067)を認めた.A群とB群でそれぞれ,受精率は70.9%と68.0%,変性率9.5%と7.8%,分割率92.4%と97.1%,良好分割期胚率63.9%と71.3%,胚盤胞発生率41.7%と45.7%,Day5における良好胚盤胞率25.0%と44.8%であり有意差を認めなかった.
  • 化学的、生物学的、臨床学的概説
    Gregory I. Frost, Tony Csóka, Robert Stern, 山形 貞子
    Trends in Glycoscience and Glycotechnology
    1996年 8 巻 44 号 419-434
    発行日: 1996/11/02
    公開日: 2010/01/05
    ジャーナル フリー
    ヒアルロニダーゼ
    は最近まで説明することなど必要ないと考えられていた酵素群である。これらの酵素の基質であるヒアルロナンは、徐々に重要性が増し、今や細胞の運動性、傷害治癒、発生のような基本的な過程において主要な役割を果たしており、また癌の進展にも関与していることが認められている。ヒトを悩ます下等生物においても
    ヒアルロニダーゼ
    は、下等生物が侵入する際や体の中に広がっていく時に関与している、即ち細菌の有毒因子として、ガス壊その組織切開に対する病毒因子として、梅毒においてトレポネーマの広がる手段として、寄生生物ネマトーダが皮膚や内蔵へ潜り込む方法として
    ヒアルロニダーゼ
    は使われている。また
    ヒアルロニダーゼ
    はハチ、スズメバチ、クモ、サンショウオ、ヘビ、トカゲ等多くの生物の毒液の成分でもある。これらの毒液の
    ヒアルロニダーゼ
    のあるものとほ乳類の精子の細胞膜に見出される酵素との間に相同性のあることは特に興味深く、酵素タンパク質の300アミノ酸の36%が保持されていることから古いタンパク質であることが分かる。明らかに
    ヒアルロニダーゼ
    は、多くの重要なヒトの病気の病態に関与した生物学的に興味深い酵素である。最近までなおざりにされてきたこれらの一群の酵素についてさらに研究を進めていかなくてはならない。
  • 山田 修平
    応用糖質科学:日本応用糖質科学会誌
    2012年 2 巻 2 号 104-110
    発行日: 2012/05/20
    公開日: 2017/12/24
    ジャーナル フリー
    コンドロイチン硫酸(CS)は,細胞増殖・分化など様々な生命現象に関与する。これまでCSに特異的なエンド型酵素は見つかっておらず,ヒアルロン酸(HA)を分解する酵素である
    ヒアルロニダーゼ
    が副次的に分解していると考えられてきた。線虫はHAを産生せずコンドロイチン(Chn)のみをもつが,そのゲノムには
    ヒアルロニダーゼ
    のホモログが存在する。そこで,その組換え体タンパク質を調べ,Chnに特異的な加水分解酵素であることを証明した。ヒトやマウスの
    ヒアルロニダーゼ
    ファミリーの中には,対象となる基質が不明であるメンバーが存在する。これらの組換え体タンパク質を調べ,CS特異的なエンド型の加水分解酵素を高等生物で初めて同定した。しかし,両酵素の発現する組織・器官はきわめて限局されており,CSの一般的な代謝に関与するというよりは,むしろ特定の組織での機能に関わっているようである。これら新規の加水分解酵素は,組織や細胞におけるCSに特異的な機能の解明に役立つと考えられる。また,バクテリア由来のCS脱離分解酵素に代わり,脊髄損傷の治療に応用できる可能性がある。
  • ヒアルロニダーゼの諸種の精製法の検討
    持田 英, 小川 信久, 小川 昭子, 上田 陽子
    YAKUGAKU ZASSHI
    1960年 80 巻 12 号 1765-1769
    発行日: 1960/12/25
    公開日: 2010/02/19
    ジャーナル フリー
    Conditions for purification of crude hyaluronidase was examined by the use of zone electrophoresis with starch as the carrier and by column chromatography with ion exchange resin, Amberlite IRC-50, and carboxymethylcellulose. These methods were found to be better than the existing methods in the degree of purification, yield, and reproducibility. Some doubts were found for the theory of Hahn that the isoelectric point of hyaluronidase was at pH 5.7, by the behavior of hyaluronidase to zone electrophoresis and adsorption to various adsorbents.
  • 山手 丈至, 田島 正典, 斎藤 敏樹, 東郷 正治, 渋谷 一元, 伊原 三重子, 工藤 悟
    日本獸醫學雜誌(The Japanese Journal of Veterinary Science)
    1989年 51 巻 6 号 1251-1254
    発行日: 1989/12/15
    公開日: 2008/02/13
    ジャーナル フリー
    MFH-MTの粘液領域に存在するGAGを組織化学的に証明した. GAGは, ウシ精巣
    ヒアルロニダーゼ
    で完全に消化され, 次いでコンドロイチナーゼABC及びコンドロイチナーゼACで中等度に, streptomyces産生
    ヒアルロニダーゼ
    で軽度に消化された. 粘液領域にはコンドロイチン硫酸とヒアルロン酸(HA)が存在することが示された. MFH-MTより採取したシスト液及びMFH-MTに由来する培養細胞の培養上清からGAGを抽出し, 標準GAGと共にセルロースアセテート膜上で電気泳動を行った. その結果, HAが検出され, MFH-MT構成細胞はHAを分泌することが証明された.
  • 高度に精製されたヒアルロニダーゼの調製
    持田 英
    YAKUGAKU ZASSHI
    1960年 80 巻 12 号 1770-1773
    発行日: 1960/12/25
    公開日: 2010/02/19
    ジャーナル フリー
    Specific activity of crude hyaluronidase was successfully raised about 100 fold in a good yield by the combination of purification processes in the order of carboxymethylcellulose chromatography, salting out with ammonium sulfate, zone electrophoresis, ion exchanger chromatography with Amberlite IRC-50, and salting out with ammonium sulfate. The purified hyaluronidase proved to be a homogeneous by ultracentrifugation and electrophoresis.
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