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11,893件中 1-20の結果を表示しています
  • ―窓ガラスを透明な日傘にする技術―
    八木澤 勝夫
    トライボロジスト
    2022年 67 巻 10 号 699-704
    発行日: 2022/10/15
    公開日: 2022/10/15
    ジャーナル 認証あり

    This article presents an energy-saving window coating consisting of a shielding agent against both ultraviolet and infrared based on a nano-technology of conductive metal oxide. Coated windowpanes absorb the infrared rays from the sun and keep out the heat flowing into a room. A windowpane can be turned into a transparent parasol. The coating can be applicable from either outside or inside of windowpanes simply using a specially optimized spray gun. A uniform transparent film can be made on wide varieties of glass and film including wire glass, curved glass, large glass and resin. In cold winters, the heat-absorbing windowpanes reduce the outflow of heat from a room, and prevent condensation. Additionally, this film prevent bugs, such as moths, insects, bees, and brown marmorated stink bugs that have a habit of flying towards the UV light emitted by fluorescent lights, from approaching glass. Several works done for existing or newly constructed buildings are illustrated: a work done for a national museum has achieved 17.5% of reduction in electric consumption.

  • 長谷 章, 鈴木 健一
    燃料協会誌
    1950年 29 巻 7-8 号 161-173
    発行日: 1950/08/31
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    著者等は
    フミ
    ン酸の硝酸鳳る腐蝕率及び其の中和当量の測定より,
    フミン酸には除去され易い側鎖が存在し其の側鎖はフミ
    ン酸分子量の約50%であり又
    フミ
    ン酸の酸性基はフェノ陣ル性水酸基であると推定した。更に
    フミ
    ン酸の硝酸蒸解によつて10%内外のピクリン酸ど20%内外の蓚酸を得た。
  • ニトロフミン酸について
    樋口 耕三, 露口 亨夫, 浅川 一雄
    燃料協会誌
    1955年 34 巻 11 号 645-653
    発行日: 1955/10/20
    公開日: 2011/10/21
    ジャーナル フリー
    亞炭
    フミン酸から諸種の條件によりニトロフミ
    ン酸の製造を行い, 各種條件で得られたニトロ
    フミン酸の性質からフミ
    ン酸に対する硝酸の作用の概要を調べた。その結果
    フミ
    ン酸に対する硝酸の作用の最大のものは酸化反応であり, 加水分解反応もまた大きな作用であることを知つた。また酸化反応は
    フミ
    ン酸構成単位の脂肪族鎖を切断する方向に進行する。このことは稍々多量に製造したニトロ
    フミ
    ン酸につきその示性式を求めることにより, さらに明白となつたまた。従来
    フミ
    ン酸と稍酸の反応で全く見落されていたシアン化水素並びにアンモニヤの生成を知り, その定量を行い, それらの生成が
    フミ
    ン酸のフェノール性に基くことを推定した。また
    フミ
    ン酸とジアゾメタンの反応によりO-メチル化以外に一部ジアゾメタンの附加が起ることを認め, これがニトロ
    フミ
    ン酸中の>C=C<に基くことを推定した。
  • 能勢 晶, 濱崎 天誠, 北條 正司
    日本醸造協会誌
    2015年 110 巻 7 号 525-533
    発行日: 2015年
    公開日: 2018/05/10
    ジャーナル フリー
    ①割水用水に含まれる
    フミ
    ン酸が,保存中の清酒着色度の増加を促進する現象について,保存温度,瓶の色,共存するカチオンの影響を調べた。25℃での保存に比べ,5℃や13℃のより低温において,着色促進における
    フミ
    ン酸の影響は相対的に大きかった。保存中の着色度の増加は瓶の色によって大小様々であるが,
    フミ
    ン酸による着色度の増加は瓶の色には関係なく同程度であった。鉄など一部のカチオンは,
    フミ
    ン酸の清酒着色促進効果を減少させる傾向がみられたが,ほとんどのカチオンではその影響はなかった。
    ②仕込み水中に含まれる
    フミ
    ン酸は,原料の溶解あるいは酵母菌の増殖・発酵に何かしらの影響を与え,生成酒において,酸度の低下,アミノ酸度の増加,生成アルコール量の増加,一部高級アルコール類の増加が認められた。
    ③仕込み水中に
    フミ
    ン酸が含まれていた場合は,割水用水中の
    フミ
    ン酸とは異なり,保存中の清酒着色度を促進する効果は認められなかった。また,割水用水中の
    フミ
    ン酸が保存中の清酒着色度を促進する効果は,仕込み水中の
    フミ
    ン酸の有無とは関係がなかった。
    フミ
    ン酸を含む割水用水で割水をした直後では,割水前の原酒のタイプにもよるが,
    フミ
    ン酸は清酒の官能的な品質に特に悪い影響を与えなかった。ただし,蛍光灯下で保存した場合は,
    フミ
    ン酸を含んでいない場合に比べ,香り,味ともに劣化し,
    フミ
    ン酸の存在が清酒の品質に悪い影響を及ぼすことが官能的に確認された。
  • 篠塚 則子, 二瓶 好正
    油化学
    1994年 43 巻 9 号 698-703
    発行日: 1994/09/20
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
    フミ
    ン酸と疎水性化合物-ピレン, イコサン-との相互作用を溶解度の増加および蛍光の測定により調べた。
    フミ
    ン酸は海底堆積物から抽出したものおよび市販のものを用いた。
    ピレンの
    フミ
    ン酸溶液への溶解度はいわゆるフラスコ法-分光光度法により測定したが,
    フミ
    ン酸濃度と共に増加した。塩の添加はピレンの溶解度を減少させ, 特にCsClで著しかった。
    フミ
    ン酸の溶解能をKsとして計算すると, 海洋
    フミ
    ン酸ではその界面活性に依存すると考えられる。ピレンと
    フミ
    ン酸との結合定数を蛍光消光法によりKbとして求めた。海洋
    フミ
    ン酸のKbは2.2~10.4×104L/kgであり, 市販
    フミ
    ン酸では8.1と8.4×104L/kgであった。これらの値は
    フミ
    ン酸の芳香族性と関連づけられる。ピレンの蛍光の強度比から,
    フミ
    ン酸を加えるとピレンに対し非極性の場所を提供することがわかった。
    フミ
    ン酸は非常に複雑な物質であるから, 異なる方法で得られた結果は異なる種類の相互作用を表している可能性もある。SJ-1
    フミ
    ン酸に対して 2種類の方法で得られた結果が異なるのは (Ksは最大であり, Kbは最小である), その特異な構造によるのであろう。
  • 樋口 耕三
    燃料協会誌
    1950年 29 巻 5-6 号 104-112
    発行日: 1950/06/28
    公開日: 2011/10/21
    ジャーナル フリー
    石炭の化學成分特に
    フミ
    ン酸に就いての今迄の研究及筆者の研究を合せて次の事柄に就て要約した。
    1)
    フミン酸の定義及分離フミ
    ン, アルカリ不溶性
    フミ
    ン酸, フムス酸, ヒマトメラン酸, フモリグニン酸, フルヴォ酸の定義及分離
    2)
    フミ
    ン酸の採取及定量法稀苛性ソーダ水溶液抽出が最適である。定量法は筆者の研究を合せて6種類を學げうる。
    3)
    フミ
    ン酸の元素組成と分子量及當量元素組成及分子量についての今迄の報告及筆者のそれを列擧し且それに對する批判を加えた。
    4)
    フミ
    ン酸の活性基-COOH, -OH (フエノール), >CO, -OCH3, -O-, CH2・COの定量法並に結果を列擧し, 批判を加えた。
    5)
    フミ
    ン酸の誘導體活性基反應, 芳香族水素原子との置換反應, 分子の1部分裂を伴う反應, カップリング反應に就き詳細に述べた。
    d)
    フミ
    ン酸の鹽基交換反應種々のカチオンとのイオン交換特にH-Na, H-Ca交換による當量及平衡恒數の測定結果に就て。
    7)
    フミ
    ン酸の分解反應及その生威物熱分解, 酸化分解, 還元的分解に關する結果に就て。
    8)
    フミ
    ン酸の構造の推定示性式として [C106H85O16 (COOH)9 (OH)7 (CO)4 (OCH3)] x [] =2,282活性基を水素換算して [C106H106O16] xを得即C/H=1となる。これより構造としてピラン環, ピロン環, フラン環の混合結合を最も可能性ありと考えた。
  • 篠塚 則子, 李 章鎬
    油化学
    1991年 40 巻 8 号 643-647
    発行日: 1991/08/20
    公開日: 2009/11/10
    ジャーナル フリー
    フミ
    ン酸とアントラキノン分散染料の相互作用について検討した。海底堆積物から抽出した
    フミン酸と市販のフミ
    ン酸を用いてほとんど水に溶けない染料を可溶化した。
    フミ
    ン酸溶液への染料の溶解量はいわゆるフラスコ振とう法によって測定した。
    フミン酸溶液への染料溶解量はフミ
    ン酸濃度と共に増加し, Aldrich
    フミ
    ン酸溶液で増加は顕著であった。塩の添加は溶解量を減少させるが, その影響は複雑であった。染料の溶解量は温度が上昇すると増加するが, 特に海洋
    フミ
    ン酸の0.1%溶液で高温で増加が大きかった。
    フミ
    ン酸溶液に可溶化された染料のスペクトルは変化し, ポリアミノアントラキノンの1, 4・異性体に特有のツインピークが消え, ブロードな1つのピークとなった。この事は
    フミ
    ン酸と相互作用する染料は石英上に析出した固体状の染料と同じ状態であることを示唆する。温度の影響及びスペクトル変化から,
    フミン酸と染料との相互作用は分配類似のプロセスで起こることが示唆されるがフミ
    ン酸の構造や組成の要素も考えられる。
  • 田中 忠夫, 長尾 誠也, 坂本 義昭, 大貫 敏彦, 倪世 偉, 妹尾 宗明
    原子力バックエンド研究
    1996年 3 巻 1 号 41-47
    発行日: 1996/08/01
    公開日: 2014/10/01
    ジャーナル フリー
      クロボク土への60Co, 85Srおよび241Amの収着実験をバッチ法で実施し、クロボク土とこれら核種間の相互作用に及ぼす
    フミ
    ン酸の影響について,
    フミ
    ン酸の分子サイズに着目して調べた。60Coの分配係数(Kd)は
    フミ
    ン酸の存在によってほとんど影響を受けなかったが,85SrのKdは共存する
    フミ
    ン酸の濃度が高くなるに従って大きくなった。一方、241Amの Kdは,クロボク土に対する
    フミ
    ン酸のKdと同様に,共存する
    フミ
    ン酸の濃度が高くなるに従って小さくなった。水溶液中で、241Amは分画分子量30,000~100,000のサイズの
    フミ
    ン酸と安定な結合体を選択的に形成したが,60Coおよび85Srは100,000以下のサイズの
    フミ
    ン酸と241Amに比べて弱く結合することが分かった。これらの結果から,
    フミ
    ン酸との相互作用が小さな60Coや85SrのKdは陽イオンと
    フミ
    ン酸結合体の両化学種の収着によって主に支配されるが,
    フミ
    ン酸との錯形成能が高い241AmのKdはクロボク土に対する
    フミ
    ン酸の収着特性に依存することが示された。
  • 庄司 良, 沖田 尚久, 中西 弘貴
    水環境学会誌
    2013年 36 巻 1 号 1-9
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/01/10
    ジャーナル フリー
    本研究では,
    フミ
    ン酸と銅の結合を考慮し,銅の藻類の生長阻害性の
    フミ
    ン酸の影響を定量的に調べた。まず,水素イオンと銅イオンの
    フミ
    ン酸への結合をNICA(non-ideal competitive adsorption)-Donnan Modelによって解析した。構築したモデルを用いて様々なpHにおける
    フミ
    ン酸への銅の結合を予測し,次に,構築したモデルを用いて銅の藻類生長阻害性に対する
    フミ
    ン酸の影響を検証した。多摩川底質由来の
    フミン酸と市販のフミ
    ン酸とで銅の藻類の生長阻害性に対する影響が異なった。これは,多摩川底質の
    フミ
    ン酸がフルボ酸の性質に近く,市販の
    フミ
    ン酸と性質が異なっていることが考えられた。特に,
    フミ
    ン酸のカルボキシル基,フェノール基,ドナン相由来の3つの結合サイトの銅の結合量の総和に対し,結合力の強いフェノール基に結合した銅による藻類の生長阻害性への寄与は大きいと考えられた。
  • 藤井 修冶
    燃料協会誌
    1959年 38 巻 4 号 267-273
    発行日: 1959/04/20
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    草炭より抽出した
    フミ
    ン酸の赤外吸収スペクトルを測定した。そのスペクトルはきわめて多くの吸収の重なり合つた複雑なものであるがgでき得る限り各吸収帯と
    フミ
    ン酸の化学構造との関係について論じた。その結果草炭
    フミ
    ン酸は多量の水酸基およびカルボキシル基を有するが, それに反し脂肪族水素はきわめて少量であることがらかとなつた。次に赤松材より調製した塩酸リグニンと草炭
    フミ
    ン酸との赤外吸収スペクトルの比較を行い両者の間に顕著な相異が認められた。さらに上記
    フミ
    ン酸を90℃, 110℃, 130℃ の各温度で苛性アルカリ水溶液中で処理し, 生成物中アルコールに可溶の部分 (ヒマトメラン酸) の赤外吸収スペクトルを測定した。そのスペクトルを草炭
    フミ
    ン酸のスペクトルと比較して, 草炭
    フミ
    ン酸のアルカリ溶液中において起った反応について論ずる。
  • 山本 昌寿, *山下 祐司, 斉藤 拓巳, 長崎 晋也, 田中 知
    日本原子力学会 年会・大会予稿集
    2010年 2010s 巻 I39
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/04/13
    会議録・要旨集 フリー
    流動場分画法により
    フミ
    ン酸をサイズ分画することで,
    フミ
    ン酸に対する核種結合量のサイズ依存性を調べた.その結果,より大きなサイズの
    フミ
    ン酸に核種が結合すること,また,核種の濃度と価数に応じて
    フミ
    ン酸のサイズ自体が変化することが明らかとなった.
  • *佐藤 哲也, 杤山 修, 佐藤 修彰
    日本原子力学会 年会・大会予稿集
    2005年 2005s 巻 M40
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/05/24
    会議録・要旨集 フリー
    地下水中の
    フミ
    ン物質の濃度を支配する機構の一つとして共存金属イオンの電荷中和効果による凝集・析出が考えられる。凝集・析出は共存金属イオンがコロイドとして溶存している
    フミ
    ン物質の有効負電荷を減らすほど高濃度で存在するときに起こると考えられる。そこで本研究では地下水中に存在する主要な金属イオンの1つであるカルシウムイオンに着目し、カルシウムイオン過剰下において、
    フミ
    ン酸の溶解量のカルシウムイオン濃度依存性を調べた。
    フミ
    ン酸はAldrich社製の
    フミ
    ン酸ナトリウム塩を精製して用いた。精製した
    フミ
    ン酸をアルカリ滴定して官能基容量と解離度のpH依存性を決定したところ、解離官能基当量は本実験条件であるpH8.0において4.9 meq/gと求められた。凝集実験において、
    フミ
    ン酸の溶解量はカルシウムイオン濃度が大きくなるにつれて減少した。また長時間の静置により
    フミ
    ン酸の凝集量が増大した。
  • フミン酸及びフミン酸存在下でのネオジムの拡散メカニズム
    *飯島 和毅, 黒澤 精一, 木部 智, 飛田 実
    日本原子力学会 年会・大会予稿集
    2008年 2008f 巻 L54
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/10/08
    会議録・要旨集 フリー
    圧縮ベントナイト中の
    フミン酸及びフミ
    ン酸存在下でのネオジム(Nd)の透過拡散試験を実施し,
    フミ
    ン酸及びNdの破過曲線,ベントナイト中における濃度分布及び分子量分布から,実効拡散係数及び保持因子を評価するとともに,
    フミ
    ン酸存在下でのNdの拡散メカニズムを考察した。
  • 田中 忠夫
    RADIOISOTOPES
    1996年 45 巻 5 号 293-302
    発行日: 1996/05/15
    公開日: 2010/12/13
    ジャーナル フリー
    フミ
    ン酸共存下における60Co, 85Srおよび241Amの分配係数 (Kd) を評価するための吸着平衡モデルを提案した。
    フミ
    ン酸を吸着しない砂に対する3核種のKdは, 液相中での
    フミ
    ン酸錯体形成のみを考慮した吸着平衡モデルで説明できた。一方,
    フミ
    ン酸をよく吸着するクロボク土に対する3核種のKdは, 液相中での
    フミ
    ン酸錯体形成の他,
    フミン酸およびフミ
    ン酸錯体の吸着が及ぼすKdへの影響を考慮した吸着平衡モデルで評価できた。
  • 中倉 英雄, 新川 いづみ
    化学工学論文集
    2009年 35 巻 1 号 94-98
    発行日: 2009/01/20
    公開日: 2009/01/29
    ジャーナル 認証あり
    フミ
    ン酸にPACを添加した凝集
    フミ
    ン酸溶液のデッドエンド定圧膜濾過実験を行い,膜濾過特性に及ぼす溶質濃度,濾過圧力およびPAC添加濃度の影響について調査した.溶解性
    フミン酸溶液並びにフミ
    ン酸にPACを添加した凝集
    フミ
    ン酸溶液の定圧膜濾過過程は,Ruthの濾過式に基づいてその解析が可能なことを明らかにした.
    フミ
    ン酸ケークの平均濾過比抵抗値は,PAC添加量の増加ととともに大幅に減少し,最適凝集剤添加領域が存在した.
    フミ
    ン酸ケークの圧縮特性は,
    フミ
    ン酸濃度に依存して3つの濃度域に大別できることを明らかにした.近代濾過理論に基づいて,凝集
    フミ
    ン酸ケークの定圧濾過過程を理論的に解析した結果,計算値は実測値とかなり良い一致が得られた.
  • 黄 定国, 會田(村形) 忠弘, 樋口 健志, 佐藤 志美雄
    化学工学論文集
    2003年 29 巻 1 号 33-38
    発行日: 2003/01/20
    公開日: 2009/05/30
    ジャーナル 認証あり
    フミ
    ン酸を低石炭化度炭であるヤルーン炭から調製した.その後,水への溶解性を高めるため,
    フミ
    ン酸のカルボキシル基をNaOHを用いてイオン交換した.この
    フミ
    ン酸をCWMに添加し,
    フミ
    ン酸の分散効果を粘度測定から検討した.その結果,CWM粘度は
    フミ
    ン酸添加によって低下し,ある添加量で極小値を示した.この添加量は,石炭への
    フミ
    ン酸の吸着量がほぼ飽和吸着量に達し,かつ石炭粒子表面のζ電位が一定の負電位に達する添加量と一致した.
    フミ
    ン酸のCWM分散性能をさらに高めるため電解酸化による改質を行った.その結果,
    フミ
    ン酸の分散性能の向上は特に見られなかったものの,
    フミ
    ン酸は水への溶解性が大幅に上昇し,水への溶解に必要なNaOH量の低減に有効であることがわかった.
  • 梶山 茂, 横川 親雄, 渡部 良久, 武上 善信
    燃料協会誌
    1958年 37 巻 10 号 582-591
    発行日: 1958/10/20
    公開日: 2011/10/21
    ジャーナル フリー
    石炭の化学構造研究に関連して, 石炭化度の異る6種の石炭および大の浦炭のベンゾール加圧抽出成分を試料としてこれを1N-HNO3の沸点で酸化し, 好収率で再生
    フミ
    ン酸を得た。酸化過程における酸化生成物の生成状況と, 生成した再生
    フミ
    ン酸の元素分析値, 中和当量, 酸性基の性状から石炭の化学構造について検討を加えた。
    若年炭では酸化速度が大きく, 再生
    フミ
    ン酸収量は一般に小さく, かつ収量一酸化時間曲線において最大がみられ, 得られた
    フミ
    ン酸も炭素含量少く, またH/Cの値が大きく, 中和当量も低い。高炭化度炭ではこれに反して再生
    フミ
    ン酸収量が最大に達するのに長時間を要するが, その収量が大で, かつ収量一時間曲線には若年炭の時のような最大現象は認められなかつた。この場合の再生
    フミ
    ン酸は炭素含量が大きく, HICの値が小さく, 中和当量が高い。以上から石炭は再生
    フミ
    ン酸に引きつがれるような基本構造とこれを結合している部分とからなり, 石炭化度が進むと共に基本構造中での核縮合の度合が増し, その大きさも増大することを述べた。
    ベンゾール加圧抽出成分についての実験から, 固状ビチュメンよりの再生
    フミ
    ン酸は抽出残渣炭からのそれと構造的に同一と考えられるが, 油状ビチュメンは酸化に対し全く異つた挙動を示し, 得られる再生
    フミ
    ン酸も非常に違つたものと考えられることを示した。
  • *桐島 陽, 杤山 修, 佐藤 修彰
    日本原子力学会 年会・大会予稿集
    2010年 2010s 巻 I38
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/04/13
    会議録・要旨集 フリー
    天然有機物である
    フミン酸およびフルボ酸といったフミ
    ン物質は、地下水に溶存し、各種の金属イオンと錯生成する能力を有する。このため、地層処分安全評価を行う際は、この
    フミ
    ン物質と放射性核種の相互作用を考慮に入れて、地下水中での核種の溶解度等を計算する必要がある。しかしながら
    フミ
    ン物質は組成が不均質な高分子有機酸であるため、この相互作用を通常の配位子の錯生成と同様に扱い、化学種平衡計算を行うことは困難であった。そこで、本研究では種々の金属イオンと
    フミ
    ン物質の錯生成実験の結果から、化学種平衡計算に適したシンプルな
    フミ
    ン物質の錯生成モデルを提案し、これを用いて金属イオンの溶解度計算を行い、
    フミ
    ン物質の存在が核種の溶解度に与える影響をデモンストレーションした。
  • *清田 佳美, 舘 幸男, 北村 暁, 高橋 宏明, 中澤 俊之, 山田 憲和
    日本原子力学会 年会・大会予稿集
    2008年 2008f 巻 L56
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/10/08
    会議録・要旨集 フリー
    本調査では,幌延の堆積岩を用いて,堆積岩中のSe,Th収着,移行に及ぼす有機物質(
    フミ
    ン物質)の影響を調査した結果を報告する。まず,
    フミ
    ン物質水溶液(模擬幌延地下水条件)の長期安定性,Se,Thの溶解性に及ぼす
    フミ
    ン物質共存影響について予備検討した。幌延堆積岩の地下水組成,有機物濃度および予備検討結果に基づき,堆積岩のSe,Th収着,拡散試験に供する試験液条件を決定した。ついで,堆積岩のSe,Th収着特性(
    フミ
    ン物質共存影響)を把握するとともに,透過拡散手法によりSeの堆積岩中移行に及ぼす
    フミ
    ン物質共存影響データを取得した。
    フミ
    ン物質100mg/dm3以下の条件では,Seの溶解性,堆積岩収着・拡散に及ぼす影響は小さいものと判断できた。
  • 粘度及びpH-依存挙動
    早野 茂夫, 篠塚 則子, 新治 修
    油化学
    1983年 32 巻 1 号 10-17
    発行日: 1983/01/20
    公開日: 2009/11/13
    ジャーナル フリー
    海洋
    フミ
    ン酸の種々の中和度の溶液について高分子電解質的性質を調べた。粘度と電位滴定曲線は時間と共に変化する。海洋
    フミ
    ン酸が平衡に達するには1か月以上かかるが, 市販のAldrichの
    フミ
    ン酸は溶液調製後約2dで一定状態になる。この結果から, 海洋
    フミ
    ン酸はポリソープのように, 溶液中でゆっくりその形態を変えることが示唆された。
    フミ
    ン酸の電位油定曲線は, はっきりした当量点を示さない。海洋
    フミ
    ン酸を中和するのに必要なアルカリの量は2.9meq/g, Aldrich
    フミ
    ン酸に対しては5.3meq/gである。
    海洋
    フミ
    ン酸の粘度の挙動は, 典型的な電荷を持った曲がりやすい高分子電解質の挙動と類似している。塩を含まない溶液では低い濃度領域で粘度が上昇し, 塩を加えると粘度が減少する。Aldrich
    フミ
    ン酸の粘度は, 分子量が小さいために低い。Staudingerの式によれば, 海洋
    フミ
    ン酸の分子量はAldrichの
    フミ
    ン酸に比べて20倍大きい。
    還元粘度と濃度とのプロットには不連続点があり, 会合体生成を示唆する。会合が起きる濃度は0.1%と決定された。この濃度はFoussの式を用いても見積もった。これらの結果は表面張力測定についての以前の研究結果と良く一致する。
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