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クエリ検索: "伊賀市立上野総合市民病院"
168件中 1-20の結果を表示しています
  • 福森 和俊, 越智 麻有, 猪田 幸邦, 小澤 一夫, 光根 緑, 築田 恵, 宮本 美千代
    日本医療薬学会年会講演要旨集
    2015年 25 巻 P0587-21-PM
    発行日: 2015/10/23
    公開日: 2019/01/19
    会議録・要旨集 フリー
  • 福森 和俊, 越智 麻友, 猪田 幸邦, 小澤 一夫, 光根 緑, 築田 恵, 宮本 美千代
    日本医療薬学会年会講演要旨集
    2014年 24 巻 28-P4PM-186
    発行日: 2014/08/25
    公開日: 2019/01/19
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  • 福森 和俊
    日本医療薬学会年会講演要旨集
    2012年 22 巻 P2-539
    発行日: 2012/10/10
    公開日: 2019/01/19
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  • 大腿骨骨幹部骨折後に第3骨片摘出に至った症例と他症例の比較より
    猪田 茂生, 佐藤 昌良, 松原 孝夫, 熊谷 匡晃, 松本 正知
    理学療法学Supplement
    2010年 2009 巻 O2-109
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/05/25
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    【目的】骨折後の関節可動域制限の因子には、軟部組織の伸張・滑走障害のように運動療法で改善が可能な「機能障害」と、骨変形など運動療法で改善が困難な「解剖学的破綻」とがある.後者では、主に整形外科的治療が適応となるが、画像上で転位した骨片やscrew・nail先端部の突出を認めても、運動療法で改善することがあり、その判断は容易ではない.本研究の目的は、解剖学的破綻による可動域制限の判断方法を紹介し、適応を判断するために何が必要であるかを再考することである.
    【方法】第3骨片摘出術に至った1症例を含む大腿骨骨幹部骨折後の5症例の結果を比較・検討する.なお、対象は、受傷前に機能障害がないこと、高エネルギー外傷であること、他の合併症がないこと、同一の理学療法士が担当することを条件とした.
    【説明と同意】本発表にあたり、ヘルシンキ宣言に則り、全症例および主治医、X線撮影を施行した診療放射線技師に研究の意義を説明し、同意を得た.
    【結果】全症例で受傷時に骨の転位を認め、受傷後4~8日にて髄内釘による骨接合術が行われた.翌日から理学療法を開始し、共通所見としてCRPの上昇、大腿中央部の腫脹と熱感・安静時痛・圧痛・運動時痛等を認めた.
    症例1は、20歳代前半の男性で、交通外傷による右大腿骨骨幹部骨折である.症例2は10歳代後半の男性で、転落による右大腿骨骨幹部骨折である.症例3は60歳代前半の女性で、交通外傷による右大腿骨骨幹部粉砕骨折を含む多発骨折である.先の共通所見に加え、損傷・侵襲のある組織を徒手的に緩めて屈曲運動を行うことで可動域の増加がみられた.骨折部周囲の広筋群の損傷による炎症と筋攣縮の病態と推察し、広筋群の修復に合わせた運動療法を行った.それぞれ4週、3週、6週で全可動域を獲得した.
    症例4は、10歳代後半の男性で、交通外傷による左大腿骨骨幹部開放骨折である.初期から骨折部周辺に著明な腫脹を認め、疼痛も強かったため、可動域運動を中止した.術後2週の時点で化骨性筋炎と診断された.術後6週間は可動域運動を実施できず、大腿骨顆部周辺と膝蓋骨周辺組織の柔軟性の維持に努めた.可動域運動再開時の屈曲は60°であり、大腿前外側面に著明な骨突出を認めたが、軟部組織に徒手操作を加えることで可動域が改善したため、週1~2回の運動療法を実施した.術後150日にて左右差は10°であったが、諸事情により理学療法を終了した.
    症例5は、50歳代前半の女性で、交通外傷による右大腿骨骨幹部骨折を含む多発骨折である.術後の画像所見において直立化した第3骨片を認め、膝関節の自動・他動での屈曲40°および自動での伸展運動にて鋭い疼痛を認めた.2週間を経過し腫脹は軽減したが、軟部組織の徒手操作にて可動域が変化する条件を見出せなかった.医師と相談し、術後3週経過時に授動術を行った.腰椎麻酔下で屈曲方向への徒手操作により剥離音とともに可動域が110°となったが、それ以上は改善しなかったため、第3骨片の摘出に踏み切った.骨片は一方が骨折部に陥入し、もう一方が中間広筋の筋膜を貫いて屈曲時の中間広筋の伸張・滑走を妨げていた.骨片摘出後は持続的硬膜外麻酔薬の点滴下にて可動域運動を実施し、骨片摘出術後3日間で屈曲全可動域を獲得した.
    【考察】大腿骨骨幹部骨折後の可動域制限は、症例1~3のように広筋群の損傷に対して初期の安静と組織の修復に合わせた運動療法にて1~2ヶ月で全可動域を獲得できることが多い.しかし、症例4・5のように軟部組織の損傷に加えて骨性の制限因子が疑われるケースに遭遇することがある.両症例ともに画像上は骨が筋の伸張・滑走を妨げているようにみえるが、症例4では筋炎が沈静化した後、軟部組織の操作により可動域が変化する所見を得ることができ、実際に運動療法により改善した.一方、症例5では軟部組織の条件により可動域が変化する所見が得られず、実際に骨片が筋の滑走を妨げていることから運動療法の適応外であったと言える.画像所見に加え、損傷していると予想される軟部組織を徒手的に弛緩させるなど軟部組織の条件を変化させて屈曲運動を行うと疼痛の軽減とともに可動域の増大が得られるかどうかが制限因子を特定する上で重要な所見になると考えられた.運動療法が適応外の場合も、評価結果を医師との共通言語の中で説明し、治療方針をよく話し合うことが患者にとって最良の選択を可能にするものと考えられた.
    【理学療法学研究としての意義】可動域の改善において重要なのは病態に合った治療法であり、当臨床研究から、制限の原因・部位・病態の推察や理学療法の適応か否かの判断は、画像だけでなく、条件を変化させた理学所見を丁寧にとることが重要であると示唆された.
  • *中島 有希
    日本死の臨床研究会年次大会予稿集
    2023年 44 巻 G5-S3-2
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/11/02
    会議録・要旨集 認証あり
  • 中川 太郎, 長谷川 正裕, 吉田 格之進, 三浦 良浩, 松本 壽夫, 須藤 啓広
    中部日本整形外科災害外科学会雑誌
    2011年 54 巻 5 号 1023-1024
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/26
    ジャーナル 認証あり
  • 寺邊 政宏, 新谷 実希, 白井 由美子, 久米 麻有, 猪田 幸邦, 福森 和俊
    日本静脈経腸栄養学会雑誌
    2017年 32 巻 5 号 1506-1509
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/12/20
    ジャーナル フリー

    【目的】生体電気インピーダンス(bioelectrical impedance analysis;以下、BIAと略)法による体組成分析が栄養管理に広く用いられているが、その分析値は被験者の体液状態に大きく影響される。今回、胸腹水が体組成分析値におよぼす影響について検討した。【対象及び方法】胸腔または腹腔穿刺により胸水または腹水除去を行った12例を用い、穿刺前後で多周波数BIA法を施行し体組成分析値の変化をみた。【結果】胸腹水の排液量は平均2.68±0.73kgであった。穿刺後の総水分、脂肪、骨格筋量の測定値は穿刺前に比べ有意に低下し、平均でそれぞれ1.17±0.53kg、1.01±0.49kg、0.83±0.39kgの減少量であった。【結論】胸腹水の一部は脂肪や骨格筋として捉えられたと考えられた。胸腹水を有する場合、多周波数BIA法による脂肪量や骨格筋量は過剰に見積もられる可能性があり体組成評価には注意が必要である。

  • 濱口 哲也, 三木 誓雄
    日本静脈経腸栄養学会雑誌
    2015年 30 巻 4 号 911-916
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/08/20
    ジャーナル フリー
    がん患者の低栄養、体重減少は通常よく認められる病態であり、不良な予後と関連する。その病態は「がん関連性低栄養」と「がん誘発性低栄養」に分類され、病期の進行とともに両者の混在が顕著となり、相乗的にがん患者の栄養状態を悪化させ、不可逆性の栄養障害がもたらされる。前者が栄養摂取量の低下、特にがんの進行、集学的治療に伴う経口摂取量の低下に起因するのに対し、後者は「がん悪液質」とも表現され、腫瘍による直接的作用、あるいは免疫反応を介しての間接的作用により、体重維持のための栄養維持機構が破綻していることに起因する。両者により骨格筋組織と脂肪組織のエネルギー代謝が異常をきたし、エネルギー消費量が増加することにより、全身のエネルギーバランスは負になる。この病態は、10%程度は臨床病期早期の段階から出現するので、予後や QOLの向上のためには早期に診断し、積極的な栄養療法の介入が必要である。
  • 吉田 和馬, 高橋 加奈, 白井 由美子, 守田 俊介, 岩本 洋, 田中 光司, 宮地 一裕
    学会誌JSPEN
    2022年 4 巻 4-5 号 195-200
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/05/30
    ジャーナル フリー HTML

    【目的】化学療法中のがん患者を対象に,小容量・高たんぱく質・エイコサペンタエン酸含有栄養補助食品『小さなEプリン』(スイートポテト味,紅茶味)の官能評価を実施した.また,非がん患者の評価と比較し,がん患者に特に適した食品かを調べた.【対象および方法】化学療法中のがん患者50名および非がん患者74名を対象に「おいしさ」「風味属性」「食感」「容量」「継続性」に関する官能評価を実施した.【結果】スイートポテト味が好評で,76%の患者が「おいしい」と評価した.容量を「ちょうどよい」と評価した患者は約65%,「栄養補給のために毎日続けられると思う」と評価した患者は62%だった.また,がん患者は,非がん患者よりも「風味属性」「食感」「継続性」の一部の項目で有意に評価が高かった.【結論】『小さなEプリン』は,化学療法中のがん患者に適した栄養補助食品と考えられた.

  • 森田 敏子, 上田 伊佐子
    徳島文理大学研究紀要
    2018年 96 巻 169-183
    発行日: 2018/09/09
    公開日: 2019/02/20
    研究報告書・技術報告書 フリー

    本論は看護の原理と“癒し”の看護を育成する必要性について論じたものである。今日,看護教員は看護学の基礎となる育成に努力し卒業生を輩出している。臨床では新人看護職員研修において看護実践力が身に着くよう努力されている。新人看護職員研修が努力義務化され7 年経つが,看護師の看護実践力が向上しているとは言い難い。看護師は病気に苦しむ患者に寄り添っていないどころか,“癒し”の看護は行われていない。“癒し”は心情の能力であるが,心情の能力は愛とか慈悲で説かれる人間関係の心の平穏と調和をもたらし,患者と看護師の人格の核心に触れる看護である。心身ともに苦悩する患者を救済する看護実践者の育成には,看護の原理である知識・技術・態度の3 要素と人命の尊厳や人権尊重,自律尊重など倫理的看護実践を基盤に据え,心身ともに苦しむ患者に共感的に寄り添う“癒し”の看護の育成が不可欠になる。

  • 山下 真司, 三枝 晋, 浦谷 亮, 藤川 裕之, 毛利 智美, 田中 光司
    日本臨床外科学会雑誌
    2022年 83 巻 8 号 1464-1469
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/02/28
    ジャーナル フリー

    症例は93歳,男性.心筋梗塞の既往があり,2剤の抗血栓薬を内服していた.腹痛を主訴に前医を受診し,急性腹症の疑いにて,当院へ紹介となった.腹部単純CTでは,腹腔内の広範囲に血性腹水を疑う液貯留を認め,さらに小腸を穿通する線状高吸収構造物と,腸間膜内遊離ガスを疑う所見を認めた.魚骨による小腸穿孔,急性腹膜炎,腹腔内出血と診断し,緊急手術を行った.開腹所見は,多量の血性腹水と凝血塊を認めた.凝血塊を除去し,腹腔内洗浄後に腹腔内を検索すると,小腸壁外に刺通する魚骨を確認し,同部位からの持続出血を認めた.穿孔部を含む約10cmの小腸部分切除術を施行した.術後吻合部出血をきたしたが,保存的加療により軽快し,術後36日目に退院となった.魚骨による消化管穿孔の報告はしばしばみられるが,腹腔内に多量の出血を伴う症例は稀である.2011年から2020年までの,自験例を含む魚骨消化管穿孔176例の文献的考察を加え報告する.

  • 浦田 久志, 西川 隆太郎, 森本 雄貴, 横江 毅, 奥川 喜永, 三木 誓雄
    日本臨床外科学会雑誌
    2017年 78 巻 4 号 643-647
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/10/31
    ジャーナル フリー
    右腋窩腫瘤と上肢の痺れを主訴に近医を受診し,右腋窩のリンパ節腫大と白血球増多がみられたため腋窩のリンパ節炎として治療が行われていたが,反応がみられないため当院へ紹介された.腫瘍は右腋窩に6×5cmの大きさで,弾性硬,境界明瞭,可動性不良であった.針生検の結果,腺癌のリンパ節転移疑いと診断された.各種検査を行ったが,原発巣は不明であった.FDG-PET検査において右腋窩腫瘤と体幹部骨組織にびまん性にFDG集積を認めたため,血中G-CSF値を測定すると高値を示した.腫瘤摘出後には白血球数および血中G-CSF値は正常になった.抗G-CSFモノクローナル抗体を用いた免疫染色ではG-CSFの存在は証明されなかった.術後化学療法は行わず,術後約2年になるが,再発なく経過しているG-CSF産生が疑われた原発不明腋窩リンパ節転移腺癌を経験したので報告する.
  • 西川 隆太郎, 森本 雄貴, 濱口 哲也, 浦田 久志, 寺邊 政宏, 三木 誓雄
    日本臨床外科学会雑誌
    2016年 77 巻 4 号 883-886
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/10/31
    ジャーナル フリー
    症例は70歳,男性.10日前に,経肛門的に直腸に牛乳ビンを自己挿入したが摘出不能となっていたため,下腹部不快感と残便感を主訴に当院救急外来を受診した.来院時,直腸内に口側に向かって開口した牛乳ビンの存在が確認された.消化管穿孔の合併はなく,透視下に鉗子・バルーン・スネアによる摘出を試みたが,摘出は不可能であった.そのため,市販の吸盤と紐で即興に作成した吸引器具による摘出を試みたところ,容易に摘出に成功し,手術を回避することができた.今回用いた手技は非常に簡便かつ効果的であり,従来の方法では摘出困難な直腸内異物に対して,特に有効な方法と考えられるものであり,若干の文献的考察を加えて報告する.
  • 西川 隆太郎, 奥川 喜永, 畑田 剛, 浦田 久志, 寺邊 政宏, 三木 誓雄
    日本臨床外科学会雑誌
    2016年 77 巻 6 号 1585-1589
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/12/29
    ジャーナル フリー
    症例は84歳,男性.平成27年9月某日,胃角部前壁の低分化腺癌の診断で,幽門側胃切除術を施行した.狭心症に対する冠動脈ステント術の術後のために,抗血小板剤の投与が行われていたため,周術期にヘパリン置換を行った.術後,ヘパリン投与中に左鼠径部から膝にかけての強い痛みと左下肢の脱力,伸展障害が認められた.対側にも同様の症状がみられたため精査した結果,両側性の腸骨筋血腫が認められた.
    ヘパリンの投与を中止し,安静にて保存的に経過観察を行ったところ腸骨筋血腫は消退したが,その後も大腿神経の支配領域の慢性疼痛と歩行障害が残存した.
    周術期のヘパリン置換に伴う腸骨筋血腫はまれな合併症である.また,腸骨筋血腫は,しばしば大腿神経ニューロパチーを合併することが知られている.その治療経験を踏まえて,腸骨筋の周囲の特異な解剖学的な注意点を周知する必要性があるため,文献的考察を加えて報告する.
  • 西川 隆太郎, 森本 雄貴, 濱口 哲也, 浦田 久志, 寺邊 政宏, 三木 誓雄
    日本臨床外科学会雑誌
    2016年 77 巻 5 号 1145-1149
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/11/30
    ジャーナル フリー
    症例は79歳,男性.下血を主訴に紹介入院となった.来院時には止血していたが,入院4病日目に再出血が認められた.緊急大腸内視鏡検査(CF)を施行し,上行結腸の憩室に出血が認められた.CFにて止血を試みたが,完全には止血できなかったため,緊急アンギオを施行し,活動性の出血が認められたため,NBCA(N-butyl-2-cyanoacrylate)による選択的動脈塞栓術(TAE)を行った.TAE後は塞栓部位を含めた結腸切除を行う方針とし,絶食にて経過観察したが,腹部症状なく,TAEの4日後に,待機的に手術を行った.術中所見では,上行結腸に全層性の壊死巣が環状に認められた.壊死巣を含めた憩室多発部位を切除するために,結腸右半切除を行った.術後創部の感染を合併したものの,排膿処置にて改善した.今回われわれは,結腸憩室出血に対する選択的TAE後,無症候性に結腸壊死が進行した1例を経験したので報告する.
  • 濱口 哲也, 森本 雄貴, 西川 隆太郎, 浦田 久志, 寺邊 政宏, 三木 誓雄
    日本臨床外科学会雑誌
    2016年 77 巻 5 号 1105-1109
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/11/30
    ジャーナル フリー
    症例は89歳,女性.2013年9月に切除不能S状結腸癌に対して回腸人工肛門造設術を施行した.外来フォロー中,2013年11月に人工肛門口側からの腸管脱出を認め,整復困難で嵌頓壊死も疑われた.自動吻合器を使用したAltemeier変法にて手術を行った.本症例では腹壁を切開することなく,脱出腸管外側を全周性に切開し,脱出腸管間膜の処理,脱出嵌頓部小腸の部分切除を行い,CDH®にて器械吻合を行った.術後は合併症なく経過良好で,その後も腸管脱出は認めていない.本法は開腹手術と比較して低侵襲であり,回腸人工肛門脱出嵌頓の外科的治療の選択肢となり得る.今回,回腸人工肛門脱出嵌頓に対して人工肛門再造設を行うことなく,Altemeier変法を応用し脱出腸管切除を施行し,良好な結果を得たので文献的考察を含めて報告する.
  • 西川 隆太郎, 石野 義人, 福浦 竜樹, 杉平 宣仁
    日本臨床外科学会雑誌
    2009年 70 巻 4 号 1209-1212
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/10/05
    ジャーナル フリー
    症例は45歳,女性.既往歴は高血圧と子宮筋腫とがあり,子宮筋腫に対しては平成16年に,経膣的子宮摘出術を施行されている.
    平成20年6月,下腹部の突っ張り感を主訴に近医婦人科を受診され,左下腹部に腫瘤を指摘され,当院へ紹介となった.腹部CTにて,左下腹部の腹壁および,腸管との境界が不明瞭な,長径6.5cm大,充実性で,内部はほぼ均一な軟部組織濃度を示す,表面平滑な腫瘤が認められた.腫瘤全体に造影効果が認められ,嚢胞状や壊死状の部分は認めなかった.注腸検査では,明らかな消化管への浸潤を疑わせる所見は認められなかった.そのため,腹膜あるいは後腹膜原発の腫瘍が疑われ,内科にてCTガイド下生検が行われたところ,デスモイド腫瘍の診断であったため,外科にて切除術を行った.デスモイド腫瘍は比較的稀な疾患であり,文献的考察を加えて報告する.
  • 渡邉 健斗, 海野 宏至, 喜多 晃司, 湏藤 啓広
    中部日本整形外科災害外科学会雑誌
    2022年 65 巻 2 号 231-232
    発行日: 2022/03/01
    公開日: 2022/07/27
    ジャーナル 認証あり
  • 藤本 信乃, 石田 聡, 中野 達徳, 北川 良子, 樋口 国博, 泉 道博, 中川 直樹, 相川 竜一, 足立 幸彦, 高橋 雅春, 竹井 謙之, 岡本 宏明
    肝臓
    2014年 55 巻 7 号 405-408
    発行日: 2014/07/20
    公開日: 2014/07/31
    ジャーナル フリー
    We experienced a case of hepatitis E in Mie prefecture infected with genotype 4 hepatitis E virus (HEV) strain endemic in Aichi and Shizuoka prefectures (Aichi/Shizuoka strain). The HEV isolate obtained from the patient clustered with other Aichi/Shizuoka strains with 100% of bootstrap value in the phylogenetic tree, and was more than 97.8% identical to other Aichi/Shizuoka strains, in the 412-nucleotide sequence within the ORF2 region. Interestingly, the patient had no history of consuming wild animal meat although all other reported Aichi/Shizuoka strains were recovered from meat from wild animals or humans after eating wild animal meat. The finding indicated that the origin of Aichi/Shizuoka strains is confined not only to wild animal meat but also to other unknown reservoirs.
  • 河合 美佐子, 白井 由美子, 福森 和俊, 奥川 喜永, 渡邊 暁子, 三枝 晋, 田中 光司, 三木 誓雄
    学会誌JSPEN
    2020年 2 巻 2 号 112-123
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/11/27
    ジャーナル フリー

    【目的】外来がん患者の食事・体調のセルフケア向けに開発した『体調記録』と『メニュー検索』機能を持つ「がん通院患者の食事支援システム」の有用性を調査する.【対象および方法】当院で抗がん剤治療中の外来患者27名に,本システムのアプリケーションソフトを搭載したタブレット端末を3カ月間居宅にて使用させ,1カ月毎に使用感等を評価させた.この間,院外の管理栄養士が週1回,記録された体調を参照して個別に食事のアドバイスを配信した.【結果】被験者20名(男性15名,平均64.0歳)が高い記録率を以て(平均93%)試験を完遂し,簡便性等使用感や食事支援・体調記録としての有用性の評価は概ね良好であった.食事のアドバイスは患者や介助者の食事への実務的かつ心理的支援となったと評価された.【結論】本システムは外来がん患者の体調記録に有用で,特にこのシステムを活用して行った食事のアドバイス配信は食支援として有用であった.

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