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クエリ検索: "嚢胞"
66,734件中 1-20の結果を表示しています
  • 堀江 重郎, 東原 英二, 河邉 香月, 阿曽 佳郎, 奥山 明彦, 熊澤 浄一, 島崎 淳, 東間 紘, 岸本 武利, 飯野 靖彦, 石川 勲, 大島 伸一
    日本泌尿器科学会雑誌
    1995年 86 巻 1 号 125-126
    発行日: 1995/01/20
    公開日: 2017/04/06
    ジャーナル フリー
  • 白川 靖, 古川 正人, 中田 俊則, 草野 敏臣, 酒井 敦, 渡部 誠一郎, 山田 雅史, 松尾 俊和, 古賀 浩隆, 内野 広文
    医療
    1992年 46 巻 7 号 536-541
    発行日: 1992/07/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    1970年以降経験した膵仮性
    嚢胞
    16例を成因により膵炎性8例と外傷性8例に分けて臨床的に検討した. 16例中, 自然消失を外傷性の3例(18.8%)に, 腹腔内への破裂を膵炎症の2例(12.5%)に認めた. 治療法は, 膵炎性では保存的治療例が4例, 観血的治療例が4例であったが, 外傷性ではそれぞれ5例と3例で保存的治療が多かった. 観血的治療としては, 開腹ドレナージ3例,
    嚢胞
    胃吻合術2例,
    嚢胞
    空腸吻合術2例,
    嚢胞
    膵体尾部合併切除1例であった. 保存的治療としては, 5例が輸液酵素阻害剤投与のみで, その他超音波誘導下経皮的
    嚢胞
    ドレナージ2例, 経皮的穿刺1例, 経皮経肝的胆管ドレナージ1例であった. 又, 外痛後
    嚢胞
    の消失が遷延した1例で膵
    嚢胞
    内ヘエタノールを注入し,
    嚢胞
    の縮小が得られた.
    以上, 膵仮性
    嚢胞
    に対しては最近, エコーガイド下の
    嚢胞
    ドレナージを主とした保存的治療で対処することが多くなったが, 自然破裂の存在を念頭におく必要があると思われ報告した.
  • 辻村 晃, 西村 憲二, 原 恒男, 松宮 清美, 岡 聖次, 高羽 津, 有馬 良一, 倉田 明彦
    医療
    1992年 46 巻 5 号 362-366
    発行日: 1992/05/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    精巣類表皮
    嚢胞
    の2例を報告する. 症例患者は26歳男性, 右陰嚢内腫瘤および排尿痛を主訴に来院した. 理学的所見では右陰嚢内に軽い圧痛を伴う硬結を触知した. 精巣腫瘍マーカーは総て正常範囲内であった. 精巣腫瘍の診断のもと右高位除睾術が選択された. 摘出標本では精巣実質内に2.2×2.0×1.6cm大の被膜で覆われた腫瘍を認め, 組織学的には精巣類表皮
    嚢胞
    と診断された. 症例2)患者は20歳男性, 右陰嚢内無痛性腫瘤を主訴に来院した. 精巣腫瘍マーカーは総て正常範囲内. 超音波検査で右精巣上極に境界明瞭内部不均一な充実性腫瘤瘍を認めたため, 右精巣腫瘍の診断のもと右高位除睾術を施行した. 2.0×1.8×1.8cm大の腫瘍を精巣実質内に認め, 組織学的には精巣類表皮
    嚢胞
    と診断された.
    類表皮
    嚢胞
    はまれな良性腫瘍で全精巣腫瘍の1%を占めている. 自験例2例を含めて精巣類表皮
    嚢胞
    本邦報告114例を集計し考察を加えた.
  • 川崎 公男, 生田 耕三, 小山 貴弘, 北見 真帆, 石津 祥子, 野本 大介, 梅田 誠, 松村 毅, 齋田 宏, 木村 利幸
    日本消化器内視鏡学会雑誌
    2010年 52 巻 7 号 1714-1719
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/09/06
    ジャーナル フリー
    症例は64歳女性.単純性肝
    嚢胞
    の増大のため経皮的ドレナージを施行したが,多量の胆汁流出が持続した.塩酸ミノサイクリン注入を行うが効果なく,手術も考慮した.ERCPにより肝内胆管と
    嚢胞
    の交通を認め,ENBD施行にて経皮ドレーンからの胆汁流出は著明に減少した.続いて前回同様にミノサイクリン注入を行い,
    嚢胞
    は縮小し治癒しえた.本法は胆管交通性肝
    嚢胞
    に対して手術前に考慮すべき有効な治療法と考えられる.
  • 加藤 大貴, 古川 博雄, 南 克浩, 新美 照幸, 藤原 久美子, 夏目 長門
    日本口蓋裂学会雑誌
    2011年 36 巻 1 号 7-11
    発行日: 2011/04/25
    公開日: 2012/01/25
    ジャーナル 認証あり
    【緒言】口腔領域に発生する類皮
    嚢胞および類表皮嚢胞
    は,
    嚢胞
    全体の0.01%であり,比較的まれな疾患である。当施設では口唇口蓋裂の一貫治療を長年にわたり行っているが,口唇形成術術後に上唇に類皮
    嚢胞および類表皮嚢胞
    が生じた症例を経験したのでその概要に文献的考察を加え報告する。
    【対象】1993年4月から2003年3月までに愛知学院大学歯学部附属病院口唇口蓋裂センターでの口唇口蓋裂治療を終えた848例のうち,病理組織学的に上唇部の類皮
    嚢胞および類表皮嚢胞
    と診断された症例7例を対象とした。口唇形成術の術式と
    嚢胞
    発見時期,
    嚢胞
    摘出時期および病理組織所見の関連について検討を行った。
    【結果】対象7例はいずれも口唇裂を伴った症例で,口唇裂単独が3例,口唇口蓋裂が4例であった。裂型は両側裂が3例,片側裂が4例(右側1例,左側3例)であった。上唇
    嚢胞
    はいずれも披裂側もしくはそれに近接する場所に発生していた。
    嚢胞
    の発見時期は,初回口唇形成術もしくは口唇再形成術が施行されてから6か月から3年経過観察を行ってからであった。病理組織学的診断は,類皮
    嚢胞
    が1例,類表皮
    嚢胞
    が5例,類皮
    嚢胞および類表皮嚢胞
    の混在例が1例であった。初回口唇形成術術後に
    嚢胞
    が発生した症例のうち4例でサントス弁が使用されていた。
    【考察】口唇形成術術後に披裂側もしくはそれに近接して
    嚢胞
    が発生する症例はこれまでも報告があるが,口唇形成術術式と類皮
    嚢胞および類表皮嚢胞
    との関係について検討した報告は少ない。本報告7例のうち4例で口唇形成術時にサントス弁を用いていることからサントス弁が
    嚢胞
    の形成に関与している可能性が考えられた。口唇形成術術後の合併症として上唇部
    嚢胞
    の発生も考慮し,より合併症の少ない口唇形成術術式を検討する必要性があると思われた。
  • 諸冨 康行, 比嘉 利信, 井上 謙次郎, 井上 雄彦, 河野 正
    医療
    1991年 45 巻 2 号 166-169
    発行日: 1991/02/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    58歳の男性, 6歳時に気管支喘息があり, 43歳には自然気胸を発症し, 49歳時より労作性の呼吸困難がはじまった. このとき胸部X線で多発性肺
    嚢胞
    を指摘され, 右下葉に巨大な肺
    嚢胞
    を認めた. これ以後準呼吸不全の状態で経過し, 1989年にウイルス性肺炎で死亡した. 剖検では多数の肺
    嚢胞
    があり, とくに左右下葉の
    嚢胞
    は巨大であった. 肺炎像とともに右心肥大が著明であった. この気腫性肺
    嚢胞
    の成因については気管支一肺胞の弁状機構が働いているとおもわれる.
  • 東 宣彦, 馬場 崇, 四宮 幸子, 大越 恵一郎, 若杉 英之
    医療
    1994年 48 巻 12 号 1061-1065
    発行日: 1994/12/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    症例: 51歳, 女性. 主訴: 上腹部腫瘤. 家族歴: 母と母の妹に多発性肝
    嚢胞
    . 現病歴: 1993年7月, 上腹部腫瘤に気付き当院受診. 現症: 右鎖骨中線上5横指, 正中線上膀下3横指の硬い肝を触知した. 検査成績: 軽度の肝機能障害, UC・CT検査にて肝内に無数の
    嚢胞
    を認め, 肝の大部分は
    嚢胞
    で置換されていた.
    嚢胞
    液の細胞診はclass Iであった. 現在, 経過観察中である. 本症例を含め, 最近4年間に最大径10cm以上の巨大肝
    嚢胞
    を6症例経験した. 全例女性, 受診時年齢38~79歳(平均61. 7歳), 単発性
    嚢胞
    3例, 多発性3例. 1例には手術が施行されたが, 4例にはエタノール注入が行われ, その後すべての例において再発を認めていない. エタノール注入療法は肝
    嚢胞
    の安全, 確実な治療法であると考えられる.
  • 割田 雄司, 野口 誠, 土屋 梅佳, 森沢 真知子, 横尾 恵美子, 曽田 忠雄, 宇野 公男
    医療
    1986年 40 巻 12 号 1109-1113
    発行日: 1986/12/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    1980年4月から1985年9月までの5年6ヵ月間に当科で摘出手術を行つた顎口腔領域の類表皮
    嚢胞
    10例について臨床統計的観察を行つた. 患者の年令は20才代から50才代までの各年代にほぼ均等に分布しており, 従来の報告とほぼ同様であつた. 発生部位に関しては口腔領域の好発部位とされている口底部発生例はなく, 比較的まれとされている頬部(5例)および下唇部(2例)が大半を占め, 諸家の報告とは異なつていた. しかし, 頬部や口唇の
    嚢胞
    は直径20mm以下の小
    嚢胞
    が多く, 粉瘤あるいは粘液瘤などとの臨床診断で処置され, 病理組織学的検索の行われない場合も多いと推測され, 頬部あるいは口唇部への発生頻度は諸家の報告より高い可能性も考えられた. 病理組織学的検索では全例が皮膚付属器官を含まない類表皮
    嚢胞
    で, 摘出後の再発例はなく予後は良好であつた.
  • 藤本 和久, 玉城 廣保
    医療
    1991年 45 巻 6 号 553-559
    発行日: 1991/06/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    昭和53年4月より昭和63年12月までの約11年間に本院歯科・口腔外科を受診し, 顎骨
    嚢胞
    と診断され治療した159例について臨床統計的観察を行い以下の知見を得た.
    最も多く認められたのは歯根
    嚢胞
    で99例(62.3%), 次いで術後性上顎
    嚢胞
    29例(18.2%), 以下, 濾胞性歯
    嚢胞
    15例(9.4%), 顔裂性
    嚢胞
    8例(5.0%), 類表皮
    嚢胞
    3例(1.9%)などであった. 歯原性
    嚢胞と非歯原性嚢胞
    の発現率は2.9:1で歯牙に由来する
    嚢胞が非歯原性嚢胞
    の約3倍であった. さらに, 歯根
    嚢胞と濾胞性歯嚢胞
    においては, 6.6:1の発現率を示していた.
    主訴別症例数については, 腫脹72例(36.9%)で最も多く, 次いで腫脹および疼痛37例(19.0%), 違和感23例(11.8%),疼痛19例(9.7%)などの順であり, これら4群の合計は151例(77.4%)であった.
  • 谷口 清英, 石川 眞理子, 宮脇 栄, 杉原 英子, 奥田 廣美, 畑中 良夫
    医療
    1995年 49 巻 11 号 971-974
    発行日: 1995/11/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    症例は48歳女性. 巨大化した多発性
    嚢胞
    腎(ADPKD)に基づく慢性的な腰痛に対し, 塩酸ミノサイクリンと95%エタノールを注入する
    嚢胞
    穿刺術を試行した. 穿刺固定3カ月後, 6カ月後の腹部CTで, 注入後の
    嚢胞
    容積の縮小を認めた.
    大量に貯留した
    嚢胞
    液中のレニン活性は低値で, 腎機能は長期間にわたり比較的温存されていたことから,
    嚢胞
    液中のレニン活性が高血圧の指標のみならず,
    嚢胞
    腎から慢性腎不全への移行を予測する指標ともなる可能性が示唆された.
  • 渡部 克也, 林 康史, 前原 孝光, 諸星 隆夫, 今田 敏夫
    肺癌
    1998年 38 巻 3 号 275-278
    発行日: 1998/06/20
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    症例は73歳男性. 健康診断の胸部X線写真にて気腫肺の診断で経過観察中であったが, 右上肺野に腫瘤状陰影を指摘された. その後の胸部CTでは右上葉およびS6の多数の
    嚢胞
    とともに右肺S2領域に存在する辺縁明瞭な充実性腫瘤を認められた. この胸部CTを以前のものと比較したところ, 2ヵ所の肺
    嚢胞
    が新たに充実性腫瘤に置き換わっていた. 腫瘤は
    嚢胞
    壁より発生し,
    嚢胞
    の内腔を満たすように発育していったものであると思われた. 比較的急速に腫瘤が発育したことより悪性を疑い開胸手術を施行した. 手術所見は,
    嚢胞
    周囲に炎症性と思われる強固な胸膜癒着を認め, 術中迅速診断にて
    嚢胞
    内に壊死物質と扁平上皮癌を認めたため右上葉切除 (R2a) を行った. 肺
    嚢胞
    性疾患患者に対しては肺癌の合併を念頭に置き, CTを中心とした画像診断による定期的な経過観察を行い, ひとたび肺癌を疑った場合には開胸肺生検をはじめとした積極的な検索が必要であると思われた.
  • 喜多嶋 拓士, 上岡 博, 木浦 勝行, 田端 雅弘, 原田 実根, 清水 信義
    肺癌
    1997年 37 巻 6 号 913-917
    発行日: 1997/10/20
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    症例は48歳, 男性.平成3年10月より右肺尖部の巨大肺
    嚢胞
    症に感染を合併し, 発熱, 右胸背部痛にて入退院を繰り返していたが, 平成6年10月, 胸部CTにより
    嚢胞
    部に一致して腫瘤影を発見された.気管支鏡検査, CTガイド下経皮肺生検を施行したが確定診断がつかず, 胸壁外に浸潤した腫瘤の全麻下生検により低分化型腺癌と診断された.cisplatin, 5-fluorouracilおよび胸部照射の同時併用療法を行ったところ, 腫瘍の著明な縮小と発熱, 右胸背部痛の軽減が認められた.
  • 竹中 雅彦, 中野 孝司, 岩橋 徳明, 波田 寿一, 東野 一彌, 植松 邦夫
    肺癌
    1993年 33 巻 6 号 959-964
    発行日: 1993/10/20
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    症例は47歳の男性. 4, 36, 37, 39歳時において4回の肺炎に罹患し, さらに, 39歳時に初めて右上肺野に気腫性
    嚢胞
    を指摘されている. 昭和63年9月に気腫性
    嚢胞
    と反対側に肺炎を発症し, 抗生剤投与にて軽快したが, その3カ月後, 発熱と胸部X線写真上異常陰影が出現し, その精査加療目的で入院となった. 胸部X線上, 気腫性
    嚢胞
    は8年前と比較して, 多発性に増大しており, 更に
    嚢胞
    に接して径4.6cmの腫瘤陰影を認めた. 腫瘤陰影は経皮的肺生検によって低分化型腺癌と診断し, 平成1年3月当院胸部外科にて右肺上葉切除術を施行した. 上葉肺前面に巨大な腫瘤と背面から肺尖部にかけて気腫性
    嚢胞
    があり, それらには若干の索状癒着があった. 術後8カ月目に非定型抗酸菌症が生じ, 某院に転院となった
  • 虻江 誠, 鈴木 雅貴, 小野寺 博義, 鈴木 眞一, 萱場 佳郎, 加賀谷 浩文, 野口 哲也, 菊地 徹, 内海 潔, 藤谷 恒明, 山並 秀章, 立野 紘雄
    日本消化器内視鏡学会雑誌
    2008年 50 巻 8 号 1743-1751
    発行日: 2008/08/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
    症例は57歳,男性.2003年6月より膵頭部のmacrocystic dominant typeの膵漿液性
    嚢胞
    腺腫の診断にて経過観察をしていた.2006年3月に
    嚢胞
    径の縮小,壁肥厚及び結節様所見を認め,悪性化も否定できなかったため幽門温存膵頭十二指腸切除術を施行した.組織学的には漿液性
    嚢胞
    腺腫で悪性像を認めず,厚い線維性組織からなる
    嚢胞
    壁とコレステリン結晶及び出血を認めた.膵漿液性
    嚢胞腺腫において嚢胞
    内に出血をきたし,
    嚢胞
    径が縮小した例は稀であり,報告する.
  • 井上 修平, 澤井 聡, 手塚 則明, 紺谷 桂一, 藤野 昇三, 加藤 弘文
    肺癌
    1997年 37 巻 4 号 537-546
    発行日: 1997/08/20
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    1995年7月から1年間に気腫性肺
    嚢胞
    に隣接した原発性肺癌の4切除例を経験した.症例は38歳から68歳の男性で, 全例重喫煙者 (BrinkmanIndex=450-2000) であった.全例に肺葉切除術を施行した.組織型は1例が扁平上皮癌 (病理病期III A期) で, 3例が腺癌 (病理病期1期) で, 低分化腺癌は1例であった.転帰は, 全例が再発なく術後5-15ヵ月生存中である.気腫性肺
    嚢胞
    患者, 中でも男性の重喫煙者は肺癌のハイリスクグループとして胸部CT検査を中心とした経過観察が必要であり, 経過中に新たな陰影が出現した場合には, 肺癌を念頭に入れての精査が必要である.また, 気腫性肺
    嚢胞
    隣接肺癌は低分化型が多く, 発見時に進行している場合も多いため, 一般に予後が不良といわれているが, 早期発見, 早期診断して治癒切除ができれば良好な予後が期待できると考えられた.
  • 小池 道子, 中川 健, 松原 敏樹, 石川 雄一, 翁 秀岳, 土屋 永寿
    肺癌
    1991年 31 巻 2 号 265-273
    発行日: 1991/04/20
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    症例は66歳男性. 喀痰細胞診発見. 胸部X線で右上葉の腫瘤陰影と右下葉の気腫性病変を認め, 当初前者を癌と疑ったが, CT, 経時的陰影変化, TBLBにより下葉の気腫性
    嚢胞
    合併肺癌と局在診断し, 手術により確認した. 癌は明らかな腫瘤を形成せず,
    嚢胞
    壁に沿って広範に浸潤した高分化乳頭腺癌で, pT2N2MO, pStageIIIAであった. 本症例を含め自験例5例, および本邦報告30例の
    嚢胞
    壁に接する肺癌症例について, 診断を中心に検討した.
  • 野上 以織, 豊島 貴彦, 栗原 祐史, 佐藤 華, 代田 達夫, 新谷 悟
    Dental Medicine Research
    2010年 30 巻 2 号 156-160
    発行日: 2010/07/31
    公開日: 2013/03/26
    ジャーナル フリー
    無痛性に増大した50 mmを超えた舌下型類皮
    嚢胞
    を経験したので報告する. 症例は29歳女性で, 近歯科にて口底部の腫脹を指摘され, 平成21年6月, 紹介により当科を受診した. 初診時, 口底部に無痛性, 弾性軟の膨隆を認め, 二重舌を呈していた. 咬頭嵌合位をとることは可能で, 舌の運動, 構音, 摂食嚥下などの明らかな機能障害は認めなかったが, 就寝時に呼吸苦を自覚していた. MRI所見ではT2強調画像において辺縁部分に強い高信号, 内部に不均一な低信号を示す50×30×30 mm大の類円形, 境界明瞭な
    嚢胞
    性病変を認めた. 平成21年9月, 全身麻酔下で口内法による
    嚢胞
    摘出術を施行した. 術後, 口底部の腫脹による気道狭窄が懸念されたため, 挿管および鎮静を18時間継続して経過観察を行った.
    嚢胞は病理組織学的に類皮嚢胞
    と診断された.
  • 林 伸行, 小森 保生, 林 隆一, 遠藤 茂夫, 山口 丈夫, 森瀬 公友, 稲垣 貴史, 木村 昌之, 斉藤 祐一郎
    日本消化器内視鏡学会雑誌
    1990年 32 巻 4 号 900-904_1
    発行日: 1990/04/20
    公開日: 2011/05/09
    ジャーナル フリー
    症例は83歳の女性で,1カ月前からの右上腹部痛にて受診し,US,CTにて膵頭部に直径8cmの単胞性
    嚢胞
    が発見されたため精査を行った.ERCPにて膵管との交通があり,また主膵管の軽度拡張,膵尾部膵管の限局性嚢状拡張を認めたため仮性
    嚢胞
    が疑われたが,エコー下ドレナージによって得られた
    嚢胞
    液がやや粘稠で,
    嚢胞
    液中腫瘍マーカーも高値であったため,瘻孔を漸次拡大した後,経皮的膵
    嚢胞
    鏡検査を施行した.内視鏡下生検により
    嚢胞
    腺腫と診断され,悪性所見を認めないため,
    嚢胞
    十二指腸吻合術を行った.経皮的膵
    嚢胞鏡検査は膵嚢胞
    の鑑別に有用な検査と考えられる.
  • 高橋 隆二, 中田 尚志, 森 裕二, 阿部 庄作
    肺癌
    1999年 39 巻 2 号 165-170
    発行日: 1999/04/20
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    症例は44歳男性.喫煙歴15本/日×24年間.平成5年5月から肺気腫にて外来で経過観察中であったが, 以後3年間来院せず平成8年9月胸部CTにて異常陰影を認めた.右S6c末梢のブラの内腔に初診時には認められなかった径16mm大のきわめて鮮明な腫瘤陰影がポリープ状に突出しているのを認めた.ブラに合併した肺癌あるいはfungus ballが疑われたが, 開胸肺生検にて腺癌との診断が得られ, 引き続き右下葉切除術とリンパ節郭清を施行した.組織学的には腺癌でT1N0M0, stage IAであった.腫瘍は肺実質からブラ側ヘダンベル様に増殖して, その大部分はブラ側にポリープ状を呈していた.気腫性
    嚢胞
    の患者に肺癌が高頻度に合併するとされ, しばしば報告はみられるが, ブラ壁内腔側ヘポリープ状に発育する症例は少ない.本邦における肺
    嚢胞
    隣接肺癌症例100例について本症例を含めて検討した.
  • 小俣 裕昭, 池田 眞紀子, 秋元 芳明, 藤井 彰
    日本化学療法学会雑誌
    2005年 53 巻 8 号 488-490
    発行日: 2005/08/25
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    顎骨内
    嚢胞
    を摘出した患者を対象とし, 術前にcefdinir (CFDN) 200mgを経口投与し, 血清, 顎骨内
    嚢胞嚢胞
    壁, および
    嚢胞
    内容液中のCFDN濃度をペーパーディスク法で測定し, 以下の結果を得た。
    1) 血清中CFDN濃度のピーク時間はCFDN投与後3.5時間に認められ, 平均ピーク濃度は, L94μg/mLであった。
    2)
    嚢胞
    壁中CFDN濃度のピーク蒔問はCFDN投与後3.5時間に認められ, 平均ピーク濃度は, 0.69μg/gであった。またピーク時間における
    嚢胞
    壁/血清は, 0.37であった。
    3)
    嚢胞
    内容液中CFDN濃度のピーク時間はCFDN投与後3.5時間に認められ, 平均ピーク濃度は, 0.22μg/mLであった。またピーク時間における
    嚢胞
    内容液/血清および
    嚢胞
    内容液/
    嚢胞
    壁は, 0.12および0.33であった。
    以上の結果より
    嚢胞壁および嚢胞
    内容液中の平均ピークCFDN濃度は, 歯性感染症より分離されたoral streptococciのMIC80値を超えており, CFDNは口腔外科臨床上有用な抗菌薬であると推察された。
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