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クエリ検索: "培養土"
1,620件中 1-20の結果を表示しています
  • 伴 琢也, 串崎 可奈恵, 足立 文彦, 石橋 美保子, 武田 久男, 小林 伸雄, 浅尾 俊樹
    園芸学研究
    2013年 12 巻 2 号 131-134
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/07/03
    ジャーナル フリー
    籾殻を含有するブルーベリーの挿し木繁殖用
    培養土
    を開発することを目的とし,
    培養土
    に対する籾殻の添加がブルーベリーの挿し穂の根系発達に及ぼす影響を調査した.
    培養土
    における籾殻の割合が50%の時,挿し穂の生存率と挿し穂から発生した不定根の乾物重が最大になった.挿し穂から発生した不定根の総根長は
    培養土
    における籾殻の割合が25%の時に最大になった.挿し穂から発生した不定根の成長と
    培養土
    における籾殻の割合の間には統計的に有意な相関があった.
    培養土
    における籾殻の割合が約40%の時,ブルーベリーの挿し穂の根系発達は最大になるものと予想できる.本研究の結果より,籾殻はブルーベリーの挿し木繁殖用
    培養土
    として十分利用できると結論した.
  • 鶴見曹達株式会社
    電気化学および工業物理化学
    1979年 47 巻 12 号 746-747
    発行日: 1979/12/05
    公開日: 2019/11/14
    ジャーナル フリー
  • 大津 善雄, 生部 和宏
    日本土壌肥料学雑誌
    2017年 88 巻 3 号 238-241
    発行日: 2017/06/05
    公開日: 2018/06/05
    ジャーナル フリー
  • 鬼頭 誠, 吉田 重方
    日本土壌肥料学雑誌
    1993年 64 巻 1 号 1-8
    発行日: 1993/02/05
    公開日: 2017/06/28
    ジャーナル フリー
    前報において植物性廃棄物と浄水場発生土を組み合わせることにより
    培養土
    が容易に製造できることを明らかにした.しかし材料とした浄水ケーキがリン酸固定を起こすために可給態リン酸含量がきわめて低く,かつ,交換性カルシウム含量も低い
    培養土
    となり,そのことが作物生育の制限因子として働くことを明らかにした.この点を改善し,より良好な
    培養土
    を製造することを目的として,本試験では過リン酸石灰および発泡ケイ酸カルシウム材を加えた
    培養土
    の製造を試みるとともに,その
    培養土
    製造過程における物質変動を調査した.なお,供試植物残さとしては前報と同じ草種(セイタカアワダチソウ,ヨモギ,ススキ,ダイズ,トウモロコシの茎葉)を用いたが,それ以外にモリシマアカシアのせん定枝も供試した.1)供試した植物材料の乾物分解,炭素消失および窒素消失はいずれも埋設1ヶ月間で急激に起こり,その分解,消失率はいずれもダイズ,トウモロコシ,セイタカアワダチソウにおいて高く,ススキ,モリシマアカシアにおいて低かった.また,乾物分解率と植物材料の成分との間には,全炭素含量との間に負の相関が認められた.2)供試植物材料の違いによって製造した
    培養土
    の硝酸態窒素含量は異なり,ダイズを植物材料としたものでは最も高く,ススキを材料としたものではきわめて低含量であった.また,ダイズ,トウモロコシを材料としたものでは
    培養土
    の堆積に伴い低下傾向を示し,ヨモギ,モリシマアカシアの材料としたものでは高まる傾向を示した.3)過リン酸石灰と発泡ケイ酸カルシウム材の添加により,Ca型リン酸含量と交換性カルシウムの含量の高い良好な
    培養土
    が製造できた.4)それら
    培養土
    で栽培したコマツナの生育は化学肥料を施肥した土壌に栽培したものに比べて良好な生育を示し,特に根部生育は高まった.したがって,植物の生育反応の点からみても良質な
    培養土
    が製造できたことがうかがわれた.以上の結果から,植物性廃棄物を主材料とした
    培養土
    の製造に際しては,材料とする植物性廃棄物の種類によって堆積時間を多少考慮することが必要であるが,果・葉菜類等の育苗用
    培養土
    として利用可能であるものと推察された.
  • *酒井 敦, 和田 恵次, 高相 徳志郎, 安田 惠子, 三村 徹郎
    日本生態学会大会講演要旨集
    2005年 ESJ52 巻 G112
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/03/17
    会議録・要旨集 フリー
    マングローブ林では、カニの存在がマングローブの生育に影響することが、豪州や米国での野外実験から示唆されている。本研究では、マングローブ植物(オヒルギ、 Bruguiera gymnorhiza )とカニ(オキナワハクセンシオマネキ、 Uca perplexa )を長期に亘り実験室内で共存させる系を開発し、カニの存在が土壌の性質やマングローブ植物の成長に及ぼす影響を検討した。高さ約15 cmまで育てたオヒルギ胎生種子を、園芸用の
    培養土
    あるいは和歌山県白浜の干潟にて採取した砂泥の入ったプラスチックボックス(容量約75 l)に6本づつ植え、20 - 25℃、14時間明期(30μmol m -2 s -1 )/10時間暗期で培養した。半数の培養ボックスにはカニを15 - 30個体入れ、残りのボックスにはカニを入れずに培養を続け、植物の成長を経時的に測定した。
    培養土
    と砂泥いずれを用いた場合にも、マングローブ植物とカニを10ヶ月の長期に亘り共存させながら実験室内で維持することができた。
    培養土
    を用いた場合、植物の成長はカニの有無に影響を受けなかったが、砂泥を用いた場合には、
    培養土
    の場合に比べ植物の成長が抑制され、特にカニが共存していない場合には、実験期間内に植物体の半数が枯死してしまった。土壌の空隙率や通気性の目安として透水性を測定・比較したところ、
    培養土
    は透水性が高いが砂泥は透水性が低いこと、砂泥でもカニが存在する場合には局所的に透水性の高い部分があること、などが分かった。このことから、
    培養土
    では元々通気性が高いためカニの有無によって植物の生存率に違いが出なかったのに対し、通気性が低い砂泥ではカニの巣穴により通気性が改善され、植物の生存率に影響を及ぼしたのではないか、と考えられた。
  • 高田 健一郎, 藤原 隆広, 熊倉 裕史, 吉田 祐子
    農作業研究
    2006年 41 巻 1 号 1-11
    発行日: 2006/03/15
    公開日: 2010/02/09
    ジャーナル フリー
    We investigated the effects of the watering level after sowing on the emergence of spinach (‘Active’: primax seeds) in a plug-transplant nursery system. An emergence rate over 90% was obtained by providing about 200ml of water per plug tray (200 cells per tray, 13ml per cell) regardless of the culture soil component. Contradictorily, a low emergency rate was observed after excessive watering. The emergence rate under a consecutive 25°C condition was 70% or less. The rate was improved by 1) watering with 400-600ml per tray, and 2) subjecting trays to 15-20°C (optimal temperatures for germination) for 3 days after sowing. These management methods promoted about 90% emergence rate even if trays were exposed to a 25°C condition from the fourth day onward. The optimal watering level per plug tray for seed emergence under a condition of 19.1°C were, 100-400ml for normal seeds (with pericarp) and presoaked normal seeds, 200ml for primax seeds, and 400-800ml for naked seeds, respectively. In an optimal watering level, about 90% seeds emerged promptly within 10 days.
  • 田代 友利華, 永瀬 彩子, 高橋 輝昌
    日本緑化工学会誌
    2012年 38 巻 1 号 45-50
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/04/16
    ジャーナル フリー
    屋上植栽基盤における剪定枝由来堆肥の利用可能性を検討するため,剪定枝由来堆肥のみの土壌基盤 (以下,剪定枝),園芸
    培養土
    のみの土壌基盤 (以下,
    培養土
    ),剪定枝と
    培養土
    を重量比 1:1 で混合した土壌基盤 (以下,混合土) の 3 種類の土壌基盤の調査を行った。千葉大学園芸学部松戸キャンパス内 5 階屋上で,それぞれの土壌基盤を充填したプランターにおいて,葉菜類 (コマツナ,チンゲンサイ,リーフレタス) と草本類 (ストック,ビオラ,ハボタン) の生育調査を行った。調査結果から,剪定枝でも
    培養土
    と同程度の生長が認められたため,剪定枝由来堆肥は,軽量で環境に配慮した屋上植栽基盤として利用することが可能であることが示された。
  • 橘田 安正, 大澤 元成, 森国 博全
    日本土壌肥料学雑誌
    2002年 73 巻 2 号 151-153
    発行日: 2002/04/05
    公開日: 2017/06/28
    ジャーナル フリー
  • 鬼頭 誠
    日本土壌肥料学雑誌
    1997年 68 巻 2 号 163-166
    発行日: 1997/04/05
    公開日: 2017/06/28
    ジャーナル フリー
  • 小島 道也, 佐藤 幸夫, 丸山 保司
    日本土壌肥料学雑誌
    1982年 53 巻 1 号 53-56
    発行日: 1982/02/05
    公開日: 2017/06/28
    ジャーナル フリー
  • 角田 真一, 佐藤 裕隆, 大志万 浩一, 丸尾 達, 小堀 英和
    園芸学研究
    2003年 2 巻 1 号 9-13
    発行日: 2003年
    公開日: 2008/01/22
    ジャーナル フリー
    浄水場で発生する浄水ケーキを堆積発酵させる場面において,バーク堆肥の添加が浄水ケーキ中の無機態窒素量やマンガン含有量に及ぼす影響,また,発酵後の処理ケーキを
    培養土
    として利用した場合に,植物の生育に及ぼす影響について調査した.実験は,浄水ケーキおよび浄水ケーキとバーク堆肥の混合物を堆積発酵処理することにより,堆積中の温度と処理ケーキ中の窒素およびマンガンの挙動に及ぼす影響を比較検討した.その結果,
    (1)バーク堆肥を予め添加することにより,発酵が促進されると同時に,処理ケーキ中の二価マンガン含有量が低減した.
    (2)無機態窒素含有量は両区で傾向が異なり,添加区が無添加区より低い傾向であった.
    (3)堆積発酵後の処理ケーキを原料にした
    培養土
    を作成し,ユウガオを用いた栽培試験を行った結果,浄水ケーキの混合割合が70%と高い場合には,バーク堆肥を予め添加した区が無添加区に比べマンガン含有量が低く,ユウガオの生育は良好となったが,混合割合が55,40%では両区に差はみられなかった.
    本実験結果から,浄水ケーキを
    培養土
    原料として利用する際に,過剰の二価マンガンを低減するためには,有機物を添加し,発酵を促すことが望ましいことが明らかとなった.
  • 繆 冶煉, 堀部 和雄, 法貴 誠, 岩井 静子, 青木 勝平, 加藤 元保
    農業機械学会誌
    2000年 62 巻 Supplement 号 185-186
    発行日: 2000/04/01
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 田中 豊秀, 神頭 由美, 桝田 正治, 五味 清
    園芸学会雑誌
    1989年 57 巻 4 号 674-684
    発行日: 1989年
    公開日: 2007/07/05
    ジャーナル フリー
    本試験は
    培養土
    と肥料を異にして栽培したカトレアCattleya hybrid, Lc. Pacific South×Bc. Deesse, の生長と養分吸収について比較検討したものである.
    1. 水ごけに植え, 油粕+骨粉 (1:1, 容積比) 混合物を1個体に2.5gずつを新茎の生長期に3回 (窒素376.5mg) 与える, いわゆる慣行栽培によるカトレアはよく生長した. 窒素, リン, カリウム, カルシウム, マグネシウムの施与量に対する吸収量の割合はそれぞれ19.3, 2.7, 149.7, 16.5, 85.2%であった.
    2. 水ごけの代わりにボラ+ピート (1:1, 容積比) 混合土に植え, 油粕+骨粉混合物を1個体に2.5gずつを3回与えたカトレアも慣行栽培のカトレアと同程度に生長した.
    3. ボラ+ピート (1:1) 混合土に植え, 窒素, リン, カリウム, カルシウム, マグネシウムの濃度がそれぞれ231, 46.5, 117.3, 80.1, 12.2ppmの濃度の標準培養液を20mlずつ40回 (窒素184.8mg) 与えたカトレアは慣行栽培のカトレアと同程度によく生長した. 窒素とリンの施与量に対する吸収量の割合はそれぞれ45.9, 39.8%であったが, カリウム, カルシウム, マグネシウムについてはそれぞれ226.6, 208.8, 804.3%であった. 培養液のカリウム, カルシウム, マグネシウムの濃度を高くしてカトレアの生長に適した培養液に改良する必要がある. 標準培養液の1/3の濃度の培養液では生長がやや劣った.
    4. ヘムロックバークに植え, 標準培養液で栽培したカトレアも慣行栽培のカトレアの同程度によく生長した. 各要素の施与量に対する吸収量の割合はボラ+ピート (1:1) 混合土のカトレアの場合と同程度であった.
    5. 窒素, リン, カルシウム, マグネシウムは全体の23~27%が新茎に存在したのに対し. カリウムは約43%が新茎にあった. 油粕+骨粉混合物だけに依存した施肥では新茎の生長に必要なカリウムが不足することが考えられる.
  • 池本 三郎, 安部 鉄雄, 長谷川 芳男, 平野 達也, 中井 勲, 山岡 好夫
    樹木医学研究
    2015年 19 巻 3 号 149-153
    発行日: 2015/07/31
    公開日: 2018/08/27
    ジャーナル フリー
  • 野澤 直美, 村橋 毅, 高野 文英
    科学教育研究
    2023年 47 巻 2 号 180-192
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/07/08
    ジャーナル フリー

    Saltpeter is an important material for making gunpowder. Saltpeter was not produced naturally in Japan. Known artificial methods for making Saltpeter include the “Kodo-hou”, using underfloor soils, and the “Baiyou-hou”, using soil mixed with silkworm feces and wild grasses. These are valuable historical science technologies that have been passed down for about 300 years until the beginning of the Meiji era. The science of Saltpeter is considered to be a comprehensive science that transcends subject areas such as History, Chemistry, Biochemistry, Global Environment, and Geopolitics. The production methods described in historical records in the Edo era require a large amount of materials including soils and wood ashes as well as a long time. In order to put this into practice in educational settings, a simple and small-scale Saltpeter Making Method is required. We have therefore developed a simple method of small-scale Saltpeter Making of the “Kodo-hou”, which was the most popular throughout the country during the Edo era. The science of Saltpeter Making can be expected to spread to the field of global environment in secondary and higher education, and is suitable as a Comprehensive Science teaching material that goes beyond the subject area.

  • (2) キュウリの生育に対する根圏空気中のCO2の影響
    北宅 善昭, 矢吹 万寿, 清田 信
    農業気象
    1984年 40 巻 2 号 119-124
    発行日: 1984/09/10
    公開日: 2010/02/25
    ジャーナル フリー
    The relationship between CO2 concentration in the rhizosphere and the growth of cucumber plant was studied. Growth rates of cucumber plant growing in the sand culture were compared for CO2 concentration varying from 0 to 5% in the rhizosphere. The effects of CO2 and O2 in the rhizosphere on photosynthetic rate were then investigated.
    The results obtained were as follows.
    (1) The growth suppression of cucumber plant occurred at 0.5-2% CO2 in the rhizosphere. Total dry weight and leaf area decreased up to 80-90% by the increase of CO2 concentration (2-5%) in the rhizosphere.
    (2) The growth suppression by CO2 was found five days after the beginning of treatments.
    (3) Water content of the top decreased with increase in CO2 concentration in the rhizosphere.
    (4) Photosynthetic rate decreased two hours after the beginning of treatments even at 3-5% CO2. After four hours, photosynthetic rate at 10% CO2 declined up to 85% of that before the treatment, while it retained 95% when treated with 10% O2.
    As described above, it is proved that the growth of cucumber plant is suppressed with increase in CO2 concentration in the rhizosphere before the suppression by decreasing O2 concentration occurs.
  • 雪田 金助, 赤平 知也
    北日本病害虫研究会報
    2002年 2002 巻 53 号 126-130
    発行日: 2002/11/30
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    大きさ4号の素焼きポットに植え付けた1年生リンゴ台木のマルバカイドウ (Malusprunifolia) に対する紫紋羽病菌 (Helicobasidium mompa) の接種法を考案した. 本接種法は病原菌をリンゴ切枝片で培養したものを接種源とし, その最適な接種条件は, 接種源の培養日数が25℃ で21~56日間, 接種量が3~10g, 灌水が3~4日に1回の割合で100ml,
    培養土
    が火山灰土の組み合わせであった. 本条件で病原菌を接種し, 25℃ で植物用ホモルクス蛍光灯を24時間連続照明して管理した結果, 接種15~20日後にはマルバカイドウの根部に多数の侵入座が形成され始め, 根部腐敗を引き起こし, 接種25~30日後には地上部の枝葉全体が萎凋・枯死した.
  • 前田 茂一, 仲 照史, 角川 由加, 後藤 丹十郎
    植物環境工学
    2009年 21 巻 4 号 169-174
    発行日: 2009/12/01
    公開日: 2009/12/01
    ジャーナル フリー
    Ebb & Flowシステムで鉢底面から給水したかんがい水のDO濃度が, シクラメンの生育と収穫後の鉢花品質に及ぼす影響を調査した. かんがい水のDO濃度は酸素発生機と空気圧縮機を使用して, 処理濃度により4~6ppm (対照区), 7~9 ppm, 15~18 ppm, 30~35 ppmの4段階に設定した. かんがい水は, DO濃度を高めるほどpHが上昇したが, 栽培終了時に
    培養土
    のアルカリ化やシクラメンの生理障害は見られなかった. また, かんがい水のDO濃度が15 ppm以上の時, 高温期における生育抑制が回避されるとともに栽培期間全般を通して生育が促進され, 開花時期が早まることが示された. しかし, 弱光の観賞条件下における出荷後品質は, かんがい水のDO濃度が15 ppm以上で低下しやすく, 7~9 ppmで良好に保たれた. 以上より, Ebb & Flowシステムを用いたシクラメン生産で出荷時までかんがい水のDO濃度を一定にする場合は, 出荷後品質が良好となる7~9 ppmに設定するのが望ましいと考えられた.
  • 鬼頭 誠, 吉田 重方
    日本土壌肥料学雑誌
    1992年 63 巻 5 号 511-516
    発行日: 1992/10/05
    公開日: 2017/06/28
    ジャーナル フリー
    セイタカアワダチソウ,ヨモギ,ススキ,ダイズおよびトウモロコシ茎葉等の緑農地から排出する植物性廃棄物を主材料として製造した
    培養土
    の理化学性と植物生育に対する影響を調査した.1)供試した植物性廃棄物のC/Nはススキ>セイタカアワダチソウ>トウモロコシ>ヨモギ>ダイズの順であった.無機成分のなかでは,窒素含量がヨモギ,ダイズにおいて,リン含量がススキ,トウモロコシにおいて,カリウム含量がトウモロコシ,セイタカアワダチソウにおいて,カルシウム,マグネシウム含量がダイズにおいてそれぞれ他の草種に比べて高い値を示した.2)製造した各
    培養土
    はpH6.42〜7.24,EC0.10〜0.22mSであり,植物生育に対して良好な範囲内にあった.3)
    培養土
    の硝酸窒素含量およびCa型リン酸含量はともにダイズを材料としたものにおいて最も高く,ススキを材料としたものでは最も低かった.また,材料とした植物性廃棄物の成分含量と製造した
    培養土
    の成分含量の間には,C/Nとカルシウム含量以外有意な相関は認められなかった.4)各
    培養土
    に栽培した4種(コマツナ,シュンギク,ダイズ,トウモロコシ)の作物の生育は,栽培期間の短いコマツナでは対象とした土壌区以上の生育を示さなかったが,栽培期間の長い作物(ダイズ,トウモロコシ)では土壌区の生育を凌駕した.5)上記の4種の作物の平均生育量と
    培養土
    のCa型リン酸および交換性カルシウム含量との間に正の有意な相関が認められた.以上の結果から,緑農地から排出する各種植物性廃棄物と浄水廃棄物を組み合わせて堆積することにより
    培養土
    の製造は可能であるが,さらにリン酸およびカルシウムの添加により高品質のものが製造できるものと考えられた.
  • 加藤 正広
    日本緑化工学会誌
    2016年 42 巻 1 号 195-196
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/01/30
    ジャーナル フリー
    近年,屋上緑化の施工現場では,芝のように施工が容易なマット植物による緑化方法が注目され,軽量で運搬・施工性が良く,施工後の水管理に手間のかからないロールマットの開発が求められている。そこで,マット植物として需要の多いヒメイワダレソウを用い,軽量で保水性に優れたロールマットを生産するための技術開発を行った結果,
    培養土
    にフェノール樹脂発泡体を体積率で20~40 %混合することによってロールマットの軽量化が図られ,保水性が向上することが明らかとなった。
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