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クエリ検索: "太田英里"
16件中 1-16の結果を表示しています
  • 太田 英里子, 千田 佳子, 土肥 まゆみ, 氏家 一知, 井田 隆, 安藤 稔, 小林 大輔, 広川 勝〓, 春日 猛, 佐々木 成
    日本透析医学会雑誌
    2006年 39 巻 8 号 1293-1297
    発行日: 2006/08/28
    公開日: 2010/03/16
    ジャーナル フリー
    われわれは肛門にアミロイド腫瘤を形成した透析歴17年の血液透析患者の臨床病像を剖検結果とともに報告する. 剖検では肛門に腫瘤を形成しているほか, 腹腔内や皮下などにも多数の結節状アミロイド腫瘤が認められた. この患者は良性のIgGκ型の無症候性単クローン性免疫グロブリン血症が潜在していたが, アミロイド腫瘤はIgG染色, κ染色は陰性であり, すべてβ2, microglobulin染色で陽性を示したことから, 透析アミロイドーシスと考えられた. 腫瘤形成型の透析アミロイドーシスの報告は散見されるが, 本症例のように肛門を含め多臓器に及ぶ多発性の腫瘤形成を呈した透析患者の剖検所見を含む報告はない. 透析アミロイドーシスの発現様式のひとつとしても稀少であると考え, ここに報告する.
  • 太田 英里子, 鈴木 一恵, 澁谷 あすか, 勝部 真衣, 中村 裕也, 齊藤 博, 川野輪 香織, 廣岡 信一, 船田 信顕, 安藤 稔
    日本透析医学会雑誌
    2007年 40 巻 4 号 367-373
    発行日: 2007/04/28
    公開日: 2008/11/07
    ジャーナル フリー
    症例は多発性嚢胞腎による慢性腎不全のため14年間血液透析療法を受けていた82歳女性である. 散歩中に右下肢痛が出現し, その夜から臥床がちとなり, 翌日から悪心嘔吐症状がみられ, 2日後に当院を受診した. 上部消化管内視鏡にて高度逆流性食道炎と診断され, 左下葉肺炎を併発しており, 同日緊急入院した. 絶食, プロトンポンプ阻害薬投与, 抗生物質投与にて肺炎, 消化器症状は一時改善したが, 第7病日に経口摂取を開始したところ, 翌第8病日より腹痛が出現し, 小腸イレウスが確認された. イレウス管を挿入して保存的治療を行ったが, 第10病日より発熱・血圧低下がみられ, 第11病日敗血症で死亡した. 剖検にて回盲部より30cm口側の回腸が右閉鎖孔に嵌頓しており, 腸閉塞の原因は閉鎖孔ヘルニアであったと判明した. 一般に閉鎖孔ヘルニアは腸閉塞の原因としては全体の0.5%と比較的まれな疾患であり, 内科医にとっての認知度は低いと思われる. 剖検所見で嵌頓した腸管粘膜にはびらん, 潰瘍, 壊死を認めなかったが, 腸管壊死に至る前の腸閉塞でも本例のように高齢で免疫能の低下した患者では急激な悪化から不幸な転帰をとることがある. 透析患者のイレウスの鑑別診断の一つとして, 本疾患に留意する必要があるとともに本疾患では開腹手術の時期を逃さないことが重要であると考え, ここに報告する.
  • 中原 善朗, 岡本 朋, 久保田 尚子, 鈴木 瑞佳, 江頭 秀人
    日本腹部救急医学会雑誌
    2012年 32 巻 5 号 869-871
    発行日: 2012/07/31
    公開日: 2012/10/01
    ジャーナル フリー
    平成10年から22年までの間に当院で診断された閉鎖孔ヘルニア11症例を対象とし,retrospectiveに検討した。11例全例が女性で年齢の中央値が82歳,BMIの中央値が14.8,開腹歴のない女性が55%,経産婦が91%であった。イレウス様症状を呈したものが82%で,Howship-Romberg徴候は64%で陽性であった。また,大腿部痛を主訴としたものが3例(27%)あり,これら症例では短期間での診断が可能であった。術前診断できたのは73%で,全例がCTを診断根拠としていた。18%は術中所見で診断されたが,1例は診断できず,敗血症性ショックで死亡。10例で手術が施行され,うち6例で小腸切除が施行されていた。閉鎖孔ヘルニアは特異的な所見に乏しく,診断が遅れやすい半面,致死率も高い疾患である。高齢,痩身で開腹歴のない女性がイレウス様症状や大腿部痛を呈した場合は本症も念頭におき,早期診断・早期治療が求められる。
  • 大原 みずほ, 城田 誠, 長尾 知哉, 斉藤 琢巳, 小谷 裕美
    日本臨床外科学会雑誌
    2013年 74 巻 10 号 2675-2678
    発行日: 2013年
    公開日: 2014/04/25
    ジャーナル フリー
    閉鎖孔ヘルニアは痩せ型の高齢女性に好発する比較的稀な疾患である.開腹法による手術が一般的であったが,近年,鼠径法による手術症例の報告が増加している.当院でも鼠径法で手術を施行した11症例を経験したので報告する.患者の平均年齢は83.8歳,平均BMIは16.9,10例が女性であった.全例,腹部CTにより術前に閉鎖孔ヘルニアと診断された.手術は鼠径法で行い,腹膜前腔にDirect Kugel Patchを挿入した.平均手術時間は76分で,2例は小腸部分切除を行った.術後合併症として,肺炎1例,転倒による骨盤骨折1例を認め,術後平均在院日数は12.3日であった.鼠径法による閉鎖孔ヘルニア修復術は開腹法に比べ創が小さく低侵襲で,術後の回復も早い.また,同一の創から腸管切除・吻合も可能であり,汎発性腹膜炎併発症例を除けば標準術式となり得ると考えられた.
  • ─診断と治療を中心に─
    小倉 由起子, 山崎 一馬, 児玉 多曜, 近藤 悟
    日本腹部救急医学会雑誌
    2013年 33 巻 7 号 1093-1096
    発行日: 2013/11/30
    公開日: 2014/02/05
    ジャーナル フリー
    要旨:[目的]当院で経験した閉鎖孔ヘルニアについて検討した。[対象および方法]対象は過去12年間に手術を施行した14症例である。背景因子,症状,術前診断,手術方法,転帰などを検討した。[結果]全例女性,平均年齢は82.8歳で平均BMIは18.2kg/m2であった。主訴は腹痛・嘔吐が11例と多く,Howship-Romberg signは5例に認められた。腹部CT検査により12例で術前診断された。発症から手術までの期間は平均2.9日で,全例に緊急開腹手術が行われた。小腸非切除7例は平均1.1日,切除7例は平均4.7日であった。腸管穿孔例は3日以上経過していた。ヘルニア門の閉鎖は単純縫合閉鎖が6例,人工膜材使用が6例と多かった。術後経過では12例が治癒した。[結語]本症は高齢の女性に多く,診断には腹部CT検査が有用であつた。陥頓腸管の切除を回避するためには早期診断・早期治療が重要と考えられた。
  • 粕本 博臣, 櫨木 聡, 成山 真一, 木村 聡宏, 北川 彰洋, 多田 秀敏, 前田 哲男, 野村 祐介, 竹内 庸浩, 西田 悠, 青木 領太, 田中 さゆり, 山本 貴敏, 中西 健
    日本透析医学会雑誌
    2013年 46 巻 11 号 1083-1087
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/12/10
    ジャーナル フリー
     症例は75歳, 男性. 2007年4月から慢性腎炎由来の慢性腎不全のため血液透析中であった. 2012年7月上旬に腹部膨満が出現, 翌日に血液透析のために来院した. 腹部単純X線で著明な腸管拡張を認め, 腹部単純CTで左閉鎖孔ヘルニアと診断した. 同日緊急手術にてヘルニア根治術を施行し, その後の経過は良好であった. 閉鎖孔ヘルニアは全ヘルニアの0.05~1.4%, 全イレウスの0.4%とまれな疾患とされている. また, 高齢の痩せた女性に好発し, 男性は5%とされている. 臨床症状が軽微な場合もあり, 閉鎖孔ヘルニアを疑うことは困難であるが, 致死率も高い疾患で早期診断・早期治療が重要である.
  • 木村 裕美, 永瀬 浩太郎, 米倉 直美, 井上 卓也, 三砂 範幸, 成澤 寛
    西日本皮膚科
    2015年 77 巻 1 号 28-32
    発行日: 2015/02/01
    公開日: 2015/07/03
    ジャーナル 認証あり
    53歳,男性。慢性腎不全に対し 1978 年に血液透析を導入され,1990 年には HTLV-I 関連脊髄症を発症し両下肢麻痺が出現した。その後両側臀部に比較的境界明瞭な硬い腫瘤が出現し,徐々に増大し小児頭大の腫瘤を形成した。病理組織学的には好酸性無構造物質の沈着がみられ,その物質はコンゴレッド染色陽性であった。免疫組織化学的には抗アミロイド A 抗体,抗 κ 抗体,抗 λ 抗体はいずれも陰性で,抗 β2-ミクログロブリン抗体が陽性であり透析アミロイドーシスと診断した。
  • 石黒 晴哉, 木村 貴純, 二上 敏樹, 吉澤 海, 安部 宏, 須藤 訓, 相澤 良夫, 酒田 昭彦, 田尻 久雄
    肝臓
    2011年 52 巻 10 号 679-686
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/27
    ジャーナル フリー
    症例は80歳,女性.2008年9月に肝障害で当科紹介となり,肝生検を含めた精査にて原発性胆汁性肝硬変(PBC)と診断した.その後,経過観察中の2009年9月まで徐々に汎血球減少が進行し,心嚢水貯留が出現した.抗核抗体が高値で,2本鎖抗DNA抗体が陽性であり,米国リウマチ学会の全身性エリテマトーデス(SLE)診断基準の11項目中4項目に合致し,SLEと診断した.さらに,2009年10月の腹部CTで肝S2に径22 mm大の肝細胞癌(HCC)を認めたため,SLEの加療として経口プレドニン20 mgを開始し汎血球減少症,心膜炎の改善を得た後,2010年1月に肝動脈塞栓術およびラジオ波焼灼療法を施行した.術後経過良好で現在経過観察中である.今回,我々はPBCの経過観察中にSLEを発症し,さらにHCCの発生も認めた,稀少かつ示唆に富む高齢のPBC症例を経験したので報告する.
  • 藤枝 繁
    漂着物学会誌
    2013年 11 巻 13-19
    発行日: 2013年
    公開日: 2022/12/29
    ジャーナル オープンアクセス
    Effective plans and strategies for mitigating the marine litter issue need to be implemented. It is crucial to have a comprehensive budget in an effort towards addressing this issue. The marine litter budget in the Seto Inland Sea that was the largest closed water area in Japan was therefore estimated. It was realized that, effective and dramatic reduction of marine litter standing stock in this area will be difficult, if promotion of litter collection and prevention of stock build up are the only strategies. Based on these findings, reduction of the marine litter standing stock, effective collection process and sustainable mitigating efforts through the social marketing method are here by discussed.
  • 太田 英里, 太田 満, 田中 聖二, 市瀬 貴子, 大野 貴也, 戸邊 隆夫, 林 高弘
    アプライド・セラピューティクス
    2022年 17 巻 12-24
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/02/22
    ジャーナル フリー
    高齢者の骨粗鬆症は骨折を誘発し、QOL低下のみならず生命予後をも悪化させる。しかし、実際に治療している患者は、推定患者数よりも圧倒的に少ないと考えられている。骨密度の増減要因には、加齢、性ホルモン、環境要因、遺伝、薬剤などの諸要因の関連が示されている。豊明市薬剤師会では、骨粗鬆症を発症していない未病状態の一般市民を対象に、超音波骨量測定装置ビーナスevoを用いた骨密度測定と服用薬についての聞き取り調査を実施した。参加者は209名、その内訳は女性が182名 (87.1%)、男性が27名 (12.9%)、年齢が70.0 (57.0-76.0)歳であった。骨折予防策の施行率は、女性が53.8%で男性の29.6%よりも高かった。参加者のうち生活指導を行ったのは12人、受診勧奨を行ったのは76人で、併せて参加者全体の42.1%に対して何らかの介入を実施した。判定区分5を従属変数とした場合のリスク因子は高齢、女性の2項目であった。骨梁面積率23.9%未満を従属変数とした場合のリスク因子としては高齢、骨折経験の2項目であったが、Fall related medicineの服薬が影響を及ぼす可能性が示唆された。以上より、健康フェアなどを利用した一般市民対象での骨密度測定と服用薬調査の実施は、骨折リスクの予測を可能とし、受診勧奨や生活指導につながる可能性のあることを示唆した。
  • 藤枝 繁, 小島 あずさ, 大倉 よし子
    沿岸域学会誌
    2007年 20 巻 3 号 33-46
    発行日: 2007/12/31
    公開日: 2023/04/17
    ジャーナル フリー

    要旨:国際海岸クリーンアップ(International Coastal Cleanup)とは,広範な市民が,世界共通のデータカードを使用して水辺・水中に漂着散乱するごみを回収しながら,その品目別個数を求め,さらにはその結果から改善策を考え提言していこうという国際的な調査・清掃活動である。日本では1990 年から実施され,これまで16 年間で16 万人以上の人が参加してきた。本報では,日本国内で実施された16年間の結果を元にこの間の海洋ごみ問題の推移について整理するとともに,今後のICC の方向性についても述べる。

  • 日本腎臓学会誌
    2007年 49 巻 3 号 288-359
    発行日: 2007/04/25
    公開日: 2010/05/18
    ジャーナル フリー
  • 日本腎臓学会誌
    2006年 48 巻 3 号 234-306
    発行日: 2006/04/25
    公開日: 2010/05/18
    ジャーナル フリー
  • 日本腎臓学会誌
    2004年 46 巻 3 号 231-303
    発行日: 2004/04/25
    公開日: 2010/05/18
    ジャーナル フリー
  • 日本内科学会雑誌
    2003年 92 巻 Supplement 号 99-261
    発行日: 2003/02/20
    公開日: 2011/02/22
    ジャーナル フリー
  • 日本腎臓学会誌
    2005年 47 巻 3 号 272-372
    発行日: 2005/05/25
    公開日: 2010/05/18
    ジャーナル フリー
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