学校行事
に関する質問項目を学校評価の外部アンケートに設定する学校は多い。そこで,地域や保護者と連携して学校づくりを進めるといった学校評価の目的において,
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の果たす役割について考察した。まず,「学校評価等実施状況調査結果について(文部科学省)」の資料をもとに学校が自己評価をする上での課題として,学校の自己評価における客観性が低いこと,学校と保護者との評価観点がずれていること,学校の自己評価に対する学校の主体性が低いことを挙げた。次に,これらの課題を踏まえて,学校評価において
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が果たすための指針として,次のことを挙げた。それは,
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により育成する力の焦点化を図り,そのための指導方法を確立し,教職員が共通理解することが大切であること,そして,
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における一人一人の指導成果について学校が主体となって自己評価を行うとともに,外部アンケートの資料として実証的な方法で情報発信を行うことである。このような
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における指導と評価を学校評価に取り入れることにより,地域や保護者と連携した学校づくりができることを提案した。
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