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クエリ検索: "富田英夫"
23件中 1-20の結果を表示しています
  • 乾燥葉のアミノ酸について
    富田 英夫, 野口 正雄, 玉置 英之助
    日本農芸化学会誌
    1964年 38 巻 6 号 314-316
    発行日: 1964年
    公開日: 2008/11/21
    ジャーナル フリー
  • 高原 広康, 新開 孝哉, 熊谷 和子, 森下 功
    日本食品工業学会誌
    1970年 17 巻 4 号 151-153
    発行日: 1970/04/15
    公開日: 2010/01/20
    ジャーナル フリー
    ココア中の香喫味関与成分を検討した結果,1-deoxy-1-L-alanino-D-fructose, 1-deoxy-1-(L-glu-tamicacid)-D-fructose, 1-deoxy-1-(L-asparticacid)-D-fructoseおよび1-deoxy-L-phenylalanino-D-fructoseなどのアミノ酸-糖化合物が存在することを認め,たばこの悪癖異臭味を抑制し,香喫味を良化せしめ,ココアよう甘い香喫味を呈することが判明した。
  • 乾燥中における酵素活性の変化について
    富田 英夫, 玉置 英之助
    日本農芸化学会誌
    1962年 36 巻 8 号 704-710
    発行日: 1962年
    公開日: 2008/11/21
    ジャーナル フリー
    黄色種およびだるま種葉たばこの鉄管乾燥の8段階およびだるま種の連干標準法,急速連干および幹干の各4段階にっいてα-,β-アミラーゼ,イソベルターゼ,プロテアーゼ,カタラーゼ,パーオキシダーゼおよびポリフェノールオキシダーゼの活性の変化を乾燥経過を追って測定した.鉄管乾燥終了後もかなりの酵素は最初に保有していた程度の活性があるが,空気乾燥終了後は多くの酵素活性が微弱になる.一般に加水分解酵素は酸化酵素に比較して乾燥処理に対して安定であり,鉄管乾燥では黄変期まで活性の著しい増加が認められる.空気乾燥葉が幹干を除き終了時にプロテアーゼ,カタラーゼなどの活性が上昇するのは外部からの微生物によると考えられる.
  • 山川 哲弘
    生物環境調節
    1984年 22 巻 1 号 7-13
    発行日: 1984/03/31
    公開日: 2010/06/22
    ジャーナル フリー
    果菜類灰色かび病において, 花弁と葉を枯凋させる乾燥条件が分生胞子の形成に及ぼす影響を検討した.本菌分生胞子の形成は, ナスとキュウリの花弁と葉を凍結乾燥または通風乾燥した場合に増加した.しかし, 室内で花弁を3日間乾燥すると, 分生胞子の形成数は通風乾燥の場合より少なく, 葉では無乾燥 (対照) の場合より少なかった.花弁での分生胞子の形成数を葉の場合とくらべると, 乾燥による増加数は少なかった.ナスの花弁と葉を通風乾燥して, それらの糖類とアミノ酸を分析した結果, それらは無乾燥に比べて質・量的に差を認めなかったが, 3日間室内乾燥すると糖類は減少し, アミノ酸は種類によって定性および定量的に変化した.この乾燥で量的に減少したアラニン, アスパラギン酸およびメチオニンをグルコースを含む培地に加え, 灰色かび病菌を培養すると, 減少しなかったバリン, ロイシン, セリン, グリシンおよびトレオニンを加えたものにくらべ分生胞子の形成数は促進された.また, これらアミノ酸の0.5%加用培地では0.1%の場合にくらべて分生胞子の形成は促進された.
    以上の結果から, 花弁と葉の枯凋に伴う水分の減少によってアミノ酸が濃縮され, グルコースとの共存によって分生胞子の形成数が増加することが示唆された.しかし, 枯凋に要する期間を3日間にすると胞子形成に有利なアミノ酸が代謝によって減少するため, 分生胞子の形成数の低下が推定された.
  • 吉田 大輔
    日本土壌肥料学雑誌
    1964年 35 巻 4 号 152-
    発行日: 1964/04/05
    公開日: 2017/06/28
    ジャーナル フリー
  • 富田 英夫
    日本機械学会誌
    1993年 96 巻 898 号 846-
    発行日: 1993/09/05
    公開日: 2017/06/21
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • 高原 広康, 中馬 達二, 福澄 哲夫
    日本農芸化学会誌
    1973年 47 巻 6 号 391-395
    発行日: 1973年
    公開日: 2008/11/21
    ジャーナル フリー
    たばこの煙を塩化第2水銀水溶液に導いて生成した白色沈殿(塩化第2水銀複塩)を分解し,遊離した成分について検討した結果,次のことが判明した.
    (1) ヘッドスペース法によるガスクロマトグラフィーおよびマススペクトルの測定により,メチルメルカプタン,ジメチルサルファイドおよび/またはエチルメルカプタン, n-プロピルメルカプタン,ジエチルサルファイド,ジメチルジサルファイド,メチオナール,ピロール, N-メチルピロール, N-エチルピロール, N-n-プロピルピロール, N-イソプロピルピロール, N-n-ブチルピロール, N-イソプチルピロール, N-n-アミルピロールおよびN-イソアミルピロールが確認された.
    (2) これらの成分は,香喫味において悪癖成分と見ることができた.
  • 垣江 竜雄, 牧野田 睦
    日本農芸化学会誌
    1973年 47 巻 11 号 659-666
    発行日: 1973年
    公開日: 2008/11/21
    ジャーナル フリー
    黄色種タバコのヒックスを火力乾燥し,在来種のダルマおよび白遠州を空気乾燥して,それぞれの乾燥経過に伴う糖質含量と糖質の分解に関与する酵素活性の推移を調べた.
    乾燥による乾物損失はダルマが最も高く,ついでヒックス白遠州の順序となり,また乾物損失の糖依存割合は,ヒックスで約50%,ダルマ約70%,白遠州約35%であった.
    乾燥経過に伴う糖質の変化はヒックス,ダルマともに黄変期にデンプンの分解が起こり,同時に可溶性糖が増加した.白遠州は糖含量が少なく,前2品種ほど明瞭でなかった,可溶性糖成分中グルコース,フラクトース,ショ糖の3種が圧倒的に高かった.ヒックスでは色沢固定にショ糖の増加が起こるのに対し,グルコースは一定の含有率を保ち,フラクトースは減少した.ダルマ,白遠州ではいずれの糖成分も減少し,なかでもショ糖の減少が顕著であった.
    火力乾燥のピックス,空気乾燥のダルマにおけるα-, β-アミラーゼ,フォスフォリラーゼ,インベルターゼならびにマルターゼ活性の推移を調べたところ,ヒックスでは両アミラーゼはともに色沢固定期にピークを示し,ダルマでは黄変期に活性の最高になる時期があった.インベルターゼはヒックスで色沢固定期にピークを示すのに対し,ダルマは乾燥終了時まで活性が増加した.マルターゼは両タバコとも活性が低かった.
  • トルコ葉から2-イソプロピルリンゴ酸の分離
    福澄 哲夫, 高原 広康, 金子 肇, 大西 勲
    日本農芸化学会誌
    1965年 39 巻 5 号 204-207
    発行日: 1965年
    公開日: 2008/11/21
    ジャーナル フリー
    (1)トルコ葉(Izumir A)の酸性部について検討を加え, 2-イソプロピルリンゴ酸を分離確認した.
    (2)この酸は,微生物を用いた研究によって, ロイシンの先駆物質であることが明らかにされていることから,タバコ植物のロイシンとの関係について考察した.
  • 貯蔵青果物の品質変化に関する生化学的研究(第5報)
    能岡 浄
    日本食品工業学会誌
    1979年 26 巻 2 号 57-64
    発行日: 1979/02/15
    公開日: 2010/01/20
    ジャーナル フリー
    輸入直後のフィリッピン産の緑熟健全バナナ果実を6℃に貯蔵したもの,6℃に9日間置いた後(6℃-9日区)20℃に昇温貯蔵した果実および20℃に貯蔵した果実(対照区)についてデンプン,デキストリン,麦芽糖,ショ糖,グルコースおよびフルクトースの変化と,α-アミラーゼ,β-アミラーゼ,見かけのstarch phosphory-lase,見かけのF6 Pase,マルターゼ,インベルターゼおよびショ糖合成酵素の活性変化を調べ,次の結果を得た。
    対照区において,貯蔵4日後までは初日と大差ないが,6日および8日にはアミラーゼおよび見かけのstarch phosphorylase活性の増加と共にデンプンが急減し,マルターゼ活性の増加に伴ってグルコースが増加した。またこれらの果実ではショ糖合成酵素の活性増加に伴ってショ糖が急増し,同時にインベルターゼ活性の急増および見かけのF6 Pase活性の漸増と共にグルコースとフルクトースも増加した。10日以後にはデンプンの消失と共にアミラーゼ,見かけのstarch phosphory-laseおよびF6 Pase活性が漸減し,ショ糖合成酵素の活性は変化なく,マルターゼ活性が漸増することを認めた。またインベルターゼ活性は急減したが,グルコースは10日以後も直線的に増加し,フルクトースおよびショ糖は漸増した。なお麦芽糖は4日後まで変化なく,6日以後は追熟と共に漸増した。
    6℃に4日間貯蔵した場合(6℃-4日区)は対照区の4日後と大差ない。また6℃に6日および9日間貯蔵した果実では,α-アミラーゼ活性は6℃-4日区と差がなく,デンプンの減少もほとんど認められなかった。6℃-9日区の20℃昇温1~3日後にはα-アミラーゼおよび見かけのstarch phosphorylase活性の漸増に伴ってデンプンがわずかに減少した。しかしこれらの障害果ではβ-アミラーゼ,マルターゼおよびインベルターゼ活性は6℃-4日区と大差なく,見かけのF6 Pase活性およびショ糖合成酵素の活性は高く,デンプンの減少以上に糖が増加した。
    6℃-9日区の20℃昇温5日および7日後の果実では,糖質および糖質代謝に関与する酵素活性の変化は対照区の6日および8日後と,また昇温後10日の果実の場合は対照区の10日間貯蔵のものと同じような傾向が見られた。
    なおいずれの果実においても,デキストリン量は果実重量の0.2%以下であり,貯蔵日数に伴う大きな変化は見られなかった。
    以上の結果に基づき,糖質の代謝経路を比較検討し,6℃-9日区の20℃昇温5~7日後は,対照区の6~8日後と同じように,デンプンの加水分解およびamylo-phosphorolysisが盛んであると考察した。
  • 緑茶の加熱による化学成分変化と味との関係(第2報)
    阿南 豊正, 高柳 博次, 池ケ谷 賢次郎, 中川 致之
    日本食品工業学会誌
    1981年 28 巻 11 号 578-582
    発行日: 1981/11/15
    公開日: 2010/01/20
    ジャーナル フリー
    アマドリ転位によって生成するアミノ酸-糖化合物で緑茶中に存在し末同定のものについて定性を行なった。その結果,緑茶にはすでに存在が報告されているTheanine-Fの他に,新たにAsp-F, Thr-F, Ser-F, Ala-Fが存在することが明らかとなった。
    さらに,これらの含量が,荒茶を加熱する際にどう変化するかを調べるために,荒茶を110℃, 130℃, 150℃で10, 30, 50分加熱した試料について各アミノ酸-糖化合物含量を調べた。その結果,いずれもある程度の加熱程度まで増加し,それ以上過度の加熱では減少することがわかった。次に,これらの試料の火入れ度を官能検査により調べ,各アミノ酸-糖化合物含量と火入れ度の関係を検討した結果,いずれもやや火入過度の付近で含量が最大となった。
  • (第4報) α-Ketopantolactoneの2. 4-dinitrophenylhydrazoneの分光学的検討(その1)
    松山 晃
    日本農芸化学会誌
    1955年 29 巻 12 号 977-982
    発行日: 1955年
    公開日: 2008/11/21
    ジャーナル フリー
    KPL-DNPの〓吸収帯について次のことを明らかにした.
    (1) 3500~3000cm-1のregionには~3300cm-1, ~3200cm-1及び~3100cm-1に各1乃至2本の吸収帯かおり, A異性体では~3330cm-1, B異性体では~3200cm-1に比較的強い吸収があり, C-N結合に関して前者がanti型,後者がsyn型の幾何異性体であると推定される.
    (2) 稀薄四塩化炭素溶液のスペクトルから,これらの吸収にはいずれも分子間水素結合が影響していないと考えられる.
    (3) 両異性体にみられる~3100cm-1の吸収はaromatic vc-H,吸収帯である.
    (4) 四塩化炭素の稲荷溶液中で加熱することによりvc-H吸収帯に著しい変動かおこり,~3300cm-1の吸収は消滅し,新たに~3030cm-1に相当顕著な吸収が出現すること,及びこれがプロトンの転移によるN…H-O型分子内水素結合の生成にもとつくものと推定されることを明かにした.
    (5) anti型にみられる~3200cm-1の吸収帯はdipicrylamineにもみられ,これは-C6H3(NO2)2乃至-C5H2(NO2)3のような強い電子吸引効果をもつ基が置換した>N-H結合にふるものと考えられる.
  • 石川 裕二
    比較生理生化学
    2000年 17 巻 3 号 126-136
    発行日: 2000/09/30
    公開日: 2011/03/14
    ジャーナル フリー
  • 鏑木 陽一, 三上 洋一, 宰田 順子, 中村 美砂子
    日本農芸化学会誌
    1973年 47 巻 12 号 799-806
    発行日: 1973年
    公開日: 2008/11/21
    ジャーナル フリー
    各種葉たばこ,およびその煙の低沸点塩基性部をガスクロマトグラフィーにより分析し,その組成を明らかにした.葉たばこの煙では,検出した29成分のうち20成分を同定定量した.アンモニアおよびピリジン類以外では概してメチルアミンが最も多く,ジメチルアミン,トリメチルアミン,エチルアミンおよびN-メチルピロリジンがこれについだ.葉たばこではメチルアミン,ジメチルアミンおよびN-メチルピロリジンがおもな低級アミンであった.これらのアミン類の葉たばこ中および煙中の含量は葉たばこの種類によって異なったが,定性上の差異はほとんどなかった.
    葉たばこ粉末の熱分解により,葉たばこ中に含まれているよりも著しく多量の低級アミン類が生成した.葉たばこおよび煙中の低級アミン類の組成と既知の葉たばこ中の遊離アミノ酸の組成の比較から,アミノ酸が葉たばこおよびその煙中の低級アミン類の主要な起源の一つであることが推定された.またニコチンを熱分解した結果,窒素中では600°C,空気中では400°Cにおいて多種類の低級アミン類が生成した.しかしその他の温度ではメチルアミン以外は少なく,したがってニコチンは煙中のメチルアミン以外の低級アミン類の主生成源とはなり得ないと考えられる.
  • 吉田 大輔
    日本土壌肥料学雑誌
    1962年 33 巻 9 号 413-416
    発行日: 1962/09/05
    公開日: 2017/06/28
    ジャーナル フリー
  • 都市建設期(1886-1921)に着目して
    佐鳥 蒼太朗, 中島 直人, 永野 真義, 宮城 俊作
    都市計画論文集
    2021年 56 巻 3 号 983-990
    発行日: 2021/10/25
    公開日: 2021/10/25
    ジャーナル オープンアクセス

    軍港都市の都市計画や都市形成に関して、従来は専ら海軍の存在・役割やその画一的なグリッドプランが注目・強調されてきたが、近年では主体性を発揮する地域の姿や空間の多様性が見出されつつある。こうした状況を踏まえ、本研究では、軍港都市呉における市街地形成過程そのものが分節的な性質を有していたことを確認したうえで、その性質を発現要因とともに体系的、構造的に整理することを目的とする。具体的には、地図資料により都市形成の空間的な実態を把握したのちに、文献資料により個別の開発事業やその背景を調査し、呉の都市建設期における市街地形成の地理的・空間的な展開とその背景を日本海軍の策定した呉の都市建設計画との関連性に着目しながら整理した。その結果、呉の市街地形成過程の分節性は、①事業手法の選択性、②建設過程の段階性、➂街区形状の適応性という3つの要素に整理できること、こうした分節性の発現要因は建設計画・制度と地域の社会的条件に大別できることが明らかになった。

  • 個人曝露レベルと屋外空気汚染レベルとの比較
    高木 敬彦, 羽田野 昭, 光崎 研一, 後藤 純雄, 松下 秀鶴
    大気汚染学会誌
    1994年 29 巻 1 号 16-23
    発行日: 1994/01/10
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    空気中のがん・変異原物質への個人曝露へ及ぼす要因に関する研究の一環として, 1991年2月, 5月, 7月および10月にそれぞれ1週間ずつ連日, 携帯用ミェポンプおよびハイボリウムェアサンプラーで個人曝露浮遊粒子および大気浮遊粒子をそれぞれ採取し, その変異原性をSalmonella typhimuriumTM677株によるultramicro forward-mutation法を用いて測定した。また, 各試料の採取と共に, 質問表を用いて喫煙, 受動喫煙などの状況を調査し, 変異原性データの解析に用いた結果, 協力者の喫煙の本数が多くなるとそれに比例して当該物質への個人曝露濃度レベルも高くなる傾向が認められた。また, 喫煙の影響を含まないと考えられる個人曝露試料の試験値のみを用いて, 大気浮遊粒子試料の試験値と比較検討した結果, 大気中濃度と個人曝露濃度との明確な相関は認められず, 喫煙以外の曝露要因, 例えば暖房, 換気などの影響が示唆された。これらの結果から当該物質への人体曝露量の把握には, 屋外空気を対象とした調査ばかりでなく個人レベルでの調査が重要であることが認められた。
  • 松田 俊夫
    育種学雑誌
    1978年 28 巻 1 号 1-12
    発行日: 1978/03/01
    公開日: 2008/05/16
    ジャーナル フリー
    収量の多い補充原料用タバコの育成は,専売公社の補充原料品種育成グループによりすすめられてきたが,その中で草型の異る数種の多収系統を固定することができた。それらの系統における草型および生育経過と収量との関係を調査するとともに,2,3の収量構成形質と収量との関係について,草型の異る系統群問で比較を行った。育成した多収系統は草型により次の4群に分類できた。すなわち,下位葉が大きく,ピラミッド様のうらこけした草型を示すPT1群,中位葉の伸長が大きいPT2群,上位葉の展開がよく,シリンダー様の草型を示すPT3群,および全葉位で標準品種を上まわり,草丈が高く,大型のシリンダー様の草型を示すPT4群である。PT1郡および2群は初期生育が旺盛で,前老はその後生育がにぶるが,後者は生育中期までそれを維持した。PT3郡および4群は初期生育が遅いが,中期に相対生長率のピークがあった。各系統群の収最は10アール当り,PT1群は367・4kg,PT3群は364・1kg,PT4群は390.1k9であり,標準品種の属するPT2群の312.8kgに対して16.4~24,7%上まわった。収量と葉面積および単位面積重との関係は,全系統ではそれぞれγ=0,789,γ=-0.093であったが,PT1群では葉面積が,PT2群では単位面積重が収量に大きく影響し,PT3郡およびPT4群は両形質が同程度に影響していた。50%多肥区における収量増加の割合は葉面積の小さいPT2群で最も著しく,節間の長い立葉のPT4群がそれに次いだが,葉面積展開の大きいPT1およびPT3群では比較的少く,少肥向の在来品種の増加割合と同程度であった。薬への乾物分配率は,育成系統の各群間には大差ないが,在来品種に比較して大きいことが認められた。以上の結果,各系統群間には,形態的な同化態勢の差があることが認められ,さらに,単葉の光合成能力や,光合成産物の転流のしかたなどにも差のあることが推定された。
  • 野津 有司
    日本衛生学雑誌
    1993年 48 巻 2 号 586-595
    発行日: 1993/06/15
    公開日: 2009/02/17
    ジャーナル フリー
    To study the influence of smoking on the respiratory system in adolescents, we conducted a prospective study to look into the respiratory symptoms, changes in ventilatory function, and levels of expired CO of both smoking and nonsmoking college students. The subjects were 56 male students who entered Akita University in 1986. Thirty of the participants were smokers at entrance whereas the rest who were nonsmokers, served as controls. The smokers started smoking at an average age of 17.6±0.9 years. Physical examinations at 8 points during the study were performed periodically in May and November for four years, from 1986 to 1989.
    From these studies, the following conclusions were obtained.
    1) The prevalence of respiratory symptoms, especially phlegm, was higher among the smokers compared with the nonsmokers; the differences not being significant. Among both the smokers and nonsmoders, no prevalence of persistent cough and phlegm was observed during the study period.
    2) There were no differences in the levels of %FVC and %V50 between the smokers and the nonsmokers at any point during the study period. The FEV1% levels for smokers were decreased progressively, and the differences became significant at the 7th and 8th tests (p<0.05). After the second test, %V25 levels were lower in the smokers than in the nonsmokers; the differences being significant at the 7th test (p<0.05).
    3) The dose-response relationships between smoking and pulmonary function were not statistically significant in any levels at the 7th and 8th tests. However, %V25 levels of the heavy smokers (15≤per a day) were lower than the those of the nonsmokers; the differences being significant at the 7th and 8th tests (p<0.05).
    4) Average expired CO concentrations of the smokers were 2.5-3.5 times higher than those of the nonsmokers during the study period, confirming exposure to tobacco smoke.
    These observations suggest that young smokers may develop obstructive changes, especially narrowed small airways during the first 5 years of exposure to tobacco smoke.
  • 藤原 彰夫
    日本土壌肥料学雑誌
    1968年 39 巻 1 号 46-54
    発行日: 1968/01/25
    公開日: 2017/06/28
    ジャーナル フリー
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