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クエリ検索: "小宮城"
9件中 1-9の結果を表示しています
  • 小宮 城治, 清水 邦彦
    小児歯科学雑誌
    2002年 40 巻 4 号 627-632
    発行日: 2002/09/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    骨格性不正咬合の遺伝子診断法開発のためにSMXA Recombinant近交系(RI)マウスを用い,上顎の近遠心方向の大きさを規定している遺伝子の探索を,量的形質遺伝解析(QTL解析)法にて行った。21系統のSMXA RIマウスを90日齢まで飼育した後,上顎骨の切歯孔前縁と蝶形骨基底部後縁の距離を測定した。上顎の大きさは最大で11.5mm(SMXA-8),最小で10.4mm(SMXA-24)であり,その他のSMXARIマウスの顎骨の大きさはこの値の間に分布したため,得られた値を量的形質値とした。
    これまでに報告されているSMXA RIマウスのStrain Distribution Patternと量的形質値とを指標としてQTL解析ソフトMap Manager QTb 28を用いて全染色体を対象にQTL解析を行った。その結果,第10番染色体と第11番染色体に有意な値を得た。第10番染色体の57.9cMに位置するマーカーD 10 Mit 70でLODスコアーが2.9のsuggestiveの値を示し,第11番染色体の9.8cMおよび13.1cMに位置するマーカーD 11 Mit 152およびD 11 Mit 63でLODスコアーが5.8のsignificantの値を示した。この結果から,第10番及び第11番染色体のこれら領域に上顎の近遠心方向を規定する遺伝子が存在していることが示唆された。
  • 小宮 城治, 清水 邦彦, 前田 隆秀
    小児歯科学雑誌
    2002年 40 巻 2 号 258
    発行日: 2002/04/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
  • 及川 栄郎, 清水 武彦
    小児歯科学雑誌
    2003年 41 巻 5 号 797-804
    発行日: 2003/12/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    21系統のSMXAリコンビナント近交系マウスと,親系であるSM/JおよびA/Jの骨格標本を作製し,上顎骨の切歯孔前縁と蝶形骨基底部後縁の距離,下顎骨のオトガイ部と下顎角相当部の距離,および上下顎第一臼歯歯冠近遠心幅径を計測した。各計測部位の大きさに関わる遺伝要因について検討したところ以下の知見を得た。
    1.上下顎第一臼歯歯冠近遠心幅径および上下顎骨の前後幅径は23系統内で分布に偏りがない値を示し,これらの大きさの決定に多遺伝子が関与していることが示唆された。
    2.上顎第一臼歯と下顎第一臼歯の歯冠近遠心幅径において小さい値から大きい値への系統の順位はほぼ同一であり,両者の相関係数は0.90であることから,第一臼歯歯冠近遠心幅径の決定には上下顎共通した遺伝子群の影響が強いことが示唆された。
    3.上顎骨と下顎骨の前後幅径において小さい値から大きい値への系統の順位は,歯冠近遠心幅径ほどではないが同一傾向にあり,両者の相関係数が0.77であることから,顎骨の前後幅径の決定には上下顎共通した遺伝子群の影響が強いことが示唆された。
    4.上顎第一臼歯歯冠近遠心幅径と上顎骨前後幅径の系統別順位ならびに下顎第一臼歯歯冠近遠心幅径と下顎骨前後幅径の系統別順位は,ともに一致性がみられなかった。また,それぞれ大きさに相関関係もなく,歯と顎骨の大きさの決定には独立した遺伝子群が影響していることが示唆された。
  • 天井 砂波里, 清水 武彦
    小児歯科学雑誌
    2008年 46 巻 3 号 330-335
    発行日: 2008/06/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    SMXAリコンビナント近交系(RI)マウスを用い,上顎第一臼歯の顎骨に対する前後的位置を規定している遺伝子の探索を,量的形質遺伝解析(QTL解析)法にて行った。23系統のSMXA RIマウスの骨格標本を作製し,上顎骨の切歯孔前縁と蝶形骨基底部後縁の距離に対する切歯孔前縁から上顎第一臼歯近心歯頸部までの距離の割合(以下:上顎第一臼歯の上顎骨前方からの割合)を求めた。この割合は23系統内で0.350~0.389の範囲にあり,すべての系統において同一系統内での変動係数が極めて小さかったことから,上顎第一臼歯の前後的位置は遺伝要因により強く支配されていることが示唆された。また,23系統の上顎第一臼歯の上顎骨前方からの割合は最小値と最大値の範囲内で分布に偏りがない連続的な値を示したため,量的形質値とした。QTL解析ソフトMap Manager QTXbを用いて,過去に報告されているStrain Distribution Pattemと量的形質値とを指標とし,全染色体を対象にQTL解析を行った。その結果,第18番染色体の遠位に位置するマーカーD18Mit7でLODスコアが雄雌ともに有意な値を示した。この結果から,上顎第一臼歯の前後的位置を規定する遺伝子が第18番染色体の遠位に存在する可能性が示唆された。
  • -下顎骨の大きさの成長変化と遺伝子マーカーの検出-
    道本 篤, 三浦 保紀, 山崎 優, 岡本 和久, 朝田 芳信, 前田 隆秀
    小児歯科学雑誌
    2000年 38 巻 3 号 494-501
    発行日: 2000/06/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    1.近交系マウス10系統AKR/J,CBA/J,DBA/2J,JF-1,P/J,PL/J,RF/J,SJL/J,SM/J,C57BL/6Jの合計168匹を用い8週齢以降の下顎骨成長変化を検討した。その結果,すべての系統において,下顎骨のオトガイ部-下顎頭相当部ならびにオトガイ部-下顎角相当部の各2点間距離の大きさは10週齢以降でほぼ変化がなくなることが認められた。したがって,下顎骨形態形成,特に大きさに関与する遺伝子特定のための交配実験を行う上では10週齢以降に得られた供試マウスの下顎骨は,系統特有な表現型として用いられることが明らかとなった。
    2.大きい顎骨を有するRF/Jと小さい顎骨を有するSM/Jの2系統について,連鎖解析に必要な遺伝子マーカーを求めた。通法に従い脾臓より抽出したDNAを用い,染色体5,11,14番上に2系統間で多型性を示すマイクロサテライトマーカーの検出を行ったところ36個(検出率30.5%)が認められ,連鎖解析が可能であることが示唆された。
  • 側貌頭部エックス線規格写真縦断資料を用いて
    岡本 和久
    小児歯科学雑誌
    2006年 44 巻 3 号 355-363
    発行日: 2006/06/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    正常咬合を有する小児の顎顔面の前後径に対する上下顎第一大臼歯の増齢に伴う位置を知ることは,小児歯科臨床を行う上で重要である。研究資料としては,カナダ白人小児の側面頭部エックス線規格写真ならびに口腔模型を基準に,6, 9, 12, 16歳の縦断資料から16歳時において正常咬合と診断した小児の側面頭部エックス線規格写真を用いた。6, 9, 12, 16歳時のS-N距離,PNS-ANS距離に対する上顎第一大臼歯の位置,ならびにG-Me距離に対する下顎第一大臼歯の位置の成長変化をそれぞれ求めたところ,男女間での増齢的な顎顔面ならびに第一大臼歯の成長パターンに違いがあるが,男女とも各年齢時において顎顔面に対する上下顎第一大臼歯の位置の範囲を知ることができ,日常臨床において第一大臼歯の遠心移動あるいは近心移動を行う際の移動量を検討する一助となるものと思われた。
  • 中村 均, 朝田 芳信, 前田 隆秀
    小児歯科学雑誌
    2000年 38 巻 3 号 502-508
    発行日: 2000/06/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    第3臼歯に限局して歯の欠如を高頻度に有するEL/seaマウス(以下ELとする)を用い歯の欠如の成因に対する遺伝的要因の関与を検討するため,近交系マウスであるC3H/HeJマウス(以下C3Hとする)および野生型近交系マウスであるMSM/Msfマウス(以下MSMとする)の2系統とELマウスとの交配実験を行い以下の結論を得た。
    1)EL(♀)とC3H(♂)マウスとの交配から得られたFlマウス,EL(♀)とMSM(♂)マウスとの交配から得られたF1"マウスならびにMSM(♀)とELマウス(♂)との交配から得られたFl'マウスのすべての交雑第1代で歯の欠如はみられなかった。
    2)歯の欠如を持たないF1マウス同士の交配から得られた交雑第2代F2マウス85匹のうち6匹(7.1%)に歯の欠如がみられた。
    3)歯の欠如を持たないF1'マウス同士の交配から得られた交雑第2代F2'マウス44匹のうち3匹(6.8%)に歯の欠如がみられた。
    4)歯の欠如を持たないF1"マウス同士の交配から得られた交雑第2代F2"マウス56匹のうち7匹(12.5%)に歯の欠如がみられた。
    5)F1'マウスとELマウスとの戻し交配から得られたN2マウス64匹のうち7匹(10.9%)に歯の欠如がみられた。
    ELマウスの歯の欠如成因に対しては遺伝的要因の関与が大きく,遺伝形式は劣性遺伝であり複数の遺伝子が関与している可能性が示唆された。
  • 成島 順子, 小川 京
    小児歯科学雑誌
    2009年 47 巻 5 号 746-751
    発行日: 2009/12/25
    公開日: 2015/03/12
    ジャーナル フリー
    骨格性不正咬合の遺伝子診断法開発のためにSMXA Recombinant 近交系(RI)マウスを用い,下顎角の大きさを規定している遺伝子の探索を,量的形質遺伝解析(QTL 解析)法にて行った。SM/J 系統およびA/J 系統マウス,さらにこの2 系統マウスを交雑することで得られたSMXA RI マウスを90 日齢まで飼育した後,乾燥下顎骨の下顎角の大きさを測定した。下顎角の最大値は,SM/J 系統において98.5 度を示し,最小値はA/J 系統の87.0 度であった。その他のSMXA RI マウスの下顎角の大きさはこの値の間に分布したため,得られた値を量的形質値とした。SMXA RI マウスのStrain Distribution Pattern と量的形質値とを指標としてQTL 解析ソフトMap Manager QTb 28 を用いて全染色体を対象にQTL 解析を行った。その結果,第13 番染色体のマーカーD 13 Mit 130 においてLOD スコアーが2.3, X 染色体のマーカーNdA 29 においてLOD スコアーが2.2 でありsuggestive な値を示した。この結果から,第13 番及びX 染色体のこれらの領域に下顎角の大きさを規定する遺伝子が存在していることが示唆された。
  • 布川 眞
    テレビジョン学会誌
    1984年 38 巻 5 号 417-424
    発行日: 1984/05/20
    公開日: 2011/03/14
    ジャーナル フリー
    低損失単一モード光ファイバーによる経済的な長距離大容量ディジタル海底ケーブル方式の実現が期待されている.1980年代末の商用化を目標に, 各国で実用化が進められている長距離光ファイバー海底ケーブル方式について述べる.
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