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クエリ検索: "山下望"
21件中 1-20の結果を表示しています
  • 治療成績のフィードバックと応用行動分析学に基づく基本動作練習導入の効果
    小諸 信宏, 山﨑 裕司, 坂本 雄, 吉田 智貴, 戸邉 正美, 辻 翔子, 片岡 貞仁
    行動リハビリテーション
    2019年 8 巻 2-4
    発行日: 2019/03/31
    公開日: 2023/05/31
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本研究では,治療成績のフィードバックと応用行動分析学に基づく基本動作練習の導入が,回復期の脳血管障害片麻痺者の基本動作自立度に与える影響について検討した.対照群は,2013年4月から2016年3月に当院急性期病棟に脳卒中で入院した77名である.介入群は,2017年4月から2019年2月に当院急性期病棟に脳卒中で入院した72名である.なお,両群の運動麻痺の重症度を一致させるため,回復期リハ終了時点の下肢Brunnstrom Recovery StageがⅣ以上の症例を対象とした.対象者の年齢,認知症合併率,下肢Brunnstrom Recovery Stageは,対照群と介入群で差を認めなかった.寝返りが自立・監視であった症例の割合は,対照群84.4%,介入群100.0%であった.同様に,起き上がりは対照群66.2%,介入群97.6%,端座位保持は対照群89.6%,介入群100.0%,立ち上がりは対照群63.6%,介入群92.7%,歩行は対照群64.9%,介入群87.5%であった.基本動作の自立割合は,すべて介入群で有意に高かった.以上のことから,治療成績のフィードバックと応用行動分析学に基づく基本動作練習の導入は,脳血管障害片麻痺者の基本動作の予後を改善させる上で有益なものと考えられた.
  • 菊池 嘉
    医療
    2004年 58 巻 3 号 159-164
    発行日: 2004/03/20
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
    SARSは原因不明の呼吸器感染症として報じられ, 平成15年初頭にアジアを中心とした流行が見られ, 後にコロナウイルスの1種によることが判明した. そしてその後数ヵ月にわたり, 世界各地に伝播した. 今や, 未知の感染症は, 地球規模の公衆衛生上の危機を招きかねない. 標準予防策のうえにさらに厳重な対策を要する場合があり, 原因が特定できない間はできる限りの予防策をとって対応することが望ましい. 平成15年春先のIMCJでのSARS対応について具体的な方法を例示し, 実際の取り組みについて紹介する.
  • 応用行動分析学に基づく動作練習の効果
    大山 洋平, 﨑山 誠也, 中田 裕士, 蛭子 文弥, 久松 和樹, 山中 大河, 斎藤 那奈, 山﨑 裕司
    行動リハビリテーション
    2020年 9 巻 7-11
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2023/06/01
    研究報告書・技術報告書 フリー
    回復期リハビリテーション終了時点における脳血管障害片麻痺者375名を対象として基本動作の獲得状況を調査した.回復期終了時点の下肢 Br. StageⅢ以下66名(重症群)とⅣ以上309名(軽症群)の2群における自立割合は,重症群 / 軽症群の順に,寝返り69.7/98.7%,起き上がり68.2/97.4%,端座位83.3/99.4%,立ち上がり63.6/97.1%,歩行40.9/89.6% であった. 応用行動分析学に基づいた練習が適応された症例(介入群)とそれ以外の練習が実施された症例(対照群)の動作自立割合について比較した.軽症群の動作自立度は,介入群(23名)/ 対照群(286名)の順に,寝返り100/98.6%,起き上がり95.7/97.6%,端座位95.7/99.7%,立ち上がり91.3/97.6%,歩行95.7/89.2% であった.重症群の動作自立度は,介入群(13名)/ 対照群(53名)の順に,寝返り100/62.3%,起き上がり100/60.4%,端座位100/79.2%,立ち上がり100/54.7%,歩行69.2/34.0% であった.重症群では,介入群において動作自立割合は明らかに良好であった.
  • 照屋 勝治
    医療
    2004年 58 巻 3 号 153-158
    発行日: 2004/03/20
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
    今後, SARSは不可避な院内感染として国内発生する可能性が考えられ, 現場の医療従事者がSARSの可能性をいち早く認識し, 適切な感染対策を開始することが重要である. 医療従事者はSARSの犠牲者となるリスクがもっとも高く, かつSARS制圧においてももっとも重要な役割を果たす. SARS対策でもっとも重要なのは院内感染対策なのであり, すべての医療従事者は, 良くも悪くもSARS制圧の最前線にいるのだということを忘れてはならない. 飛沫感染が主要な感染経路であると考えられており, 感染力はそれほど強くないと考えられている. 正確なトリアージを含む, 適切な感染防御対策により2次感染をおこすことなく診療が可能であることを示すエビデンスが集まりつつあり, 各施設が十分な対策を行って慎重かっ冷静に対応することが望まれる.
  • 工藤 宏一郎
    医療
    2004年 58 巻 3 号 129-132
    発行日: 2004/03/20
    公開日: 2011/10/07
    ジャーナル フリー
    わが国はこの度のSARS outbreakの直撃は幸い免れたが, われわれはこのことから多くのことを学んだ. まず, ヒトが生存している限り多くの感染症と今後とも対峙していかなければならない. とくにSARSのように致死的な急性新興感染症は, 適切な対処を怠ると短期間に広範な地域に伝幡しpandemic感染症となり, 生命を脅かすだけでなく, 社会に深刻な影響を及ぼすことになる. これを防止するには, 国際的医療協力と情報公開, 国内的には防疫の強化や医療・行政組織の迅速な対応が重要となる. 基幹病院としては, 感染症に対するサーベイランス, トリアージ体制, 必要に応じて隔離病室の設置など, 迅速な対応が迫られる. それには, 医療スタッフの教育・研修などを通じて院内感染防止の視点を持った医療が日常的に実践されることが肝要である.
    またSARS診療にあたっては, 迅速な診断法や予防・治療法の確立が強く望まれる.
  • 山﨑 裕司, 加藤 宗規
    行動リハビリテーション
    2022年 10 巻 13-16
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2023/06/06
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 重度失調症を合併したリウマチ患者での検討
    川口 沙織, 加藤 宗規, 山﨑 裕司
    行動リハビリテーション
    2020年 9 巻 12-14
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2023/06/06
    研究報告書・技術報告書 フリー
    リウマチと重度失調症状により食事が全介助となった症例に対して,逆方向連鎖化の技法を用いた食事動作練習を行い,その効果について検討した.対象は,80歳代女性.窒息により低酸素脳症を呈し入院となった.60病日から食事練習を開始した.ベースライン期(60から65病日)では,自力で食物を口に運んだ回数をカウントした.66病日から「掬った食物を口まで運ぶ」という行動要素から逆方向連鎖化の技法を適応した(段階1).段階2では,「スプーンで掬う」から練習を実施した.段階3では,「スプーンで食物を集める」から練習した.66病日から,並行して対象者が十分にできなかった「スプーンで食物を集める」,「スプーンで掬う」という行動要素について部分練習を行った.ベースライン期,口に運べたのは0回であった.段階1の介入初日,「掬った食物を口まで運ぶ」ことは19回(食事量の1/ 3)可能であった.7日目には62回運ぶことができ,全量摂取が可能となった.段階2では3日目から,段階3では,初日から全量摂取が可能であった.介入中,機能障害には変化が見られず,本介入は食事動作を学習させるうえで有効に機能したものと考えられた.
  • 田口 文広, 陸 青, 清水 正樹
    日本化学療法学会雑誌
    2003年 51 巻 9 号 583-585
    発行日: 2003/09/25
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    マウスコロナウイルス (マウス肝炎ウイルス, MHV) A-59株に対するポビドンヨード (PVP-1) を主成分とする各製剤のin vitro殺ウイルス効果を検討した。PVP-I消毒液, PVP-I含嗽夜, PVP-1手指消毒液, 速乾性PVP-I手指消毒液およびPVP-I喉用液 (0.1~5%PVP-1) の5秒間処理により, ウイルス感染値が1/104以下に減少した。このことは, PVP-1各製剤はマウスコロナウイルスに対して強い殺ウイルス効果をもつことを示している.
  • ベッドの背上げ機能を利用した段階的難易度調整の導入
    内野 利香, 加藤 宗規
    行動リハビリテーション
    2018年 7 巻 18-20
    発行日: 2018/03/31
    公開日: 2023/05/31
    研究報告書・技術報告書 フリー
    片肘支持位から片手支持位までの起き上がりが困難であった重度片麻痺患者に対して,ベッドの背上げ機能を利用した部分練習を実施した.介入では,ベッドの背上げ機能を用いて体幹傾斜角度を段階的に下げていった.その結果,片肘支持位から片手支持位への動作が10日間で可能となった.片肘支持位から片手支持位間の部分練習として,ベッドの背上げ機能を用いた段階的難易度調整の導入が有効なものと考えられた.
  • 照屋 勝治
    日本老年医学会雑誌
    2003年 40 巻 6 号 553-558
    発行日: 2003/11/25
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    SARSはSARSウイルスと命名された新種のコロナウイルスによる新興感染症である. 2003年3月に突如出現し, 4ヵ月の間に世界30ヵ国以上, 8,439人の感染者を出した. 各国の精力的な取り組みにより, 流行は一旦収束したが, 冬季の再流行を予測する研究者も多い. 多くの感染は院内感染という形で広がっており, その制圧には院内感染対策の徹底が最も重要な位置を占めている. 疫学的データは飛沫感染が本疾患の主たる感染経路であることを示しているが, 患者由来の飛沫や糞便中にかなりの長期間ウイルスが生存しうることから, 環境表面を介した接触感染も重要な感染経路であろうと推測されている. ワクチンの開発や, 抗ウイルス薬などの研究はまだ端緒についたばかりであり, SARSに関して臨床で応用可能な知見はいまだ少ない. 臨床症状からはインフルエンザや他の異型肺炎の鑑別は極めて困難であり, 冬季に流行した場合の医療現場での混乱が危惧されている. 我が国のSARS対策を万全なものとするためには, 国レベル, 地方自治体レベルのみならず, 個人レベルでのSARS対策の策定が急務の課題であるといえる.
  • 内田 幸子
    日本衣服学会誌
    2022年 66 巻 1 号 9-14
    発行日: 2022年
    公開日: 2024/01/31
    ジャーナル フリー
  • 滑車と重錘を用いた牽引の効果
    中山 智晴, 佃 匡人, 岩村 玲那, 森野 勝憲, 和田 譲, 有澤 雅彦, 山﨑 裕司
    行動リハビリテーション
    2019年 8 巻 5-9
    発行日: 2019/03/31
    公開日: 2023/06/04
    研究報告書・技術報告書 フリー
    今回,牽引による段階的難易度設定を用いた起居・移乗動作練習を新たに考案し,その効果について検証した.症例は79歳女性,意識障害と軽度左片麻痺,重度右片麻痺を呈していた.介入前,側臥位〜on elbow~on handに至る過程で起き上がりに介助を要した.介入では,オーバーヘッドフレームに設置した滑車とロープ,重錘を用いて側臥位にある対象者の上半身を起き上がり方向に牽引し,段階的に重錘の重さを軽くしていった.その結果,介入26日目に重錘無しで起き上がりが可能となった.ベッド-車椅子間の移乗動作は,立ち上がり〜方向転換に介助を要していた.介入では,端座位にある対象者の上半身を立ち上がり方向に牽引し,段階的に重錘の重さを軽くしていった.その結果,介入から14日目には重錘無しで移乗が可能となった.本介入は,起き上がりや移乗動作練習を早期から成功させるうえで有益な方法と考えられた.
  • 市川 祐生, 杉元 歩実, 山﨑 裕司
    行動リハビリテーション
    2017年 6 巻 13-17
    発行日: 2017/03/31
    公開日: 2023/06/02
    研究報告書・技術報告書 フリー
    長期間の介入によっても起き上がり動作が自立しなかった遷延性の意識障害と左半側空間失認を合併した重症片麻痺例に対して,逆方向連鎖化の技法を用いた動作練習を適応し,その効果について検討した.介入開始から起き上がり動作得点は順調に改善し,介入から4日目の時点で起き上がりが可能となった.介入期間中,意識レベルや運動麻痺,高次脳機能障害に変化はなかった.発症から4か月を経過していたにもかかわらず,短期間の介入によって起き上がり動作が自立したことから,今回の介入は有効に機能したものと考えられた.
  • 段階的難易度調節を用いた介入
    南 裕貴, 大森 圭貢, 小野 雅之
    行動リハビリテーション
    2018年 7 巻 21-25
    発行日: 2018/03/31
    公開日: 2023/05/29
    研究報告書・技術報告書 フリー
    高次脳機能障害を合併した重度片麻痺患者に対して,多段階に難易度を調節した移乗動作練習を行い,その効果について検討した.対象者は左被殻出血によって重度右片麻痺,失語症,右半側空間無視を呈した50歳代の男性である.51病日に当院回復期病棟へ入院となり,57病日まで理学療法を行ったが,移乗動作は全介助のままであった.58病日から応用行動分析学的介入を開始した.介入では,練習環境を8段階,プロンプトを5段階設け,本人の動作能力に合わせて難易度を調節した.介入開始12日目(73病日)には,監視下で移乗動作が行えるようになった.介入中,運動麻痺,高次脳機能障害に大きな改善はなかったことから,今回の移乗動作練習は,移乗動作能力の向上に寄与したものと考えられた.
  • 蘭学者の聖山から観光客が越える山脈へ
    米地 文夫
    季刊地理学
    2004年 56 巻 2 号 110-114
    発行日: 2004/07/31
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
  • 川名 明彦, 照屋 勝治, 山下 望
    感染症学雑誌
    2003年 77 巻 5 号 303-309
    発行日: 2003/05/20
    公開日: 2011/02/07
    ジャーナル フリー
    重症急性呼吸器症候群 (Severe Acute Respiratory Syndrome, 以下SARSと略) は, 突如出現し, 急速に世界に拡散しつつある. 同時にこの疾患の病態解明も驚くべきスピードで進行している. 本疾患に関する現時点での知見を, 我々の調査結果を含めて概説したい. なお, 原稿執筆から校正までのわずかの間にも新たな研究成果が蓄積されており, 特に重要と思われる最新情報に関しては校正時に (注) として追加記載した.
  • 和多 昭夫
    密教文化
    1960年 1960 巻 51 号 66-82
    発行日: 1960/12/25
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • シングルケーススタディの分析
    西村 周祐, 山﨑 裕司
    行動リハビリテーション
    2017年 6 巻 8-12
    発行日: 2017/03/31
    公開日: 2023/06/02
    研究報告書・技術報告書 フリー
    本研究では,脳血管障害片麻痺者に対する座位練習の効果についてシングルケーススタディの手法を用いて検討した論文を調査し,有効な座位練習プログラムについて考察した.1991年から2016年4月までの論文を対象とし,医中誌Web Ver.5にて検索した.その結果,886編の論文が抽出された.シングルケーススタディの手法によって座位保持練習の効果を検討した論文は,わずか7本であった.対象者は,いずれも運動麻痺が重度で,Pusher現象,左半側空間失認,注意障害,認知症,意識障害などを合併していた.すべての介入が行動分析学に基づく座位保持練習であった.7本中4本は,支持基底面の広さを変化させた段階的な難易度設定による介入であった.2本は体幹傾斜に対して聴覚的フィードバックを用いた介入であった.その結果,すべての症例が11回から28回の介入によって座位保持が可能となっていた.また,介入中に麻痺や高次脳機能障害の改善は認められなかった. 応用行動分析学的技法を用いた座位保持練習は,重症片麻痺者の座位保持能力を向上させるうえで有益なものと考えられた.
  • 内田 幸子, 小柴 朋子, 傳法谷 郁乃, 田辺 文憲, 荒川 創一, 森本 美智子
    繊維製品消費科学
    2021年 62 巻 1 号 44-53
    発行日: 2021/01/25
    公開日: 2021/01/25
    ジャーナル フリー

    市販感染防護服の温熱的快適性を評価するため,実験1 では中立環境下(23℃,50%rh)における5 種の防護服着用時の生理反応,衣服気候,主観申告を比較した.実験2 では防護服1 種を対象に,暑熱環境下(30℃,50%rh)では防護服のみ,中立環境下では防護服のみと防護具全装備の計3 条件を比較した.結果,体重減少量は,透湿性・通気性の低い防護服D とE で多い傾向を,衣服付着汗量は,防護服裏面に吸水性のあるE が最も多かった.快適感は運動で不快側へ移行し,防護服E は運動後も不快な状態が続いた.暑熱環境下における衣服気候は,防護服のみでも高湿度状態が続いたが,中立環境下の全装備においても同程度の高湿度状態となった.防護服の温熱的快適性には,素材の透湿性・通気性・吸水性が大きく影響し,病院など中立環境の室内労働においても,防護具全装備では暑熱環境に近い衣環境が形成されることが示唆された.

  • 山﨑 裕司
    行動リハビリテーション
    2020年 9 巻 3-6
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2023/06/06
    研究報告書・技術報告書 フリー
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