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クエリ検索: "山口正秀"
201件中 1-20の結果を表示しています
  • ―CTによる画像診断を中心に―
    村尾 佳則, 田伏 久之, 小泉 雅紀, 小延 俊文, 宮本 誠司, 中野 博重
    腹部救急診療の進歩
    1992年 12 巻 3 号 429-432
    発行日: 1992/06/30
    公開日: 2011/09/05
    ジャーナル フリー
  • 石井 孝, 渡辺 信介, 今西 努, 湊 博史, 西植 隆, 米山 千尋
    腹部救急診療の進歩
    1991年 11 巻 3 号 333-337
    発行日: 1991/06/30
    公開日: 2011/09/05
    ジャーナル フリー
  • 山口 正秀, 橋本 悟, 山根 哲郎, 浅井 浩
    日本集中治療医学会雑誌
    1997年 4 巻 3 号 237
    発行日: 1997/07/01
    公開日: 2009/03/27
    ジャーナル フリー
  • 山口 正秀, 渡辺 信介, 湊 博史, 西植 隆, 石井 孝, 蒲池 正浩, 坂本 力
    腹部救急診療の進歩
    1989年 9 巻 6 号 937-942
    発行日: 1989/12/31
    公開日: 2011/09/05
    ジャーナル フリー
  • 中川 隆雄, 中川原 儀三, 鈴木 忠, 石川 雅健, 浜野 恭一
    腹部救急診療の進歩
    1992年 12 巻 4 号 553-556
    発行日: 1992/08/30
    公開日: 2011/09/05
    ジャーナル フリー
  • 山口 正秀, 沢井 清司, 岡野 晋治, 佃 信博, 清木 孝祐, 谷口 弘毅, 萩原 明於, 山根 哲郎, 山口 俊晴, 小島 治, 高橋 俊雄
    日本消化器外科学会雑誌
    1991年 24 巻 11 号 2699-2704
    発行日: 1991年
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    1972年から1990年までの80歳以上の胃癌切除症例44例について検討した.
    (1) 組織学的進行度はstage 1が40.9%と比較的多かったが, stage4も25.0%に認めた.(2) 術前合併症は43.8%と高頻度に認め, 術後合併症も43.8%の高頻度に認めたが両者の間に相関は認められれなかった.(3) 術死は4.5%, 術死を除く42例の5年累積生存率は46.1%であった.(4) 漿膜浸潤陰性胃癌の5年累積生存率は60.6%で, 漿膜浸潤陽性胃癌の23.9%と比べて有意差を認めたが, リンパ節郭清R01とR2の間に, 生存率の差は認められなかった.(5) 漿膜浸潤陰性胃癌では遠隔時死亡の83% (10/12) が他病死していたのに対し, 漿膜浸潤陽性胃癌では88% (7/8) が癌再発による死亡であり有意差 (p<0.05) を認めた.したがって, 前者に対してはR1程度の安全な手術を行って注意深い術後の経過観察を行うことが重要であり, 後者には安全性を確保しつつ根治性の高い術式を選択すべ髪である
  • 橋本 隆, 奥野 敏隆, 小西 豊, 高峰 義和, 谷 友彦, 梶原 建熈
    日本臨床外科医学会雑誌
    1992年 53 巻 11 号 2610-2614
    発行日: 1992/11/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    過去10年間の鈍的肝外傷から直死例6例を除いた43例をA群:緊急手術群(23例), B群:保存的治療群(20例)に分けて手術適応について検討した.来院時血圧はA群90±29mmHg, B群117±21mmHgで,急速輸液後の血圧はA群98±22mmHg, B群117±15mmHgであった.腹膜刺激症状はA群では61%, B群では15%に陽性であった.腹部超音波検査では腹腔内貯溜液はA群100%, B群47%,肝内血腫はA群25%, B群32%例,肝破裂部の描出はA群19%, B群5%に認められた.合併損傷では肋骨骨折,肺挫傷,血気胸の合併率に差はなく, A群では脾,膵等の実質臓器損傷が多く見られた.鈍的腹部外傷例では,肝損傷が軽度でも腹腔内他臓器損傷の可能性があり,輸液に反応しないショック,腹膜刺激症状陽性,超音波検査で多重または増量する腹腔内貯溜液を認めた例では開腹止血術が適応と思われる.
  • 井原 厚, 大谷 剛正, 相原 成昭, 野沢 直史, 国場 幸均, 榊原 譲, 比企 能樹, 柿田 章
    日本消化器外科学会雑誌
    1997年 30 巻 10 号 2117-2121
    発行日: 1997年
    公開日: 2011/08/23
    ジャーナル フリー
    1986年~1996年の大腸癌手術例1,060例中横行結腸癌切除例79例 (7.5%) を対象とした. 横行結腸切除例のリンパ節転移は, n0: 45例 (57-0%), n1: 14例 (17.7%), n2: 7例 (8.9%), n3: 3例 (3.8%), n4 (以下SMA+): 10例 (12.7%) であり, このSMA+10例が横行結腸切除術+D3では問題となる. そこで, このSMA+をいかに予測するか, その危険因子について検討し, 横行結腸癌症例の至適切除範囲についてまとめると, 1. 壁深達度がmpまでの横行結腸癌では, リンパ節陽性例は認められず横行結腸切除術の適応と考えた. 2. SMA系リンパ節転移の危険因子としては, 次の通りである. 1) 壁深達度: ss以上, 2) 組織型: 低分化腺癌, 未分化癌, 3) 脈管侵襲: ly2・v2以上, 4) 浸潤増殖様式 (INF): INFβ, γ, 5) 腫瘍径: 3cm以上3. ss以上の進行癌で上記2つの2) ~5) の何れかの条件を満たすときは, SURGICAL TRUNKの郭清を考慮した拡大右半結腸切除術の適応と考えた.
  • 今西 努, 渡辺 信介, 湊 博史, 山口 正秀, 西植 隆, 米山 千尋, 石井 孝, 谷口 弘毅
    日本臨床外科医学会雑誌
    1995年 56 巻 2 号 403-407
    発行日: 1995/02/25
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    放線菌症は稀な疾患で,なかでも,肝臓原発に発生するものは極めて少ないといわれる.われわれが調べた範囲でもこの十年間に報告された肝放線菌症は7例にすぎなかった.われわれは原発性肝放線菌症の1例を経験したので報告する.
    患者は60歳,男性で体重減少,右季肋部痛を主訴として来院,精査の結果,原発性肝癌の診断の下に開腹,肝切除術を施行した.術後数カ月にも及ぶ治療に抵抗する難治性の瘻孔を形成した.瘻孔からの排液,再検した病理組織に放線菌の菌塊(ドルーゼ)を認め肝放線菌症と診断した.その後約1年間にわたるペニシリンの大量投与を行い治癒,再発は見られなかった.
    本症例では残念ながら放線菌症の診断が遅れ,その治療に非常に長い日数を要したが,腹部悪性腫瘍疾患の鑑別疾患として放線菌症を念頭に置かなければならないと痛感した.
  • 森下 亜希子, 木村 明春, 緒方 杏一, 和田 渉, 森永 暢浩, 加藤 広行
    日本臨床外科学会雑誌
    2022年 83 巻 11 号 1895-1899
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/05/31
    ジャーナル フリー

    症例は58歳,女性.子宮平滑筋肉腫術後2年で骨転移を認めた.その際に,右乳房に3mmの腫瘤を認めた.骨転移に対する治療後のCTにて増大を指摘され,当科を紹介受診となった.マンモグラフィでは右乳房C領域に境界明瞭の円形腫瘤を認め,乳房超音波検査では右Cの乳腺後隙に近くに6mmの比較的境界明瞭な円形腫瘤を認めた.以前のCTより増大傾向であり,確定診断のために針生検による組織診を行った結果,子宮平滑筋肉腫の乳房転移と診断された.その後,当院婦人科にてドキシルビシン単剤による化学療法を開始し,現在継続中である.乳房以外の臓器からの乳房転移は全乳房悪性腫瘍の0.5~2.0%程度と報告されており,まれな病態であり特徴的な画像所見はなく,原発性乳癌や良性病変との鑑別は難しい.悪性疾患の既往がある症例に乳房に腫瘤と認めた場合は,乳房転移の可能性を念頭に置く必要があり,確定診断を行う必要があると考えられた.

  • 山本 有祐, 谷 直樹, 菅沼 泰, 山口 正秀, 岡野 晋治, 野口 明則
    日本臨床外科学会雑誌
    2006年 67 巻 10 号 2414-2418
    発行日: 2006/10/25
    公開日: 2009/01/22
    ジャーナル フリー
    症例は60歳,男性,約40年前に虫垂切除術を受けた既往がある.右下腹部痛を主訴に当院を受診した.右下腹部には手術瘢痕を認め,同部位に圧痛, Blumberg徴候,筋性防御を認めた.白血球数16,500/μL, CRP7.1mg/dLで虫垂切除の既往があるにもかかわらず腹部エコーとCT像において糞石およびそれに連続する索状物が認められ,遺残虫垂炎と診断し初日は抗生剤を投与して経過観察した.しかし翌日にさらに炎症所見の増悪を認めたため,緊急開腹手術を施行した.約25mmの腫大した遺残虫垂炎で虫垂切除を施行した.病理組織学的に急性壊疽性虫垂炎であった.
    右下腹部痛を主訴とする患者を診察する場合,以前に虫垂切除を受けた既往があれば急性虫垂炎は除外してしまいがちであるが,遺残虫垂炎の可能性を念頭におく必要がある.また通常の虫垂切除術においては虫垂根部まで十分に露出して切離することが重要である.
  • 江口 武史, 伊藤 寛, 近藤 薫, 山下 年成
    日本臨床外科医学会雑誌
    1992年 53 巻 1 号 132-135
    発行日: 1992/01/25
    公開日: 2009/03/31
    ジャーナル フリー
    われわれは最近Hirschsprung病成人例を経験した.
    症例は23歳男性.幼少児期から頑固な便秘傾向があり,人工肛門の造設を勧められたにもかかわらず,家人がそれを望まず,下剤,浣腸などにより腹満,便秘に対処していた.思春期以後も便秘傾向は持続したが,下剤を使用せずに,数日に1行の排便を認めるようになり,成人に達した.
    しかし,最近便秘傾向が増強し,腹痛,腹満をきたし来院した.注腸造影の所見は,典型的ではなかったがcaliber changeとその口側の拡張を認め, Hirschsprung病成人例を疑った.肛門内圧測定および直腸全層生検によるアセチルコリンエステラーゼ染色で確定診断した.腹会陰式にGIA自動吻合器を用いたDuhamel変法(Z型吻合法)により手術を施行し,術後経過は順調である.
  • 沢井 清司, 高橋 俊雄, 小島 治, 山口 俊晴, 山根 哲郎, 萩原 明郎, 谷口 弘毅, 下間 正隆, 藤岡 嗣朗, 湊 博史, 大原 都桂
    日本消化器外科学会雑誌
    1994年 27 巻 4 号 952-956
    発行日: 1994年
    公開日: 2011/08/23
    ジャーナル フリー
    教室では1985年より胃癌に対する治療方針として,(1) 全例に超音波検査, 進行癌にはCT検査, 血管造影による術前診断,(2) 進行度に応じた治療方針の決定,(3) 無輪血手術,(4) 微粒子活性炭CH40による合理的郭清,(5) 腹膜播種に対する活性炭吸着マイトマイシンCの腹腔内投与,(6) 肝転移に対する動注療法の6項目を行ってきた. その結果切除例の5年累積生存率は前期 (1970~84年;633例) 46.4%に対し後期 (1985~92年; 844例) は64.4%と著明な向上を認めた (p<0.001). stage別にみても, Iは88.9%→91-5%, IIは49.6%→83.0% (p<0.01), IIIは32.4%→54.7% (p<0.01), IVは8.1%→11.5%にそれぞれ向上が認められた. また, 1990年以降は胃中部早期癌に対する縮小手術として幽門保存胃切除を行い, dumpingの防止, 体重減少などでQOLの改善が認められた. 今後の問題点はP+N, P+Hなど非治癒因子が重複する症例の治療法を開発することである.
  • 橋本 一樹, 波々伯部 絵理, 木川 雄一郎, 松岡 亮介, 今井 幸弘
    日本臨床外科学会雑誌
    2015年 76 巻 11 号 2654-2659
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/05/31
    ジャーナル フリー
    炎症性乳癌と鑑別を要した肺癌乳房転移の稀な1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
    症例は64歳,女性.右肺腺癌(cT1aN3M1b)に対し化学療法中に右乳房全体の発赤と腫脹を認め当科受診となった.当科初診時の胸部造影CT検査で右腋窩リンパ節腫脹と右乳房皮膚,皮下軟部組織の腫脹を認めた.右乳腺内に明らかな腫瘤像は認めなかった.炎症性乳癌もしくは肺癌乳房転移を疑い右乳房皮膚生検を行った.病理検査所見は真皮,皮下組織内のリンパ管内に異型細胞を認め,一部で脂肪組織内に浸潤を認めた.免疫染色にてTTF-1陽性・ER陰性であり,肺癌乳房転移と診断した.
    化学療法を継続したが,肺癌診断から27カ月後に原病死された.医学中央雑誌にて,検索キーワード「転移性」「炎症性乳癌」にて検索したところ,本邦における炎症性乳癌様の乳房転移の報告例は14例のみで非常に稀であった.
  • 野中 裕斗, 狩集 弘太, 酒瀨川 浩一, 上田 和弘
    日本呼吸器外科学会雑誌
    2024年 38 巻 1 号 28-33
    発行日: 2024/01/15
    公開日: 2024/01/15
    ジャーナル フリー

    非常に稀な右縦隔型底区肺動脈(A7+8b+9+10b)を有する右中葉肺癌の切除症例を経験したので報告する.症例は61歳,男性.検診胸部X線異常の精査CTで,右肺中葉S4に結節が認められた.術前の3次元CT(Three-dimensional computed tomography:3D-CT)にてA7+8b+9+10bが右主肺動脈から直接分岐し,上肺静脈の背側を通り中葉気管支の縦隔側を走行して下葉に流入する肺動脈の解剖学的破格が認められた.手術は中葉切除+ND2a-2を施行した.術中にA7+8b+9+10bより中葉に流入する細枝を2本認め切離した.縦隔型底区肺動脈に対する中葉切除例は本例を含め,本邦2例の報告に留まる.術前3D-CTで術前に血管走行を確認することで破格を的確に把握し,安全に手術を行うことができた.

  • 戸倉 康之, 山藤 和夫, 高橋 哲也, 愛甲 聡, 守瀬 善一, 朝見 淳規, 林 浩二, 藤井 俊史, 服部 裕昭, 高梨 邦彦, 大谷 吉秀
    日本臨床外科医学会雑誌
    1996年 57 巻 11 号 2623-2628
    発行日: 1996/11/25
    公開日: 2009/02/10
    ジャーナル フリー
    1991年4月より3年間に228例の胃癌切除術を経験した.これらのうち80歳以上の高齢者胃癌は26例であった.これを他年齢群202例と臨床および医療費面より比較検討した.平均年齢は82.7歳でA領域に多かった.進行度はstage Iが15例(57.7%)をしめた. D2以上のリンパ節郭清は42.3%,胃全摘は26.9%,他臓器合併切除は38.5%であった.リンパ節郭清率と他臓器合併切除率は他年齢群に比べ統計学的に有意に低かった.このように縮小手術が施行されているにも拘わらず術後呼吸器合併症は34.6%と多かった.在院日数と総医療費は他年齢群と比較して不変であったが,入院点数,処置点数の比率はやや高かった.しかし,合併症を引き起こすと存院日数,総点数,なかんずく注射点数,検査点数,処置点数は高値高額となった.早期癌の発見に努力すると共に合理的な縮小手術,内視鏡下手術の導入等により患者のQOLをあげることが必要である.更に病診連携を進めて在院日数の短縮に努める事が医療費の節減をもたらすと考える.
  • 宇高 徹総, 山本 澄治, 中村 哲也, 黒川 浩典, 宮谷 克也
    日本外科系連合学会誌
    2018年 43 巻 1 号 1-7
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/02/28
    ジャーナル フリー

    85歳以上超高齢者胃癌と75歳から84歳までの後期高齢者胃癌の臨床病理学的特徴,治療成績を比較検討し,超高齢者胃癌の実態を明らかにした.対象は1999年1月より2013年12月までに当院で経験した85歳以上超高齢者の胃癌手術症例41例と75歳から84歳までの後期高齢者胃癌手術症例280例である.結果は,腫瘍の壁深達度,リンパ節転移,肉眼型分類,組織型,術前併存症の頻度において両群間で有意差は認めなかった.進行度において超高齢者でStage Ⅳの割合が有意に多かった(p=0.039).また,腫瘍の占拠部位において超高齢者でL領域が有意に多かった(p=0.005).胃切除法において超高齢者で有意に切除範囲の少ない手術が多く(p=0.02),郭清度において超高齢者では郭清度が低かった(p<0.001).術後合併症,在院死に関して有意差がなかったが,累積5年生存率において超高齢者が有意に低かった(p=0.049).超高齢者は後期高齢者と同様に安全な手術が可能であった.超高齢者胃癌患者の治療成績の向上には,進行度を正確に評価した上で,治療方針を決定することが重要であると考えられた.

  • 高橋 治海, 山本 悟, 石原 和浩, 徳山 泰治, 水井 愼一郎, 二村 学
    日本外科系連合学会誌
    2011年 36 巻 5 号 781-786
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/10/25
    ジャーナル フリー
     症例は63歳,女性.既往歴に右肺癌で手術,その後リンパ節転移,脳転移を認めた.2009年9月より右乳房に発赤,腫脹を伴う腫瘤を認め乳癌と診断され抗癌剤治療を受けたが,効果なく2010年9月当院紹介となった.右乳房の炎症性乳癌の像を呈し,転移性肺腫瘍,転移性脳腫瘍,右胸水貯留を認めた.乳腺部腫瘍と初発肺癌の摘出標本はともに腺癌の形態を呈していたためEGFRの遺伝子変異解析を行ったところ,exon21内チロシンキナーゼドメインの同一遺伝子変異を認めたことから肺癌の乳房転移と診断した.原発性乳癌と転移性乳癌の鑑別診断として,EGFRの遺伝子変異検索が極めて有効であった.
  • 中川 登, 山根 哲郎, 竹田 靖, 北井 祥三, 岡野 晋治, 山口 正秀, 菅沼 泰, 中西 正芳, 谷 直樹, 安川 林良
    日本消化器外科学会雑誌
    2003年 36 巻 5 号 363-368
    発行日: 2003年
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    進行胃癌で胃全摘術後に腰痛を認め, 骨転移と診断したが, 結果的に骨軟化症であった症例を経験した. 骨転移は, 骨シンチグラムでの集積像, MRIでのT1強調の低信号像, T2強調の高信号像, 血中アルカリフォスファターゼ値 (ALP) の上昇などで診断するが, 骨軟化症では骨シンチグラムでの肋軟骨接合部の濃い念珠状の集積像と血中カルシウム値 (Ca) の低下が特徴的で, MRIでは両者の鑑別は困難であった. 胃切除後の骨軟化症は, 術後早期からの日光浴, 運動, 乳製品の摂取, Caの定期的な検査 (低カルシウム血症時のカルシウム製剤, ビタミンD製剤投与) などで予防・治療が可能であり, 骨転移との鑑別が困難な可能性がある以上, この問題を少しでも解決するためにも, 胃切除後の骨軟化症の予防・治療に努めることが必要と考えられる.
  • 中川 登, 山根 哲郎, 竹田 靖, 上野 満久, 北井 祥三, 岡野 晋治, 山口 正秀, 菅沼 泰, 中島 晋, 安川 林良
    日本消化器外科学会雑誌
    2001年 34 巻 9 号 1405-1409
    発行日: 2001年
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    大動脈周囲リンパ節転移陽性のSM胃癌を3例 (リンパ節転移陽性SM胃癌の4.5%) 経験した. これらの症例の特徴は, (1) 肉眼型が進行癌, (2) 原発巣最大径が大きい (5cm, 6cm, 8cm), (3) リンパ行性進展傾向が強い (2例がpor, ly3), (4) リンパ節転移度が高率 (36.5%, 39.2%), (5) 転移陽性リンパ節最大径平均値が小さい (6.7mm, 7.2mm) であり, 腫瘍量が多く, リンパ行性進展傾向が強かった. また, リンパ節の肉眼的な大きさでの転移の有無の判断は困難であった. 予後は不良で, いずれも肝・腹膜再発で術後14か月以内に癌死している. このような高度のリンパ節転移症例では拡大リンパ節郭清のみでは根治治療は困難と考えられる. リンパ行性のみの過進展例に対しては, 術後の化学療法を考慮してもいいと考えられる. 術前・術中にSM癌と判断した場合は, 大動脈周囲リンパ節郭清は必要無いと考えられる.
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