詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "徳島自動車道"
45件中 1-20の結果を表示しています
  • 藤岡 泰輔, 田代 昇, 松尾 祐典, 和田 圭仙
    コンクリート工学
    2022年 60 巻 3 号 262-267
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/03/01
    ジャーナル 認証あり

    高度経済成長期に集中的かつ大量に整備された橋梁は,一斉に維持管理・更新の時代を迎えようとしている。特に,飛来塩分や凍結防止剤散布に起因した塩害による構造物の性能低下は著しく,今後新設または更新する橋梁では鋼材腐食を未然に防止することが課題となっている。このため,建設業界でも腐食しない補強材の代替として繊維強化プラスチック(以下,FRP)が注目され,往年の研究が進められてきた。

    徳島自動車道
    別埜谷橋(べっそだにばし)は,鉄筋やPC鋼材を一切使用せずに橋梁上部構造を成立させた事例であり,本橋に適用した開発技術の一例を紹介する。

  • 平田 篤嗣, 佐藤 志帆, 永井 基貴, 春藤 康仁
    交通工学研究発表会論文集
    2022年 42 巻
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/11/10
    会議録・要旨集 フリー

    令和元年に公表された安心安全計画にも記載されているが,対面通行区間(暫定区間)ではワイヤーロープを設置することとなっている.従前よりワイヤーロープ区間の設置により飛出事故は減少し,死傷に繋がる事故は設置区間では減少している.その反面,ワイヤーロープに接触する事故により通行止めが発生し,緊急対応で行う補修工事を実施する状況である.本論文では全線暫定区間として供用している

    徳島自動車道
    (付加車線事業を除く)を対象としワイヤーロープの設置後に発生した事故について設置箇所別に事故件数を整理し事故の特徴を整理し検証を行った.検証結果より事故発生箇所は挙動履歴が他と異なる傾向があることが確認できた.多くの事故は漫然運転による事故が主流であることも確認できた.

  • 徳島自動車道池田へそっ湖大橋
    望月 秀次, 中野 研一郎, 中畦 耕史, 石原 重孝
    コンクリート工学
    2000年 38 巻 2 号 41-46
    発行日: 2000/02/01
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
  • ─人工改変前の上喜来地区(中央構造線活断層帯・父尾断層)における検討─
    *後藤 秀昭
    日本地理学会発表要旨集
    2013年 2013s 巻 P054
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/09/04
    会議録・要旨集 フリー
    1. はじめに 横ずれの活断層は横ずれ変位が卓越するものの縦ずれ変位を伴っており,変位はベクトルで表される。これを用いることで,断層変位の繰り返しの特性の理解や,変位速度の高精度で説得力のある算定が可能となる。 横ずれ断層の変位ベクトルを検討した研究は,活断層研究の黎明期に阿寺断層の坂下地区において先駆的な研究がなされている(Sugimura and Matsuda,1967)が,その後の研究は乏しい。変位基準となる段丘面や段丘崖を横切って延びる明瞭な断層地形の発達はよくないことが大きな要因である。また,人工改変によって変位基準が失われてしまい,測量が不可能となった場合も少なくない。 最近になって,空中レーダーや数値標高モデル(DEM)により比較的広い範囲の地形を詳細に調査することが可能となり,これを用いて変位ベクトルの再検討が行われ,既往研究と異なる成果を得ている(中田ほか,2008)。 本研究では,変位地形が人工改変により消滅した場所を対象に,改変前に撮影された空中写真を用いて測量を行い, DEMから地形測量を行って変位ベクトルの復元を行った。2.研究地域 研究地域は四国東部の中央構造線活断層帯の父尾断層が日開谷川を横切る上喜来地区である。この付近では,段丘面を変位させる明瞭な断層地形が発達しており,これまでの詳しい地形地質調査により変位速度や最新活動の時期や量が明らかにされている(岡田,1973;岡田・堤,1997など)。1990年代始めに,活断層に沿って
    徳島自動車道
    が建設され,断層地形は大きく改変され,現在,変位基準を現地で確認することはできない(下図の右)。3.DEMの作成方法 1974年に国土地理院が撮影した約8000分の1空中写真(CSI-74-8)を用いて写真測量を行い,1m間隔のDEMとしたものを用いた。空中写真を実体視したのと同じ程度の判読が可能な画像となるよう測量間隔やブレークラインの設定に注意が払われている。4.地形ステレオ画像による地形面の分類 写真測量で得られたDEMとオルソ写真を地理情報システムに読み込み,変位基準となる地物の位置を正確に定めた。この際,DEMから過高感を強くした地形ステレオ画像を作成し,重ねあわせて利用した。過高感を強めたステレオ画像を用いることで微地形の読み取りが容易になる(後藤・杉戸,2013)。 地形ステレオ画像の判読により,岡田・堤(1997)の低位段丘および沖積面がそれぞれ2面に細分され,上位より低位段丘1面,低位段丘2面,最低位面,沖積低地1面,沖積低地2面に分けられた。また,それぞれの段丘崖および開析谷に横ずれ変位が認められた。5.地形測量と変位ベクトル 変位基準の位置を横切るように断層線に平行な測線を設け, GIS上で地形断面測量を行った。これを同じ座標のグラフ上に展開して変位基準のベクトルを求めた。その結果,後期更新世以降,ほぼ同方向の変位が繰り返され,縦ずれ変位量は横ずれ変位量の12~15分の1程度であることが明らかとなった。【文献】 岡田,1973,地理学評論;岡田・堤,1997,地学雑誌;後藤・杉戸,2013,E-journal GEO;中田ほか,2008,活断層研究;Sugimura and Matsuda,1967,GSAB
  • *吉村 優志
    人文地理学会大会 研究発表要旨
    2021年 2021 巻 302
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/11/30
    会議録・要旨集 オープンアクセス
  • ─変位地形を撮影した1970年代の空中写真およびポールカメラの写真を用いた検討─
    *後藤 秀昭
    日本地理学会発表要旨集
    2014年 2014s 巻 P037
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/03/31
    会議録・要旨集 フリー
    1. はじめに  国土地理院の基盤地図情報など,詳細な地形標高モデル(DEM)が整備・公開されつつあり,地形研究での利用が進んでいる。DEMからステレオ画像など,空中写真とは異なる地形表現や活断層地形の判読素材が提供できるようになっている(後藤・杉戸,2012)。 一方で,対象としている地形と比べてDEMの解像度が荒いため分析できなかったり,人工改変によって対象としている地形が消失しているために,地形調査をあきらめることや,DEMの作成を専門の業者に依頼することがある(後藤,2013)。解像度の高い地形モデルを手軽に作成できることや,通常の活断層地形の判読に用いているような古い撮影年代の空中写真から地形モデルが作成できることは,活断層研究や地形研究の発展に重要と考えられる。 そこで,本研究では,撮影年代の古い空中写真および,ポールの先端に取り付けたカメラ(Hi-View:中田ほか,2009)で撮影した写真と,SfM(Structure from Motion)ソフトウェアを用いて数値表層モデル(DSM:Digital Surface Model)の作成を試みた。地形モデル作成のためにマルチローターヘリによる上空からの撮影が試みられている(中田ほか,2013;内山ほか,2014)。本研究ではそれらと同じSfMソフトウェア(Agisoft社PhotoScan)を用いた。その結果,写真測量に不慣れな研究者でも,地形研究に利用可能な詳細なモデルを容易に作成できることがわかった。その方法や手順,結果や問題点を報告する。2.1970年代撮影の空中写真を用いた検討 四国東部の中央構造線活断層帯父尾断層(上喜来地区)を対象に,1970年代に撮影された空中写真を用いて地形モデルを生成した。この付近には段丘面を変位させる明瞭な断層地形が発達している(岡田,1973など)が,
    徳島自動車道
    が建設され,断層地形は大きく改変されている(左図)。 国土地理院が1974年に撮影した空中写真のネガフィルムを20μm(1,270dip)の解像度でスキャンした画像2枚をPhotoscanに読み込み,簡易な方法でモデルを生成した後,地理院地図のオルソ写真から位置を評定して取得した11点の地理情報(緯度,経度,標高)をGCPに設定した。一方の写真にGCPを配置すると,ペアになる画像には自動的にGCPが配置されるが,精度をあげるために,一部は手動で微修正を行った。その後,設定したGCPをステレオペア作成の基準として,高密度なモデルを生成させた。その結果,基盤地図情報の5mメッシュ間隔のDEMとほぼ同等の測量が可能なモデルを作成することができた(右図)。3.ポールカメラ写真を用いた検討 数mのポールの先端にカメラを取り付けて地形を撮影する方法は,超低空とはいえ,地上撮影よりも俯瞰した写真の撮影が可能である(Hi-View:中田ほか,2009)。本研究では,SfMソフトウェアで地形モデルを作成するために,ポールの先端にGPSユニットを取り付けたカメラを設置し,地上写真を撮影した。カメラにはAPS-Cサイズのセンサがついた18.5mmの単焦点コンパクトカメラNikon Coolpix Aと同社のGPSユニット(GP-1A)を使用した。 和泉山脈南麓の中央構造線活断層帯根来断層(岩出市原地区)の横ずれ地形が見られる谷を対象に谷底を取り囲むように歩いて,10秒間隔に約80枚の写真を撮影した。これらの写真をPhotoscanに取り込み,写真のExifに記録されたGPSデータと地理院地図にあるオルソ写真から位置を評定して取得した4点の地理情報を使用して,地形モデルを作成した。その結果,東西約80m,南北約60mの範囲の地形モデルが生成され,約5cm間隔のDSMとオルソ地図が出力できた。なお,写真のExifに記録されたGPSデータを削除すると,同様の手順では良好な結果が得られなかった。※科研究費(25350428)の一部を使用。低空空撮技術活用研究会の方々から有益な助言を受けた。【文献】内山ほか2014防災科研研究報告;岡田1973地理学評論;後藤・杉戸2013E-journalGEO;後藤2013春予稿集;中田ほか2008, 2009活断層研究
  • 牧浦 信一, 上出 定幸, 櫻谷 慶治, 奥村 稔, 小田 和広, 松井 保
    土木学会論文集F4(建設マネジメント)
    2021年 77 巻 1 号 83-95
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/03/20
    ジャーナル フリー

     高速道路斜面の予防保全管理のためには,広範囲に分布する崩壊危険斜面や地すべり・土石流危険渓流などを精度良く,効率的かつ経済的に抽出する技術が不可欠であるので、筆者らは広域地盤の3次元比抵抗分布を短時間に求めうる空中電磁探査を導入した.本論文では,空中電磁探査による比抵抗絶対値と強調値表示法および新たに開発した対数比抵抗強調値表示法について述べるとともに,広域地盤性状の概略的把握における有用性について例示した.さらに,崩壊危険斜面の抽出に向けて,比抵抗絶対値(高精度)表示と対数比抵抗強調値(閾値)表示を組み合せた地盤性状区分チャートを提案し,その妥当性および有用性を確認した.この手法が高速道路斜面の予防保全管理を進める上で,広域地盤特性の把握および崩壊危険斜面の抽出に適用できることが分かった.

  • 渡辺 裕文, 横田 知征, 小西 克信
    中国四国支部総会・講演会 講演論文集
    2008年 2008.46 巻 1102
    発行日: 2008/02/26
    公開日: 2017/06/19
    会議録・要旨集 フリー
  • *須賀 幸一, 武智 賢樹
    地盤工学研究発表会 発表講演集
    2003年 JGS38 巻 501
    発行日: 2003/03/05
    公開日: 2005/06/15
    会議録・要旨集 フリー
    切土のり面の安定性を評価する場合には、その地質構造をよく調査しておくことが重要である。それは地質構造により不連続面に規制された特徴的な崩壊を生じるからである。ここでは和泉層群の切土のり面における崩壊実態を調査し、その安定性を評価するために、(1)層理面勾配、(2)のり面勾配、(3)せん断強度の3つのパラメータを取り上げ、和泉層群の崩壊形態をこれらのパラメータを用いて分類し、簡便にのり面の安定性を評価する方法について述べる。
  • 森江 孝志
    第四紀研究
    2003年 42 巻 5 号 369-372
    発行日: 2003/10/01
    公開日: 2009/08/21
    ジャーナル フリー
  • 浅田 拓海, 亀山 修一
    土木学会論文集D3(土木計画学)
    2012年 68 巻 4 号 358-368
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
     本研究では,走行車両から撮影した画像から求まる道路区画線の剥離率DSRを用いて区画線の塗り直しを診断する方法を開発した.札幌市内の国道で撮影した画像を用いて区画線の外観評価試験を実施し,DSRと被験者の外観評価の関係,および被験者が塗り直しを必要と判断するDSR(塗直基準)を明らかにした.また,区画線を外観と夜間視認性の両面から診断するための指標RMCIを考案し,DSRからRMCIを推定する方法を示すとともに,この方法を適用することで塗直区間を大きく低減できることを明らかにした.RMCIでは外観と夜間視認性の比重を調整できるため,道路管理者は,当該路線の夜間交通量や道路照明など,路線の道路・交通特性に応じて維持管理水準を設定することが可能である.
  • 大窪 和明, 全 邦釘, 橋爪 謙治, 藤田 尚
    土木学会論文集E1(舗装工学)
    2018年 74 巻 3 号 I_95-I_103
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/01/25
    ジャーナル フリー
     本研究では,四国地方の高速道路における舗装を対象として,ひび割れ率,わだち掘れ量,IRI のそれぞれで見たときの劣化速度について探索的空間データ分析を行った.その結果,これらの路面性状値の劣化速度には空間的自己相関が生じていることが示された.また,劣化速度の速い道路区間が集中しているようなホットスポットを特定し,その地理的分布は路面性状値によって異なることが明らかになった.さらに各道路区間を路線や構造種別によって分類し,一般化線形混合モデルを用いて,ひび割れ率の劣化速度に与える影響を定量的に評価したところ,ホットスポットに属する道路区間においては切土や盛土といった構造種別が劣化速度に大きな影響を与えていることが明らかになった.
  • ─1970年代撮影の空中写真およびポールカメラの写真を用いた検討─
    後藤 秀昭
    活断層研究
    2015年 2015 巻 42 号 73-83
    発行日: 2015/03/31
    公開日: 2015/12/23
    ジャーナル フリー
    Digital elevation model (DEM) have been indispensable data for identifying fault traces and measuring the amount of recent faulting. However, some of DEM produced by Air-borne / Terrestrial Light Detection and Ranging (LiDAR) are difficult to observe the tectonic geomorphology because of artificial modification, or because its density is too sparse. In this paper, we attempt to construct DSM by using SfM (Structure from Motion) - MVS (Multi-Video Stereo) with aerial photographs. We used old aerial photographs before artificially modified in Awa city, as well as aerial photographs by the 7-m-high pole camera (Hi-view) in Shikokuchuo city along the Median Tectonic Line active fault system in Shikoku, Southeast Japan.
    As a result, the 0.5m-mesh DSM and 0.05m-mesh DSM were generated from old aerial photographs scaled 1 to 8,000 and Hi-view photographs by compact digital camera, respectively. The relative height of the fault scarp based on the 0.5m-mesh DSM is almost same as that based on the 5m-mesh DEM of Geospatial Information Authority of Japan and 1m-mesh DEM of aerial photograph survey company. On the other hand, the shape of dense points based on the 0.05m-mesh DSM along the line is quite similar to the topographic profile based on the measurement by conventional total station method. These cases illustrate that SfM- MVS photogrammetry with Old / Hi-view aerial photography is quite useful new method for studying active tectonic geomorphology.
  • 廣瀬 義伸, 近藤 光男, 綾 貴穂, 山根 丈
    土木計画学研究・論文集
    1998年 15 巻 329-336
    発行日: 1998/09/30
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    本研究では、地震災害時における道路網の状況および交通状況をシミュレーションするために、まず確率モデルによるリンク信頼度を定義し、そのリンク信頼度に基づいて災害時道路網を作成する手法を提案した。ケーススタディとして、徳島県で大地震が発生した場合に生じる道路網の被害、およびそのときの交通状況のシミュレーションをGISを用いて行った。その結果に基づいて、効果的な緊急施設配置および道路防災投資効果について検討を加え、防災計画立案に対する提言を行った。
  • 森江 孝志, 小澤 大成, 奥村 清
    第四紀研究
    2001年 40 巻 4 号 331-336
    発行日: 2001/08/01
    公開日: 2009/08/21
    ジャーナル フリー
    徳島県の吉野川北岸の中央構造線活断層系に沿った中位段丘堆積物中より,褐色~灰白色を呈する砂~シルトサイズで斑晶に富む火山灰を発見した.この火山灰を長手テフラと命名し,岩石記載的特徴,火山ガラスの屈折率および鉱物の主成分化学組成などをもとに,阿蘇4(Aso-4)テフラに対比した.
    四国の中央構造線に沿う地域において,地形面の形成年代を知る手がかりは従来姶良Tn(AT)や鬼界アカホヤ(K-Ah)テフラ以外みつかっていない.今回の阿蘇4テフラに対比される長手テフラの発見により,長手テフラを含む中位段丘2が7~9万年前に形成されたことが明らかになった.このことは,中央構造線活断層系の活動時期の解明に重要な資料を提供すると考えられる.
  • 橋本 申, 吉井 稔雄, 坪田 隆宏, 全 邦釘
    土木学会論文集D3(土木計画学)
    2020年 75 巻 6 号 I_547-I_554
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/04/08
    ジャーナル フリー

    道路舗装は車両の快適・安全な走行を担うなど,道路交通を支える重要な基盤であり,将来の劣化進行度を把握し効率的に補修することが求められる.路面性状測定データを利用して路面劣化予測を試みる取り組みは数多くなされているが,ディープラーニングを用いた予測モデルは十分な検討はなされていない.そこで本研究では,ディープラーニングを用いて路面劣化予測モデルを構築し,RMSEを用いて重回帰モデルとの比較を行うことで,予測再現性を定量的に評価した.その結果,ディープラーニングによって従来より高い再現性を持つモデルを構築することができる可能性が示された.また,本研究で構築したモデルは空間移転性を有していなかったが,その一因として過学習が起きていることが確認された.

  • 三上 千春, 近藤 光男, 近藤 明子, 萬浪 善彦
    都市計画論文集
    2008年 43.3 巻 253-258
    発行日: 2008/10/25
    公開日: 2017/01/01
    ジャーナル オープンアクセス
    本研究は、今後の活性化策として注目されている地域間交流を、四国地域において観光を目的とした流動に着目し分析を行った。訪問先の滞在時間によって変化する訪問先での経済的な消費額に着目し、地域間交流が訪問先に与える影響を計量的に評価する指標を提案した。また、効用最大化理論に基づき行動モデルを導出することで、地域間交流モデルを定式化し、このモデルのパラメータ推定を行った。そして、モデルを用いた分析により、地域間の旅行費用や目的地における魅力、地域間に存在する連携が地域間交流に及ぼしている影響を明らかにした。さらに、高速道路整備を政策とする、今後の地域間交流影響度のシミュレーションを行った。
  • *楠原 栄樹, 山田 郁夫, 横井 芳輝
    風工学シンポジウム論文集
    2008年 20 巻
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/12/03
    会議録・要旨集 フリー
    世界最大の吊橋である明石海峡大橋(中央支間長1991m)の設計にあたっては、前例のない超長大構造物であることから、耐風設計や耐震設計に関する様々な検討が実施された。しかしながら、十分に解明できない事項が残されるため、いくつかの仮定を設けた設計が実施されている。そのような設計上の仮定を検証するため、明石海峡大橋では各種センサ(風向風速計、地震計、加速度計、速度計、GPS等)を設置して、橋体の動態観測を実施している。
    動態観測データの分析については、既に桁の強風時応答特性、振動特性等についての報告がなされているが、2008年4月に明石海峡大橋が供用10周年を迎えたことから、本論文では供用後10年間に観測された台風に着目し、その強風特性について分析を行った結果を第一報として報告を行うものである。
  • 菅原 大介, 長谷川 修一, 野々村 敦子, 千葉 達朗, 木村 祭
    応用地質
    2021年 62 巻 5 号 296-307
    発行日: 2021/12/10
    公開日: 2022/03/21
    ジャーナル フリー

    開析されて不明瞭になった地すべり移動体の抽出方法を国土地理院5m数値標高モデルを用いて検討した.本研究では,①地すべり発生によって不動山体から分離することで生じる尾根の不連続,②不動山体から切り離された移動体が下へ滑動することによって背後の不動山体より低くなる標高,③移動体が滑動した結果,周辺へ広がることによって緩斜面となる傾斜量を地すべり移動体を認定する3要素とした.本手法を中央構造線北側の讃岐山脈の地すべり地形(防災科学技術研究所)に適用した結果,地すべり移動体の3要素が確認された.また,この手法は,長谷川(1992)によって報告された完全に開析された大規模な古期地すべり移動体である切幡丘陵にも適用できることが確認された.更に,中央構造線沿いには,切幡丘陵以外にも3要素を持つ開析された丘陵が分布しており,現地調査によって切幡丘陵と同じく開口割れ目が発達した古期地すべり移動体と判断された.本手法は,地すべり地形の識別だけでなく,開析された地すべり移動体にも適用可能である.

  • 堀 広毅, 奥嶋 政嗣
    土木学会論文集D3(土木計画学)
    2012年 68 巻 5 号 I_1087-I_1094
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/12/25
    ジャーナル フリー
    近年高速道路料金制度の見直しにより,交通渋滞の増加などの影響が起こっている.本研究では,このような影響を定量的に把握し,高速道路料金設定の適正な評価をするために,高速道路料金設定に対応した統合型交通均衡配分モデルを構築し,高速道路料金政策が地方都市圏の交通流動に与える影響を分析する.ここで徳島広域都市圏を対象として,圏域外流出入に関する自動車交通需要関数を推定するとともに,圏域内々交通機関分担を二項ロジットモデルで表現し,これらを既存の需要変動型均衡配分モデルに組み込み統合した.この統合型交通均衡配分モデルを用いて高速道路料金施策実施時における交通流動への影響を分析した.これより,高速道路料金施策実施時において,圏域外自動車交通需要の増大により圏域内の総走行時間が増大することが明確となった.
feedback
Top