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クエリ検索: "松本由紀"
78件中 1-20の結果を表示しています
  • 松本 由紀子
    宗教と社会
    1997年 3 巻 137-158
    発行日: 1997/06/14
    公開日: 2017/07/18
    ジャーナル フリー
  • 田井 賢, 藤巻 久美, 清水 祐子
    The Japanese Journal of Antibiotics
    1995年 48 巻 5 号 621-625
    発行日: 1995/05/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    T-3761の高速液体クロマトグラフィーによる血清および尿中濃度測定法について検討した。血清はカラムスイッチング法, 尿は直接注入法で行い, 紫外部吸収検出で測定可能であった。血清では0.01-30μg/ml, 尿では0.5-900μg/mlの範囲で良好な直線性が得られ, 変動係数は7%以下であった。日内および日間の変動係数は4%以下であった。
    (-)-(S)-10-(1-Aminocyclopropyl)-9-fluoro-3-methyl-7-oxo-2, 3-dihydro-7H-pyrido [1, 2, 3-de] [1, 4] benzoxazine-6-carboxylic acid (T-3761, Fig.1) は富山化学工業 (株) で合成されたニューキノロン系合成抗菌剤であり, 幅広い抗菌スペクトルと強い抗菌活性を示す1)。動物では経口投与により高い血中濃度および尿中濃度を示すが, 血中半減期は短く2), また, 痙攣誘発作用および光毒性等の副作用は弱い3, 4)ことが報告されている。
    今回, T-3761の高速液体クロマトグラフィー (HPLC) による測定法について検討したので報告する。
  • Ciprofloxacinおよびceftazidimeとの比較
    山城 芳子, 大懸 直子, 高畑 正裕, 南 新三郎, 渡辺 泰雄, 成田 弘和
    日本化学療法学会雑誌
    1999年 47 巻 Supplement1 号 76-80
    発行日: 1999/02/10
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    マウスおよびラットにpazufloxacin mesilate (PZFX mesilate) 10mg/kg (pazufloxacin (PZFX) 換算) を静脈内投与したときの, PZFX血清中濃度, 尿中濃度, 尿中回収率ならびに組織内濃度を測定し, ciprofloxacin (CPFX) およびceftazidime (CAZ) と比較した。
    1) PZFX mesilate投与5分後の血清中PZFX濃度は, マウスでは8.29μg/ml, ラットでは10.0μg/mlで, CAZより低く, CPFXより高かった。本剤の血清中半減期はマウス, ラット共にCPFXより短く, CAZより長かった。
    2) マウスにおけるPZFX mesilate投与後24時間までのPZFX尿中排泄率は34.9%で, CPFX, CAZよりも低かった。
    3) ラットにおけるPZFX mesilate投与後1時間までのPZFX尿中濃度ならびに尿中排泄率は, CAZより低く, CPFXより高かった.本薬投与後24時間までの尿中排泄率は82.6%で, CAZより低く, CPFXより高かった。
    4) ラットにおける本薬の組織移行率はCAZより高く, CPFXより低かった。
  • 中田 光人, 山城 芳子, 島倉 雅子, 高畑 正裕, 南 新三郎, 渡辺 泰雄, 成田 弘和
    日本化学療法学会雑誌
    1999年 47 巻 Supplement1 号 65-75
    発行日: 1999/02/10
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    ニューキノロン系抗菌薬pazufloxacin (PZFX) をメタンスルホン酸塩とした注射薬pazufloxacinmesilate (PZFXmesilate) の各種実験動物における体内動態について検討した結果, 以下の成績を得た.
    1. マウス, ラット, ウサギおよびイヌにPZFXmesilateをPZFX換算で5mg/kg静脈内投与した時のPZFXI血清中半減期はそれぞれ0.23, 0.88, 1.0, 4.5時間であった. また, 投与5分後のPZFX血清中濃度は4.77~6.83μ9/mlで動物種による顕著な差はみられなかった.
    2. PZFXmesilateをラットに静脈内投与するとPZFXは脳を除く各組織に速やかに分布した. 組織内濃度は, 特に腎臓で高く, 他の組織では血清中濃度とほぼ同程度であった. また, いずれの組織においてもPZFXの消失は速やかであった.
    3. 静脈内投与24時間後までの活性体の尿中排泄率はマウスで44.7%, ラットで74.3%, ウサギで54.9%, イヌで56.6%であった.また, ラットにおける活性体の24時間までの胆汁中排泄率は2.2%であった.
    4. ラットにPZFXmesilateをPZFX換算で5, 20および100mg/kg静脈内投与した時, AUC0 ∞はほぼ投与量に比例して増加した. また, 尿中排泄率はほぼ一定であった.
    5.ラットに1日2回6日間連続静脈内投与した結果, 血清中濃度, 尿中排泄率とも単回投与時と有意差はなかった.
    6. D-ガラクトサミンで作製した肝障害ラットでは, 血清中濃度が正常ラットより若干持続的に推移したが, 血清中濃度および尿中排泄率に有意な差は認められなかった. 一方, 塩化第二水銀で作製した腎障害ラットでは血清中濃度が有意に高く持続的となり, 尿中排泄率は有意に低値を示した.
    7. マウス, ラット, ウサギおよびイヌの尿中活性体をバイオオートグラフィーにより検索した結果, PZFX以外に抗菌活性を示す物質は検出されなかった.
  • 加藤 邦夫
    粉体工学会誌
    1999年 36 巻 12 号 897-905
    発行日: 1999/12/10
    公開日: 2010/07/01
    ジャーナル フリー
  • 「家の墓」意識と死後の自己決定の狭間で
    松本 由紀子
    社会学評論
    1996年 47 巻 2 号 216-230
    発行日: 1996/09/30
    公開日: 2010/05/07
    ジャーナル フリー
    近代日本の「家の墓」とそれをめぐる先祖祭祀は, 家という社会的基盤が直系の嗣子に相続されてゆく事によって支えられてきたものであり, 家の超世代的永続の願いの根幹をなすものであった。系譜上の祖先へのこの義務的な祭祀は, 戦後家族の在り方が変動するに従い, 近親者への情緒的な絆を重視する方向へと変化する。
    1990年代に盛んになってきた散骨や合祀墓等の新しい葬墓の在り方を求める運動の中から, 本稿では「もやいの会」と「葬送の自由をすすめる会」の二つを取り上げ, それらが, 近代日本の「家の墓」という在り方が胎んでいた構造的な矛盾に対処すべく起こってきた二つの新しい方向を示唆するものであることを明らかにする。即ち前者は, 「家の墓」を担う人々さえその継承が困難であることに対応しており, 後者は, 「家の墓」を持たない人々が自身の墓を創設し継承させることも困難であることに対応しているのである。そして二つの運動は, 葬墓を自ら選択する問題として考えるという姿勢を, 「家の墓」の継承を阻害しない形で導入し, かつその選択をポジティヴに価値付けるものとしてそれぞれ機能し得ているのである。
  • 上原 勇作
    動物の循環器
    1990年 23 巻 23 号 44-52
    発行日: 1990年
    公開日: 2009/09/17
    ジャーナル フリー
    突然の呼吸困難と後躯麻痺を主訴として来院した猫2例に対して超音波検査を実施したところ,1例は左心房,他の1例は左心室内に血栓エコーが見られた。2例とも外科手術時あるいは剖検にて鞍状血栓が確認された。
  • 日本静脈経腸栄養学会雑誌
    2016年 31 巻 3 号 SUP124-SUP128
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/06/20
    ジャーナル フリー
  • 学会誌JSPEN
    2021年 3 巻 Supplement2 号 47-49
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/12/24
    ジャーナル フリー
  • 松本 由紀, 小川 康恭, 吉田 吏江, 大場 謙一
    労働安全衛生研究
    2009年 2 巻 2 号 79-83
    発行日: 2009年
    公開日: 2010/02/23
    ジャーナル フリー
    我々は,尿試料への反復凍結解凍負荷が8-hydroxy-2’-deoxyguanosine(8-OH-dG)の安定性へ及ぼす影響を検討した.使用保存試料は102試料(男85名,女17名,年齢22歳~79歳)であった.尿中8-OH-dG濃度の測定はHPLCによる二段階分離法にて測定した.初回凍結解凍尿と2回目凍結解凍尿の比較では(n=82),尿中8-OH-dG濃度はそれぞれ5.4±2.8ng/ml,5.2±2.8ng/mlであり対比較で有意な差は認められなかった.回帰分析では,xを初回凍結解凍尿中8-OH-dG濃度,yを2回目凍結解凍尿中8-OH-dG濃度とすると,y=0.97x-0.04(R2=0.91,p<0.01)であった.次に,初回凍結解凍尿と3回目凍結解凍尿の比較では(n=20),尿中8-OH-dG濃度はそれぞれ5.9±5.0ng/ml,6.2±5.1ng/mlであり,これも対比較で有意な差は認められなかった.回帰分析では,xを初回凍結解凍尿中8-OH-dG濃度,yを3回目凍結解凍尿中8-OH-dG濃度とすると,y=1.0x+0.29(R2=0.96,p<0.01)であった.本研究結果より,尿中8-OH-dG測定においては保存尿試料の反復凍結解凍は3回までであれば値が安定であることが示された.
  • 静脈経腸栄養
    2013年 28 巻 6 号 SUP96-SUP100
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/12/27
    ジャーナル フリー
  • 血液と脈管
    1988年 19 巻 5 号 430-443
    発行日: 1988/10/01
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
  • 北山 理恵子, 藤巻 一雄, 堀井 妙子, 前花 淳子, 松本 由紀, 南 新三郎, 渡辺 泰雄, 成田 弘和
    日本化学療法学会雑誌
    1995年 43 巻 Supplement2 号 106-112
    発行日: 1995/09/25
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    Pazufloxacin (PZFX) のレンサ球菌に対するin vitroならびにin vivo抗菌活性を, 他のキノロン系およびセフェム系抗菌薬と比較検討した。
    臨床分離の肺炎球菌に対するPZFXの抗菌活性はtosufloxacin (TFLX) およびciprofloxacin (CPFX) より劣るものの, ofloxacin (OFLX) とほぼ同等で, norfloxacin (NFLX) およびfleroxacin (FLRX) より優れていた。またペニシリン感受性肺炎球菌に対するPZFXの抗菌活性はcefaclor (CCL) より劣っていたが, ペニシリン低感受性あるいは耐性肪炎球菌に対してはCCLより優れていた。A群およびB群レンサ球菌ではPZFXの抗菌活性はTFLX, CPFXおよびOFLXより劣るものの, NFLXおよびFLRXより優れていた。
    ペニシリン感受性および附性肺炎球菌に対するPZFXの殺菌作用は他のキノロン系抗菌薬と同様に, 濃度に依存して殺菌的であった。
    ペニシリン感受性および耐性肺炎球菌によるマウス全身感染および実験的肺炎モデルに対するPZFXの治療効果はTFLXより劣っていたが, OFLXと同等であった。またペニシリン耐性肺炎球菌に対してはcefiximeより優れていた。この結果は各薬剤のMICをほぼ反映したものであった。
  • 山城 芳子, 高畑 正裕, 南 新三郎
    日本化学療法学会雑誌
    2002年 50 巻 5 号 273-279
    発行日: 2002/05/25
    公開日: 2011/08/04
    ジャーナル フリー
    Pazufloxacin注射薬 [puzufloxacin (PZFX) mesilate] 0.5gを0.5時間点滴静注した時のヒト血中濃度を再現したシミュレーションモデルを用い, imipenem/cilastatin (IPM/CS) 耐性 (IPM/CSMIC: 25μg/mL, IPM換算) のPseudomoms aeruginosaおよびmethicillin-resistant Staphylococcus aureus (MRSA) に対する殺菌効果と菌の耐性化, ならびにpostantibiotic effect (PAE) を, ceftazidime (CAZ, 1g/1h d. i.), IPM/CS (0.59/0.5hd. i.), またはvancomycin (VCM, 0.59/1hd. i.) およびarbekacin (ABK, 0.1g/1hd. i.) を点滴静注した場合と比較した. PZFXおよびCAZ感受性 (PZFXMIC: 0.39μg/mL, CAZMIC: 3.13μg/mL, IPM/CSMIC: 25μg/mL) のP. aeruginosa S-1410の場合, PZFX注射薬投与モデルの短時間殺菌効果はCAZやIPM/CSに比べて強く, PZFXの感受性が低下したP. aeruginosa S-1502 (PZFXMIC: 3.13μg/mL, CAZMIC: 3.13μg/mL, IPM/CSMIC: 25μg/mL) の場合も短時間殺菌効果はPZFX注射薬投与モデルがもっとも優れていた. MRSAF-2341 (PZFXMIC: 0.2μg/mL, VCMMIC: 1.56μg/mL, ABKMIC: 1.56μg/mL) の場合, PZFX注射薬投与モデルの短時間殺菌効果はVCMやABKよりも強かった.なお, いずれの場合も, 薬剤作用後, 用いた菌の感受性に変化は認められなかった. また, PZFX注射薬投与モデルおける0.5時間作用時のPostantibiotic effect (PAE) はP. aeruginosa S-1410で5.2以上, P. aeruginosa S-1502で0.7h, MRSAF-2341の場合, 0.8hであった.
  • 田下 勉, 町田 浩史, 松本 由紀子, 中川 紳好, 加藤 邦夫
    化学工学論文集
    1998年 24 巻 2 号 324-328
    発行日: 1998/03/10
    公開日: 2009/11/12
    ジャーナル フリー
    石灰石, ドロマイト, 貝殻の3種のCa系脱硫剤微粒子を用いたときの, 粉粒流動層型乾式脱硫装置における脱硫率に及ぼす操作条件の影響を調べた.調査した因子は反応温度, 微粒子径, 媒体粒子静止層高, 入口ガスの流速及び二酸化炭素濃度, 脱硫剤とSO2とのモル比 (Ca/Sまたは (Ca+Mg)/S) である.また本研究で使用した各脱硫剤の脱硫特性を細孔構造の点から調べるために, 使用前及びか焼後と脱硫後の比表面積及び細孔径分布を測定した.
    いずれの脱硫剤においても脱硫率は運転条件の各因子に影響されたが, 貝殻の脱硫率だけは流動化ガス中の二酸化炭素濃度の影響を受けなかった.使用した脱硫剤の中で貝殻微粒子が最も高い脱硫活性を示した.貝殻のか焼後の細孔径分布のピークが約400Åのところに見られたのに対して, 石灰石やドロマイトのか焼後の細孔径のピークは80Å前後であった.このことから脱硫活性にはか焼後の細孔径の大きさが関係していることが示唆された.
  • 前花 淳子, 北山 理恵子, 松本 由紀, 熊野 克彦, 南新 三郎, 保田 隆, 渡辺 泰雄, 成田 弘和
    The Japanese Journal of Antibiotics
    1995年 48 巻 5 号 610-620
    発行日: 1995/05/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    T-3761のBioassay法による体液内濃度測定法と体液中での安定性を検討した。
    検定菌としてはEscherichia coli Kp, 測定用培地としてはHeart infusion agarを用いるのが望ましく, ペーパーディスク法が感度, 精度ともに良好であった。ペーパーディスク法によるT-3761の測定下限値は, 1/15Mリン酸塩緩衝液 (pH7.0) の場合が約0.05μg/ml, プールヒト血清の場合が約0.1μg/mlであった。また, ヒト血清および尿中のT-3761は-20℃ 以下に凍結保存すれば少なくとも28日間は安定であった。
    T-3761は, グラム陽性菌およびPseudomonas aeruginosaを含むグラム陰性菌に対して広範囲な抗菌スペクトルを有し, その活性はほとんどの菌種においてOfloxacinより優れ, グラム陰性菌に対してはCiprofloxacinとほぼ同等である1)。
    今回, 我々はT-3761の微生物学的定量法 (Bioassay法) による標準的な体液内濃度測定法を設定し, T-3761の体液中の安定性などについて検討したので報告する。
  • 近代日本における先祖祭祀の変容に関する理論の構築のために
    松本 由紀子
    年報社会学論集
    1996年 1996 巻 9 号 107-118
    発行日: 1996/06/05
    公開日: 2010/04/21
    ジャーナル フリー
    Yanagita Kunio clarified that the word “Senzo” (Japanese traditional concept of ancestors) is used in two different meanings in his “Senzo-noHanashi” (1946). One meaning is the founder of “Ie” (the stem family), and the other is all of its deseased members. This paper points out that his study was based on his formula on the the relations between “Ie” and society. He regarded social mobilization in modern Japan as a serious problem to the eternal continuation of “Ie” and the society which is organized by “Ie” s. This problem let him pay attention to two meanings of “Senzo”. Through the reviewal of his studies, we will try to find a possibility to build a new hypothesis about the relation between social mobilization and ancestor worship in modern Japan.
  • 水本 果歩, 福家 洋之, 橋本 章, 川添 史, 佐久間 隆幸, 山形 瑞穂, 松本 由紀, 笠井 久豊, 瀬木 祐樹, 清水 敦哉
    日本静脈経腸栄養学会雑誌
    2018年 33 巻 4 号 1038-1042
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/10/20
    ジャーナル フリー

    【目的】高カロリー輸液療法(total parenteral nutrition;以下、TPNと略)施行中は、非糖尿病症例においても高血糖出現のリスクがある。今回、非糖尿病症例の血糖モニタリングの意義について検討した。【対象及び方法】2015年4月から3ヶ月間にTPNが施行され、定期的に血糖測定が行われた非糖尿病症例88例を対象に検討を行った。【結果】88例中49例(56%)に180mg/dL以上の高血糖を認め、約7割が1週間以内の出現であったが、4週間以降の症例も認めた。糖質投与速度が5mg/kg/minを超えた症例はなく、overfeedingと思われた症例もわずか2例であった。高血糖出現群では抗菌薬使用及び、絶食中の症例が有意に多かった。年齢、BMI、糖質投与速度、投与カロリー、手術の有無、ステロイド投与の有無には差はなかった。【結論】非糖尿病症例において、適切な栄養管理下であってもTPN施行中は高血糖を起こすリスクがあり、リスクマネジメントの観点からも定期的な血糖測定が必要だと思われる。

  • 松本 由紀子, 酒井 早, 船橋 響介, 島田 裕子, 上島 成也
    日本クリニカルパス学会誌
    2022年 24 巻 1 号 10-16
    発行日: 2022/03/28
    公開日: 2024/03/28
    ジャーナル フリー

     当センターでは、クリニカルパス(以下、パス)の管理・改善促進を目的に、2013年4月よりパス委員会へ診療情報管理士を配置した。

     診療情報管理室が事務局を担い、管理台帳・申請フロー・マニュアル等を整備し、窓口の一元化を行った。パスに関する統計を定期的に作成し、電子カルテの院内掲示板でパス情報の発信を行うなど、基本的な管理体制を構築した。

     次に、質向上を促進する仕組みとして勉強会・パス大会の定例化を行った。また、新規作成の提案・マネジメントに加え、毎月1診療科に対し診療情報管理士が1~2件の既存パスの分析資料を作成することとした。分析資料を元に、関連する多職種が集まり問題点と改善案を検討し、定期的にパスの質向上を促進する「パス更新」の仕組みを構築した。

     分析資料では、診断群分類の内訳から適用基準の妥当性の検討、DPCデータ分析ソフトのベンチマーク機能を用いた設定日数や診療内容の経営的分析、アウトカム・バリアンス集計からの課題など、問題点の抽出と具体的提案を行った。

     この結果、パス数は2013年4月時点94種類から2020年4月時点130種類に増加。適用率は2013年度43.2%から2019年度49.0%に増加。分析提案により改定したパスは2013年7月~2020年4月で全体の約50%となった。

     現場の負担が大きく軽減し、多職種での円滑なパス作成や改善が可能となり、PDCAサイクルの仕組みを運用できた。今後は、さらなる質向上に向けて教育の充実が課題と考える。

  • 川崎 誠司, 只野 寿太郎, 刈家 利承, 堺 隆弘, 松本 由紀, 尾崎 由紀男, 久米 章司, 矢富 裕, 東原 正明, 田部 章
    日本血栓止血学会誌
    1990年 1 巻 3 号 247-254
    発行日: 1990/06/01
    公開日: 2010/08/05
    ジャーナル フリー
    It has been reported that many parameters relating to hemostasi, coagulation and fibrinolysis vary by amounts of exercise given.
    We studied effects on platelet aggregation of abrupt physical exercises given to healthy individuals. A total of twenty healthy adults, 11 males and 9 females (ages 19-33, average 24.7) were subjected 2.6 kilometers of exercise jog and walk, and we determined their platelet counts in peripheral blood, amounts of plasma cetecholamines, apolipoproteins, β-thromboglobulin (β-TG) and thromboxane B2 (TxB2). The values before and after the exercise were compared, where platelet counts showed an increase (p<0.01), and cate-cholomines (p<0.01), apolipoproteines (p<0.05) and β-TG (p<0.01) revealed a rise in their blood concertrations. On the contrary, TxB2 tend to decrease after the exercise. Exercise-induced change in platelet aggregability was variable. Furthermore, concertrations of β-TG and TxB2 in platelet rich plasma (PRP) stimulated with a low concentration of collagen (0.5μg/ml) increased after the exercise.
    Accordingly, abrupt exercises given to healthy individuals cause no marked platelet activation in vivo, but they make platelets more susceptible to activating agents in vitro.
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