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クエリ検索: "栄養士"
16,680件中 1-20の結果を表示しています
  • *会田 さゆり, 山本 直子
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2007年 59 巻 P-301
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/02/26
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】近年、「食」をめぐる様々な環境の変化に伴い、多岐に亘る分野への対応の必要性から
    栄養士
    の資質向上が叫ばれている。日本
    栄養士
    会ではその対策に加え、あるべき
    栄養士
    ・管理
    栄養士像の確立を目的とした栄養士と管理栄養士
    の「業務のすみ分け」等の検討がなされている。そこで今回、
    栄養士および管理栄養士
    養成施設で学ぶ学生を対象に、
    栄養士
    という専門職の意識の現状把握を目的に調査を行ったので報告する。 【方法】2006年12月に、
    栄養士
    養成施設であるH短大の2年次生および、管理
    栄養士
    養成施設であるS大の2年次生に対して、アンケート調査を集合法による調査手法を用いて自己記述方式で実施しクロス集計・解析を行った。 【結果】H短大において、入学時(前)
    栄養士
    になりたいと思っていた学生は、思っていなかった学生と比較し有意に入学時(前)、
    栄養士
    の仕事内容の知識があった(p<0.01)。しかしS大において、差は生じなかった。
    栄養士
    としての適性があるかの質問に対して、S大では有意に入学時(前)
    栄養士
    になりたいと思っていた学生の方があると答えた(p<0.05)が、H短大においては、差がなかった。H短大とS大の入学時(前)に
    栄養士
    になりたいと思っていた学生との比較では、
    栄養士
    の報酬の妥当性についての質問に対しH短大の方が有意に不当である(p<0.001)と答えた。調理の知識と技術の必要性については、両学とも100%の学生が必要だと思っていた。しかし、その修得については、S大が有意にしていないとの回答(p<0.001)であった。現在も
    栄養士
    として就職したいと思っているかの質問に対して、S大は、有意に思っていると回答した(p<0.001)。さらに、
    栄養士
    として就職したいと思っている学生に希望職域を尋ねたところH短大が有意に医療関連を希望していた(p<0.001)。
  • 鈴木 道子, 片山 一男
    栄養学雑誌
    2012年 70 巻 4 号 262-273
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/09/11
    ジャーナル フリー
    【目的】諸外国の栄養専門職養成システム及びその関連事項の概要を明らかにし,日本のシステムとの比較を行う。
    【方法】国際
    栄養士
    連盟(ICDA)のホームページ及びICDA加盟
    栄養士
    会の英文ホームページの掲載内容から,栄養専門職の資格,その養成システムの概要とともに,関連事項(情報提供者である
    栄養士
    会のプロフィール等)を抽出する。
    【結果】(1)ICDA加盟42カ国のうち,職業上の肩書及びその認定機関を記載しているのは約半数であり,その認定機関は
    栄養士
    会を含め多様である。(2)資格認定のための学士等の取得条件については26カ国で記載され,その多くが学士以上の条件をつけているが,一部はそれ以外としている。(3)実習プログラムについては,24カ国で記載があり,500時間以上とされるICDAの国際基準を満たした実習プログラムが含まれていないとしている国は,台湾,日本,フランスの3カ国である。(4)養成数は記載がある国の中では,アメリカ合衆国の年間3,000人が最多である。(5)教育内容は,学術と実践の両面からなり,その内容は基礎的科学から応用分野まで幅広い国が多い。
    【結論】諸外国の栄養専門職養成システムは多様であるが,日本における実習要件の国際基準不充足は特記すべきである。諸外国の養成システムに関する研究を進めながら,日本におけるより良い栄養専門職養成システムを構築していく必要がある。
  • *会田 さゆり, 山本 直子
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2009年 61 巻 3P-6
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/09/02
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】
    栄養士
    ・管理
    栄養士
    は、社会環境や医療環境の変化に直面し、その役割は大いに期待されている。そしてその
    栄養士
    ・管理
    栄養士
    の役割について国などが検討を重ねている。そこで筆者らは先行研究において、
    栄養士
    ・管理
    栄養士養成施設で学ぶ学生を対象に栄養士
    という専門職の意識の現状把握を目的に調査を行ったが、同学年の2年次生を対象とした為、バイアスが生じた。今回は、卒業間近の学生のみを対象に調査を行ったので報告する。 【方法】2008年12月に、
    栄養士
    養成施設であるH短大2年次生の女子84名および管理
    栄養士
    養成施設であるS大4年次生の女子43名に対して、アンケート調査を行った。 【結果】
    栄養士
    志望意志の質問に対して入学時、H短大は59.5%、S大は81.4%、卒業間近の調査時では、それぞれ48.8%、74.4%の学生が
    栄養士
    志望であると回答し、S大の方が入学時、調査時とも有意に多く
    栄養士
    志望であった。調査時の
    栄養士
    志望者にその希望職域を質問したところ医療機関と回答した学生が、H短大34.1%、S大18.8%であった。また、
    栄養士
    を志望しなかった学生にその理由を質問したところH短大は「知識・技術面で自信がない」が37.2%、「他にやりたい仕事がある」が27.9%、「性格・気質的に自信がない」が18.6%、「仕事のわりに報酬が少ない」が9.3%、S大は「他にやりたい仕事がある」が45.5%、「性格・気質的に自信がない」が27.3%であった。次に
    栄養士
    という専門職に対する意識を質問したところ両大学とも80%以上の学生が、報酬については不当だと回答したものの社会的ニーズがあり、やり甲斐があり、誇りがもてる職業だと認識していた。先行研究と比較して、報酬が妥当であるかの質問でS大では、本研究の方が有意に不当だと回答した。
  • 脂質栄養学
    2003年 12 巻 2 号 154-157
    発行日: 2003/08/20
    公開日: 2009/04/10
    ジャーナル フリー
  • 新田 早美, 佐々木 妙子
    美味技術研究会誌
    2011年 2011 巻 18 号 8-10
    発行日: 2011/10/31
    公開日: 2019/04/30
    ジャーナル フリー
  • *久保田 のぞみ
    一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
    2017年 69 巻 P-005
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/07/08
    会議録・要旨集 フリー


    目的 近年における
    栄養士
    養成施設卒業者は毎年約1万9千人、就職者の7割近くが
    栄養士
    職に就いている(全国
    栄養士
    養成施設協会調べ)。その一方で
    栄養士
    職の離職率が高く、3年目在職率が低いとも言われている。本研究は、管理
    栄養士
    養成施設卒業生の就業動向から、
    栄養士
    職の転職要因及び転職後の状況を明らかにすることを目的とする。
    方法 2010年3月から2015年3月までのN大学栄養学科卒業生236名を対象に、2015年8・9月に郵送により自記式質問紙調査を行った。おもな調査項目は、卒業時及びそれ以降の就業状況、仕事をする上で重視することなどとした。
    結果・考察 回収数は54であった。新卒時の就職者50名(
    栄養士
    職41名、
    栄養士
    職以外9名)、初職継続者28名、転職者は19名、退職者3名であった。初職継続者のうち8名は新卒者であった。転職を経験した者は退職者2名を含め21名であり、転職1回18名の状況は
    栄養士
    職間14名、他職種から
    栄養士
    職3名、他職種間1名、転職2回3名はいずれも
    栄養士
    職間であった。前職の退職理由は、希望する仕事・職種や地域があったためとの回答が多く、平均在職期間は初職より転職後のほうが長かった。仕事をする上で重視するのは「職場の雰囲気がよい」「自分のやりたい仕事」「長期安定して働ける」ことであった。
    栄養士
    職の転職率は高かったが希望する職場環境や職域への転職であり、雇用の安定に繋がっていることが伺えた。
  • 登坂 三紀夫, 岩瀬 靖彦
    人間生活文化研究
    2015年 2015 巻 25 号 119-122
    発行日: 2015/01/01
    公開日: 2020/03/14
    ジャーナル フリー

     「校外実習」において管理

    栄養士及び栄養士
    が共通して修得すべき基礎的な内容である,「給食の運営」に関する教育・指導の実施状況について,「校外実習」を依頼している養成施設ごとの実習カリキュラムと実習生を受け入れている実習施設において実際に実施されている実習プログラムの現状を把握するための調査を実施した.調査の結果から養成施設が重要な項目であると考え依頼していると思われる共通の実習項目が,実習施設において実施されていない実情が明らかになった.卒業生の就職の実績から,今後も5割強の卒業生が,「給食の運営」にかかわる業務に従事することが想定される.「給食の運営」として共通して修得すべき基礎的な内容を実習施設において実施していただくためには,どのような条件を整えることが必要なのか明らかにし,「校外実習」において確実に「給食の運営」が,教育 ・指導の内容として具体的に指導されることが重要である.

  • 池畠 千恵子, 古屋 美知, 森岡 美帆
    日本健康教育学会誌
    2015年 23 巻 2 号 134-142
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/06/05
    ジャーナル フリー
    目的:早期離職につながる新人
    栄養士
    の業務遂行の思いを探索することを目的とした。
    方法:就労3カ月の
    栄養士
    10名(男性1名・女性9名)を対象に半構造化インタビューガイドに基づいてインタビューを行った.面接内容を録音したテープから逐語録を作成し,得られたデータについて質的記述的研究を行った.
    結果:新人
    栄養士
    の業務遂行に関する思いは5つのカテゴリーと18のサブカテゴリーが抽出された.『うまく出来ないことに対する不安』には調理技術の未熟さや時間に対する不安,指導者との感覚の違いからくる自信喪失等5つのサブカテゴリーが含まれていた.『業務内容に対する戸惑い』には資格を活かすことのできないジレンマや気持ちのコントロールの方法等3つのサブカテゴリーが含まれていた.『指導者に対する思い』には上司・先輩との人間関係や職場の
    栄養士
    の生き方からの学び等4つのサブカテゴリーが含まれていた.『仕事に対する喜び』には褒められ出来るようになったこと等3つのサブカテゴリーが含まれていた.『将来に対する希望』には実務経験の継続の意志や目指す
    栄養士
    像等3つのサブカテゴリーが含まれていた.
    結論:新人
    栄養士
    は専門職者としてうまく出来ないことに対する不安や
    栄養士
    としての資格を活かすことのできないジレンマをかかえていた.一方,患者・利用者や上司・先輩との人間関係を意識するとともに現状を受け入れながら,将来への希望を抱いていた.新人
    栄養士
    の早期離職を防ぐためには職場での指導者による指導のあり方を含めた
    栄養士
    の段階的・系統的な研修が重要であると示唆された.
  • 壮年期の栄養
    瓦家 千代子
    生活衛生
    1995年 39 巻 2 号 97-104
    発行日: 1995/03/30
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
  • 松下 ツイ子
    栄養学雑誌
    1965年 23 巻 6 号 170-175
    発行日: 1965/12/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    Our research pointed out clearly the condition of their nutrient intakes to be very low compared with the standard of nutrient intake at 1970. And it is also evident that their amount of intake is below in comparison with that of the inhabitants in Kagoshima Prefecture or national average.
  • 吉田 遥花, 須藤 紀子
    日本健康学会誌
    2018年 84 巻 5 号 158-172
    発行日: 2018/09/30
    公開日: 2018/11/05
    ジャーナル フリー
  • 山田 佳奈実, 須藤 紀子, 笠岡(坪山) 宜代, 山村 浩二, 山下 雅世, 山本 眞由美, 下浦 佳之, 小松 龍史
    日本
    栄養士
    会雑誌

    2015年 58 巻 7 号 517_e1
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/03/01
    ジャーナル フリー
    『日本
    栄養士
    会雑誌』 第58巻第7号におきまして、執筆者から依頼がありましたので、掲載します。
    p.33 日本語要旨7行目
    (誤) 管理
    栄養士
    栄養士
    が援助食料の分配に関与する体制となっている自治体は6.1%であり、東日本大震災の際、自治体から被災地に派遣された
    栄養士
    のうち、
    その業務が専門的でない一般業務にとどまったところが28.2%であった。
    (正) 管理
    栄養士
    栄養士
    が援助食料の分配に関与する体制となっている自治体は6.1%であり、東日本大震災の際、 他の自治体からの被災者を受け入れ、かつ管理
    栄養士
    栄養士
    が避難所の運営に関わった自治体のうち、
    その業務が専門的でない一般業務にとどまったところが28.2%であった。
    「日本
    栄養士
    会雑誌」編集委員会
  • ─養成施設教員を対象とした調査結果から─
    林 芙美, 北島 幸枝, 大久保 公美, 小切間 美保, 鈴木 志保子
    栄養学雑誌
    2019年 77 巻 Supplement 号 S57-S69
    発行日: 2019/12/01
    公開日: 2020/03/25
    ジャーナル フリー

    【目的】管理

    栄養士
    栄養士養成施設の教員が考える管理栄養士
    栄養士
    のめざす姿や求められる資質・能力を把握すること。

    【方法】2017年7月時点に特定非営利活動法人日本栄養改善学会理事および評議員であった431人のうち,無作為抽出された養成施設教員87人を対象に8~9月,無記名自記式質問紙調査を実施した。最終的に回答が得られた33人を分析対象とし,自由記述で得られためざす姿および求められる資質・能力の回答は質的に分析した。

    【結果】めざす姿では,【管理

    栄養士
    (または
    栄養士
    )の使命・役割】【管理
    栄養士
    (または
    栄養士
    )の専門性】【管理
    栄養士
    (または
    栄養士
    )の職務内容】【姿勢・素養】の4つが共通しており,さらに管理
    栄養士
    にのみ【他職種との関係】,
    栄養士
    にのみ【管理
    栄養士
    との関係】がみられた。求められる資質・能力で共通していたのは【管理
    栄養士
    (または
    栄養士
    )に必要な資質】【専門的な基礎知識・技術】【コミュニケーション能力】【他職種・他分野との連携・協働】【課題解決のプロセスに必要な能力】【自己研鑽の姿勢】【組織・経営マネジメント能力】の7つで,さらに管理
    栄養士
    にのみ【総合的な能力】【幅広い教養】の2つがみられた。

    【結論】めざす姿および求められる資質・能力の多くは管理

    栄養士
    栄養士
    で共通していたが,管理
    栄養士
    には総合的な能力や高度な専門性,
    栄養士
    には食事管理能力が重要であることが示唆された。

  • 野末 みほ, 石田 裕美, 由田 克士, 原 光彦, 阿部 彩, 緒方 裕光, 岡部 哲子, 吉岡 有紀子, 高橋 孝子, 坂本 達昭, 佐々木 ルリ子, 伊藤 早苗, 村山 伸子
    日本公衆衛生雑誌
    2023年 70 巻 4 号 261-274
    発行日: 2023/04/15
    公開日: 2023/04/25
    [早期公開] 公開日: 2022/12/23
    ジャーナル フリー

    目的 本研究は保育所等を対象に,

    栄養士
    ・管理
    栄養士
    の雇用の有無別による栄養管理の実態を把握することを目的とした。

    方法 2019年に国内8市の1,538の保育所等を対象に質問紙を郵送し,回答が得られた979施設のうち950施設を解析対象とした。栄養管理については食事提供のPDCAサイクル12項目,保護者への栄養・食生活に関する情報提供8項目を尋ねた。

    栄養士
    ・管理
    栄養士
    の雇用の有無別とPDCAサイクルおよび情報提供との関連をカイ二乗検定で検討した。次に,
    栄養士
    ・管理
    栄養士
    の雇用の有無を独立変数とし,PDCAサイクルと情報提供の各項目を従属変数としてロジスティック回帰分析を行った。

    結果 PDCAサイクルの実施状況について公立と私立ともに

    栄養士
    ・管理
    栄養士
    の雇用あり群となし群の間に有意差が認められた項目は,身体活動レベルの把握,生活習慣の把握,成長曲線の作成であった。私立における管理
    栄養士
    の雇用あり群は,対象市と施設分類を調整後,肥満ややせの判定のオッズ比は3.07(95%CI: 1.72-5.46),給与栄養目標量の設定のオッズ比は4.10(95%CI: 1.48-11.38),給与栄養量の計算のオッズ比は3.51(95%CI: 2.03-6.08),成長曲線の作成のオッズ比は2.73(95%CI: 1.60-4.64),給与栄養目標量の設定の見直しのオッズ比は2.45(95%CI: 1.21-4.95)と
    栄養士
    ・管理
    栄養士
    の雇用なし群に比べてオッズ比は有意に高くなるという関連が示された。情報提供について公立と私立ともに
    栄養士
    ・管理
    栄養士
    の雇用あり群となし群の間に有意差が認められた項目は献立の栄養量の情報提供と給食の試食会の実施であった。私立における管理
    栄養士
    の雇用あり群は,対象市と施設分類を調整後,献立の栄養量の情報提供ありのオッズ比は2.09(95%CI: 1.30-3.35),栄養・食生活に関する情報提供ありのオッズ比は1.89(95%CI: 1.07-3.34),給食の試食会の実施ありのオッズ比は2.90(95%CI: 1.81-4.67)と
    栄養士
    ・管理
    栄養士
    の雇用なし群に比べてオッズ比が有意に高かった。

    結論 

    栄養士または管理栄養士の雇用あり群は栄養士
    ・管理
    栄養士
    の雇用なし群に比べて栄養管理が良好であり,このことは公立よりも私立において明らかであった。

  • 庄司 雅紀
    薬局薬学
    2023年 15 巻 2 号 63-68
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/09/22
    [早期公開] 公開日: 2023/08/03
    ジャーナル フリー

    昨今,薬局に管理

    栄養士
    が常駐する例が散見される.管理
    栄養士
    は多くの場合,平時は薬局事務としての業務を行いつつ,薬剤師の依頼を受け,患者に食事支援等を行っている.薬局管理
    栄養士
    は,患者の食事支援へのアクセス改善や,薬剤師との連携による臨床的に豊かな可能性を有する.しかし,薬局事務としての業務の多忙さ等から,十分に職能を発揮できていない可能性についても指摘されてきた.そこで,本稿ではPEST分析を用いて薬局管理
    栄養士
    の職能発揮の現況と課題について検討を行った.まずPolitics(政治的要因)に当たる事項としては,薬局への配置の任意性や保険点数の付与がなされていない点などが考えられた.Economy(経済的要因)に関しては,現在日本で保険医療費が増大しており,医療費削減の観点から,薬局管理
    栄養士
    が果たし得る役割は大きいこと等が考えられた.Society(社会的要因)については,日本の高齢化による予防医学の重要性の増大や,患者に対する薬局管理
    栄養士
    の認知度の低さ等が考えられた.Technology(技術的要因)については,教育インフラの整備や業務の客観的評価の必要性等が考えられ,これらについては特に今後の調査研究の蓄積が待たれる.

  • 秋吉 澄子, 本田 順子, 原田 香, 小林 康子, 柴田 文, 宮田 有里恵
    尚絅大学研究紀要 B.自然科学編
    2017年 2017 巻 49 号 117-126
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/11/15
    ジャーナル フリー
     
    栄養士
    養成施設における校外実習の種類及び単位数は,「給食の運営」について1単位とされている。短期大学部食物栄養学科では,学生の実践力向上を目的に,内容の異なる3施設(学校・病院・福祉施設等)での3単位の校外実習を義務づけている。学校は,栄養教諭の教育実習の開始や,少子化による学校の統廃合などから,実習の受け入れ先が減少しており,就職する者も大変少ない。一方で保育所は,毎年一定数の学生が本学科から就職しており,現場からも就職する前にぜひ実地体験を,との声が上がっている。上記の背景を踏まえ,昨年より保育所実習の実現に向け,学科で話し合いを進めてきた。特に今年度は熊本地震の影響で,熊本市内の学校の実習先が例年の半分になったこともあり,保育所実習への実施に踏み切った。取り組みの初年度として,その概要を報告する。
  • 廣瀬 美和, 石田 陽子, 齋藤 慎二
    形態・機能
    2023年 21 巻 2 号 40-47
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/04/03
    ジャーナル フリー

    管理

    栄養士
    養成施設には、総合的に栄養管理を人体の視点からとらえることができる能力を身につける人財育成が求められている。本研究は、管理
    栄養士
    養成施設の効果的な解剖生理学教育に対する示唆を得るために、解剖生理学教育に関する文献とシラバスを調査した。文献は、医学中央雑誌とCiNii Articlesに公表された解剖生理学教育に関する11論文を対象とした。シラバスは、令和2年度厚生労働省の管理
    栄養士
    養成施設定員一覧に掲載されている152施設のうち職業実践専門課程もしくは専修学校専門課程を除いた145大学として調査した。シラバスからは、科目名・開講年次・開講時期・単位数・科目担当者の属性・授業内容の情報を抽出した。科目責任者と科目担当者については、インターネットを用いて各大学ホームページの教員情報、またはresearchmapより情報を抽出し、大学および科目ごとに単純集計を行った。文献検討の結果、人体解剖見学、標本見学、動物解剖等の教育的意義や一部の大学のシラバス調査について報告がされていた。シラバス調査の結果、人体解剖見学の記載があった大学は1割にみたなかったが、動物解剖の実施が記載されていた大学は47.6%であった。科目責任者が医師であったのは45.2%、医師以外であったのは22.8%、不明32.0%であり、このうち科目責任者が管理
    栄養士
    栄養士
    資格を有する、または栄養学科卒業と明示されていたのは、18科目(10大学)であり1割に満たなかった。

    以上より、解剖生理学教育の質の向上には、管理

    栄養士
    養成施設で解剖生理学の教育に携わる教員同士が動物解剖と解剖見学等の学修効果を共有することが重要である。また、解剖生理学を担当している教員のバックグラウンドは多様であるため、管理
    栄養士
    の資格を有する教員と協働して解剖生理学教育を充実させることが求められる。

  • ─半構成的面接に基づく質的調査─
    田中 瞳, 三友 真紀
    日本健康医学会雑誌
    2022年 30 巻 4 号 428-435
    発行日: 2022/01/31
    公開日: 2022/05/01
    ジャーナル フリー

    患者の食事援助を支える管理

    栄養士
    と看護師の連携向上のための方策を検討するために,管理
    栄養士が認識している看護師との連携の現状と管理栄養士
    の取り組みを明らかにした。臨床経験20年以上の管理
    栄養士
    を対象に,管理
    栄養士
    と看護師の連携の現状,連携のために必要だと思うことについて半構成的面接を実施した。4件を分析対象とし,インタビュー内容から逐語録を作成してデータとして質的統合法(KJ法)を用いて分析した。その結果,看護師との連携は,【職種間連携の基礎:互いの専門性の承認と尊重】,【連携の現状:管理
    栄養士
    と看護師のコミュニケーション不足】,【患者の不利益:管理
    栄養士
    と看護師との情報共有が不十分】,【患者への効果的な食事支援:効果的な栄養管理には管理
    栄養士
    と看護師の連携と情報共有が不可欠】,【管理
    栄養士
    の課題:管理
    栄養士
    の看護師へのPR】,【管理
    栄養士
    と看護師との関係:相互のコミュニケーションと身近な存在】,【管理
    栄養士
    の取り組み:管理
    栄養士
    と看護師との報告・連絡】で構造化されていた。管理
    栄養士
    は,看護師との連携は双方の専門性を認め尊重することで患者への効果的な支援につながるが,現状はコミュニケーション不足のため,患者に不利益が生じていると認識していた。現状解決のためには管理
    栄養士
    が看護師へのPRを行い,双方での報告・連絡をして,コミュニケーションを十分に取ることが必要であり,これによって患者への効果的な食事支援につながると考えていた。

  • 清水 亮, 丹藤 雄介
    栄養学雑誌
    2022年 80 巻 1 号 40-50
    発行日: 2022/02/01
    公開日: 2022/03/12
    ジャーナル フリー

    【目的】先行研究において,栄養管理プロセスにおける栄養診断コード(Nutrition Diagnosis Code: NDC)の明確な違いを示すことが,栄養診断実施の促進に必要と考えられた。そこで,妥当性かつ一致性の高いNDC選択のためのフロー図(NDCフロー図)の開発に取り組むこととした。

    【方法】NDCフロー図は,エネルギーや栄養素摂取量に関係する第1NDC(P1)が導かれる部分と,第1NDCで示される栄養問題の根本的な原因を示す第2NDC(P2)が導かれる部分の二部構成とした。青森県内95病院の管理

    栄養士
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    の長に,提示した模擬患者症例についてNDCフロー図を用いて,栄養診断を実施してもらい,NDCフロー図の妥当性等を評価した。

    【結果】回答率は43.2%であった。模擬患者Aでは,P1, P2ともに正答率が80%以上,妥当と考える割合は90%を超えていた。他方,模擬患者Bでは,P1で正答率が約40%,妥当と考える割合が約90%,P2ではそれぞれ10%,50%であった。NDCフロー図の難易度は,有用性に比べて低い評価であった。

    【結論】NDCフロー図は,その有用性は期待されたものの,妥当で一致性の高いNDC選択のためのツールとしては改善が必要であり,特に体重や検査値に関するNDCや行動と生活環境領域の選択に課題があることが示された。

  • 藤岡 由美子
    日本健康・栄養システム学会誌
    2018年 18 巻 2 号 52-60
    発行日: 2018年
    公開日: 2023/06/09
    ジャーナル オープンアクセス
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