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クエリ検索: "樋口浩二"
84件中 1-20の結果を表示しています
  • 樋口 浩二, 佐藤 有貞, 金子 雄二, 鈴木 章司, 保坂 茂, 吉井 新平, 神谷 喜八郎, 多田 裕輔
    体外循環技術
    1997年 24 巻 1 号 28-32
    発行日: 1997/11/25
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    当院では,パーソナルコンピュータを用いた記録システムを約5年間使用し,その有用性を認識することが出来た。その一方で,記録だけに重点をおいたシステムではなく,体外循環全般にわたる作業を支援できるシステムの必要性を実感した。そこで,体外循環で使用する器材や充填量などを事前に把握するための「計画書作成」,記録システムの機能を向上させた「経過表自動作成」,操作状況から今後の傾向を分析して的確に対処するための「操作支援」,施行した体外循環に関するデータを保存するための「記録書作成」などを行える,体外循環支援システム「ナビゲータ・システム1」を新たに開発した。その結果,Perfusionistの負担を充分に軽減し,体外循環操作の安全性と信頼性を更に向上させることが出来たと考えている
  • 樋口 浩二, 吉井 新平, 鈴木 章司, 大澤 宏, 保坂 茂, 多田 祐輔
    体外循環技術
    2002年 29 巻 1 号 19-21
    発行日: 2002/03/01
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    当院では,CPB回路の充填作業なども調剤作業であるという観点から,この作業の簡略化を試みている。今回,CPBの主要薬剤を院内製剤からサブラッドBに変更した結果,充填薬剤数を6種類から4種類に安全に削減することができたので報告する。無血CPB23症例を対象として,Hct,Na,K,HCO3についてCPB開始直前の患者血液データと,CPB開始後のCPB血液データを比較検討した。その結果,Hct,Na,Kは低下しHCO3は上昇したが,いずれも安全域内での変動にとどまった。充填液の電解質濃度はマニトールなどの無電解質液の影響を受けて,サブラッドBの電解質濃度よりも1~2割程度は低くなった。そのためCPB血液データは,充填液の電解質濃度よりも患者血液データが高い項目では低く,逆に低い項目では高くなった。以上の結果からサブラッドBを充填液に使用した場合,メイロンやK製剤は必要ないと考える。
  • 樋口 浩二, 岩間 信夫, 松下 寛, 今井 亮, 鈴木 章司, 石川 成津矢, 井上 秀範, 松本 雅彦, 吉井 新平
    体外循環技術
    2006年 33 巻 1 号 24-27
    発行日: 2006/03/01
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    【要旨】当院では,CPB中の予定灌流量を体重を基準とした酸素消費量,目標体温,予測Hctおよび目標SvO2を60%に設定して計算している。従って,低体重症例で予定灌流量が維持できない場合や術者から低灌流量を指示された場合でも,SvO2を60%以上に維持するために低体温法や輸血で対応してきた。そこで,2000年1月から2004年12月までの体重10kg未満のCPB103例を対象とし,実際の大動脈遮断中の平均灌流量と灌流指数から計算した灌流量を比較検討した。その結果,大動脈遮断中の平均灌流量は灌流指数から計算した灌流量よりも低く,成人のそれと同流量か,それ以下であったが,全症例でSvO2を常時モニタしていたことから,安全性には問題がなかったと考えられた。当院では,適正灌流量を体重や体表面積に特有の灌流量としてではなく,体温,Hct,SvO2の条件によって変動する相対的な灌流量であると考えており,SvO2を指標として灌流量,体温,Hctを調整する方法は,安全性が高く,全身の酸素需給バランスを考慮した極めて妥当な方法であると考えている。
  • 樋口 浩二, 橋本 良一
    体外循環技術
    1996年 22 巻 1 号 101-105
    発行日: 1996/02/26
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    体外循環の記録を可能な限り自動化するためのシステムを開発し,平成3年度から臨床に使用している。今回,システムの問題点を検討したが,過去5年間に大きな問題点は改善されている。しかし,キーボード入力に関しては改善されておらず,システムが完全自動記録化するのには,かなりの時間が必要であると思われた。また,我々の自動記録に対する認識の変化から,コンピュータに一極集中しているデータを使って,体外循環操作の支援に役立たせることが出来るのではないかと考えた。自動記録の考えを発展させることで,操作支援システムを確立することができれば,当初の開発目的である「体外循環操作の負担を軽減する」ことにも一致するため,今後出来る限り努力していきたいと考えている。
  • 樋口 浩二, 吉井 新平, 鈴木 章司, 大澤 宏, 保坂 茂, 多田 祐輔
    体外循環技術
    2003年 30 巻 2 号 86-88
    発行日: 2003/06/01
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    【要旨】体外循環(CPB)回路内の静脈血酸素飽和度(SvO2)は,酸素運搬量の過不足を把握するうえで重要な指標である。特に高度希釈症例や復温時,あるいは予定灌流量が維持できない場合には,SvO2測定値および灌流量や体温などの諸条件からSvO2の変動幅を予測し,的確かつ速やかに対応する必要性が発生する。そこで今回,当院で作成した至適灌流量算出式によるCPB中のSvO2予測の可能性について検討した。方法は当院で施行したCPB症例88例の各Total-Bypass時の臨床データ〔灌流量,体温,Hb,SvO2〕を至適灌流量算出式に代入してSvO2の計算値を算出し,臨床値と比較した。その結果,SvO2の計算値と臨床値は高い相関を示した。CPB中のSvO2の予測には,灌流量,Hb,SaO2,体温,体温別酸素消費量の各項目が必要であるが,至適灌流量算出式は,CPB前に予定灌流量を計算するための式であるが,低体温時の酸素消費量の計算が可能なこと,および上記の項目がすべて満たされていることから,この式を利用したSvO2予測は可能であると考える。
  • 樋口 浩二, 吉井 新平, 大澤 宏, 鈴木 章同, 保坂 茂, 多田 祐輔
    体外循環技術
    2000年 27 巻 4 号 31-35
    発行日: 2000/12/01
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    【要旨】当院ではコンピュータを利用した体外循環システムの第三弾として,操作支援機能を強化した体外循環支援システム「Navigator System 2」を開発し臨床で使用している。このシステムでは18項目のオンライン入力データおよび7項目の用手入力データ,12項目の計算値をコンピュータに収集,これらのデータを経時グラフとして表示するとともに予測機能に利用している。この予測機能は体外循環中の現状分析と将来予測を容易にし,体外循環の安全性を向上させた。現存する予測式の数は少ないが,測定装置の新たな開発や改良によりオンライン化項目が増加すれば,それに伴い予測式も増加すると考えられ,充実した予測機能になる可能性が高い。したがって,体外循環システムは,現在の記録作業を主体としたものから,当院のような操作支援を主体としたものに移行していくと考えられた。
  • 樋口 浩二, 鈴木 章二, 保坂 茂, 吉井 新平
    体外循環技術
    1997年 23 巻 3 号 7-11
    発行日: 1997/05/25
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    当院では,現在使用している体外循環自動記録システムを発展改良することにより,技士の負担の軽減や体外循環を更に安全に施行できるのではないかと考え,体外循環ナビゲータシステムを開発している。今回,このシステムの一環として,体温変動に関する予測式を作成した。作成した予測式に既存の臨床データを代入して行ったシュミレーションでは,10分後では90%以上,15分後でも75%以上の確率で予測が可能であった。また,このシュミレーションデータの表示をデジタル表示だけでなく,体温経過グラフとともにグラフ表示することで,体温変動の予測をより分かり易くすることが可能であった。この結果は,臨床での使用に対して,予測時間,精度,表示方法ともに充分であり,体温変動に対するトラブルの防止や体温管理を行う上で有用であると考えられた。
  • ヨストラ社心肺装置HL20の使用経験
    瀬戸 光司, 西宮 宏明
    体外循環技術
    1999年 26 巻 2 号 42-45
    発行日: 1999/05/25
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    メモリーカード式自動データ収集システムが搭載されたヨストラ社心肺装置HL20の使用経験を得たので,体外循環28症例を対象に自動データ収集システムの機能・有用性について検討した。操作中のポンプ側データと,麻酔モニター,血液ガス分析装置から得られる患者側データを,短い間隔時間(30秒)でメモリーカードに自動記録できた。また,専用ソフトを用いて,グラフおよびレポートの作成,データの保存管理が容易に行えた。しかし,人工心肺操作中にデータの詳覧ができないため,手書きの記録作業を行った。操作中の記録作業の省略化には至らなかったが,データの収集機能と体外循環後のデータ処理機能の高いシステムであった。
  • 大澤 宏, 吉井 新平, 樋口 浩二, 保坂 茂, 鈴木 章司, 明石 興彦, 多田 祐輔, Samuel Abraham
    日本輸血学会雑誌
    2003年 49 巻 5 号 633-639
    発行日: 2003/11/01
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • 小林 洋介
    畜産技術
    2020年 2020 巻 778-Mar. 号 2-5
    発行日: 2020/03/01
    公開日: 2023/05/21
    解説誌・一般情報誌 オープンアクセス
  • 野中 最子, 田鎖 直澄, 樋口 浩二, 渡辺 直人, Witthaya SUMAMAL, 永西 修, 栗原 光規, 寺田 文典
    日本畜産学会報
    2016年 87 巻 2 号 115-123
    発行日: 2016/05/25
    公開日: 2016/06/18
    ジャーナル フリー
    ホルスタイン種育成雌牛34頭による延べ74例のエネルギー出納成績を基に,適温環境下の育成前期(10ヵ月齢,20℃)および後期(18ヵ月齢,20℃),並びに高温環境下の育成前期(9ヵ月齢,30℃)における維持に要する代謝エネルギー量(MEm)および代謝エネルギーの成長に対する利用効率(kg)を比較解析した.(1)代謝エネルギー摂取量および蓄積エネルギー量による回帰分析を行ったところ,適温環境下育成前期雌牛では,MEmは538kJ/BW0.75,kgは46%,適温環境下育成後期雌牛では,505kJ/BW0.75,52%,高温環境下育成前期雌牛では,529kJ/BW0.75,56%であった.3者間のMEmには差はなく,平均で524kJ/BW0.75であった.一方,高温環境下育成前期雌牛のkg 56%および適温環境下育成後期雌牛の52%は,適温環境下育成前期雌牛の46%と比較して高かった.(2)体タンパク質および体脂肪として蓄積する代謝エネルギー量を推定したところ,適温環境下前期牛と比較して,適温環境下後期牛および高温環境下前期牛のエネルギー蓄積量および体脂肪蓄積量は多かった.
  • 樋口 浩二, 吉井 新平, 今井 亮, 鈴木 章司, 大澤 宏, 石川 成津矢, 井上 秀範, 福田 尚司, 緒方 孝治, 進藤 俊哉, 松本 雅彦
    体外循環技術
    2004年 31 巻 1 号 44-46
    発行日: 2004/03/01
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    【要旨】当院で作成した至適灌流量算出式を利用して,体表面積と灌流指数から計算する適正灌流量が示す適正な条件,および灌流指数を使用して適正灌流量が計算できる理由について検討した。その結果,適正灌流量と同じ灌流量を示す条件は,「常温と無希釈」や「中等度低体温と中等度希釈」など複数存在したが,そのすべての条件において体温,Hb, SvO2は異なる数値を示した。このことから,適正灌流量とは体温,Hb, SvO2がある特定条件のときに必要な灌流量であり,灌流指数はその特定条件時に必要な灌流量を体表面積で除算した数値であると考えられた。また施設問で灌流指数値が異なる要因も体温,Hb, SvO2の設定条件が施設間で異なるためであることが示唆された。今までの灌流指数値は,体外循環法の変化により実用性が薄れている可能性が高く,新たな灌流指数値を作成する必要があると考えるが,その際には今までの灌流指数値を単純に加減して臨床結果に合わせるような方法ではなく,各施設の体外循環法や体温,Hb, SvO2の設定条件に沿った灌流指数値を作成することが重要である。
  • 樋口 浩二
    体外循環技術
    1995年 21 巻 1 号 64-67
    発行日: 1995/03/25
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    対極板の破損事故,およびアクティブコード用アダプタによる熱傷事故の,2つのトラブルを経験した。対極板破損による事故の防止策は,「対極板監視モニタ付電気メス」を使用するか,破損しない対極板を使用することである。しかし,かなり高い確率で破損し易い対極板が市販されていることから,対極板を選定する場合は,破損しない構造や強度も考慮に入れる必要がある。熱傷事故はアダプタに構造上の大きな欠陥があったことが原因であった。しかし,原因を追求する過程で,JIS測定法では基準内であった高周波漏れ電流が,手術室内のように対極板を生体に装着した状況では,JIS基準を大きく逸脱することが判明した。これは手術室内で原因不明の電撃事故に遭遇していることを示唆している。今後の電気メスの開発とJIS基準の改正を望みたい。
  • 樋口 浩二, 吉井 新平, 大澤 宏, 鈴木 章司, 保坂 茂
    体外循環技術
    1999年 26 巻 4 号 18-21
    発行日: 1999/12/01
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    【要旨】当院では1996年1月から1999年5月までに施行した189例の体外循環症例を対象とし,体外循環支援システムで得られた詳細なデータを分析して,常温時体重別酸素消費量計算式,低体温時酸素消費量比率式および新たな至適灌流量算出式を作成した。常温時体重別酸素消費量計算式で得られた値は,Clarkが基礎代謝量から換算した常温時体重別酸素消費量値よりも若干低値を示したが,これは測定時の患者状態の違いによるものであると考えられた。当院では常温時だけでなく,低体温時酸素消費量も実際の体外循環データから求め,低体温時酸素消費量比率計算式という形で至適灌流量算出式に組み込んでいるため,Clarkが提示した常温時体重別酸素消費量を使用している計算式よりも,実際の体外循環に即した至適灌流量が計算できると考えている。今回呈示した症例でも,実際の灌流量やSvO2などの値は,至適灌流量算出式で求めた値とほぼ一致した。また,至適灌流量算出式は体外循環中の体温,Hb,SvO2などを予測することも可能であることから,常温体外循環法や無輸血体外循環法など条件の厳しい体外循環にも有用であると考えられた。
  • 樋口 浩二, 吉井 新平, 鈴木 章司, 大澤 宏, 福田 尚司, 保坂 茂, 多田 祐輔
    体外循環技術
    2003年 30 巻 1 号 6-10
    発行日: 2003/03/01
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    【要旨】当院では,CPB用血液ガスモニタ(CDI-400)を臨床で使用しているが,CDI-400の表示値は血液ガス分析装置(SP-9)と比較すると誤差が非常に大きい。そこで,CDI-400の信頼性と測定誤差の補正方法を検討した。CDI-400の測定値がSP-9と高い相関を示したことから測定原理の信頼性は高いと考えられた。一方,回帰直線の傾斜は有意に低く,送脱血間でも異なる数値を示したことから,校正に関して何らかの問題があり,それが大きな測定誤差を生じる要因であると考えられた。CDI-400の演算式はSP-9と同じ式を用いていると考えられるため,演算値の誤差は演算式に起因するのではなく,演算式に用いる測定項目の誤差に起因とすると考えられた。表示値誤差の補正方法は,メーカーが推奨するReCALと,当院で作成した補正式を利用する方法が考えられる。ReCALは一過性に数値を擦り合わせているに過ぎないため,表示値が変動するたびにReCALを行う必要が生じる。したがって,Perfusionistの負担および数値の正確性を考慮するならば,補正式を利用するほうが有用であると考える。
  • *今藤 泰輔, 山田 桂太, 野中 最子, 永西 修, 樋口 浩二, 真貝 拓三, 小林 洋介, 吉田 尚弘
    日本地球化学会年会要旨集
    2010年 57 巻 2P31 10-P06
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/08/30
    会議録・要旨集 フリー
    反芻動物によるあい気には、大量のメタンが含まれることから[Schulze et al., 1998]、反芻家畜は、温室効果ガス排出の主要原因のひとつと考えられている[例えば、Steinfeld et al., 2006]。メタンの安定同位体情報は収支解析に有用であると認識されているが、反芻動物起源のメタンの炭素同位体比に関する研究は限られており[Rust 1981; Levin et al., 1993; Schulze et al., 1998; Bilek et al., 2001; Klevenhusen et al., 2010]、水素同位体比に関する研究の報告例は更に少ない[Wahlen et al., 1989; Levin et al., 1993; Bilek et al., 2001]。そのため、反芻動物から排出されるメタンの炭素・水素同位体比に関する詳細な特徴づけが、地球温暖化研究における重要な課題である。そこで、本研究では、反芻動物の代表である牛を対象とし、畜産草地研究所に設置されている呼吸試験チャンバーを用い、牛(Holstein種)から排出されるメタンの同位体を24時間モニターし、その同位体変動要因の解明を行うことで反芻動物起源メタンの全球収支に及ぼす知見を得ることを目的とした。
  • 寺田 文典, 上田 宏一郎, 垣内 一明, 樋口 清二, A. Purnomoadi, 西田 武弘, 永西 優, 酒井 剣
    日本草地学会誌
    1998年 44 巻 Separate 号 306-307
    発行日: 1998/08/25
    公開日: 2017/07/07
    ジャーナル オープンアクセス
  • 山鹿 章, 開 正宏, 清末 智, 服部 敏之, 萩原 啓明, 堀田 壽郎
    人工臓器
    2004年 33 巻 3 号 297-298
    発行日: 2004/12/15
    公開日: 2010/10/28
    ジャーナル フリー
  • 花田 琢磨, 安野 誠, 中嶋 勉, 遠藤 裕介, 江連 雅彦, 佐藤 泰史, 金子 達夫
    体外循環技術
    2004年 31 巻 2 号 215-218
    発行日: 2004/06/01
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
    【要旨】当院では,体外循環中の血液ガスデータを得るために,体外循環用血液パラメータモニタ(CDI500)を使用している。 CDI 500の測定値補正は,血液ガス分析装置(RADIOMETER社製ABL 715)で計測した値で行っている。 CDI 500は,体外循環開始後1回の補正でその後の測定値がABL 715の測定値と相関を示したことから,より高い相関が得られる補正回数について検討した。補正回数を1回から3回に分け,補正30分後と60分後に採血し, CDI 500とABL 715の比較を行った。その結果, 1回補正より2回補正でより高い相関が得られた。 2回と3回では,更に相関が高くなったものと低くなったものとに分かれた。当院では, 2回補正した群で補正後60分経過の測定値に高い相関が得られたことから,最低2回の補正を行い,その後60分間は補正せずに使用している。
  • 明石 興彦, 吉井 新平, 小林 正洋, 小島 淳夫, 進藤 俊哉, 大澤 宏, 保坂 茂, 多田 祐輔, 樋口 浩二
    心臓
    2002年 34 巻 Supplement6 号 6-7
    発行日: 2002/12/31
    公開日: 2013/05/24
    ジャーナル フリー
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