本稿では,URAが担当する業務のうち,pre-award,特に研究計画調書作成,公募情報の収集・学内周知,研究プロジェクトの企画等主要な支援について,典型的な支援の仕方,実施の上で想定される課題とその解決案に加え,
沖縄科学技術大学院大学
(OIST)での支援の具体例を織り交ぜながら解説する。また,業務実施の基礎として,コミュニケーション力が重要であると指摘する。筆者がOISTで実施しているコミュニケーション力向上のための研修プログラム等を紹介しながら,文章力,視点の違いへの理解力,異文化理解力の3つの観点でコミュニケーション力のpre-award業務における重要性を具体的に示す。
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