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クエリ検索: "福岡天神医療リハビリ専門学校"
25件中 1-20の結果を表示しています
  • ~1年次と4年次進級後のアンケート調査~
    *白石 浩一
    九州理学療法士・作業療法士合同学会誌
    2010年 2010 巻 333
    発行日: 2010年
    公開日: 2011/01/15
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】
    近年、理学療法士養成校の増加にともない、多くの多様な心理状況にある学生が入学して将来の理学療法士になり社会貢献を目指している。この多くの学生の中で進級をする学生は4年間の学校教育の中で心理面にどのような影響を及ぼすのか、1年次と4年次へ進級進級後の縦断による達成動機づけテストを用いたアンケート調査を実施して、その結果を検討した。
    【方法】
    被検者はヘルシンキ宣言に基づき研究の了承を得た理学療法学科4年18名を対象に下山剛達成動機づけテスト(下山、1974)によるアンケート調査を入学後1ヶ月と4年次進級後の2回実施した。「勉強や仕事がうまくいかなかったとき、もう一度やりなおしてみたいと思う」等の質問を含む18項目を「はい」「いいえ」にて回答を得た。
    【結果】
    18名中18名(100%)の有効な回答であった。20%以上の「はい」有効数の変化を示した質問は以下の通りであった。「勉強や仕事をしているときに、うまくいきそうもないと感じると、やる気がすぐになくなってしまう」22%の低下。「大事なテストや仕事のある前の日は、そのことが気になって落ち着かない」22%の低下。テストや仕事の結果がよかったときに嬉しいのは、自分の力がついたと思うからよりも、親や先生や友人に認めてもらえると思うからだ」28%の低下。「大事なテストや仕事のときほど、へまをやってしまうのではないかと心配になる」33%の低下。「テストや仕事の結果がわかったとき、他人の結果がどうであったかが気になる」22%の低下。「テストや仕事の途中で、うまくいかないものにぶつかると、もうだめだと思ってしまうことが多い」22%の低下であった。また、4年次に80%以上の偏りがあった質問は以下の通りであった。「はい」として「勉強や仕事がうまくいかなかったとき、もう一度やりなおしてみたいと思う」。「いいえ」として「勉強やテストのときに、一つの問題がわからないと、あとの優しい問題もわからなくなってしまう」、「つとや仕事の途中で、うまくいかないものにぶつかると、もうだめだと思ってしまうことが多い」、「テストを受ける前や仕事を始める前に、きっとうまくいかないだろうという感じがする」
    【考察】
    今回の結果により、理学療法士になるためにどのような心理面の変化が在学中に起こっているかが推測される。入学したばかりで理学療法士になるという動機がまだ明確に確立されていない時期に比較して、評価実習も終了して国家試験対策対象学年においては、比較的、自己分析をしっかりと行い、それに対する心構えは、前向きな意欲が必要だと考えられる。そのため、教育機関はすべてを新入生に求めるのではなく、4年間の教育課程にて、長い目でゆっくりと教え育むことが本来の「教育」といえるのではないだろうか。
    【まとめ】
    今回1年次と4年次進級後の比較を実施した。勉強に対する肯定的な変化が得られた。1年次に未熟であっても進級するにつれ前向きな意欲へ変貌する可能性が示唆された。
  • 山本 裕晃, 岡松 将吾, 北川 広大, 和田 親宗
    リハビリテーション・エンジニアリング
    2022年 37 巻 2 号 91-96
    発行日: 2022/05/01
    公開日: 2022/05/27
    ジャーナル フリー

     変形性膝関節症患者は、膝装具装着により関節位置覚が改善することが報告されているが、面ファスナーの締め具合を示す装着圧力には着目されていないことが多い。装着により局所圧迫の神経生理学的な効果が得られているため、装着圧力を高めることにより、さらに関節位置覚が改善する可能性がある。そこで、本研究は変形性膝関節症患者を対象に膝装具の装着圧力に着目し、関節位置覚に与える影響を検証した。結果より、膝関節屈曲60°においては、High PressureがControlと比較して有意に低い値を示した(p < 0.05)。軟性膝装具の装着圧力を高くすることにより、関節位置覚が向上する可能性が示唆された。

  • -VASとテキストマイニングによる分析-
    北﨑 晋一郎, 中江 誠, 二宮 省悟
    理学療法学Supplement
    2021年 48S1 巻 EO-5-1
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/12/24
    会議録・要旨集 フリー
  • 山本 裕晃, 北川 広大, 和田 親宗
    理学療法学Supplement
    2021年 48S1 巻 EP-1-5
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/12/24
    会議録・要旨集 フリー
  • 山本 裕晃
    ヘルスプロモーション理学療法研究
    2020年 9 巻 4 号 201-204
    発行日: 2020/01/31
    公開日: 2020/02/07
    ジャーナル フリー

    [目的]下肢反復開閉運動を用いて中年者,前期高齢者,後期高齢者の下肢敏捷性の違いを検討することを目的とした。[方法]対象は上肢の整形外科疾患により外来リハビリテーションに通院している45名(男性10名,女性35名,平均年齢68.6±27.7歳,身長156.1±38.9cm,体重56.0±26.3kg,BMI22.8±9.1)とした。対象者は,45歳以上64歳以下の中年者15名,65歳以上74歳以下の前期高齢者15名,75歳以上の後期高齢者15名の3群に分類した。対象者に下肢反復開閉運動による下肢敏捷性を測定し,各群を比較し分析した。各群間の比較について一元配置分散分析を用い,その後の多重比較にはBonferroni の方法を用いた。[結果]中年者の平均施行回数は18.0±2.5回,前期高齢者は16.5±2.4 回,後期高齢者は15.0±2.1回であった。後期高齢者の施行回数は中年者の施行回数よりも有意に少なかった。その他の群間には有意差は認められなかった。[結論]後期高齢者は中年者と比較して下肢反復開閉運動の施行回数が少ないことが確認された。

  • 山本 裕晃, 善明 雄太, 宮原 拓也
    支援工学理学療法学会誌
    2024年 4 巻 1 号 26-31
    発行日: 2024/09/30
    公開日: 2024/09/30
    ジャーナル フリー

    【目的】臨床実習における装具の困難感を明らかにし、装具の留意点を見出すことで学内教育および臨床教育の一助とすることを目的とした。

    【対象者および方法】対象は、臨床実習を終えた専門学校の理学療法学生20名である。自由記述式質問紙を用いて、装具の困難感に関する調査を行った。

    【結果】臨床実習において、装具に関する困難感の要因となる項目を確認することができた。また、装具の経験が低いことも確認できた。

    【結論】理学療法学生が困難感を持たないよう、養成校は理学療法学生の能力に応じて臨床実習教育者に装具に関する見学や体験など、その内容を具体化して要望を出す必要がある。

  • 山本 裕晃, 善明 雄太
    支援工学理学療法学会誌
    2022年 3 巻 1 号 40-46
    発行日: 2022/09/25
    公開日: 2023/09/25
    ジャーナル フリー

    【目的】臨床実習を通じ、理学療法学生の装具に関する知識や能力の自己評価がどのように変化したのかを明らかにし、卒前教育における装具学の学内および臨床の領域検討の一助とすることを目的とした。

    【対象と方法】対象は、臨床実習を終了した3年制専門学校理学療法学科の学生20名とした。集合調査にて、理学療法学生に必要とされる装具の知識・能力に関する20項目について、どの程度持っているかを質問紙によりリッカート尺度にて調査した。

    【結果】理学療法学生が臨床実習を通して向上した項目は、「装具が必要かどうかを判断する能力」、「装具の活用に関して他職種に説明する能力」であり、その他の多くの項目は減少する傾向を示した。

    【結論】「装具が必要かどうかを判断する能力」、「装具の活用に関して他職種に説明する能力」は、臨床教育を通して向上させることが適している可能性があることが確認された。また、装具に関する知識や能力が向上しない内容が多々あることが確認され、臨床実習では装具の経験が不十分である可能性がある。養成校は、臨床実習を通して経験が少ない内容に関しては、学内教育の実技や演習などで積極的に取り入れる必要性が高いことが示唆された。

  • —異なる装着圧力による比較—
    山本 裕晃, 岡松 将吾, 北川 広大, 和田 親宗
    日本義肢装具学会誌
    2023年 39 巻 3 号 219-224
    発行日: 2023/07/01
    公開日: 2024/07/15
    ジャーナル フリー

    軟性膝装具の装着圧力の変化が,変形性膝関節症患者の立ち上がり動作に与える影響を調べた.対象は,変形性膝関節症患者7名とした.異なる装着圧力の軟性膝装具を使用し,立ち上がり動作離殿時の膝関節屈曲角度を分析した.立ち上がり動作離殿時の膝関節屈曲角度は,Control条件と比較してHigh Pressure条件にて有意に大きくなり,装着圧力を高くすることにより増加傾向を示した.軟性膝装具の装着圧力を高くすることにより,立ち上がり動作離殿時の膝関節屈曲角度が大きくなり,効率的な立ち上がり動作が遂行できることが明らかとなった.

  • ─下肢反復開閉運動を用いた検討─
    山本 裕晃, 伊良部 諒馬
    理学療法科学
    2020年 35 巻 2 号 279-282
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/04/20
    ジャーナル オープンアクセス

    〔目的〕高齢者を対象に下肢反復開閉運動による敏捷性運動が歩行速度に与える即時的な影響について検討し,下肢反復開閉運動のトレーニングとしての有用性を見出すこととした.〔方法〕対象は65歳以上の高齢者14名(男性4名,女性10名,平均年齢73.1 ± 5.4歳,身長158.1 ± 11.2 cm,体重53.2 ± 12.2 kg,BMI 21.2 ± 3.8 kg/m2)とした.下肢反復開閉運動前後の歩行速度を測定し,比較検討した.〔結果〕下肢反復開閉運動前と比較して下肢反復開閉運動後は歩行速度が有意に高く,下肢反復開閉運動が歩行速度に与える即時的な影響が確認された.〔結論〕高齢者は下肢反復開閉運動により歩行速度に即時的な影響を与えることが確認され,下肢反復開閉運動のトレーニングとしての有用性が示唆された.

  • 木村 公喜, 辻 聡司, 寺尾 恭徳
    理学療法科学
    2013年 28 巻 4 号 543-546
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/10/08
    ジャーナル フリー
    〔目的〕週に1回2分間の綱渡り練習が,綱渡り距離,総軌跡長,単位軌跡長,単位面積軌跡長,外周面積に及ぼす影響を検討した.〔対象〕男性12人(平均年齢23.8歳)とした.〔方法〕バランス練習は,長さ400 cmの綱を高さ30 cmに設置し,2分間渡りつづける動作を週に1回6週間実施した.練習期間の前後に,綱渡り距離と開眼と閉眼において両足,片足立ちについて重心動揺を測定し比較検討した.〔結果〕綱渡り練習期間前後の綱渡り距離は,有意に増加した.バランス測定結果は,右足開眼立ちで,総軌跡長,単位軌跡長,および単位面積軌跡長が,右足閉眼立ちは,総軌跡長と単位軌跡長が,左足立ちでは,開眼立ちにおいて,単位面積軌跡長が有意に減少した.〔結語〕2分間の綱渡り練習を週に1回6週間の実施によりバランス因子が向上した.
  • 木村 公喜, 辻 聡司
    理学療法科学
    2012年 27 巻 4 号 445-449
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/09/07
    ジャーナル フリー
    〔目的〕本研究は,バランス因子を問われるスポーツ種目従事者と一般の者における綱を活用した動的一過性技術練習が,閉眼片足立ち時間,綱渡り距離と時間に及ぼす影響を検討した.〔対象〕アイスホッケー男子国体選手7人(平均年齢21.3歳)と一般男子9人(平均年齢24.7歳)とした.〔方法〕綱上を歩く練習を実施し,その前後において閉眼片足立ち時間,および綱上を渡る距離と時間を測った.綱渡り距離と片足立ち時間の比較は,群内は対応のあるt検定で,群間はWelchのt検定で評価した.〔結果〕練習前後で,選手群は左足による閉眼片足立ち,綱渡り距離,時間が有意に増加した.一般群は,綱渡り距離と時間が顕著に増加した.〔結語〕今後は,安全で効果的なバランスプログラム作成へと進めたい.
  • 行動医学研究
    2012年 18 巻 Supplement 号 S27-S42
    発行日: 2012年
    公開日: 2014/07/03
    ジャーナル フリー
  • ─Wisconsin Gait Scaleを用いた養成校学生の変化─
    山本 裕晃, 松田 憲亮, 森田 正治
    理学療法科学
    2020年 35 巻 2 号 159-163
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/04/20
    ジャーナル オープンアクセス

    〔目的〕臨床実習経験が理学療法学生の歩行分析能力に与える影響を検討する.〔方法〕対象者は,理学療法学生87名と臨床実習教育者61名,合計148名とした.歩行分析指標としてWisconsin Gait Scaleを用い,回答を比較分析した.〔結果〕臨床実習前の理学療法学生と臨床実習教育者では,8項目の回答に有意差を認めた.臨床実習後の理学療法学生と臨床実習教育者では,2項目の回答に有意差を認めた.また,臨床実習教育者の臨床経験年数別の比較では,1項目に有意差を認めた.〔結論〕臨床実習経験は,理学療法学生の歩行分析能力に影響を与え,臨床実習教育者の歩行分析能力に近づくことが示唆された.

  • ─ 整形外科施設を対象とした装具に関する調査 ─
    山本 裕晃, 北川 広大, 平塚 健太
    理学療法教育
    2024年 4 巻 2 号 2_18-2_25
    発行日: 2024/10/31
    公開日: 2024/11/19
    ジャーナル フリー

    目的:装具について,見学実習にて学びたいと感じる学習意欲と,見学実習にて実際に学んだ学習経験を整形外科施設に着目して調査することで,装具に関する学内教育と臨床教育の留意点を見出し,改善点を把握することを目的とした。対象と方法:対象は,専門学校理学療法学科1年生39名の内,整形外科の施設にて見学実習を終えた21名とした。調査には質問紙と自由記述の回答を用いた。統計解析は,質問紙の回答についてWilcoxonの符号付け順位検定を,自由記述の回答について計量テキスト分析のソフトウェアであるKH Coderを用いた。見学実習前後の理学療法学生の回答を比較検討した。結果:学習意欲と学習経験の乖離が認められた内容は,装具が必要かどうかを判断する能力,装具の適応判断と種類の選択に関する知識,装具の使用場面や衛生管理についてであった。結語:見学実習の学習意欲と学習経験の乖離が確認され,学内教育では学習意欲を,実習教育では学習経験を高める取り組みの必要性が高い可能性がある。

  • ─装着圧力および主観的評価─
    山本 裕晃, 遠藤 正英, 馬場 智大, 橋本 将志, 和田 親宗
    理学療法科学
    2025年 40 巻 1 号 42-46
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/02/06
    ジャーナル オープンアクセス

    〔目的〕装着圧力に着目して開発した膝装具と既存装具とを変形性膝関節症患者に装着し,装着圧力が高くなるか否かと,対象者による主観的な評価を比較した結果を検討した.〔対象と方法〕対象は変形性膝関節症患者20名(男性8名,女性12名)とした.まず,装着した際の装着圧力を既存装具と開発装具で比較した.計測後は,既存装具と開発装具で,装着難度,通気性,外観,重量感,装着感をVisual Analogue Scaleを用いて対象者の主観的な評価を比較した.〔結果〕装着圧力は,既存装具と開発装具に有意差が認められた.主観的な評価は有意差が認められなかった.〔結語〕開発装具は,装着圧力が既存装具より高く設定することが可能であったが,主観的な評価による差異は生じなかった.

  • 山本 裕晃, 岡松 将吾, 北川 広大, 和田 親宗
    理学療法科学
    2021年 36 巻 6 号 859-863
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/12/20
    ジャーナル オープンアクセス

    〔目的〕軟性膝装具の装着圧力は,動作時に変化せず固定が不十分となるため,動作時に常に固定が得られるように,動的に装着圧力が変化する軟性膝装具が必要となる.本研究はそのような装具開発の基礎研究として,立ち上がり動作時の装着圧力の時間的変化を調べた.〔対象と方法〕対象は,健常若年男性18名とした.異なる装着圧力の軟性膝装具を使用した場合の立ち上がり動作時の装着圧力の時間的変化を調べた.〔結果〕立ち上がり動作の各相における装着圧力の変化において有意差が認められ,殿部離床時に装着圧力が最も大きくなった.また,膝関節屈曲角度に応じて装着圧力が高くなる傾向があった.〔結論〕立ち上がり動作時の軟性膝装具の装着圧力の変化および指標が確認できた.今後は,動的に装着圧力が変化する軟性膝装具の開発を進めていく.

  • 山本 裕晃, 善明 雄太
    支援工学理学療法学会誌
    2023年 2 巻 2 号 66-71
    発行日: 2023/03/25
    公開日: 2023/03/25
    ジャーナル フリー

    【目的】見学実習の装具療法の現状を明らかにし、装具療法の留意点を見出すことで、装具学の学内教育に活かすことを目的とした。

    【対象と方法】対象は、見学実習を終了した3年制専門学校理学療法学科の学生20名とした。装具の種類に関する9項目と装具の内容に関する11項目について、見学実習に対する装具療法の現状を質問紙によりリッカート尺度にて調査した。

    【結果】装具療法に関して、見学が不十分である項目が多く挙げられた。

    【結論】見学実習にて、僅かながらにも見学がされている項目は見学実習により経験することの可能性が高いことが示唆され、反対に多くの不十分の項目については見学実習における装具療法の現状としてその原因を分析する必要性があると考えられる。

  • 山本 裕晃, 遠藤 正英, 馬場 智大, 橋本 将志, 和田 親宗
    理学療法科学
    2025年 40 巻 3 号 125-130
    発行日: 2025年
    公開日: 2025/06/15
    ジャーナル オープンアクセス

    〔目的〕変形性膝関節症患者の立ち上がり動作に与える装具の影響を,既存装具と装着圧力に着目した開発装具とを比較した.〔対象と方法〕K-L分類でGrade 2が1名,Grade 3が7名,Grade 4が2名の合計10名の膝OA患者を対象とした.立ち上がり動作における関節角度,筋活動,足圧分布について,既存装具と開発装具それぞれの使用時の計測結果を比較した.〔結果〕関節角度は体幹前傾角度で,足圧分布は健側の小趾球,踵外側に有意差が認められた.筋活動は内側広筋,外側広筋ともに有意差は認められなかった.〔結語〕開発装具の装着により,膝OA患者の立ち上がり動作時の体幹前傾は抑制され,健側の小趾球と踵外側の足圧分布が軽減したことにより,両側性の立ち上がり動作ができ有用性があることが考えられる.

  • 山本 裕晃, 善明 雄太
    理学療法教育
    2023年 3 巻 2 号 2_34-2_39
    発行日: 2023/10/31
    公開日: 2023/11/28
    ジャーナル フリー

    目的:見学実習が,理学療法学生の装具に関する知識・能力に与える影響を縦断的に明らかにし,入学後の早期に行われる見学実習における装具教育の一助とすること。対象と方法:3年制専門学校理学療法学科1年次生29 名とした。調査には質問紙を用い,理学療法士に必要とされる装具に関する知識・能力に関する20項目を尋ねた。質問紙調査は,見学実習前後に合計2回行った。統計解析は,20項目の回答についてWilcoxonの符号付け順位検定を用いて,見学実習前後の理学療法学生の回答を比較検討した。結果: 理学療法学生の回答において,見学実習前後にて有意差が認められた項目は,「装具の部品の種類と適応に関する知識」,「装具の活用に関わる疾患や病態に関する知識」であった。結語: 見学実習が理学療法学生の装具に関する知識・能力に与える影響が確認された。影響を及ぼさない要因については,その分析と学内教育での取り組みが重要となる可能性がある。

  • 行動医学研究
    2010年 16 巻 Supplement 号 S35-S45
    発行日: 2010年
    公開日: 2014/07/03
    ジャーナル フリー
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