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クエリ検索: "藤居眞理子"
24件中 1-20の結果を表示しています
  • 齊藤 昌子, 藤居 眞理子, 角田 光雄
    日本油化学会誌
    2000年 49 巻 9 号 951-956,975
    発行日: 2000/09/20
    公開日: 2009/11/10
    ジャーナル フリー
    洗浄の分野においては多くの有機溶剤が用いられて来た。例えば繊維製品の洗浄の分野では, テトラクロロエチレン, 1, 1, 1-トリクロロエタン, 石油系溶剤が, 電子工業の分野ではフロンが使われて来た。しかし, これらの溶剤は環境汚染を引き起こすことが知られており, これらの使用に対する制限が今後ますます厳しくなっていくことが予想される。
    本研究では, フロン代替溶剤として水/エタノール混合液による, 粉塵の主要成分のひとつであるシリカ粒子の洗浄性について検討した。
    表面エネルギーの異なる基質としてステンレスとポリエチレンメッシュを用いた。非イオン界面活性剤 : C18H37O (CH2CH2O) 8H, 有機アルカリビルダー : (CH3CH2 (C2H5) N+) OH-, 及び無機ビルダー : Na2SiO3, を異なる割合で混合した水/エタノール溶液に加えて用いた。洗浄力は常に水又はエタノール100%の場合に大きく, 洗浄力の最小値は常に水/エタノール混合液に現れた。ほとんどの場合, ポリエチレンの洗浄性がステンレスより大きく, ステンレスの洗浄性には界面活性剤よりもビルダー成分が大きく影響を与えるのに対し, ポリエチレンの洗浄性には界面活性剤とビルダー成分の両者が影響することが判明した。
  • 松村 美和, 齊藤 昌子, 藤居 真理子, 角田 光雄
    日本油化学会誌
    1996年 45 巻 7 号 661-666
    発行日: 1996/07/20
    公開日: 2009/10/16
    ジャーナル フリー
    非イオン系界面活性剤であるポリエチレングリコールラウリルエーテルのエタノール水溶液中における挙動を明らかにした。POE付加モル数の異なるラウリルエーテルの, 比率の異なるエタノール水溶液中における表面張力, 浸透力, 起泡力, 泡の安定性, 表面粘弾性, 動的表面張力, 可溶化量を測定した。これらの結果から, 水溶液表面ではラウリルエーテル分子が吸着配向し膜を形成しているのに対し, エタノール水溶液表面ではエタノールの比率が10%を越える頃からラウリルエーテル分子が液中に潜り込み始め, 20%付近では活性剤分子は表面には存在しないことが推察された。溶液内部では, 可溶化量が4分の1~5分の1程度に減少し, ミセルの状態が変化したことが推察された。
  • -湿式人工汚染布における洗浄性-
    佐々木 麻紀子
    日本衣服学会誌
    2018年 62 巻 1 号 15-21
    発行日: 2018年
    公開日: 2022/01/19
    ジャーナル フリー
  • 渡辺 紀子
    日本家政学会誌
    2003年 54 巻 9 号 723-730
    発行日: 2003/09/15
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
    混合比率の異なる水/エタノール溶液中でのスダンI~IVの色素汚染綿布を用いた洗浄実験を行い次の結果を得た.
    1) スダンI~IV汚染布の16℃, 24時間洗浄において, 分子量の大きいスダンIII・IVの色素ほど除去が困難であった.また, 高い除去率を呈するエタノール濃度領域は, スダンI・IIでは50~100%, III・IVでは80~100%であった.
    2) スダンIII・IVの24時間洗浄におけるエタノール60%以下の除去率は50℃>35℃>16℃であり, 色素除去における温度効果が確認された.これは, 色素の溶解度の順位ともよく一致した.
    3) エタノール水溶液における繊維基質からの油性色素の溶解性の尺度として, 色素溶解熱を計算した.エタノール濃度の増加に伴う溶解熱の低下は色素の溶解しやすさを示すものであり, 溶解熱から色素の除去程度が推測された.
    4) エタノール50%に対する界面活性剤の添加効果を20℃, 1時間洗浄で検討した結果, アルファオレフィンスルホン酸ナトリウムおよびポリオキシエチレンアルキルエーテル (EO付加モル数=4) の1%添加濃度において20~30%の除去率の増加が確認された.
  • 藤居 眞理子, 角田 光雄
    表面科学
    1991年 12 巻 1 号 2-7
    発行日: 1991/02/20
    公開日: 2009/11/11
    ジャーナル フリー
    界面化学的および固体と液体界面相互作用の面からぬれの意味および臨界表面張力の有用性を考察した。界面において反応の関与しない系でのぬれについて, 表面の結晶性, 表面粗さ, 高分子, 無機, 金属などの材料とぬれとの関連性を示した。金属やセラミックスなどを例に反応が関与するぬれを論じた。ぬれのヒステレシスと表面ダイナミックスについても論じた。
  • 山田 博之
    化学と教育
    1992年 40 巻 2 号 133-
    発行日: 1992/02/20
    公開日: 2017/07/13
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • 藤居 眞理子
    日本シルク学会誌
    2001年 10 巻 49-56
    発行日: 2001/12/01
    公開日: 2013/02/16
    ジャーナル フリー
     銅の後媒染によるススキの緑系染色の基礎研究として、酢酸銅媒染と硫酸銅媒染による発色比較、ススキの部位 (茎、葉、花穂と根を除く全草、花穂) による発色比較、採取時期による発色比較を行った。媒染剤は酢酸銅を用いる方が、硫酸銅の場合より主波長 (nm) が短波長寄りに発色し、Y値 (%) は酢酸銅の方が低く、刺激純度 (%) は酢酸銅の方が高いことが分かった。従って、酢酸銅の後媒染により若干緑味が増しやや濃くやや鮮やかな発色を得らることから、酢酸銅の方が適することが分かった。部位別比較において茎では緑味のうすい鼠色を、葉では渋味の緑黄色を、全草では破色調の浅い黄緑色を、花穂では茶味のオリーブ色を得た。採取時期はススキが色褪せる秋を除き、若葉の春と緑濃い夏、次世代が芽吹く冬、天気の良い乾燥した日に、新鮮な緑色のススキを選び、根本から刈り取り直ちに天日乾燥させて用いる。こうして得た染色布の染色堅牢度は良好であった。
  • 渡辺 紀子
    日本家政学会誌
    2005年 56 巻 7 号 435-441
    発行日: 2005/07/15
    公開日: 2010/03/10
    ジャーナル フリー
    安全な代替溶剤である水/エタノール洗浄廃液の浄化に関し, ピッチ系繊維状活性炭を用いて検討した.衣類から脱落する水溶'性色素として酸性染料のAcid Orange7, Acid Red 27, Acid Red 88, Acid Red 112およびモデル油性色素汚れとして油'性染料の Sudan Iを用いて, 0~100%の各エタノール水溶液中における活性炭繊維への吸着挙動を吸着平衡実験から検討し, 次の結論を得た.
    1) 各酸性染料および油'性染料の吸着等温図は, いずれのエタノール濃度においてもフロインドリッヒ型吸着(logDf=(1/n)10gDs+logKを示し, エタノール濃度・染料に特定された1/n, K値を示した.
    2) 酸性染料における0~100%の各エタノール濃度に対する染料吸着率変化は, 染料の種類により異なるがエタノール50~75%において吸着率の最小値を示した.
    3) 油性染料 (Sudan I) における50~100%のエタノール濃度に対する染料吸着率は, エタノール濃度の増加に伴い吸着率は低下し, 50%において最も吸着率が高かった.
    4) エタノール50%水溶液における繊維状活性炭に対する吸着は, SO3Na基数を多く有する染料ほど溶剤中への溶解性が良いため, 疎水性である活性炭への吸着は抑制された.
    5) 25, 40, 50℃における吸着平衡実験において, 高温ほど吸着量は低下し, 活性炭への染料の吸着は, 発熱反応系であることが確認された.
  • 大矢 勝
    繊維製品消費科学
    2010年 51 巻 3 号 248
    発行日: 2010/03/20
    公開日: 2016/08/31
    ジャーナル 認証あり
  • 藤居 眞理子, 高橋 亜里
    日本シルク学会誌
    2004年 13 巻 51-58
    発行日: 2004/12/01
    公開日: 2013/02/16
    ジャーナル フリー
     スオウ抽出液およびブラジリン水溶液に紫外線365nmを照射し、照射前後の吸収スペクトルを測定し、極大吸収波長における吸光度の変化を求め、紫外線の影響を実験的に検討した。ブラジリン水溶液における極大吸収波長445.5~447.0nmでの吸収は、ブラジリンの酸化物質である黄褐色のブラジレインであると考えられる。スオウ抽出液の極大吸収波長は 438.5~442.0nmであり、吸収スペクトルからブラジレインに由来すると言える。これらの試料液に紫外線 365nmを照射すると、照射前およびブランクに比べ、照射後の極大吸収波長における吸光度は明らかに上昇した。このことから紫外線の酸化作用により酸化物質ブラジレインがより多く生成され、試料液が濃色化することが分かった。この現象はスオウ特有のものであり、スオウと同様に代表的赤色系天然染料であるコチニールと西洋アカネには見られないことを確認した。
  • 久保田 弥生, 森山 恵美, 前川 昌子
    日本家政学会誌
    2006年 57 巻 10 号 687-691
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/10/12
    ジャーナル フリー
    In order to clarify anti-deposition effects of mukuroji pericarps, deposition of carbon black onto cotton and polyester fabrics has been studied in aqueous solutions of mukuroji pericarps. The rates of deposition were evaluated from the reflectivity of stained fabrics. It was revealed that the rate of deposition of carbon black onto the fabrics in an aqueous solution of mukuroji pericarps was lower than that in an aqueous solution of sodium dodecyl sulfate as well as in polyvinyl alcohol, which is a known anti-redeposition agent. In addition, it was revealed that theses effects were not introduced by the saponin component alone, but by the whole mukuroji pericarp which contains the non-saponin component.
  • −家庭洗濯の視点から−
    佐々木 麻紀子
    日本衣服学会誌
    2016年 59 巻 2 号 53-56
    発行日: 2016年
    公開日: 2018/02/22
    ジャーナル フリー
  • 小谷 有理子, 小林 靖之, 後藤 景子
    繊維製品消費科学
    2014年 55 巻 7 号 555-562
    発行日: 2014/07/20
    公開日: 2017/11/28
    ジャーナル オープンアクセス

    家庭用柔軟剤の主成分である二鎖型のカチオン界面活性剤を用いて,柔軟処理による布の物性変化を実験的に調べた.フィルムを用いて処理を行い,X線光電子分光法,原子間力顕微鏡法および水晶振動子法により界面活性剤の吸着挙動を調べたところ,標準使用量の5倍程度までは濃度の増加とともにセルロースおよびPET表面への吸着量が増加する傾向を示した.綿タオルでは厚さの増加と摩擦係数の減少が認められるが,綿,綿/ポリエステルおよびポリエステルの各平織布ではこれらの変化はなかった.また,これらの平織布では,防しわ性や引張強伸度などの力学特性も殆ど変化しなかった.一方,吸水性や帯電性などの水分特性は処理により大きく変化し,綿タオルおよび綿布では吸水性の低下が,ポリエステル布では吸水性や帯電防止性の増大が,それぞれ顕著に観察された.吸水性の変化に関して市販柔軟剤で処理した各種布でも同様の傾向を示した.

  • 身近な素材を使った染色
    渡邉 加奈, 大林 華子
    研究紀要
    2021年 45 巻 23-30
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/06/23
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
  • 深沢 太香子, 桑野 裕子, 梯 恒三, 泊 有佐
    繊維製品消費科学
    2013年 54 巻 6 号 571-578
    発行日: 2013/06/20
    公開日: 2017/06/30
    ジャーナル 認証あり

    寝具用キルティングシーツの心地よい肌触りについて,実用的使用を想定し,洗濯による諸物性の変化と手による触感覚との関係から検討した.本試料の心地よい肌触りは,柔らかさ,滑らかさ,ごわごわしないという3感覚により反映されることが明らかとなった.洗濯によって物性の多くは変動するとともに,手による触感評価も変化した.心地よい肌触りと評価されるのは,数回程度の洗濯までであった.心地よい肌触りを長期間維持するには,力学特性として,洗濯による皺発生を予防するよりもむしろ,キルティングシーツ表面であるガーゼの織構造において表面粗さを低下させることが望ましい.その他の物性として,圧縮に対する初期抵抗を若干増加させること,低湿度環境下で皮膚表面の乾燥感を低減するために,本試料の水分率をやや低下させることが心地よい肌触りをもたらす一因となることが明らかとなった.

  • —天然染料ミロバランを用いた型版捺染—
    佐々木 麻紀子
    東京家政学院大学紀要
    2023年 63 巻 121-126
    発行日: 2023/08/31
    公開日: 2024/01/14
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
    手工芸染色のものづくり講座を開催するにあたり、2 時間以内の短時間での講座が求められている。家庭用電子レンジによる加熱は染色時間を短くするが、染色道具ではないため使用方法に注意が必要であり、電源等の設置場所の制限も生じる。そこで天然染料を用いた染色講座における講座作業を見直し、加熱や水場のいる作業と模様付けを行う作業に分けて行える天然染料ミロバランを使用した簡易型版捺染について検討した。加熱や水場のいる事前作業と模様付け作業を分けることで染色講座の問題点である加熱・水場等施設設備の問題をなくし、また講座内容を簡易型版捺染に絞ることで短時間での開催が可能であることが示された。
  • 秋山 伸幸
    精密工学会誌
    1989年 55 巻 2 号 294-298
    発行日: 1989/02/05
    公開日: 2009/10/08
    ジャーナル フリー
  • 藤居 眞理子, 角田 光雄
    精密工学会誌
    1988年 54 巻 10 号 1835-1839
    発行日: 1988年
    公開日: 2009/10/08
    ジャーナル フリー
  • 谷 道子, 森田 みゆき
    日本家政学会誌
    2018年 69 巻 4 号 238-242
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/05/12
    ジャーナル フリー

      To establish a convenient procedure for analyzing protein soil, we investigated a method for visually evaluating proteins using a bicinchoninic acid assay performed on a solid surface (filter paper). On the filter paper, the color change proceeded in the assay, allowing detection through measurement of surface reflectivity at 560 nm. The assay was performed over ranges of 4℃ to 37℃ and 0 to 100 min to determine optimal assay conditions, which, for a 30 μL sample, were a wavelength for measuring surface reflectivity of 560 nm, a time of 30 min, and a temperature of 25℃. The standard curve showed good linearity at y=-13.65 logx+64.05 (R2= 0.976) over an albumin concentration range of 7.5 to 600 μg. Color differences were observed over an albumin concentration range of 0 to 300 μg. Since the color change proceeded at other temperatures and durations, the assay can be conducted under conditions suited to the environment and purpose.

  • 坂本 ゆか, 大熊 俊稀, 大矢 勝
    繊維製品消費科学
    2020年 61 巻 1 号 38-45
    発行日: 2020/01/25
    公開日: 2020/01/25
    ジャーナル フリー

    自然派であることを強調するために食品材料等を用いて洗浄を行う,いわゆるナチュラルクリーニングが一部の消費者の間で流行しており,関連する情報が多数使われている.しかし,それらの情報の中には科学的に誤った内容も含まれているように思われる.そこで本研究ではアルコール飲料の中でもビールを用いた洗浄に着目し,消費者情報の一般的傾向を探るとともに,各種情報の真偽を検証した.消費者情報では洗浄へのビールの活用は,油汚れに有効とされ,その要因としてアルコール,ビタミン,酵素,タンパク質などが挙げられていることが分かった.実験的検証の結果,SDS ほどではないが,水洗いに比すると油性汚れの洗浄性が高く,アルコール濃度の高い日本酒や洋酒以上の洗浄性を示した.洗浄試験により洗浄力の要因を推定した結果,アルコールとタンパク質の複合効果によるものである可能性が示唆され,消費者情報で主流のビタミン説は否定された.

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