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クエリ検索: "静脈注射"
9,544件中 1-20の結果を表示しています
  • 加藤 晶子, 森 將晏
    日本看護技術学会誌
    2009年 8 巻 3 号 42-47
    発行日: 2009/12/05
    公開日: 2016/08/25
    ジャーナル フリー
     静脈穿刺をする際の適切な駆血圧を検討する目的で駆血帯を装着するときの駆血帯を締めつける力 (張力) と静脈怒張度との関係を20~75歳の健康な男女60名を対象に計測した.また,静脈怒張度と身体的要因との関係についても検討した.ベルト式駆血帯は肘窩より5cm近位の上腕に装着した.分析数は58名,(男性26名,女性32名),年齢 : 48.7±19.5歳,身長 : 161.5±7.7cm,体重 : 60.3±15.7kg,最高血圧 : 116.4±15.5mmHg.駆血圧はばらつきがあるものの,張力1.5kgで約20mmHg,2kgで約40mmHg,2.5kgで約65mmHg,3kgで約90mmHg,3.5kgで約120mmHgとほぼ直線的に増加した.静脈怒張度は2~3kgで増加し,3.5kgではやや低下した.また,静脈断面積も3kgまでは増加するが,3.5kgでは怒張度同様にやや低下した.これらのことから,静脈穿刺に適切な張力は2~3kg (駆血圧 : 40~90mmHg) であると考えられた.また,身体的要因と静脈怒張度との関係をみると,駆血前および張力3kgにおいて,体重,BMI,上腕三頭筋皮脂厚 (TSF) および上腕周囲径と怒張度の間に逆相関がみられた.
  • 栗田 愛, 原 好恵, 太田 慶一, 篠崎 惠美子, 為永 義憲, 藤井 徹也
    形態・機能
    2014年 13 巻 2 号 71-78
    発行日: 2014年
    公開日: 2015/03/30
    ジャーナル フリー
    看護師が安全に静脈内注射を実施するためには解剖・生理に関する知識が必要とされる。しかし、看護師の静脈内注射に関する解剖学的知識と静脈内注射の実施方法について調査したものはない。そこで、看護師の静脈内注射に関する解剖学的知識と静脈内注射の実施方法について明らかにし、安全な静脈内注射の実施に繋がる課題を検討した。  本研究は3県の総合病院10施設に勤務する看護師に無記名自記式質問紙調査を実施し、482名を分析対象とした。  調査の結果として、肘窩部の尺側皮静脈において正中神経や上腕動脈が近接することについて「聞いたことはあるが詳しいことは知らない」と「全く知らない」は合わせて42.7%であった。手首・手背部の橈側皮静脈を最も優先して選択すると回答した者は、静脈内注射(以下:ワンショット)では53.5%、点滴静脈内注射では57.7%であった。肘窩の尺側皮静脈を優先して選択すると回答した者は、ワンショットは11.8%、点滴静脈内注射は9.3%であった。そして、肘窩部の尺側皮静脈における正中神経や上腕動脈の近接に関する知識をもっていないと回答した看護師ほど、神経損傷や動脈穿刺の危険性の高い肘窩部の尺側皮静脈を選択する傾向にあった。また、静脈内注射実施時の静脈弁に対する意識は「全く意識していない」と「わからない」は合わせて55.6%であり、血管確保時に静脈弁を意識せず損傷させている可能性があった。看護師経験年数が少ない者ほど肘窩部の尺側皮静脈における正中神経や上腕動脈の近接に関する知識を持っておらず、静脈内注射実施時の静脈弁および皮静脈深部を走行する神経や動脈に対する意識が低い傾向にあった。  以上のことから、看護師が安全な静脈内注射の実施をするためには、静脈の走行だけでなく神経・動脈の走行および静脈弁に関する解剖学的知識について学ぶことが重要である。また、経験年数が少なくても安全に実施できるよう継続教育において知識を教授する必要がある。
  • 波戸 定吉, 小室 秀一郎
    日本泌尿器科學會雑誌
    1934年 23 巻 2 号 85-99_2
    発行日: 1934年
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    Bis heute wurden als Kontrastmittel bei intravenöser Pyelographie Uroselectan B, Abrodil, und Perabrobil u. a. m. angewandt. Bedauerlicherweise waren jedoch die Verbrauchskosten zu hoch.
    Neuerdings hat nun Dr. Y. Sugii, Assistent-Professor an der kaiserl. Universitätsklinik zu Tokyo ein neues Schattenmittel hergestellt, welches unter dem Namen “Sugiuron”, in den Handel gekommen ist. Um über die Wirkung des Mittel bei praktischer Anwendung sicher zu sein, wurde es an 10 Fällen vor dem öffentlichen Verkauf versucht. Die Versuchsfälle sind folgende:
    Beiderseitig, gesunde Niere……1 Fall. Einseitige Nierentuberkulose……7 Fälle. Beiderseitige Nierentuberkulose……1 Fall. Einseitiger Nierentumor……1 Fall.
    Das Resultat ergab baldigen Ausscheidungsbeginn des Mittels, mit einem sehr klaren und deutlichen Ausdruck des Nierenbeckens und Ureters im Bilde wahrend des ganzen Falles.
    Ein klares Bild zu erzielen ist unter gesundem Zustande der Nieren und des Nierenbeckens ziemlich schwierig, aber mit Hilfe des “Sugiuron”, konnte man Klarheit schaffen.
    Bis jetzt galten Uroselectan B. und Perabrodil als erstklassigste Mittel, im Vergleich zu diesen hat sich nun das neue Präparat hinsichtlich der Schattendichtigkeit als gleichwertig erwiesen, nicht nur das sondern man fand, dass das Nephrogramm sogar noch viel klarer erschien als mit den erstgenannten beiden Mitteln.
    Es muss noch besonders erwähnt werden, dass sich in allen Fällen keinereli nennenswerte Nebenerscheinungen bemerken liessen. Bei anderen Praparaten treten öfter solche Nebenerscheinungen wie: Erbrechen, Frost, Schüttelfrost, allgemeines Unwohlsein und Fiebersteigerung etc. auf, derartige Erscheinungen kamen bei unserem Präparat nicht ein einziges Mal vor.
  • ハインリヒ マッペス
    医科器械学雑誌
    1934年 11 巻 10 号 514-515
    発行日: 1934/04/20
    公開日: 2020/05/11
    ジャーナル フリー
  • 上村 雄
    日本微生物學病理學雜誌
    1933年 27 巻 3 号 327-350
    発行日: 1933/03/01
    公開日: 2009/09/03
    ジャーナル フリー
    現今靜脈注入用トシテ, 將タ皮下注射用トシテ, 中性鹽類ノ使途益々廣汎ナルヲ見ルニ於テ, 新タニ21種ノ中性鹽類ヲ選擇シ.之ニ配スルニ12種ノ各動物血球ヲ以テシ, 溶血現象竝ニ滲透壓ニ關シ反復實驗ヲ重ネタリ.
    余ノ中性鹽類ヲ以テセル動物赤血球ニ及ボス影響ニ關スル研究ヲ総括スレバ左ノ如シ.
    1.各種中性鹽類ハ何レモ大ナル稀繹液ニ於テ各種動物赤血球ヲ溶解ス.
    2.各種中性鹽類ハ稀繹度小ナル高張溶液ニ於テハ各種動物赤血球ニ?對スル溶血ヲ完全ニ阻止ス.
    3.くろーるなとりうむ, くろーるかるしうむ, くろ一るかりうむ, ぶろーむなごりうむノ各溶液ハ余ノ供試セル12種ノ動物全部ニ亘リ, 其ノ赤血球ニ?對シ或ル階梯ニ於テ溶血阻止點即チ等滲透度ヲ有ス.
    4.蛇血球以外温血動物血球ニ?對シ, よーどなとりうむ, 醋酸なとりうむ, ぶろーむかりうむ, 酒石酸なとりうむかりうむ, 硫酸まぐねしうむ, 硝酸まぐねしうむハ何レモ1.0%以上ノ高張溶液ニ於テ始メテ等滲透度ヲ有ス.
    5.人血球ニ對シ, くろーるなとりうむ, 亜硝酸なとりうむ, 硝酸かりうむ, 亜硝酸かりうむ, くろ一るかるしうむハ何レモ1.0%以下ノ溶液ニ於テ等滲透度ヲ有シ,枸酸なとりうむ, 燐酸なとりうむ, ぶろーむなとりうむ, よーどなとりうむ, 醋酸なとりうむ, さりちーる酸なとりうむ, くろーるかりうむ, 醋酸かりうむ, 蓚酸かりうむ, ぶろーむかりうむ, 酒石酸なとりうむかりうむ, 硫酸まぐねしうむ, 硝酸まぐねしうむ, 乳酸かるしうむハ何レモ1.0%以上ノ高張溶液ニ於テ等滲透度ヲ有ス.
  • 山口 直己, 篠崎 惠美子, 栗田 愛, 西 由紀, 藤井 徹也
    看護科学研究
    2015年 13 巻 2 号 22-29
    発行日: 2015年
    公開日: 2017/11/01
    ジャーナル フリー
    看護基礎教育における
    静脈注射
    の教授内容の現状と今後の方向性を検討するために、全国の看護系教育機関の教員を対象に、
    静脈注射
    に必要な解剖・生理学的知識の教授内容について質問紙調査を実施した。
    静脈注射
    実施時に肘窩の尺側皮静脈を選択血管として教授しているのは、ワンショット35.6%、点滴静脈内注射28.8%であった。解剖学的知識では、「皮静脈の深部に神経や動脈があること」について4.5%、「肘窩の尺側皮静脈に正中神経・上腕動脈が伴走していること」について10.2%が教授していなかったことから、すべての教授者が
    静脈注射
    に関する神経や動脈の位置の解剖学的知識を理解した上で穿刺対象血管を教授しているわけではないと考えられた。また、生理学的知識では、血管迷走反応(VVR)について教授していない者が59.0%であったことから、
    静脈注射
    実施における異常について具体的な内容を根拠とともに教授する必要がある。
  • 三國 裕子, 一戸 とも子, 千葉 正司
    形態・機能
    2012年 10 巻 2 号 86-93
    発行日: 2012年
    公開日: 2015/09/11
    ジャーナル フリー
    安全な静脈穿刺部位を選定するために、解剖実習体66体132側における皮静脈と動脈などの位置的関係および破格動脈の走行について調査した。浅上腕動脈は27例(21%)に出現し、これらはAdachi(1928)のIII型、V型、VIII型、XVI型に分類された。浅前腕動脈は2例(2%)に出現し、尺側浅前腕動脈が1例(1%)、正中浅前腕動脈が1例(1%)であった。浅上腕動脈は尺側皮静脈と肘正中皮静脈との合流部の深層で、肘正中皮静脈の尺側の深層を走行した。尺側浅前腕動脈は、肘正中皮静脈の尺側で前腕正中皮静脈の深層を、正中浅前腕動脈は尺側正中皮静脈と前腕正中皮静脈の深層を走行した。浅上腕動脈および浅前腕動脈の走行と出現頻度は先行研究とほぼ一致していた。静脈穿刺の際には、肘正中皮静脈の尺側部の深層において、上腕動脈と浅上腕動脈の走行に注意する必要がある。浅前腕動脈が出現した際には、肘正中皮静脈の尺側部および前腕正中皮静脈の深層における動脈走行にも注意を払う必要がある。安全な静脈穿刺部位は、肘正中皮静脈の中央より肘正中皮静脈と橈側皮静脈の分岐部の間と考えられる。静脈穿刺の際には、動脈の拍動を視診・触診により十分確認することが重要である。
  • 藤本 安男, 岡本 緩子, 鉄谷 多美子, 大沢 清
    The Journal of Antibiotics, Series B
    1961年 14 巻 6 号 304-306
    発行日: 1961/12/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    Chloramphenicolは元来, 難溶性であるため, 注射は懸濁剤の筋内注射のみであつた。 したがつて, 血中濃度ば内服の場合とほとんど変らず, 注射の特長である高いピークは得られなかつた。 ところが最近, 易溶性のChloramphenicol-esterがつくられ,
    静脈注射
    も可能となつた。 ChloramphenicolのSuccinate (CPM) とMorpholine acetate (CPMA) である。 われわれは今回, 両者をcross overして血中濃度を測定し, 比較検討し, Morpholine acetateを臨床的に使用し, 検討した。
    なお, 人体 (成人) 投与の場合は, 筋内注射は5mlに,
    静脈注射
    は20mlに溶解して用いたが, 臨床使用の症例12は10mlに溶解して
    静脈注射
    した。
  • 高井 明, 米田 豊昭, 中田 弘子, 室田 恒夫, 中村 昌三, 岡野 悦子
    CHEMOTHERAPY
    1977年 25 巻 5 号 934-940
    発行日: 1977年
    公開日: 2011/03/08
    ジャーナル フリー
    The local irritation effect of T-1220 was investigated as compared with that of ABPC or CBPC. The results obtained are as follows.
    1) 25 and 50% solution of T-1220 and 50% solutions of ABPC or CBPC were dropped in the lower eyelid of rabbits. Appreciable inflammation of the cornea and conjunctiva was not caused by the solutions.
    2) 25, 35 and 50% solutions of T-1220, ABPC or CBPC were administered intracutaneously to the abdominal skin of rats, and thereafter Evans blue was injected intravenously to the same rats. In the region administered with test sample, the area of dye spot and the amount of Evans blue were measured, and the results indicated that the local irritation effect of T-1220 was almost equal to that of ABPC or CBPC.
    3) 25 and 35% solutions of T-1220 or CBPC were administered intramusculary to adult and juvenile rabbits. Judging from the examinations, muscle weight, gross local reaction and the histological observation, the local irritation of T-1220 was a little milder than that of CBPC. The inflammatory reactions on the drugs were almost similar in adult and juvenile.
    4) In the ear of rabbits, 20% solutions of T-1220, ABPC and CBPC were allowed to remain in the sealed section of the vein. The frequency of thrombogenesis, length of thrombus, area of inflaming region and histological observation were examined. The results showed that local irritation effect of T-1220 was a little milder or equal to that of ABPC or CBPC.
  • 古根川 綾子, 新木 輝実, 杉野 慶美, 小山 郁子, 猪原 繁美
    日本医療マネジメント学会雑誌
    2018年 18 巻 4 号 234-237
    発行日: 2018/03/01
    公開日: 2023/03/09
    ジャーナル フリー

     現在、チーム医療が促進される中、看護師による末梢静脈留置針(以後、留置針と略す)の挿入は円滑な医療及び患者サービスという観点から、看護師の業務範囲として捉えられてきている。Aセンターでも医師や看護師等の業務量の増加に伴い、看護師による留置針挿入への要望が、医師だけでなく看護師からも強くなった。このような実情を踏まえ、2011年より留置針の挿入を含む

    静脈注射
    看護師(intravenous injection nurse:以後IVナースと略す)の養成を開始した。IVナースとは知識・技術等一定の教育を受けAセンター内で認定された留置針の挿入を含む
    静脈注射
    ができる看護師を指す。

     2014年度までのIVナース認定者は478人で看護師の66.2%を占めた。2013年度からは、専門分野のIVナースとして、造影剤13人、抗がん剤18人、貯血5人を養成した。2014年度の挿入実績は16053件で1日平均44件、目的別では造影剤用6284件、点滴漏れによる入れ替え用4986件であった。この成果はステップアップできる養成プログラムであるがゆえであり、IVナースの自信と誇りとなった。さらには看護師としてのモチベーション向上につながり、IV ナースの活動実績を促進させる原動力となった。

  • 医科器械学雑誌
    1930年 7 巻 8 号 404-405
    発行日: 1930/02/20
    公開日: 2019/09/24
    ジャーナル フリー
  • 青河 寛次, 松下 光延, 元林 篤
    CHEMOTHERAPY
    1964年 12 巻 3 号 153-157
    発行日: 1964/05/25
    公開日: 2010/09/24
    ジャーナル フリー
  • B. Mayrhofer
    医科器械学雑誌
    1938年 15 巻 9 号 317-323
    発行日: 1938/03/20
    公開日: 2020/05/15
    ジャーナル フリー
  • 黒川 和雄, 柴内 大典, 原賀 英幸, 橋本 魁, 川村 一男, 関本 祥晃, 佐藤 辰昭, 浦川 紀元
    日本獣医師会雑誌
    1953年 6 巻 3 号 79-83
    発行日: 1953/03/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 堀 裕子, 松本 衣未, 松成 裕子
    日本放射線看護学会誌
    2015年 3 巻 1 号 65-71
    発行日: 2015/03/31
    公開日: 2019/03/20
    ジャーナル フリー

    本研究の目的は、日本のPET検査、RI検査時の看護師の放射性医薬品の

    静脈注射
    に関連した文献検討を行うことで、その現状と課題を明らかにすることである。キーワードを用い、医中誌、最新看護検索によって、収集した12件の文献について内容を分析し、小項目に分類した。また、日本看護協会が示した「
    静脈注射
    の実施基準」を大項目として捉え、小項目を分類した。結果、《安全に実施するための手順》の項目が多くを占めていた。現状としては、被ばく防護対策は工夫され効果を上げているが、看護師教育・訓練内容や患者不安への説明、医師との関係が明らかでない等の問題が判明した。よって、看護師の役割拡大が進むなか、施設ごとではなく、
    静脈注射
    の実施基準を全て満たした、放射性医薬品
    静脈注射
    に関する一元化した教育プログラム作りが課題であることがわかった。

  • 小平 輝朋, 矢野 譲次, 小林 洋四郎, 山本 宏
    The Japanese Journal of Antibiotics
    1986年 39 巻 12 号 3353-3368
    発行日: 1986/12/25
    公開日: 2013/05/17
    ジャーナル フリー
    硫酸イセパマイシン (Isepamicin, HAPA-B) は, 米国Schering社で発見された新規の半合成アミノグリコシド系抗生物質である (Fig. 1)1)。今回著者らは, ウサギを用いてHAPA-Bの筋肉及び血管に対する局所刺激性試験を行ったので報告する。
  • 坐薬, 口腔粘膜吸収薬, 吸入薬—その他, 最近の開発薬—
    村上 敏史, 高橋 秀徳, 下山 直人
    Drug Delivery System
    2005年 20 巻 5 号 538-542
    発行日: 2005/09/10
    公開日: 2008/12/09
    ジャーナル フリー
    Drug delivery systemの観点から坐薬, 口腔粘膜吸収薬, 吸入薬に関して, それぞれの利点·欠点を考察した. 経直腸投与は生体利用率が高い投与経路であり, 即効性が期待でき, 内服困難な患者でも使用できるといった利点がある反面, 患者によっては好まれない場合があることが欠点である. 口腔粘膜投与に関しては, 肝臓の初回通過効果を受けず, 坐薬と同様に経口投与が出来なくても服用可能である点が利点である. 現在, 疼痛時のレスキューとしての臨床試験が行われている. 経鼻投与は, 薬物をエアロゾルにして, 鼻粘膜からの吸収を促す方法である. フェンタニルを使用した疼痛管理例がある. 各製剤の投与経路の利点を利用し, 患者の状態に合った薬剤の選択をすることが望ましい.
  • エステル
    医科器械学雑誌
    1930年 8 巻 6 号 275-276
    発行日: 1930/12/20
    公開日: 2019/11/01
    ジャーナル フリー
  • b) ハムスターチークパウチにおけるImmune complexによる血管反応の観察
    晒 千津子, 西岡 清
    皮膚
    1980年 22 巻 1 号 101-105
    発行日: 1980年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    ハムスターのチークパウチに観察窓を装着し, I. C. を
    静脈注射
    , あるいは免疫したハムスターに抗原を
    静脈注射
    し, 経時的に血管の反応を観察したところ, 新生血管に出血を生じさせることができた。組織学的に血管炎近似の像を呈し, 今後実験的血管炎のモデルとして使用可能と考えた。
  • ラットの慢性血清病腎炎モデルの追試と新しい作成法
    永松 正, 鈴木 良雄
    日本薬理学雑誌
    1981年 78 巻 5-6 号 491-499
    発行日: 1981年
    公開日: 2010/07/30
    ジャーナル フリー
    蛋白尿と尿中酵素活性の漏出を指標として,異種血清アルブミン投与によるラット慢性血清病腎炎モデルの作り方を追試し,新しい優れた作成法を確立した.始めにFennellらの方法に準じてWistar系ラットに各種血清アルブミン (3mg/rat) をcomplete Freund's adjuvant (CFA) と共に1週おきに3回背部皮下注射して予備免疫とし,その2週後から抗原 (3mg/rat) を週1回つつ
    静脈注射
    した.その結果,ウサギ血清アルブミン (RSA) 投与群に
    静脈注射
    2週目から軽度ではあるが明らかな腎炎が得られた.しかし70%の死亡率を示した.次にYamamotoらの方法に準じて, Wistar系ラットにウシ血清アルブミン (BSA) の1mg/ratを背部皮下または足蹠皮内に注射して予備免疫し,その8週後からBSA 1mg/ratを連日
    静脈注射
    した. BSAを背部皮下に予備免疫後毎日1回4週間
    静脈注射
    した群には5週目から著明な腎炎の発症が見られた.しかし50%の死亡率を示した.以上の結果を考慮に入れて著者らは,腎炎がより発症しやすいと言われているSprague Dawley (SD) 系とDonryu系ラットを用いて, RSA 3mg/ratとCFAを背部皮下に注射して予備免疫し,その2週後から1日おきにRSA 1mg/ratを
    静脈注射
    する方法を行った.その結果両系ともにRSA
    静脈注射
    開始後3週目から蛋自尿が出現し,経日的に強い腎炎の発疲を導いた. 7週目で抗原の
    静脈注射
    をやめ,その後の経過を観察したが,その後29週目まで著明な蛋白尿が継続して認められた.この場合の死亡率は0%であった.この新惹起法は予備免疫の期間が短かく,また抗原の1日おきの
    静脈注射
    で慢性的な腎炎が得られることから,ラットの慢性血清病腎炎モデルとして価値が大きいと思われる。
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