首都高速道路の事故防止の対策として、路面標示のパターンデザインによる間接的な注意喚起を目的とした路面標示のデザイン提案を行った。走行シーンのシミュレーション動画作成には、FORUM8社のUC-Win/Road 3.2を用いた。デザイン提案の対象区間は
首都高速
4
号新宿線
上り線の西新宿ジャンクションから新宿出口付近の右カーブまでの区間とした。予備実験として、減速に効果のあるパターンの形と変化を探るために、パターンの変化は成長、結合、地と図の反転の3つで動画を作成し、印象を確認した結果、カーブへの意識、わずらわしさ の評価項目が必要だと考え、第1回実験では、それらを評価するように、学生7名に走行動画を見せ、印象評価実験を行った。 第2回実験では、改良を加えたパターンを作成し、ハンドルとアクセル、ブレーキによる自ら運転を体験できるシミュレーションを用いて、学生15名による印象評価実験を行った。パターンを縦方向へ変化させることで減速効果を出し、路面中心にパターンを配置することでカーブを意識させ、パターンの面積を少なくすることで運転への影響を減らせることがわかった。
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