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クエリ検索: "黄斑円孔"
182件中 1-20の結果を表示しています
  • 佐藤 千尋, 森 隆史, 新竹 広晃, 齋藤 章子, 丹治 弘子, 石龍 鉄樹
    日本視能訓練士協会誌
    2015年 44 巻 65-71
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/03/19
    ジャーナル フリー
    【目的】特発性
    黄斑円孔
    (以下MH)では、視力低下、変視や不等像をきたすとともに、両眼視機能が障害され日常生活に影響を与えている可能性がある。今回、片眼MHの立体視と視力、変視、不等像視、網膜形態との関連を検討した。
    【対象及び方法】対象は未治療の片眼MH16例(57~85歳)。Titmus Stereo Test(以下TST)で測定した立体視差と視力、New Aniseikonia Test(以下NAT)を用いた不等像視、M-CHARTSを用いた水平および垂直変視量、光干渉断層計を用いMHの縦径・横径を測定した。TST Circleが判別可能であった症例を立体視良好群、不可能であった症例を立体視不良群にわけて、2群間を比較検討した。
    【結果】MHの病期状態はStage2が5例、Stage3が8例、Stage4が3例であった。TSTのFlyは全症例で可能だったが、Circleが判別可能だったのは半数の8例で、立体視は病期が進行しているほど、Circle判別可能症例の割合が低下した。不等像視は9例でみとめられ、すべて小視症であった。TST Circleの立体視とNATの小視症には関係がみられなかった。立体視は視力が不良の症例、水平変視量が大きい症例では不良であった。立体視は円孔径が大きいほど不良であり、TSTのCircleが可能であった症例では縦径・横径ともに400μm未満であった。立体視良好群と立体視不良群の2群間の検定では、縦径(p=0.027)と横径(p=0.001)で有意差をみとめ、視力、不等像視、水平および垂直変視量には有意差をみとめなかった。
    【結論】MHの立体視機能は、円孔の大きさに影響を受ける。臨床での視機能評価の一つとして、立体視を考慮する必要がある。
  • 柳田 隆, 山下 陽子
    医療
    1994年 48 巻 7 号 499-503
    発行日: 1994/07/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    1987年から1993年に国立金沢病院において硝子体手術が行われた77例84眼の手術成績について検討した. 平均成功率は64.3%で, 硝子体出血や黄斑上膜では30%以上の成功率であったが, 網膜剥離や糖尿病網膜症では成功率は70%以下であった. 48眼(57.8%)でシリコンオイルタンポナーデを行った. シリコンオイル使用眼では非使用眼に比べ, 成功率は低く合併症の発症率は高かったが, シリコンオイルの抜去ができた眼では成功率77.8%と比較的予後は良好であった. 術後合併症として新生血管緑内障, 角膜障害および再剥離を発症した例で視力予後が不良であった
  • 永田 啓
    BME
    1998年 12 巻 4 号 36-44
    発行日: 1998/04/10
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
  • 佐久間 俊郎, 田中 稔
    日本血栓止血学会誌
    2005年 16 巻 6 号 670-673
    発行日: 2005年
    公開日: 2007/07/03
    ジャーナル フリー
  • 花田 有里子, 前田 史篤, 春石 和子, 渡邊 一郎, 桐生 純一
    日本視能訓練士協会誌
    2012年 41 巻 171-176
    発行日: 2012年
    公開日: 2013/03/15
    ジャーナル フリー
    【目的】視力検査の際、“わからない”と答えた被検者に対して、検者が介入して回答を促すと、正答が続き視力の向上をみることがしばしばある。我々は黄斑前膜に対し、検者の介入による視力の向上について検討した。
    【対象及び方法】対象は黄斑前膜39例(73.3±8.1歳)で、眼内レンズ挿入眼11例(75.6±9.6歳)を対照とした。黄斑前膜は土橋らの報告に基づき、面癒着型中心窩陥凹存在(11例)、面癒着型中心窩陥凹消失(10例)、面癒着型偽
    黄斑円孔
    (7例)、架橋型(11例)に分類した。
     被検者には視力測定前に他覚的あるいは前回の屈折値をもとに完全屈折矯正を行い、Landolt環の切れ目の方向を回答させ、3/5の基準をもって視力を判定した(介入前視力)。次いで、Landolt環の切れ目が明確でなくとも回答するよう答えを促し、得られた視力を介入後視力とした。分析では、左右各眼の内、先に測定した眼を対象とした。
    【結果】介入前後の視力向上の平均値±標準偏差は、眼内レンズ挿入眼で0.04±0.06 logであった。黄斑前膜全体では0.10±0.08 log、分類別では面癒着型中心窩陥凹存在0.07±0.06 log、面癒着型中心窩陥凹消失0.14±0.11 log、面癒着型偽
    黄斑円孔
    0.12±0.07 log、架橋型0.07±0.07 logであり、面癒着型の中心窩陥凹消失と偽
    黄斑円孔
    で大きかった。
    【結論】黄斑前膜がある被検者の視機能を最大限に引き出すためには、検者の適切な介入が必要であると思われる。
  • 伊東 裕二, 井上 真
    視覚の科学
    2018年 39 巻 4 号 94-97
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/12/26
    ジャーナル フリー HTML

    近年手術顕微鏡に光干渉断層計(OCT)が内蔵された,OCT付手術顕微鏡(術中OCT)が市販され,手術時のOCT所見が得られるようになった。

    本稿では硝子体手術時に術中OCTを施行した症例を呈示した。術前にOCTで網膜を評価できなかった増殖糖尿病網膜症の症例において,硝子体出血除去後にOCTを撮影し,糖尿病黄斑浮腫を同定できた。また強度近視眼における内境界膜(ILM)剥離で中心窩のILMを温存するFovea sparing ILM peelingの安全性を検証すると共に,少数ではあるが同手技を用いても

    黄斑円孔
    を生じる症例があり注意を要することがわかった。次にOCT画像の新しい評価を可能とする,ellipsoid zone(EZ)をマッピングすることでEZの状態をより視覚的に簡便に評価できるソフトウェアについて解説した。同ソフトウェアにより,クロロキン網膜症においてEZが障害されている状況を視覚的にとらえることができた。

  • 森 敏郎
    日本視能訓練士協会誌
    2005年 34 巻 29-35
    発行日: 2005/09/30
    公開日: 2009/10/29
    ジャーナル フリー
    幻視には心理的要因で生じるものと網膜構造上の生理的要因で生じるものがある。後者ではマッハの帯現象が日本の水墨画など美術の歴史を通して応用されている。色素の混合は光を吸収し明度を低下させるが、この現象は古典主義の重厚な絵画の中に見出される。一方、光は混ぜ合わせることによって明度は上昇し、中間の波長となるが、この理論は印象派や点描派の絵画に取り入れられている。水晶体が混濁すると短波長光が妨げられ、コントラストが低下する。そのため、白内障患者が描く絵画は暖色系の色彩で不鮮明となる。
    黄斑円孔
    では中心窩の網膜が欠損しているにもかかわらず、患者の描く絵画は中心暗点ではなく針刺し様の歪みが描かれている。この現象は中心窩の網膜視細胞の周囲への偏位によって生じると考えられている。
  • 医療
    1994年 48 巻 Supplement 号 434-436
    発行日: 1994/10/07
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
  • 岸 章治
    北関東医学
    2017年 67 巻 2 号 109-119
    発行日: 2017/05/01
    公開日: 2017/07/03
    ジャーナル フリー
    黄斑は硝子体が関係した疾患の好発部位であるが, その機序は不明であった. 我々は後部硝子体剥離が起こった剖検眼の網膜表面を走査電顕で観察し, 黄斑部には硝子体皮質が高頻度で残存するのを報告した. その後, 硝子体の三次元構造をフルオレセイン染色で観察し, 黄斑前には「後部硝子体皮質前ポケット」があることを発見した. この解剖学的知見に基づいて,
    黄斑円孔
    , 黄斑前膜, 糖尿病網膜症の輪状増殖病変の機序を臨床的に説明した. 1997年に光干渉断層計 (OCT) が導入されると, ポケットの後壁に相当する「ゲルから分離した硝子体皮質」が可視化され, 仮説の合理性が証明された. 2012年に上市されたswept source OCTではポケットの全貌が見られるようになった. ポケットは硝子体を横断するクローケ管とつながっており, 前房水が黄斑前ポケットに流入する可能性を示唆した.
  • 尾花 明
    日本レーザー医学会誌
    2019年 40 巻 2 号 114-118
    発行日: 2019/07/15
    公開日: 2019/07/18
    [早期公開] 公開日: 2019/05/15
    ジャーナル フリー HTML

    38歳女性看護師がNd:YAGレーザーによるレーザートーニングの練習をしていた.クリアファイルに挟んだトレーニング用紙にレーザー照射を行っていたところ,反射光が右眼に入り

    黄斑円孔
    を生じた.保護眼鏡は装用していなかった.硝子体手術によって円孔は閉鎖したが,視力は0.01に低下した.

  • -光干渉断層計 Optical Coherence Tomography: OCT-
    森 隆三郎
    日大医学雑誌
    2009年 68 巻 2 号 121-125
    発行日: 2009/04/01
    公開日: 2010/02/19
    ジャーナル フリー
    We describe the recent use of Optical Coherence Tomography (OCT) for ocular fundus imaging diagnoses. OCT is a device for imaging the ocular fundus which previously could only be obtained non-invasively, as planar, sectional images similar to tissue slices observed under a light microscope. OCT is similar to ultrasonographic devices, except for the fact that low-interference waves at a near-infrared wavelength are used as to image the tissue, instead of ultrasound wave forms. Since its initial development, improvements, from the use of time domain OCT to spectral domain OCT, have now made it possible to obtain images more quickly and at a higher resolution. The latest Spectralis HRA+OCT is able to obtain OCT images, together with ocular fundus angiography images, which represent the standard approach for imaging diagnoses. OCT is useful for ascertaining and diagnosing the pathological conditions of ocular fundus diseases.
  • 小菅 正太郎
    昭和学士会雑誌
    2016年 76 巻 4 号 428-433
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/03/16
    ジャーナル フリー
  • 富田 剛司, 内田 英哉, 安藤 宏
    日本レーザー医学会誌
    1997年 18 巻 3 号 11-16
    発行日: 1997年
    公開日: 2012/09/24
    ジャーナル フリー
    走査レーザー検眼鏡においては, 共焦点孔を用いることにより眼底の焦点面からのみの画像を詳細に観察することができるため焦点面を移動させることにより眼底を層別に観察することが可能である。Scanning laser tomography装置は基本的には共焦点レーザー走査眼底観察装置であり, コンピューター制御により共焦点画像, すなわち断層画像を取得し, それらを三次元的に再構築することにより眼底の立体的観察と計測を行う。本法の利点は, 視神経乳頭の立体的観察, 網膜神経線維層の観察, そして三次元的計測が1つの装置で散瞳することなく行えることである。黄斑部疾患の評価にも有用であり, 解析スピードも早いことから日常臨床に十分取り入れていくことが可能と思われる。
  • 山本 直樹, 谷川 篤宏, 谷口 孝喜, 堀口 正之
    組織培養研究
    2009年 28 巻 2+3+4 号 159-164
    発行日: 2009年
    公開日: 2010/03/14
    ジャーナル フリー
    特発性
    黄斑円孔
    などの硝子体手術において、内境界膜を染色する際に使用する色素溶液の網膜色素上皮細胞に対する影響を検討した。臨床で使用されているヨウ化ナトリウムを含む ICG(IP-ICG)曝露群は、実験的に作製したヨウ化ナトリウムを含まない ICG(IF-ICG)曝露群と比べて細胞活性は低下していた。一方、溶媒を5%ブドウ糖液にすることで、IF-ICG 曝露群の細胞活性は対照とほぼ同様になった。なお、トリパンブルー(TB)曝露群は溶媒を5%ブドウ糖液に変えても細胞活性は改善しなかった。内境界膜の染色には、5%ブドウ糖液に溶解した IF-ICG を用いることで網膜色素上皮細胞への影響を軽減できる可能性が示唆された。
  • 金永 圭祐, 藤原 篤之, 坂手 澪, 後藤 保人, 稲垣 明日香, 秋田 樹里, 白神 史雄
    日本視能訓練士協会誌
    2018年 47 巻 191-199
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/03/08
    ジャーナル フリー

    【目的】特発性

    黄斑円孔
    において眼球屈折データ(屈折度数、角膜曲率半径、眼軸長)補正の有無が、円孔径、円孔底径を定量化する際に与える影響と因子について検討した。

    【方法】対象は特発性

    黄斑円孔
    27例27眼(68.3 ± 5.1歳)とした。OCTはSwept source OCT であるDeep Range Imaging OCT-1 Atlantisを用いた。測定は眼球屈折データの補正前後の条件下にて、5 Line crossモードにて撮影を行った。画像の定量化は、補正前後における円孔径と円孔底径をキャリパーにて計測した。解析は補正の有無が画像の定量化に与える影響を検討するため、従属変数を円孔径・円孔底径の差分、独立変数を各眼球屈折データとして重回帰分析を行った。

    【結果】眼球屈折データ補正なしで測定した平均円孔径は453.4 ± 234.1 μm、補正ありは462.6 ± 237.4 μmで有意差はなかった(p = 0.81)。平均円孔底径は補正なしで867.9 ± 372.2 μm、補正ありは862.5 ± 379.9 μmで有意差はなかった(p = 0.15)。重回帰分析の結果、円孔径、円孔底径ともに眼軸長と有意な関連を示した(円孔径:p < 0.05、円孔底径:p < 0.01)。

    【結論】特発性

    黄斑円孔
    において円孔径、円孔底径を定量化する際に影響を与える因子は眼軸長であった。

  • 永井 由巳
    日本視能訓練士協会誌
    2015年 44 巻 3-12
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/03/19
    ジャーナル フリー
     光干渉断層計(Optical coherence tomography;OCT)が本邦に導入されて18年になるが、この間に撮影画像の解像度は飛躍的に改良され、網膜はもとより脈絡膜の観察も可能となり、更にアタッチメントを用いることで前眼部の撮影も可能となった。眼底疾患の臨床においては、眼底検査やフルオレセイン蛍光眼底造影、インドシアニングリーン蛍光眼底造影などの蛍光眼底造影の結果に加えてOCTの断層写真が加わったことで病態のより詳細な解明が可能となり診断の質は向上し、さらに治療の効果を診る上でも大きく貢献するようになった。蛍光眼底造影に比べてOCTは侵襲も小さく撮影も簡便であることから、今後も診療における重要性は高まると考えられ、それだけに基本的なOCTの読み方や撮影におけるコツなども習得しておく必要がある。
  • 加藤 桂一郎
    視覚の科学
    2009年 30 巻 2 号 49-50
    発行日: 2009年
    公開日: 2019/11/08
    ジャーナル フリー
  • 中静 裕之
    日大医学雑誌
    2022年 81 巻 3 号 171-174
    発行日: 2022/06/01
    公開日: 2022/08/11
    ジャーナル フリー
  • 医療
    1983年 37 巻 Supplement 号 a415-a418
    発行日: 1983/10/01
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
  • 大平 亮, 塩谷 直子, 野村 美香, 渡辺 千草, 三浦 一真, 高野 雅彦
    日本視能訓練士協会誌
    2014年 43 巻 81-86
    発行日: 2014年
    公開日: 2015/03/19
    ジャーナル フリー
    【目的】MP-1を用い弱視眼、斜視眼の固視安定性を測定し、視力との関係、左右眼を比較検討したので報告する。
    【対象及び方法】MP-1によるFixation Testが可能であった弱視および斜視症例16例(弱視9例、斜視7例)を対象とし、固視安定性の評価にはBivariate Contour Ellipse Area(以下BCEA)による解析を用いた。30秒間に測定された固視点の68.2%を含む楕円の面積をThe Ranged of Fixation Effectiveness(以下RFE)とし、 単位はSquare Degree(以下Sqd)とした。視力の良い方の眼を検討眼とし、斜視症例では固視眼を検討眼とし、弱視で両眼の視力差の無い場合は右眼を検討眼とした。それぞれ検討眼と反対の眼を対照眼とした。検討眼と対照眼それぞれ単眼での視力とRFEを比較、また視力およびRFEについて対照眼と検討眼の差分をとり検討した。検定にはPearsonの相関係数を用いた。
    【結果】検討眼ではRFEが比較的小さかったが、視力が1.2でもRFEは0.02~1.40Sqdとややばらつきがあり、視力との相関は見られなかった。(p=0.55)対照眼では視力不良例ほどRFEが大きく視力とRFEの間に正の相関が見られた。(p<0.01)両眼の視力差が大きいほどRFEの差も大きく、視力とRFEそれぞれの差分の間には正の相関が見られた。(p<0.01)
    【結論】MP-1を用いFixation Testを行いBCEAによる解析を用いることで、定量的な固視評価が可能であった。今回の検討により、両眼の固視の安定性を定量化し比較検討することで、MP-1での固視検査が今後弱視、斜視の新たな視機能評価の指標となりうると考えられた。
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