背景 : eポートフォリオ (ePF) の医学教育での重要性が高まっている.
方法 : 全国医学部の医学教育ユニットに調査を依頼し, webフォームで回答を得た.
結果 : 回答のあった70大学のうち, ポートフォリオ導入は紙媒体が16, 電子媒体が14, 両者が8, 未導入が32大学であった. Mahara,
manaba
folio, WebClassが多く, 臨床実習などで導入されていた. ePFは, タイミングのよいフィードバックができ, データの保存性がよい. 一方で, 教員や管理者の負担, インフラ整備などの問題がある. 医学教育に適したePFシステムがない.
考察 : 医学教育で共通して使えるePF環境を構築することが望まれる.
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