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クエリ検索: "ソーセージ"
4,995件中 1-20の結果を表示しています
  • 丸居 篤, 水野 谷航, 中野 豊, 城内 文吾, 友永 省三, 清水 邦義, 泉 清隆, 堀江 ちひろ
    日本暖地畜産学会報
    2012年 55 巻 2 号 177-180
    発行日: 2012/09/28
    公開日: 2012/12/29
    ジャーナル オープンアクセス
    地域資源としての野生イノシシの利用推進を図るために,福岡県糸島市で捕獲された野生イノシシおよび対照としてブタの
    ソーセージ
    を作成し,理化学的特性の測定と,一般消費者を対象に食味試験を行った.理化学的特性測定の結果,肉以外同一の材料と組成で作成した場合,イノシシ肉
    ソーセージはブタ肉ソーセージ
    に比べ加熱損失が40%と著しく低く,加圧保水性は2倍以上であったため多汁性に富んだジューシーな食感を維持しやすいと推測された.食味試験ではブタ肉
    ソーセージとイノシシ肉ソーセージ
    に加え,香辛料を添加したイノシシ肉
    ソーセージ
    の計3種類を用意し,92名による評価を行った.食味試験の結果からも「ジューシーさの好み」でイノシシ肉
    ソーセージ
    は高い評価を受けた.破断応力と剪断力価はイノシシ肉
    ソーセージ
    の方が高く,ブタ肉
    ソーセージ
    より固いと考えられたが,消費者はイノシシ肉
    ソーセージ
    の固さを好んだ.食味試験の結果「総合的な好み」では,ブタ肉
    ソーセージ
    を基準として-5点から5点までの評価を調べた結果,通常のイノシシ肉
    ソーセージ
    で+1.7点,香辛料を添加したイノシシ肉
    ソーセージ
    で+2.3点となり,イノシシ肉
    ソーセージはブタ肉ソーセージ
    より好ましいという結果が得られた.本研究の成果はイノシシ肉の利用方法として有効であり,今後の利活用に寄与できるものと考えられる.
  • 飯島 康司
    日本機械学會論文集
    1959年 25 巻 153 号 353-355
    発行日: 1959/05/25
    公開日: 2008/03/28
    ジャーナル フリー
  • 川端 博秋, 菊地 あや子, 藤森 泰, 吉田 勉
    栄養学雑誌
    1984年 42 巻 2 号 135-140
    発行日: 1984年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    東京近郊都市部におけるハム・
    ソーセージ
    類の流通期間の季節変化に関し, 1981年3月から1982年2月にかけて, 主として千葉県市川市近辺に在住の栄養専門学校生の家庭で購入した製品について調査を行い, 以下の成績を得た。
    1) 調査した全試料の流通日数は, 年間の平均では12.6日であった。季節による著しい変化は認められなかった。
    2) ハム類の流通日数は, 年間の平均で10.3日であった。季節別では春期が8.0日, 夏期が8.4日, 冬期が11.4日, 秋期が11.6日となり, 春夏期に短く, 秋冬期に長い傾向を示した。
    3) ウインナー
    ソーセージ
    の流通日数は, 年間の平均で8.1日, 季節別では夏期が最低の6.0日, 秋期が最高の10.0日であった。
    4)
    ソーセージ
    類 (ウインナー
    ソーセージ
    , ドライ・セミドライ
    ソーセージ
    を除く) の流通期間は, 年間の平均で9.6日, 季節別では秋期が8.6日, 夏期が8.9日, 冬期が10.4日, 春期が11.6日となり, 夏秋期に短く春期に長い傾向を示した。
    5) 魚肉
    ソーセージ
    の年間の平均流通日数は28.0日で, 秋冬期に短い傾向を示した。また, 他の試料に比べて流通期間の長いものがみられた。
    6) 過去4回の調査と今回の調査により, ハム類, ウインナー
    ソーセージ
    ,
    ソーセージ
    類の夏期における流通期間は短縮される傾向が認められた。
  • 見目 明継, 白鳥 和子, 岩尾 裕之
    栄養学雑誌
    1975年 33 巻 6 号 283-287
    発行日: 1975/11/25
    公開日: 2010/10/29
    ジャーナル フリー
    市販A添加魚肉
    ソーセージ
    よりAを抽出し, MAと反応させ, Carr-Price 反応陰性化率すなわちMA反応率を測定した。次にA添加魚肉
    ソーセージ
    を実験製造し, 製造中にAのMA反応率が変化するかどうか検討した。また, MA反応率からRPを算出した。
    その結果, 市販A添加魚肉
    ソーセージ
    のAは, MA反応率が高く78.6~90%であった。
    続く製造実験の結果は, AのMA反応率が魚肉
    ソーセージ
    製造中にわずかしか変化しないことを示した。
    したがって, 魚肉
    ソーセージ
    はAのRPをわずかしか低下させない加工食品である。
  • 岡村 一弘
    生活衛生
    1959年 3 巻 5 号 210-222
    発行日: 1959年
    公開日: 2010/10/28
    ジャーナル フリー
  • 加藤 丈雄, 清水 健司, 原田 昭夫, 佐藤 泰
    日本食品工業学会誌
    1991年 38 巻 4 号 344-349
    発行日: 1991/04/15
    公開日: 2010/01/20
    ジャーナル フリー
    乳酸菌スターターをを107 cells/g添加して37℃で発酵することにより
    ソーセージ
    内部のStaphylococcus aureusの生育は阻止されたが,
    ソーセージ
    表面のS. aureusの生育は阻止されなかった.
    ソーセージ
    に乳酸菌スターターを添加し,直ちに乳酸菌の最適温度で短時間くん煙処理を行うことにより,
    ソーセージ
    表面及び内部におけるS. aureusの増殖とエンテロトキシン産生を効果的に阻止することができた.また,このようなくん煙処理は実質的に
    ソーセージ
    の乳酸発酵に影響しないと考えられた.
  • 沼田 正寛, 半田 由美子, 中村 豊郎
    日本畜産学会報
    1989年 60 巻 5 号 434-441
    発行日: 1989/05/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    発酵サラミ
    ソーセージ
    (FS-1),カビ発酵サラミ
    ソーセージ
    (FS-2),原料中の脂肪を増量したカビ発酵サラミ
    ソーセージ
    (FS-3)およびPenicillium miczynskii培養菌体中の有効成分を添加したカビ発酵サラミ
    ソーセージ
    (FS-4)の4種類のサラミ
    ソーセージ
    を製造し,熟成•乾燥期間中の風味生成および風味関連物質の消長を測定した.カビ発酵サラミ
    ソーセージ
    特有の熟成風味はFS-2およびFS-3の表層部で,FS-4では全体に認められ,P. miczynskiiの有効成分の添加効果が現われた.熟成風味の生成が認められた部位では遊離脂肪酸も顕著な増加を示した.一方,脂肪を増量したFS-3では熟成風味の強さに変化はみられなかった.ATP代謝物質,有機酸の消長はいずれのサラミ
    ソーセージ
    でも差はなかった.POVはFS-1の表層部で急激に増加したのに対して,FS-2~FS-4では一様に抑制された.この抑制作用はラードエマルジョンを用いて調べた結果,P. miczynskiiの有効成分中にはなく,培養液中に認められた.
  • BHA抗酸化剤の食品への抗菌性利用について
    梶本 五郎, 笠村 貴美子, 遠藤 義臣
    栄養と食糧
    1962年 14 巻 5 号 371-377
    発行日: 1962/01/30
    公開日: 2010/11/29
    ジャーナル フリー
    1. BHAの異性体2-terlおよび3-terlとその混合物サステンについて, 抗菌性を比較した結果, 3-terlBHAが最も抗菌性が強く, 次いでサステンであった。
    2. サステンの0.5%アルコール溶液に,
    ソーセージ
    , カマボコ, チーズ, 鯨肉などを浸漬し, また噴霧し, その抗菌性を調べたが, いずれも抗菌性を示し, それらのうち, カマボコが最も抗菌性をよくあらわし, 次いで鯨肉,
    ソーセージ
    , チーズの順であった。
    3. サステン溶液に
    ソーセージ
    , カマボコ, チーズ, 鯨肉などを漬け, 浸漬時間と抗菌性を調べたが, 数分間の浸漬で十分抗菌性を示した。
    4. カマボコ,
    ソーセージ
    にサステン粒状物を0.01%, 0.001%添加し, その抗菌性をみたか, いずれも抗菌性を示した。しかし加熱することにより, 抗菌性は減少していく。
    5. 0.5%サステン処理の
    ソーセージ
    , 鯨肉を室内に50日間放置しても抗菌性を有していた。しかし放置日数が長くなるほど, 僅かであるが抗菌性は減少する。
    6. 0.5%サステン処理および未処理
    ソーセージ
    , 鯨肉を室内に20日間放置後, 100mlのビーカーにそれぞれを29ずつとり細粉し, 腐敗を早めるため水10mlを加え室内の腐敗菌の繁殖状況を調べた。未処理
    ソーセージ
    , 鯨肉は2日月から臭気を強く感し, 腐敗菌も繁殖した。これに対しサステン処理物は7H過ぎでも臭気, 菌の繁殖をほとんどみなかつた。
    7. サステン処理および未処理
    ソーセージ
    , 鯨肉, アジを室内に放置し, 腐敗度を揮発性塩碁性窒素量, アミノ態窒素。溶解性および溶液のPHより判定しに。
    その結果, 揮発性塩基性窒素は表処理ソーセーシで, 53mg/g, 未処理鯨肉で65mg/100g, 未処理アジで80mg/100gで, アミノ態窒素量
    ソーセージ
    で0.01%, 鯨肉でO.14%, アジで0.06%, 溶解率は未処理
    ソーセージ
    で58%, 鯨肉で23%, アジで21%であった。
    これに対し, サステン処理物の塩基性窒素量は,
    ソーセージ
    で15mg, 100g, 鯨肉で28mg/1009, アジで30mg/100gで, アミノ態窒素鉱は
    ソーセージ
    で0.01%, 鯨肉で0.10%, アジで0.05%, 溶解率は
    ソーセージ
    で65%, 鯨肉て40%, アジで48%であった。
    8. 00.5%, 0.1%, 0.05%ザステン処理鯨肉, 20日用間放置後の揮発性塩基性窒素妻アミノ態窒素, 溶解率およびその溶液のpHを調べた結果, サステン処理濃度か薄くなるにしたがい, 揮発性塩基性窒素, アミノ態窒素量は多くなり, 溶解率は減少した。
  • 岩田 弘
    生活衛生
    1960年 4 巻 4 号 230-237
    発行日: 1960/08/30
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
  • 加藤 丈雄, 田原 豊之, 杉本 勝之, 佐藤 泰
    日本食品工業学会誌
    1990年 37 巻 12 号 959-964
    発行日: 1990/12/15
    公開日: 2011/02/17
    ジャーナル フリー
    スターターとして乳酸菌を接種して種々の条件下で熟成を行った発酵
    ソーセージ
    の肉蛋白質の分解状態について検討した.
    1) 乾燥熟成を行った発酵
    ソーセージ
    においては,熟成に伴って遊離アミノ酸が増加したが,
    ソーセージ
    の水分が約40%に減少にするとその増加は停止した.
    2) 真空包装によって高水分状態で熟成を行った
    ソーセージ
    の遊離アミノ酸は一定の割合で増加し, 4週間後に466μmol/gとなった.これは6カ月間乾燥熟成を行った
    ソーセージ
    の遊離アミノ酸量に相当した.
    3) 遊離アミノ酸組成, SDSポリアクリルアミドゲル電気泳動の結果から,熟成促進効果は高水分状態によ,蛋白分解酵素反応が低下しないことにより得られると考えられた.
    4) 真空包装を利用して高水分状態で発酵
    ソーセージ
    を熟成する方法は熟成期間の短縮に効果的と思われた.
  • 鈴木 敏郎, 多田 耕太郎
    日本食品保蔵科学会誌
    2002年 28 巻 5 号 247-252
    発行日: 2002/09/30
    公開日: 2011/05/20
    ジャーナル フリー
    加圧処理を利用した低塩濃度の
    ソーセージ
    の開発を目指し, 加圧量, 塩濃度, pH等を変えてポーク
    ソーセージ
    の製造試験車を行った。食塩濃度1%の低塩濃度区において200MPaで加圧処理を行うと, 保水率, 復元率, ゲル強度およびワークダン値は著しく改善され, ほぼ通常の食塩濃度 (2.5%) の
    ソーセージ
    と同じ値が得られた。しかし, 200MPa以上の圧力処理では, 低塩濃度区および高塩濃度区ともに, 加圧量が増加するに伴い, 形成されるゲルは脆弱になった。低塩濃度区で200MPaで加圧処理を行う場合, pH 5.5~6.0で良好な
    ソーセージ
    が得られ, それ以上pHが高くなると
    ソーセージ
    は柔らかくなった。また, 官能評価によっても低塩濃度で加圧処理を行った
    ソーセージ
    の評価は高塩濃度のものと遜色のないことが明らかになった。以上の結果より, 200MPaで加圧処理を行うことにより, 食塩濃度を従来の半分程度 (約1%) にしても, リン酸塩などの食品添加物を使わずに, 通常の塩濃度のものに匹敵する品質の
    ソーセージ
    を製造できることが明らかになった。
  • 中山 照雄
    日本食品工業学会誌
    1975年 22 巻 1 号 19-23
    発行日: 1975/01/15
    公開日: 2010/01/20
    ジャーナル フリー
    廃鶏肉
    ソーセージ
    の製造工程中の湯煮操作における,
    ソーセージ
    の温度が,
    ソーセージ
    の破断応力,粘性率,弾性率にどのように影響するかを検討した。
    ソーセージ
    の加熱時の中心温度は熱電対温度計で,
    ソーセージ
    の中心の破断応力,粘性率,弾性率はカード・メーターで測定した。
    詰め肉の中心温度が上昇し始めるまでに要する時間は肢筋を用いた場合の方が胸筋を用いた場合より長く,また中心温度が上昇し終るまでに要する時間も肢筋を用いた場合の方が長かった。肢筋の方が胸筋よりも脂肪含量が多いことが中心温度の経時変化の差異を生じたのであろうと考えた。
    胸筋を用い65℃,80℃または95℃で加熱した場合には,
    ソーセージ
    の中心に弾性が現われるまでにそれぞれ加熱時間6分,4分,4分を要した。これらの加熱時間で
    ソーセージ
    の中心温度は40℃以上になっており,この温度はミオシンBの熱凝固温度と一致した。またゲル化は初め粘性の増加が起こり,その後弾性が現われた。粘性の増加から(架橋あるいは絡みによる)ミオシンBの重合を推定し,弾性の出現から架橋のある網状構造の出現を推定した。
  • 朴 亨基, 伊藤 肇躬, 深沢 利行
    日本畜産学会報
    1975年 46 巻 6 号 360-366
    発行日: 1975/06/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    正常豚肉およびPSE豚肉からのミオシンBの抽出性とこれらの豚肉で製造した
    ソーセージ
    のレオロジー的性質について検討した.PSE豚肉からのミオシンBの抽出性は正常豚肉からのミオシンBの抽出性に比して著しく低く,かつまた,その抽出性は豚肉のpHに依存することが明らかになった.PSE豚肉でつくった
    ソーセージ
    の硬さ,凝集性,弾力性および咀嚼性はいずれも正常豚肉でつくった
    ソーセージ
    のものよりも著しく劣っていた.ピロリン酸塩の添加は正常豚肉からのミオシンBの抽出性および
    ソーセージ
    のレオロジー的性質を著しく高めるが,PSE豚に対してはそれほどの効果は認められなかった.これらの知見もとづき,
    ソーセージ
    のレオロジー的性質とミオシンBの抽出性との関係について考察した.
  • 豚肉の塩漬に関する研究(第5報)
    塚正 泰之, 福本 憲治, 峯岸 裕, 阿武 尚彦, 赤羽 義章, 安本 教傳
    日本食品工業学会誌
    1991年 38 巻 6 号 484-490
    発行日: 1991/06/15
    公開日: 2010/01/20
    ジャーナル フリー
    ハム,
    ソーセージ
    の品質は塩漬条件ばかりでなく,煮熟条件によっても影響されることから,煮熟条件がハム,
    ソーセージ
    の諸成分や食味に与える影響について検討した.
    塩漬肉を煮熟するときの温度,時間により,
    ソーセージ
    のpH,残存亜硝酸根量,色調,遊離アミノ酸量,食味に種々の違いの生じることが認められた.
    煮熟により
    ソーセージ
    のpHは上昇した.残存亜硝酸根は温度に依存して速やかに減少した.
    ソーセージ
    の色調は亜硝酸塩添加系で優れていた.
    塩漬肉を55℃, 65℃, 80℃で煮熟を行なった結果,試料中の遊離アミノ酸量は,55℃で最も多く,65℃以上では,加熱分解により減少することが認められた.
    煮熟条件をかえて調製した試料の食味について,官能検査を実施した結果,亜硝酸塩使用の有無も食味の評価に影響を及ぼすことが認められた.
  • 杉田 浩一, 山内 清, 大橋 登美男, 水光 正仁, 三浦 道雄
    日本食品工業学会誌
    1993年 40 巻 5 号 339-347
    発行日: 1993/05/15
    公開日: 2011/02/17
    ジャーナル フリー
    切り干し大根のチップから調製した抽出エキス(チップェキス)が亜硝酸塩の代用物として利用できる可能性を,チップエキス添加
    ソーセージ
    の発色,風味および保存性を通じて検討した.チップエキスを用いて調製したポーク
    ソーセージ
    では,4日間の短期塩漬で塩漬肉製品の特徴的色調を発現させるのに十分なNO2一量を生成した.しかし,1%のチップエキス添加ポーク
    ソーセージ
    の場合,加熱後冷蔵中,加熱塩漬肉製品の特徴的色調を保持するためには,還元剤としてアスコルビン酸塩の共存が必要であった.またチップエキスは抗酸化活性を有し,アスコルビン酸塩の共存下で増強された.さらに,添加したチップエキスがポーク
    ソーセージ
    において静菌作用を有することが示唆された.1%あるいは3%のチップエキスを添加したフランクフルト
    ソーセージ
    の味および香りは,無添加あるいは5%のチップエキスを添加した
    ソーセージ
    より好ましかった.チップエキス5%添加
    ソーセージ
    は明白なダイコン様風味を有していた.無硝酸塩
    ソーセージ
    原料にはアスコルビン酸塩とともに1%あるいは3%のチップエキスを使用することが適当であり,加熱塩漬肉製品の特徴的色調と風味の発現を確実にした.
  • 村元 隆行, 井上 朔実, 中井 瑞歩, 鈴木 結子, 木下 一成, 平田 滋樹
    日本畜産学会報
    2021年 92 巻 4 号 471-475
    発行日: 2021/11/25
    公開日: 2022/01/06
    ジャーナル フリー

    鹿挽肉のpHとモデル

    ソーセージ
    の理化学特性およびテクスチャー特性との関係について検討を行った.野生ニホンジカ(n=11)の胸最長筋(M. longissimus thoracis)から挽肉を調製してpHを測定した.挽肉にNaClを混和し,加熱してモデル
    ソーセージ
    を調製し,保水性,色調,およびテクスチャー特性を測定した.鹿挽肉のpHとモデル
    ソーセージ
    のL*値およびb*値との間に有意な負の相関が認められ,a*値との間に有意な正の相関が認められた.また,鹿挽肉のpHとモデル
    ソーセージ
    のクッキングロスおよび付着性との間に有意な負の相関が認められ,凝集性およびガム性荷重との間に有意な正の相関が認められた.本研究の結果から,鹿挽肉のpHが高くなるのに伴って,モデル
    ソーセージ
    の色調および加熱中の保水性が高くなり,また喫食時にばらけにくいと評価される可能性が示された.

  • 加藤 丈雄, 土井 梅幸, 米山 由紀子, 杉本 勝之, 中村 良
    日本食品工業学会誌
    1994年 41 巻 2 号 108-115
    発行日: 1994/02/15
    公開日: 2010/01/20
    ジャーナル フリー
    発酵
    ソーセージ
    などの発酵肉製品を安全に製造するために,食肉及び食品加工品から低温発酵能を有する乳酸菌を分離し,スターターとしての適性と有害微生物の生育阻止について検討した.
    1) 市販牛肉より低温発酵能を有する乳酸菌Lactobacillus sp. SK-1001を分離した.
    2) Lactobacillus sp. SK-1001は発酵肉製品用スターターとしての基本的適性を有した.実験用のビーカー
    ソーセージ
    を用いて検討した結果, Lactobacillus sp. SK-1001は5℃及び10℃で
    ソーセージ
    を発酵できることが認められた.
    3) 低温発酵によって,ビーカー
    ソーセージ
    中のS.aureus, E. coli, P. fluorescensは減少した.また, Lac-tobacillus sp. SK-1001の抗菌活性はその生産する乳酸と微量の酢酸によると推定された.
    4) 試作試験を行った結果, Lacbacillus sp. SK-1001は発酵
    ソーセージ
    及び発酵ハムの低温スターターとして使用できることが認められた.
  • 松谷 康子
    栄養と食糧
    1967年 19 巻 5 号 351-354
    発行日: 1967/01/30
    公開日: 2010/02/22
    ジャーナル フリー
    衛生上または食品保存の必要から, 調理室内または食品などに殺菌燈の照射が行なわれる。
    ソーセージ
    に対しこれが照射を行ないTBA反応値に及ぼす影響について観察し次の如き結果を得た。
    1. 供試品
    ソーセージ
    は専らKハム製ボロニア
    ソーセージ
    を供試した。
    2. 生産工場にて直接に購入したもの7本中TBA反応測定値±~0.15付近のもの5本, 0.6付近のものも2本であった。
    3. これと同様の市販品30本のTBA反応測定結果は殆んど0.5~0.7であった。
    4. これらの
    ソーセージ
    はその部位により若干TBA反応値の相違がある。
    5. TBA反応値平均0.623の
    ソーセージ
    に対し距離26cmにて180分間照射した場合TBA反応値1.323となり約2倍となる。
    6.
    ソーセージ
    に対する照射時間15W日立殺菌燈2本を30分間に一定した場合距離35cm以内では距離の短いほどTBA反応値は増加するが35cm以上では殆んどTBA反応値には影響がない。
    7. 殺菌燈照射によるTBA反応値の変化は表面に限られ, 内部には及ばない。
    8. 赤黄緑などのセロハンにて被った場合TBA反応値に及ぼす照射の影響は殆んどみとめられなかった。
    9. 冷蔵器内に於いて照射したビタミンA含有油中のビタミンAはかなり消失減少するように思われた。
  • 三上 正幸, 川島 寿子, 関川 三男
    日本畜産学会報
    1998年 69 巻 1 号 53-61
    発行日: 1998/01/25
    公開日: 2008/03/10
    ジャーナル フリー
    使用した細菌は,Pediococcus acidilactici P 120, Sthaphylococcus carnosus M 72, S. xylosus2M86, Lactobacillus sake L110, P. pentosaceus P 132の5種類で,これらを組合せた3種類のミックススターターカルチャー(P2M120, PLM230, S51)を用いて非加熱発酵
    ソーセージ
    を製造し,細菌数,pHおよびペプチド•遊離アミノ酸量などについて検討した.非加熱発酵
    ソーセージ
    の製造に当たっては,温度(20→13.5°C)と湿度(90→70%RH)を制御して35日目のものを最終製品とした.一般生菌数は,対照区の0日目において1.1×105/gであったが,スターターカルチャー添加区では5.6×106~1.1×107/gの範囲にあった.熟成3日目には,対照区およびスターターカルチャー添加区の一般生菌数はおおよそ108~109/gとなり,35日目までこの値を持続した.大腸菌群は,スターターカルチャー添加区では3日目あるいは7日目に消失したが,対照区では14日目に消失した.pHは,スターターカルチャーを添加したPLM 230区とS 51区で急激に低下し,3日目で4.8となった.一方,対照区でも7日目にpH 4.8となり,それ以降いずれの試験区においてもpH 4.6~4.8の間を推移した.一般成分値は,対照区とスターターカルチャー添加区との間でほとんど差は見られなかった.水分は0日目から35日目にかけて,60%から25%程度まで減少し,タンパク質,脂肪および灰分は,0日目のものに比べて35日目には約2倍に増加した.ペプチド量はS 51区が,総遊離アミノ酸量はPLM 230区が他のものより高い値であった.官能検査の結果から,PLM 230区が高い評価を得,次いでS 51区であり,対照区は最も低い評価であった.これらのことから,スターターカルチャーを添加しない時でも非加熱発酵
    ソーセージ
    は製造できたが,添加することにより,pHの低下による大腸菌群の抑制,風味や発色などが向上して,より良い製品が出来ることが確認された.
  • 種種の温度での加熱による魚肉すり身のゼリー形成とこれにおよぼす塩類の影響(その1)
    岡村 一弘
    日本水産学会誌
    1961年 27 巻 8 号 748-754
    発行日: 1961/08/25
    公開日: 2008/02/29
    ジャーナル フリー
    Using a fish paste added or not added with pyrophosphate, jelly-formation advancing at a relatively low temperature and Kamaboko-formation effected by two-step-heating, namely, by subjecting the jelly to after-heating were examined.
    1) When batches of raw fish paste added in the one series and not added with pyrophosphate in the other were heated each for 30 minutes at temperatures of 35°, 40°, 45°, …… and 70°C, respectively, a jelly of largest jelly-strength was attained in either series with a sample heated at 45°C, and a smallest jelly-strength was shown by a sample heated at 60°C.
    2) When batches of raw fish paste were heated at a definite low temperature of 40°C, for 20, 40, 60, …… and 320 minutes, respectively, raw fish paste not added with pyrophosphate showed a largest jelly-strength when heating time was 60 minutes, while that added with pyrophosphate showed a greatest jelly-strength when heating time was 40 minutes. With both the batches added and not added with pyrophosphate, when heating was prolonged over said times, respectively, the smaller jelly-strength was arrived at, the longer the heating time.
    3) So far as heating temperature was lower than 70°C, addition of pyrophosphate to raw fish paste had an impeditive effect on jelly-formation, irrespective of heating time and temperature.
    4) When specimens of Kamaboko were prepared by the process of two-step-heating, a maximal jelly-strength was attained under a condition of preheating of 40°C and 40 minutes. For Kamaboko specimens finished by two-step-heating, addition of pyrophosphate to raw fish paste had an impeditive effect on Kamaboko-jelly formation.
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