日本補綴歯科学会誌
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専門医症例報告
咬合高径の低下に対し治療用義歯を用いて咬合再構成を行った症例
北見 恩美
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2021 年 13 巻 2 号 p. 150-153

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抄録

症例の概要:65歳の男性.歯の欠損および歯冠崩壊による咀嚼困難,審美不良を主訴に来院した.咬合支持の減少,咬合高径の低下,ならびに側方運動の障害を認めたため,治療用義歯にて咬合支持の回復と咬合挙上を行い,プロビジョナルレストレーションにて犬歯誘導を付与した後に,最終補綴装置を装着した.

考察:咬合再構成にあたり,プロビジョナルレストレーションと治療用義歯を用いて適切な咬合関係を設定し,カスタムオクルーザルテーブルを用いて正確に最終補綴装置に反映させたことが良好な経過に寄与したと考えられる.

結論:本症例では,咬合支持の回復と,適切なアンテリアガイダンスの付与により,良好な経過を得ることが出来た.

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© 2021 公益社団法人日本補綴歯科学会
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