日本補綴歯科学会誌
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専門医症例報告
著明な下顎隆起を有する患者に対し歯槽骨整形術施行後に補綴歯科治療を行った症例
佐藤 光一
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2022 年 14 巻 3 号 p. 281-284

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抄録

症例の概要:患者は75歳の男性.上下顎全部床義歯を使用していたが,下顎全部床義歯の不安定による咀嚼困難を主訴に来院した.口腔内には著明な下顎隆起が認められ,それに伴うアンダーカットの存在により義歯床の辺縁封鎖が困難な状態であり,維持力が低下していると判断した.歯槽骨整形術の施行後,上下顎全部床義歯を製作した.

考察:下顎隆起を切除し,通法の下顎全部床義歯製作手順により適切な義歯床形態が付与できたため,義歯の維持・安定が得られたことが良好な機能回復につながったと考えられる.

結論:顎堤吸収が軽度で著明な下顎隆起を有する症例では,外科的前処置を検討するべきである.

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© 2022 公益社団法人日本補綴歯科学会
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