抄録
米の食味や稲の特性を研究する場合,籾もしくは玄米に含まれるタンパク含量などの成分を少量の試料により簡易的に分析することは,育種関係者らにとり重要なことである。しかし,少量の試料による測定には,試料全体の平均値に対する正確性(サンプリング誤差)および測定機器の不安定性の問題に不安がある。これらの点に注目して,少量の玄米試料を用いて近赤外分析装置でタンパク含量を求めた場合の正確性および測定精度を検討した。その結果,タンパク含量については,1g程度の玄米試料で実用上問題のない測定精度を得られることが明らかとなった。