セメント・コンクリート論文集
Online ISSN : 2187-3313
Print ISSN : 0916-3182
ISSN-L : 0916-3182
セメント硬化体・モルタルの物性
養生温度が改質したフライアッシュを用いたセメントペーストの水和反応と細孔構造に及ぼす影響
小野本 憲人高巣 幸二小山田 英弘陶山 裕樹
著者情報
ジャーナル フリー

2019 年 73 巻 1 号 p. 118-125

詳細
抄録

フライアッシュ(以下FAと称す)の供給拡大に向け、JIS規格品に限らず品質が比較的ばらつきやすいJIS規格外の企業発電灰を浮遊選鉱法により改質し、改質の前後で性状に違いが生じるかを確認するとともに改質FAが持つ特性を明らかにすることを目的とした。材齢91日の圧縮強度において、FAの違いによらずに大きな差は認められなかった。養生温度80℃の供試体を除くとFA混合の有無及び違いによらず積算温度による圧縮強度推定式で評価できることが確認された。改質FAのC3Sの反応率はJIS Ⅱ種FAと同水準を示し、CH量についてはFA混合が無混合より少なかったが改質による差は見られなかった。供試体の細孔量も改質による差は見られなかった。

著者関連情報
© 一般社団法人セメント協会
前の記事 次の記事
feedback
Top