日本畜産学会報
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一般論文
北海道内の黒毛和種去勢牛における子牛市場出荷時体重と格付形質ならびに画像解析形質との遺伝的関連性
大澤 剛史日高 智宝寄山 裕直加藤 貴之上舘 信幸口田 圭吾
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2008 年 79 巻 2 号 p. 185-192

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抄録
北海道内の子牛市場ならびに枝肉市場で取引された,黒毛和種去勢牛の子牛市場出荷時体重と格付ならびに画像解析形質間の遺伝的関連性を調べることを目的とした.北海道内の子牛市場で取引され格付記録と枝肉横断面画像を持つ黒毛和種去勢牛805頭を分析に用いた.子牛市場時成績として子牛市場出荷時体重,格付形質として枝肉重量,ロース芯面積,ばらの厚さ,皮下脂肪厚,歩留基準値およびBMSナンバー,画像解析形質としてロース芯の脂肪面積割合,全体的な粒子のあらさおよび最大粒子のあらさについて分析を行った.また,過肥の影響をみるために格付形質ならびに画像解析形質の分析には子牛市場出荷時体重を子牛市場出荷時日齢で除した日齢体重 (kg/日) を6つのサブラクス(0.8,0.9,1.0,1.1,1.2および1.3 kg/日)に分類し,母数効果として含め分析を行った.子牛市場出荷時体重の直接および母性遺伝率は,0.15 ± 0.07および0.12 ± 0.07であった.子牛市場出荷時体重と格付形質間の直接遺伝相関は,ロース芯面積,皮下脂肪厚,歩留推定値およびBMSナンバーで負の値が推定された(-0.76~-0.08).画像解析形質との直接遺伝相関も,すべて負の値が推定された(-0.70~-0.34).さらに,脂肪交雑において1.0 kg/日付近の日齢体重が最も望ましい値であることが示唆された.子牛市場出荷時体重の改良を行う場合,これら形質との遺伝的関連性について注意が必要である.
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© 2008 公益社団法人 日本畜産学会
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