ブロメライン溶液への浸漬がウシの3筋肉の硬さおよびコラーゲン含量に及ぼす影響について検討を行った.日本短角種去勢牛(n=4)の内転筋,大腰筋,および棘上筋から調製した筋肉サンプルを40°Cのブロメライン溶液(0.43%)に1時間浸漬させ,80°Cで3分間の加熱を行い,ガム性荷重およびコラーゲン含量を測定した.40°Cのブロメライン溶液への浸漬だけではコラーゲンは溶出しなかったが,その後で80°Cの加熱を行うことにより,すべての筋肉からコラーゲンが溶出した.40°Cのブロメライン溶液への浸漬および80°Cでの加熱により,内転筋および棘上筋のガム性荷重は有意に低下したが,大腰筋は有意な影響を受けなかった.