日本認知心理学会発表論文集
日本認知心理学会第9回大会
セッションID: P2-17
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ポスター発表2(言語・推論・意思決定・社会・コミュニケーション)
画像-単語マッチング課題における上位概念共有効果
SOAの影響
*河原 哲雄
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抄録
山本・河原・大塚(2008)は、基礎レベルにおける継時的な画像-単語マッチング課題(SOAを1500ms、ISIを500msに固定)において、上位概念共有効果はプライムが単語でターゲットが画像の場合にのみ生じることを示した。本実験では、山本らと同じ画像及び単語刺激を用い、SOAを600ms、750ms、1000ms、1250msと系統的に変化させて、判断潜時への影響を検討した。その結果、上位概念共有効果は、(1)SOA=600msでは生起せず、(2)SOA=750msでは画像、単語の提示順序に関係せずに生起し、(3)SOA=1000ms以上ではプライムが単語でターゲットが画像の場合にのみ生起する傾向が見いだされた。
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© 2011 日本認知心理学会
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