日本調理科学会誌
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調理用語の認知度と調理教育効果の検討
鈴木 布由実児玉 ひろみ小川 聖子細山田 洋子村上 匡奥嶋 佐知子松田 康子豊満 美峰子
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2024 年 57 巻 4 号 p. 218-230

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抄録

 管理栄養士・栄養士養成課程中心の4年制大学および短期大学の入学者を対象に,調理用語の認知度の現状と,教育効果を検討するための質問紙調査を行った。

 調理教育前の結果から「炒める」「焼く」など日常的に使用する調理用語の認知度は高く,「石づきを取る」「ゆでこぼす」など食材の下処理にあたる用語や「色煮」「ねじり梅」など使用頻度の低い調理操作の認知度は低かった。

 調理教育前後を比較すると,1年間の調理教育によってほとんどの調理用語の認知度は上昇した。また対象者の自己評価においても技術や知識の定着に高い評価を示していた。

 以上より,調理体験を経ると調理用語が知識として定着し,その認知度は上昇する可能性が示唆された。今後は調理教育の工夫,自宅での調理頻度の向上など知識のさらなる定着のための学習アプローチを検討していく必要がある。

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