抄録
12種のミャンマー米と比較のため8種の日本米について化学組成および調理特性を研究した。これは,我々の知る限りではミャンマー米のいろいろな栽培品種についての最初のレポートを意味する。物理化学的特性の幅はミャンマー産インディカ米のほうが日本産ジャポニカ米よりも広かった。飯の物性は,インディカ米はジャポニカ米より硬く粘らなかった。インディカ米は加水量を増やすことにより粘りを増やすことはできなかったがその柔らかさを増やすことができた。白飯とピラフやカレーの適性に関して官能評価したところ,ジャポニカは白飯として好まれた。一方,インディカ米はピラフやカレーとして好まれた。飯の官能評価による評点は,機器測定値を変数とする重回帰式で表現できた。