2019 年 61 巻 11 号 p. 2510-2517
ダブルバルーンやシングルバルーンなどのバルーン内視鏡の技術により従来は観察が不可能であった小腸の精査が可能となり,現在では広く普及している.バルーン内視鏡の技術と細径内視鏡を応用することで狭窄を超えた内視鏡的アプローチ(Balloon endoscopy and ultra-thin endoscopy method:BUT method)ができるようになっている.狭窄を超えることは病態の正確な把握に有用であるのみならず,止血やイレウス管挿入などの治療にも応用ができる.非常にシンプルな方法であるが,覚えておくと役に立つことがある.今回BUT methodの適応と手技的なコツについて概説する.