2021 年 63 巻 1 号 p. 84-94
自己免疫性膵炎の内視鏡診断の中心的役割を果たすのが内視鏡的逆行性胆道膵管造影(ERCP)による特徴的な主膵管不整狭細像の確認と超音波内視鏡下穿刺吸引生検(EUS-FNAB)による組織診断である.膵管狭細所見はびまん性,限局性のいずれの場合もあり,またスキップして存在することもある.膵病変が膵尾部に限局している場合には,途絶様所見を呈する頻度が高くなる.EUS-FNABによる自己免疫性膵炎の診断能はまだ十分とは言えないものの,穿刺針の改良により以前と比べれば大幅に向上している.