抄録
湖はメタンの自然放出量の6-16%とされており、海洋放出よりも高く見積もられている。しかし、その見積もり幅には誤差が見られ、不確実性が高い。本研究ではメタンが、貧栄養塩湖とされる洞爺湖においてどのような挙動を示すのか、濃度を測定し、湖から大気へのフラックスを求め、温暖化への寄与の度合い見積もることを目的とした。観測結果はメタン濃度と溶存酸素の鉛直分布は同等な傾向を示した。また、近年分布を拡大している外来生物のウチダザリガニがメタン生成に影響している可能性も示唆される。メタン生成過程そして放出過程について栄養塩等の観測結果を用いて議論する。