抄録
近年ミネラルウォーターへの関心が高まっている。現在ペットボトルによる販売と共に、ポット型やカートリッジ型のミネラル浄水器が多く販売されている。それらの多くは水-岩石反応を用いたものであるが、今回我々はよりミネラルを効果的に水に含ませる水-岩石反応の方法を地球化学の視点から考えることにした。ミネラルウォーターの元は雨水である。雨水が地下に染み込み岩石と反応していくことで岩石にふくまれるミネラルが水に溶け込むと考えられる。ここで風化しやすい長石と雨水との反応で、カオリナイトが生成する反応を考える。この場合、二酸化炭素が過剰にあるとNa+やCa2+といった成分が岩石から溶出し水に多く含まれることがわかる。このことから二酸化炭素圧入下での水-岩石反応を用いることでより効果的にミネラルウォーターの水質を調整することを考えた。