日本地球化学会年会要旨集
2010年度日本地球化学会第57回年会講演要旨集
セッションID: 1E01 05-01
会議情報
古気候・古環境解析の地球化学
享保の飢饉は、何故起きたか?:樹木年輪同位体比から見た小氷期の東アジアにおける大気循環の特異性
*中塚 武大西 啓子安江 恒光谷 拓実三瓶 良和
著者情報
会議録・要旨集 フリー

詳細
抄録
享保の飢饉は、享保17年(1732年)に起きた江戸時代の西日本最大の飢饉であり、虫害という特異的な背景を持つ。原因となったウンカは、東南アジアから中国南部を経て、毎年風に乗って日本に飛来する、日本では越冬できない昆虫であり、当時の大発生の背景には何らかの大気循環の変化があったことが推察できる。本研究では、江戸時代の日本全国における樹木年輪セルロースの酸素・炭素同位体比の時空間変動パターンを解析して、当時の大気循環の特徴、及びその日本社会の変動との関係を解析した。
著者関連情報
© 2010 日本地球化学会
前の記事 次の記事
feedback
Top