日本地球化学会年会要旨集
2015年度日本地球化学会第62回年会講演要旨集
セッションID: 1P28
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G14 初期地球と生命起源の地球化学
模擬星間物質への粒子線照射生成物の分子構造分析
*榎本 真吾
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抄録
現在、隕石や彗星等に複雑な有機物が検出されており、それらは分子雲中に存在する物質に宇宙線等が作用して生成した可能性が考えられている。本研究では模擬星間物質への粒子線照射生成物について分析を行った。
CO, CH4, NH3, H2Oなどの混合ガスへ陽子線を照射し、CO, NH3, H2Oへの照射生成物をCAWと呼び、CO, CH4, NH3, H2Oへの照射生成物をCMAWと呼ぶ。
加水分解後のCMAW からはCAWよりも多種類の、炭素数の多いアミノ酸が生成したことが確認できた。またCAW, CMAWともアミド結合を持つこと、CMAWのみメチレン基などのC-H由来のピークを持つことが確認できた。結論として陽子線照射において炭素源にメタンを含む場合、脂肪族炭化水素鎖が形成されやすいことが示唆された。
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© 2015 日本地球化学会
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