2025 年 33 巻 p. 130-133
インラインディジタルホログラフィは,観測体積内に存在する微粒子の位置および形状情報を非接触で記録・再生できるため,粒子数密度分布の計測などの統計解析に有効である.一方で,実運用においては,処理スループットと再構成精度の両立および向上が課題であり,対象系に応じた事前のチューニングも重要となる.著者らは,効率的なデータ処理およびチューニングを支援するため,Gaborホログラフィおよび位相回復ホログラフィに対応した粒子計測用オープンソースライブラリParticleHolography.jlを開発・運用している.本稿では,本ソフトウェアの概要と,これにより可能となる代表的な計測例を示す.