2024 年 24 巻 4 号 p. 4_96-4_108
地震発生後の復旧時間を照査指標とした鉄道構造物の復旧性照査手法を開発した.提案手法は,設計地震動として「設計耐用期間内に想定される幅広い特性を有する多数の地震動」を用い,地震後の早期復旧に直接関係する「復旧時間を照査指標」としている.さらに,提案手法をより実務的に実施可能とするため,あらかじめ多様な条件で計算を実施するとともに,同一の復旧時間となる構造物条件をノモグラムで表示する手法を提案した.提案手法を用いることで,従来の耐震設計と同様の手順で,復旧しやすい構造物の構築が可能となり,結果として地震後の復旧時間の短縮が期待される.