2020 年 46 巻 5 号 p. 227-235
本研究では,岐阜県の自然環境からデンプン資化性担子菌酵母6株を単離した。これら6株のうちGY16株はSaitozyma flava(Cryptococcus flavus),GY73株はUstilago sp.,残りの株はPapiliotrema laurentiiと同定された。GY16株とGY73株はnative PAGEで単一のアミラーゼ活性バンドを示し,アミラーゼ活性の最適温度と至適pHは,それぞれ55℃と60℃,5.0と5.5であった。さらに,GY16株の部分AMY1遺伝子も同定した。これらのことから今回単離したデンプン資化性担子菌酵母は特徴的なアミラーゼ生産株として食品産業に貢献できる可能性をもつと考えられた。