日本食品低温保蔵学会誌
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分割されたブロッコリー花蕾の黄化に及ぼすO2とCO2濃度ならびにエチルアルコールおよびアセトアルデヒドの影響
阿部 一博〓 一平茶珍 和雄
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1995 年 21 巻 4 号 p. 205-210

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抄録
本研究ではブロッコリーの黄化に対する保持環境ガス組成の影響を調べるとともに黄化抑制機構の一端を明らかにした。
保持環境ガスの高濃度CO2ならびに低濃度02条件でブロッコリーの黄化は抑制され, 黄化抑制には低濃度O2より高濃度CO2条件が必要であった。黄化が抑制されたブロッコリーでは過酸化水素含量の蓄積とペルオキシダーゼ活性の増加が抑制された。
保持環境ガス (O2-20%, N2-80%) にエチルアルコール (EA) もしくはアセトアルデヒド (AA) を添加するとブロッコリーの黄化ならびにC2H4生成は抑制されたがCA条件 (CO2 = 10% : O2=5% : N2=85%) の保持環境ガスにEAもしくはAAを加えてもCA条件で黄化が抑制されるので添加による黄化抑制効果やC2H4生成の増加抑制効果はみられなかった。EAもしくはAAの添加はブロッコリーの黄化に関与するペルオキシダーゼ活性の増加を抑制した。
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