日本食品保蔵科学会誌
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収穫後の貯蔵温度が異なる2品種の枝豆におけるグルタミン合成酵素活性とアンモニア含量の変化
松井 年行小杉 祐介奥田 延幸
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2006 年 32 巻 3 号 p. 71-75

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抄録
本報告では, 5℃と20℃に収穫後10日目まで貯蔵した枝豆 (品種, 味源と富貴) のアンモニア含量, 呼吸速度, 莢の色変化との関連で, グルタミン合成酵素 (GS) 活性の収穫後の変化について検討した。
GS活性は, 両貯蔵温度と両品種で実験期間を通してわずかに増加した。アンモニア含量は, 貯蔵10日目で初期の約2倍まで増加した。収穫後のアンモニアの蓄積は, 貯蔵時間に伴って増加した。この現象は, ブロッコリーやアスパラガスのような腐りやすい野菜と同じ傾向であった。これらの野菜のGS活性は, 貯蔵期間中に普通減少するけれど, 枝豆での酵素活性の増加は, その酵素が蛋白合成において, 寄与しているためかも知れない。
5℃の低温貯蔵が, 枝豆収穫後の呼吸速度とアンモニアの蓄積の減少に効果的であり, その結果, 枝豆の莢の色や品質を保持した。
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