澱粉科学
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マルトオリゴ糖のガスクロマトグラフィーによる定量
貝沼 圭二若生 勝雄鈴木 繁男
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1974 年 21 巻 2 号 p. 120-123

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抄録
 長時間,高温(350℃,72hr)でコンディショニングした2%slicone OV-17のカラムを用い,重合度6以下のマルトオリゴ糖をガスクロマトグラフィーにより定量することを可能にした。BROBST,BEADLEらにより,すでに報告されていたTMS-誘導体の調製法を改良し,微量化と同時に短時間で行なう方法を確立し,分析の高精度,かつ迅速化を実現した。本法によれば,ほぼ1~2%の誤差範囲内で,G1~G6の混合物を30分間で測定することが可能である。
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© 日本応用糖質科学会
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