日本看護科学会誌
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総説
我が国の思春期における自己受容の概念分析
中村 裕美永田 明伊藤 桂子
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キーワード: 思春期, 自己受容, 概念分析
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2021 年 41 巻 p. 546-555

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抄録

目的:我が国の思春期における自己受容の概念の構造と機能を明らかにし,その受容過程および周囲の関わり方を検討することである.

方法:分析方法は,Walker & Avantの手法を用いた.辞書,書籍等に掲載されている定義,類似概念との相違を検討後,対象文献より属性,先行要件,帰結を抽出した.

結果:属性は4項目,先行要件は他者からの関わりと自己の内面への意識的な働きかけを含む8項目,帰結は5項目が抽出された.

結論:我が国の思春期における自己受容の概念は,「他者からの関わりや自己の内面への働きかけを受けて,自己を理解し信頼することであり,自己を寛容に受け止め,自己の課題に折り合いをつけることで,他者との関係性や自己の状態の充実がもたらされる状態」であると定義された.また,思春期の自己受容を促していくためには,それぞれの役割や立場に応じた周囲の関わりや発達課題に着目した介入が重要であることが示唆された.

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