日本看護科学会誌
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原著
ジェネラリスト・ナースの卓越した看護実践とその獲得に至る背景
―患者のニーズに応えられたという手応えのある経験のインタビューから
川端 京子池田 真理
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2024 年 44 巻 p. 397-407

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抄録

目的:卓越した看護実践を行うジェネラリスト・ナース(ハイパフォーマー)の看護実践内容とその獲得に至る背景を明らかにする.

方法:所属長の推薦があった16名に半構造化面接を実施し,継続比較分析及び質的内容分析を行った.

結果:【タイミングを図って患者・家族に意図的に介入する】【やり取りを通して患者が納得して主体的に取り組める姿勢を引き出す】など看護実践7カテゴリが生成された.また〔患者の生活に寄り添い希望を叶えることを大切にすることが行動につながる〕など獲得背景5コアカテゴリが生成された.

結論:看護実践すべてのカテゴリに〔患者の生活に寄り添い希望を叶える〕獲得背景のコアカテゴリが関連した.実践の背景として患者を思う気持ちは不可欠であると考える.また卓越した看護実践のカテゴリに関連する獲得背景のコアカテゴリは複数あったことから,ハイパフォーマーの経験の多様性が示唆された.

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