第四紀研究
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後期更新世以降における四日市断層の活動性評価
大上 隆史須貝 俊彦
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2006 年 45 巻 2 号 p. 131-139

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抄録
簡易ボーリング調査, 既存ボーリング資料の収集・解析, 14C年代測定, 地形測量にもとづき, 四日市断層の撓曲崖の地下構造とその成長過程を明らかにし, 四日市断層と養老・桑名断層の関係を検討した. 過去10,000年間における四日市断層の平均上下変位速度は1.2~1.8mm/yrであり, 桑名断層の活動度と同程度である. また, 過去7,000年間における断層変位の累積パターンは, 桑名断層のそれと一致する. さらに, 四日市断層の最近3回の活動時期と各断層イベントの上下変位量は, 桑名断層の最近3回の値とほぼ等しいと考えて矛盾しない. これらのことは, 四日市断層が少なくとも過去10,000年間, 桑名断層と同一の活動セグメントをなしているとの考えを支持する.
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© 2006 日本第四紀学会
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